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塾長の高校生時代を大暴露!受験勉強はとにかく「前倒し」&やりたいことをやろう!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

「塾長はどういうふうに高校時代勉強してたの?」ということをよく聞かれます。

ということで、今回は「高校時代の橋本」について話していければなあ、と思います!

どういうふうに勉強していたのか?入試でアクシデント?などなど話して、「こういうふうに勉強するといいね!」といった話ができればと!

それじゃ、さっそくいってみましょう!

高校入学から爆走!

そもそも僕は熊本出身だよ〜、というのは以前お話したかなと思います。

詳しくはこちらも参考にしてください。この辺の記事を読んでからだとより僕の考え方も伝わりやすいかと思います!

さてさて、熊本には圧倒的実績の県立熊本高校がありまして、それ以外の高校とはだいぶ差があるんですね。

これは公立・私立を問わずそうで、都市圏だと私立高校で頭がいいところもありますが、熊本だとなかなかないんですね。

周りの人には灘高校や久留米附設、ラ・サールとかを受ける人もいましたが、僕は受けず。

そのかわりめちゃくちゃ高校入試レベルの基礎問題をときまくって、ミスを減らすようにしていました。

で、その熊本高校に入学したわけです。

そのタイミングで、中学時代からお世話になっていた地元の塾の高校部にも入りました。

そこは某映像授業の塾(緑色)のシステムを使っていたので、「高校入って頑張るぞ!!!!」とめちゃくちゃ意識高まっていた僕は入学前の春休みからハチャメチャに授業を見まくってしまうわけです。

数学とか英語の予習をゴリゴリ進めていました。

今思えばあまり考えずにやってた割に、世界史とかに手を付けず英数だけ進めていた、というのはよかったですね。

英語・数学は身につけるのに時間がかかる科目です。範囲も広いし、単純な覚えることばかりではないので。

その部分を早め早めに進められていたので、2,3年で早めから入試問題の演習を始められました。

なんかここまで聞くだけでも「勉強ばっかりしてきたんじゃろ?」と思われるかもしれませんが……

部活は卓球部に所属しており、めちゃくちゃ激しいわけではないですが平日は毎日+土曜日午前で練習がありました。

他にも、韓国・シンガポールの人と英語で会議しながら旅行パックのビジネスプランを決める大会に高校2年で参加して、高3で優勝旅行にいってきたり……

(旅行中なのにホテルで世界史の一問一答やってたので韓国の子にcrazyといわれました。)

高校で論文書かされるんですけど、その論文が気に入られてしまい社会科の研究発表会に出たり……

(我ながらやばい思想の論文を書いている。)

なかなか勉強以外もみっちりやってますね。

高2では担任でもない国語の先生に密着取材して情○大陸的な動画を編集、文化祭で放映したり。

高3では体育祭の仮装に全力を費やし、フォークダンスで狙いの女の子にアプローチしたり。

球技大会でピッチャーやって、同点だったのでじゃんけんで勝敗を決めることになり負けて号泣したこともありました。

書いてて恥ずかしくなってきたのでこの辺にしておきますが、要はこういった勉強以外のこともやってましたし、いい思い出になっています

この辺のことが役に立たないとも思わないので、一番伝えたいのはやりたいことがあるなら勉強以外でも全力でやろうねという話です。

ただし、やりたいこともやってそして行きたい大学にも行きたい!となると、条件があります。

それは、どんなに忙しくても毎日勉強すること

人間、いちど勉強を止めてしまうと再開しづらくなります……。

「昨日しなかったけど、今日はたくさん勉強しなきゃ……」となると、なかなか気持ちが入らず、ずるずると勉強時間が減ってしまう……。

そんな事にならないためにも、1日30分でも1時間でもいいので、毎日勉強する習慣だけはつけておきましょう!

勉強を家でしたことはない

部活がある日なんかは、家に変えると絶対寝てしまうので必ず部活終わりに塾の自習室に寄るようにしていました。

もともと家であまり勉強できない人間だったので、塾の自習室や図書室のようにある程度整理されていて明るく、物が少ない環境のほうが快適に勉強できました。

余談ですけど自分の部屋はアホみたいに散らかっていてそもそも勉強するような環境じゃなかったですし、なんか薄暗くて落ち着かないんですよね。勉強を始めると。そんな環境でした。

部活の友人も同じ自習室に連れ込んで、一緒に行くようにすれば流れができて習慣になりやすいですね。僕はそうしていました。

もちろんいつもめちゃくちゃやる気があったわけではないですが、そういうふうにして強制的に勉強する環境に身を置き、それを毎日のルーティンにすることで、毎日2時間くらいは部活をしながら勉強できていました。

19時くらいに部活が終わって学校を出て、塾まで15分程度。友達と晩ごはんを軽く食べて20時。そこから閉館の23時まで勉強したので3時間、というような感じですね。

こんな生活をしていると、何より休みの日や高3になってからめちゃくちゃ勉強量を増やさずに済んだことが一番大きかったです。高1,高2からこつこつ毎日すすめていたからでしょうね。

高1生・高2生で見てくれている人には、ぜひ毎日こつこつ、をおすすめします。

受験直前はアクシデント。

そんなこんなで3年生。部活も引退して順調に勉強をすすめ、東大模試も「まあ合格できるやろ」な点数をとっていたんですが……

よりによって2次試験1週間前に胃腸炎にかかってしまうという痛恨のミス。

ギリギリリカバリーが利くタイミングだったから良かったものの、あと数日ずれてたら死んでましたね。

病床に臥しながら勉強する元気もなく、ただただTwitterで流れる入試までのカウントダウンBotに急かされる毎日でした。

高1から前倒しで勉強してなく、余裕のない状態での受験だったらまずここで諦めていたでしょうね。

なんとか直前のアクシデントを乗り越え、ほぼ直前1週間ノー勉状態で、病み上がり飛行機→入試。

本番には幸いにもいつもどおりに解けたのですが、せっかく東京に出てもうどんそばしか食べられないという状況がいちばんしんどかったですね。前日昼は品川の高田屋でした。

みなさんも体調管理だけは気をつけましょうね。

受験勉強は前倒し派

そんなこんなで東大に受かったので、今こうして塾長をやれています。

自分はめちゃくちゃ体力があるわけでも、めちゃくちゃメンタルが強いわけでも、ましてめちゃくちゃ努力できるタイプでもないです。

「1日14時間勉強!」なんて絶対ムリでした。

なので、どんどん前倒しで少しずつやってたわけですね。

合格に必要な勉強時間が3600時間だとしたら、これを高3からやると1日10時間かかりますね。

僕の場合はこれを無理だと判断して、3年に薄めたわけです。そしたら1日の勉強時間は3時間〜4時間ですね。

1日3時間くらいならやれるかな〜、ということでやってた感じですね。

もちろん人によっていろいろ考え方はあると思いますが、「少しでも楽したい!」という人は逆に前倒しでやってみるのもいいんじゃないでしょうか!と思います。


今回は長々と自分の高校時代について話しました。次回あたりはもっと具体的に「高校時代テスト勉強とかどうしてたの?」とか「どういう参考書で勉強してたの?」みたいな話もできればと思います!

では今週はこのへんで!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

【大学受験】計画を立てる上で最低限守るべきことは?STRUX塾長の高校時代を参考にチェック!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

こんばんは!

学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

前回の記事では、僕の高校生時代についてけっこう話しました。

https://daigakujukensenryaku.com/se-016-column08-highschool/

地味に反響が大きかったので、今回も同じような話をしていこうと思います。

前回、

次回あたりはもっと具体的に「高校時代テスト勉強とかどうしてたの?」とか「どういう参考書で勉強してたの?」みたいな話もできればと思います!

なんて話をしていましたが、夏休みにテスト勉強の話をしても仕方ないなと。

そこで、夏休みに少しでも参考になりそうな「勉強計画」の話をしていこうと思います!

「自分で計画立てて勉強していたの?」

「その日にやる勉強ってどう決めてたの?」

……といった疑問に答えていければと!

それではさっそくはじめていきましょう!


自分が高校生の頃どうやって勉強していたっけ……というのを思い返してみると、あまり計画を立てて勉強するのが好きではなかった記憶があります。

通っていた塾の映像授業もどんどん前倒しで受けて、計画なんて考える暇なくとにかく勉強を進めていましたね。

自分の場合、「他の東大受験生、特に中高一貫の人はどんどん前倒しで数学や英語を勉強しているから、そこと戦うにはなるべく早く基礎を固めきらないと……」という意識が強かったのかなとも思います。

そんなこんなで、「高1のうちに英語の文法・数学1A2Bの教科書レベルは固めきろう」とざっくり考えてすすめるようにしました。

理科・社会は全く触れていなかったですね。

国語は学校の授業のみ。高1のクラスメイトが入学3ヶ月とかで助動詞全部ベラベラ言えるようになっていたので、面白がって競うように自分も助動詞をおぼえていました

「ましか、まる、まし、まし、ましか、まる」とか「られ、られ、らる、らるる、らるれ、られよ」なんてべらべら喋ってたらなんかやばいやつじゃないですか。

その「なんかやばいやつ」になれば面白いのでは?なんて考えてたわけですね。

(あうーなんていう助動詞はありません。画像はイメージです。)

そんなこんなで高1でひととおり英数を固めたので、高2では世界史をスタート。

国立入試って科目数多いので、早めにやらないと終わらないんですよね。

2年生で世界史をはじめられたのは個人的に大きかったと思っています。

早めに始めた分余裕を持って細かい単語や歴史の流れまで覚えられましたし、他の科目を勉強する余裕もできましたし。

で、3年でセンター演習しつつひたすら過去問。

年間のスケジュールとしてはざっくりそんな感じでした。

まあこんなざっくりとしたスケジュール感でしか生きていなかったですし、なんせハイパー前倒しで勉強していたので、計画の重要性がそこまで高くなかったんです。

ここまで計画の話をしておいてなんですが、いま高1で、そこまで志望校と差があるわけでなければぶっちゃけ計画なんて適当で大丈夫です。

受験までの時間に余裕があるので、多少回り道をしても間に合うんですね。

ざっくり「英語・数学>国語>>理科・社会」の優先度で、前倒しで勉強していれば問題ないです。

計画が重要になるのは、どちらかというといま高2・高3の人たち

受験までの残り時間が少しずつ減っているからこそ、人によってはやるべきことを整理して進める必要があるんですね。

ちなみにSTRUXマガジンでは定期的に計画作成のイベントを実施しているので、興味ある方はのぞいてみてくださいね。

無料勉強計画作成会

さて、そんなこんなでざっくりとしたスケジュール感しかなかったので、毎日の勉強についてもけっこうざっくりとしか決めていませんでした。

正直、「きょうどの勉強をしようかな……」と悩むのは時間がもったいないと感じていたので、サクッと「今の時期はこれをやらないとな〜」くらいで決めていました。

高1から高2であれば英単語(学校で配られた単語帳が使いづらかったので自分で鉄壁を使っていました)や数学の基本事項(こちらは学校配布のFocusGoldを使っていました)をやる!と決めていたので、映像授業を見ない時間はひたすらそれを進めていた記憶があります。

このあたりの単語帳やFocusGoldは、目次に「いつやるか?」を決めて書き込んでいた記憶があります。

(そのとおりやったかどうかはまた別の話)

ほかに唯一意識していたことがあるとしたら、科目の時間配分くらいですかね。

高1〜高2であればほとんどの時間を英語と数学に費やしていましたが、毎日どちらも30分でもいいから触れるようにしていました。

特に英語は言語なので、1日でも空けてしまうとなかなか読みづらくなってしまうな、とおもっていたからですね。

これは高3になっても変わらずやっていました。

毎日長文を読むのは大変ですし、そんなに長文の教材があったわけではなかったので、過去に解いた長文の音読などをしていました。

また、長文ができなくても和訳問題(英文問題精講など)やリスニング(キムタツ東大英語リスニング)、英作文(いろいろな大学の過去問)のどれかには必ず触れるようにしていました。

計画で意識しないといけないことなんて、正直そのくらいです。

そしてなるべく毎日の「なにやろう?」の時間をなくすため、この作業をルーティンにしていました。

たとえば、塾の自習室についたら必ず

  1. 映像授業の受講
  2. 英語の長文or和訳
  3. 数学の基本問題
  4. 数学の難しめの問題

の順番でやるようにしていました。この流れが染み付けば、普段から何も考えず、「とりあえず映像授業」「とりあえず長文」というふうにやることが決まっていくので、非常にスムーズに勉強を始められます。

何も考えずに勉強を始められるようにすることで、勉強を始めるのにやる気も必要なくなります。

毎日勉強を続けられたのは、そういったことも要因としてあるのかもしれません。

ぶっちゃけ、この順番はなんでもOK。

僕の場合は数学の問題を解くのは楽しみにしていたので、あえて後回しにしていました。

逆に後回しにしがちな英語長文などは先に取り組んでおくようにしていました。

自分が一番スムーズに勉強できる順番を見つけて取り組むのがいいですね。

まとめると、1日の勉強は

  • バランスよくどの科目も少しでもやる
  • とりあえず順番を決めて、ルーティンにする

という2つのポイントを守っていればいいですね。


さて、こんな感じでざっくり自分の高校時代の計画の立て方、1日のスケジュールの立て方について話をしました。

長期休みでもこの考え方は同じ。

勉強できる時間が長い長期休みだからこそ、適宜休息をとりつつ勉強を進めていってほしいなと思います。

そして、その中でも「毎日、英単語→英語長文→英文解釈→英作文→古文→世界史の順番でやる!」のようにやる順番を決めて、それをルーティンにしてしまう。

すこしでも毎日考えることを減らして取り組んでいくのがおすすめです!

次回は、より具体的な勉強の仕方で気をつけていたこと、特に「単語帳の使い方」だったり「英単語の覚え方」だったりを話せればなと!

では、今回はこのへんで!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

夏休みの英語はこう勉強する!STRUX塾長が実際にやっていた、英語の勉強法

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学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

今回の記事では具体的な夏の時期の英語の勉強法、たとえば「英単語、どうやって覚えていたの?」とか「社会科目は何していた?」「国語はやってた?」とか話していければいいなと思います!

科目毎にみていきましょう!

英語

英語は基本的に以下のことを継続して勉強していました。

ルーティーン

毎日やる系。

  • 単語帳(鉄壁)
  • 英文法(Vintage)
  • リスニング(キムタツ東大リスニングSuper)

日替わり

毎日「どれかを」やる。ローテーションしていく。

  • 英作文(過去問、学校添削)
  • 和訳(過去問、学校添削)
  • 長文(過去問、センター)

それぞれ少しずつみていきましょう。

英単語!単語帳の使い方・覚え方のコツ!

英単語は、基本的に「鉄壁」を使っていました。

「鉄壁」は基本的に「図や語源での覚え方」がきっかけとして載っているので、覚える手がかりをいくつも出した状態で学習できるんですね!

なので、僕は基本的に「めちゃくちゃ書き込む」スタイルで鉄壁を取り扱っていました。

そして、「覚えよう!!」とめちゃくちゃに意気込むのではなく、とにかく何回も繰り返すこと。これが一番大事ですね。

何度も何度も繰り返し見るために、1周目は逆に読み物代わりに読み進めていき、2周目以降しっかり赤シートで隠しながら覚えていました。

鉄壁には「章末テスト」もついているので、そのテストに毎章取り組んでいましたね。

「このテストで●点以上取らないと次に進まない!」と決めて取り組んで、その分しっかり覚えるように気をつけていました。

鉄壁はどうしても単語量が多いので、こうやってこまめに完璧にしていくことが一番のポイント!というわけですね。

さて、鉄壁だとこんな感じで取り組んでいたのですが、鉄壁は使ってないよ!という人が大多数かなと思います。

そういう人でも、ぜひ上記の方法は試してみてほしいです。

ターゲットでも似たような単語はいくらでもありますよね。

そういった単語ほど、なにかこじつけて覚えるとか、接頭辞・接尾辞を利用して覚えるとか……。

そういった工夫をしていくだけで覚え方が大きく変わってきます!

詳しくは「ストマガ」のこちらの記事も参考にしてください。

https://daigakujukensenryaku.com/en-text-teppeki/

英文法

夏の文法はVintageばかりやっていました。

とはいえ、忘れないように……ということが中心ですが。

Vintageはもうゴリゴリに書き込むタイプでしたし、文法パートは特にひととおり勉強したあとに解き始めたので、1発で正解できることも多かったです。

なので、文法パートは書き込んで正解していたら問題ごと大きく斜線で消していました。

こうすれば、正解した問題は2度と解かなくて済みます。

正解できる問題を何度も何度も解く、というのは時間がもったいないです。ひとつひとつ完璧になったら消していきましょう。

リスニング

これは東大受験生ならでは、かな?と思います。

ほかでいうと、一橋大、東京外語大などリスニングが必要となる大学を志望する場合も読んでおくといいでしょう!

何度も言いますが、リスニングは「何度も聞けばわかる!」というものでもありません。

あくまで、きちんと内容が理解できていること、つまりまずは単語文法が理解できていて、スムーズに長文を読めるということが大事です。

逆に言えば、そこがしっかりできていればなるべく早い段階でリスニングの対策を始めましょう。

文法や構文等をしっかり理解できていれば、あとはそれを「実行に移す」つまり「聞けるようになる」=「耳を慣らす」ことが重要になるからです。

僕も正直リスニングについては高3の夏からスタートしました。

(その代わり高3の夏以降は毎日取り組んでいましたが……)

まずは問題を解いて、あとは何回もCDを聞く、ということを繰り返していました。

余裕があればその音声に合わせてシャドーイングをしたり、ディクテーション(書き取り)をしたりしていくとなおよいでしょう!

何より毎日取り組むことがポイントです。

英長文・和訳・英作文

このあたりは毎日やると言うより、「毎日どれかには取り組む」が適切かなと。

というのも、そもそも問題数がそんなに多いわけでもないですし。また、和訳や英作文は自分でやるだけだとどうしようもない添削部分があるので、適度に添削を取り入れつつ回していくのが一番良いかなと。

高校生の時は、学校の先生に添削と問題出しを依頼していました。

和訳系は旺文社の標準(or基礎)英文問題精講あたりから。

英作文は過去問シリーズ。

添削してもらってはじめて分かることも多いので、こういった添削が必要な科目は執拗にでもお願いしましょう。

そういったところで学校の先生をうまく使えるといいですね!


今回は英語の勉強の仕方を書いていきました。STRUXではより細かく、現状の学力に合わせたところから勉強をすすめるための計画に落とし込んでいます。「添削してもらう」というところや単語帳の使い方などは、ぜひ参考にしてみてください。

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

数学・国語の勉強は?STRUX塾長・橋本がやっていた国語・数学の効率的勉強法

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学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

別の記事で、具体的な「英語の勉強の仕方」について、自分が高校時代やっていた勉強法をもとに書いていました。

今回は前回あまりお伝えできなかった「数学」「国語」の勉強について!

科目毎にみていきましょう!

数学

数学は基本的にはどんどん入試問題を解いていくスタイルでした。

ルーティーン

毎日やる系。

  • 映像授業+学校授業予習(教科書・高1まで)
  • FocusGold(高2まで)

日替わり

こちらは、日によってやったりやらなかったりでした。

  • 入試問題(過去問、学校添削)

それぞれ少しずつみていきましょう。

数学はさっさと終わらせる!

昔の記事で、数学や英語は予習をゴリゴリ進めていた!と話しました。

基本的に予習ベースで進めていたので、学校の授業は復習。

  1. 映像授業で新しい範囲を勉強する
  2. やった範囲の教科書例題・練習問題を解いて定着させる
  3. 教科書例題なので授業で解説してくれる。わからなかったところだけ授業をしっかりきく

……というようなやり方で勉強をしていたので、学校の授業も全部聞いていたと言うよりわからない部分だけ聞いて、分かる部分はどんどん予習を進めていましたね。

高1の12月ごろになると映像授業を全部見てしまい、1A2Bの範囲が全部終わってしまいます。

そこからはFocusGold(青チャートなどでもOK)のアスタリスク(*)3と4をずっとやり込んでいました。

青チャートなら時計?コンパス?マークの3以上ってところですかね。

こうすることでどんどん数学の解法パターンが身についてくるので、あとから焦ることなく勉強を進めていくことができます。

FocusGoldの問題がある程度解けるようになってきたら、いろいろな大学の入試問題に取り組んでいくといいかなと。

僕の場合は、熊本の教育界では有名なおじいちゃん先生がやっている数学塾でひたすら過去問を配られたのと、学校の先生に頼んで面白い過去問を週に1回程度出してもらっていたのとで、自分で過去問を探しながら勉強する必要はありませんでした。

だいたい、難関国立大の問題であれば北は北大、南は九大まで一通りやっている気がします。

過去問のチョイスなんて所詮そんなもんですが、とにかく食わず嫌いせずいろんな問題を解くようにしていました。

参考書を活用するのであれば、数研出版の「入試問題集」シリーズか、「良問プラチカ」あたりでいいかと思います。

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自分の場合は結局最後まで「大学への数学」系統はやりませんでしたね。理系の人はまた勉強の方針が大きく変わってくると思うので、理系の人に聞いてください(笑)。

国語

こんなに数学の話をしていながら、そもそも文系ですし、数学がめちゃくちゃできたかと言うとそういうわけでもなく、入試は総合力で受かったようなもの。

とはいえ国語だけはどうしようもなく、そんなに勉強時間はかけていませんでしたし、参考書も使っていませんでした。

やっていたこととしては

現代文

  • 特になし

古文

  • 助動詞を早めに覚える
  • ひたすら古文単語を覚える
  • 学校の予習がてら品詞分解

漢文

  • 学校の予習がてら句法の勉強

基本的に国語はテスト勉強で事足りていた気がします。

古文だけは、助動詞と古文単語をしっかり覚えるようにしていました。

ただ、古文単語はなかなか覚えられず……

ニュアンスでざっくり覚えればいいや!と最後は割り切ったり、あえて英単語と関連付けて覚える、なんてこともやっていました。

忘れてしまったのでもう例を出せませんが……

そんなふうに無理にでもこじつけて覚えていました。

あとは学校で「古文の現代語訳」の予習が課されていたので、ひたすらそれをやりながら「品詞分解」をしていました。

よく「全文訳はじかんがもったいない、やってはいけない勉強法」といわれます。もちろん全部律儀に訳していたんじゃ時間がかかりすぎですが、ぱっと読んでわからないところだけしっかり訳に残しておき、これも学校の授業でわからないところとしてそこだけしっかり聞くようにしていました。

更に品詞分解や助動詞の識別あたりは時間がなくても最低限やっていましたね。

漢文も同じようなイメージ。句法や重要単語などの部分だけしっかり見るようにしておきました。

地道にこうやって勉強を重ねていくことで、基本的な「読む力」がついてくるわけですね。

特に古文漢文で重要な「スムーズに読む」ための力、古文で言うと助動詞の識別や品詞分解、漢文で言うと書き下しや句法が自然と身につくわけです。

学校の予習や課題が多くて大変!という人も、こういうふうに予習内でやり方を工夫してみると受験に繋がりやすいですよ!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

【世界史・地理・理科基礎】STRUX塾長がやっていた勉強法は「学校の授業を利用」?

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学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

今回は「社会」や、センター試験でしか使わない科目の具体的な勉強方法について話していければ。

今回も科目毎にみていきましょう!

社会

社会は高校2年からスタートしました。

なるべく早く全科目を終わらせて、入試演習に入りたい!ということがあったので、英語や数学の基本は1年のうちに固めたよ〜、ということはすでにお話したと思います。

英語や数学など優先すべき科目の勉強がある程度済んだ段階で、社会(自分であれば世界史)の対策に入りました。

やっていたことを時期別に挙げるとすれば、以下の通り。 高2 映像授業で通史を一通り勉強する 学校のテストごとに満点を目指して復習する 高3前半(〜6月) 映像授業でやった範囲をとりあえず書いてみる、一問一答や書き込み教科書で復習 高3後半(夏〜) 論述の過去問演習

使っていた参考書としては

  • 詳説世界史(教科書・山川)
  • 世界史B(教科書・東京書籍)
  • 塾の映像授業
  • 書き込み教科書世界史B(山川)
  • 東進世界史B一問一答(東進)

といった感じ。これに論述問題を学校で添削してもらう、という形で「THE・東大志望」な対策でした。

教科書が2つあるのは、論述対策。

当時の東京書籍の教科書は東大の先生が主な監修をしていて、論述で使われるテーマや表現がそのまま使われていることが多かったので、学校でまとめて購入してもらえたんです。

(最近は改訂されてしまっているので、そこまでする必要はないでしょう)

何より大事なのは、まず最初にも述べた「英数優先」の鉄則。高2になっても、まだ英数を固めきっていない、やっと受験勉強始める、という場合は絶対に社会に手を付けないでください。

もしそれでも「あまりにも社会できない……」という不安があれば、歴史漫画や「中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる」のような文庫本を暇なときに読みすすめるとか、学校の定期テストで毎回満点を目指すとか(これはテスト前しか勉強してはいけないよ)をするといいです。

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実際に勉強をすすめる中で気をつけていたことでいうと、その都度単語を復習すること、そして定期的に復習することですかね。

難関大志望者は、学校より先の範囲を予習することが多いと思います。

(というか、そうでもしないと学校の授業が入試までに終わりません。僕が通っていた高校は県内では進学校でしたが、世界史はソ連が崩壊しないまま終わりましたし、日本史は1回の授業で織田信長も豊臣秀吉も死にました。)

その予習にはTryitやスタディサプリ、塾の授業などを活用してほしいのですが、ただ授業を受けるだけでなく、必ずその都度単語や歴史の流れを復習してあげてください

『詳説世界史ノート』や『書き込み教科書』などを、授業を受けた直後に穴埋めして見るだけで十分です。

予習を済ませておけば、あとは学校の定期テストごとに改めて範囲を確かめていくだけで十分な復習になります。

これは、焦って論述を対策する前にかならず完璧にしておいてほしいな、と思います。

そんな一方で、論述の対策は大してしていませんでした。

まあ、歴史の流れや用語の説明だけならしっかり理解しておけば書けるようになるやろ、と思っていましたから……。

もちろんある程度用語の説明ができるかどうか、というところは意識するようにしていましたが、特別「書いてみる」ということをやったのは実際の過去問演習以降です。

論述はただ事実を書くのはもちろん、歴史の流れを踏まえて変なことを書かないことが大切です。

宗教対立が原因とか、主権国家の成立に寄与したとか、いろいろ書きたいことはあるはずですし、もちろんそういったこと(歴史上の意義など)が聞かれることも多いので書けるようにしておくべきです。

ただ、聞かれてもないのにそれを書いて、しかもそれが間違っていた……なんてことになると本末転倒。

「聞かれたことに答える練習」をしながら、「歴史上の意義」「影響」などまでしっかり理解していくことが重要になります。

この辺の論述には必ずといっていいほど「頻出分野」があるので、ぶっちゃけそのへんさえしておけばOK、って感じです。

ちなみに東大は2次試験で社会が2つ必要なんですが、もう一つの「地理」は大して勉強しませんでした。本番の点数は察してください。

やっていたのは「論述の過去問」「センター過去問」「息抜きに資料集を見る」くらいでした。

もともと資料集読んだりするのは好きだったので、パラパラめくりながらコラムの部分を見ていました。

使っていたのは「地理の研究」ってやつ。

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コラムが細かいので楽しいです。受験にもそこそこ役立ちますが、地理の論述を選ぶのは東大か一橋くらいだと思います(それ以外は選択肢にあっても選ばないのが得策)。

センターでしか使わない科目

自分の場合は文系だったのですが、理科基礎が入試でやっと始まった頃でした。

そのため過去問も何もなく……模試の過去問などをつかいながら対策するしかありませんでした。

やっていたこととしては、学校の授業を真面目に聞くことと、テスト勉強をきちんとすることくらい。

それ以外はぶっちゃけ直前のセンター(模試)過去問くらいでした。

時間をかけられる科目ではないからこそ、よっぽど学校の先生が嫌いでない限りは学校の授業で対応していくことが望ましいです。

「センター科目は直前でいいや〜」とついつい後回しにしてしまいますし、すでに高3であればそれより優先すべき科目が多いのでそれでも仕方ないです。

ただ、センター試験(共通テストも同じ)が入試で必要になる人の多くは、2次試験の科目も多いですよね。

2次試験の対策を心置きなく直前にできるためにも、早め早めに余裕があればセンター科目の対策もしておくのが望ましいです。

普段の勉強時間は英語や数学に回して、学校の授業内やテスト期間での勉強でセンター科目を補完する、というのが一番おすすめです。


……とまあ、こんな感じでしょうか!

理科社会で僕がやっていた勉強について話していきました。参考にできるところは参考にしてみてください!

その一方で、「もう高3だよ!」みたいな人も多いですよね。「もっと早く教えてよ!」という人もいるだろうし、そもそも勉強のペースや出来るようになるペースは人によって違います。

だからこそ、STRUXマガジンの他の記事も是非参考にしてくださいね。

毎週土曜のラインライブや東京で実施している「無料勉強計画作成会」では、個別に相談も受けているのでぜひ!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

【共通テスト国語】記述試験はどんなもの?解いてみた感想と解き方のポイント

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学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

お気づきの方も多いと思いますが、「ストマガチャンネル」という名前のチャンネルで発信しています。

今後どんどん動画をUPしていく予定なので、お楽しみに!

今回の塾長連載では、先日撮影した動画のなかから1つ、ダイジェストでお送りしようと!

それは、ずばり共通テストの国語

近日中に公開するので、お待ち下さい!

現在すでにアップされている共通テスト動画はこちら↓

今日は、この撮影で実際に解いた「共通テスト国語」の記述試験と、解いた後日談をお伝えします!

★追記

解いてみた!の動画をアップしました。是非見てから読むとよいかと!

共通テスト国語の「記述問題」を解いてみた!その感想

以前の記事では、変更点のみお話していました。

その中でも、「記述試験が登場する」という話をしていたとおり、共通テストでは「国語」と「数学1A」に記述式試験が登場します。

数学には記述導入をとりやめる数式のみを記述させるかも?なんて噂もありますが……)

国語に関しては、次のような問題が出ていましたね。(大学入試センターが掲載するプレテストから引用)

引用元:平成30年度試行調査_問題、正解等_1111|大学入試センター

問1:【文章I】の傍線部A「指差しが魔法のような力を発揮する」とは、どういうことか。三十字以内で書け。

問2:「ヒトはどのように言語を習得していくのか」という問題について考えを進めたまことさんは、【文章I】の傍線部B「初期の指差しは、言語習得のひとつの重要な要素をなしている」ことについて、【文章II】に詳しく述べられていることに気付いた。そこで、【文章II】の内容を基に、子どもが「初期の指差し」によって言語を習得しようとする一般的な過程を次のようにノートに整理してみた。その過程が明らかになるように、空欄に当てはまる内容を四十字以内で書け。

3は割愛します。長い。詳しくは動画を見てね。

今回はこの問1、問2、問3を解いて書いてみたので、それぞれ解いた感想と「求められそうな能力」をお伝えしますね。

問1:内容説明

問1は、問題形式としてはふだんのセンター試験や共通テストと同じ「どういうことか」の問題

根拠は比較的かんたんに拾うことができたので、今のセンター試験評論で40点以上取れる!という人であれば、同じ解き方でしっかり根拠を拾えれば取れる問題かなと。

とはいえ、一つ面倒だったとしたら「30字以内」という字数制限かな。

正直、もう少し字数が欲しかったところ。解いている動画の中でも話していますが……。

おそらく出題意図としては「魔法のような」の比喩表現をしっかり説明できるか?というところにあったはずなので、そこさえ適切に言い換えられてればOK、というこの文字数制限だったのでしょうが、それにしては少ない気もしますし、字数制限は本番までにより適切な量に調整されることを期待したいなと思った次第。

記述問題の字数制限は、「どのレベルまで根拠を拾えばいいか?」のヒントになるのでしっかり使ってあげてほしいですね。

問2:内容説明(要旨)

問2はまことさんのノートを埋める問題。

ぶっちゃけ問1より簡単っちゃあ簡単です。本文で同じことを述べている箇所を探すだけなので。

さらに今回は、文章構成とまとめノートの構成要素がほぼ同じだったので、まとめる範囲さえ見誤らなければさらっと書けた問題かなと思います。

逆に言えば、この問2は落とせないですね。

こちらも基本的には文章の構成がしっかり読み取れていれば何も考えずに解ける問題なので、解いて特段難しいな、と感じることもありませんでした。ただ、今までにない問題形式ではあるので、解き方に慣れておく、ということは必要そうでした。

ただ、こちらも字数制限が少し気になったかなと。逆にこちらは余る、という意味で。

40字以内と設定されていますが、正直文章と文章の間を埋める問題なのでそこまで書くことはない。引き伸ばして34文字くらいが限界でした。

字数がそもそも少ない分、ある程度この「字数のざっくり感」は仕方ないところもあるのだと思いますが、解いてる側は不安になりますね。ちょっと。

問3:内容理解・論述

問3がいちばん解きにくいといえば解きにくいかもしれません。実際解いていくときも、注意深く条件を読んでいかないと聞かれていることから外れそうになるので、集中力が求められます。

まあ、なんせ4つも条件がついているので、書くことはだいたい絞られるんですが、この条件を見逃さないように丁寧に書いていくのがどちらかというと大変でしたね。

条件が多い分初見でも比較的解きやすいものにはなっていますが、それでも本文中に根拠を求める部分はしっかり相同表現を探して根拠を拾うようにしないといけないので気をつける必要がありました。

こちらは字数制限も80字〜120字と幅が広く、これだけ文字数があるとだいぶ調整もしやすいので書きやすいですね。

動画の番外編!答えを見てみた

動画撮影後、公表されている模範解答を見ました。

そもそも「記述式ってどうやって採点するの?」と思われる人も多いと思うので、軽く説明しておきますね。

参考までに、これは問1の解答基準。

出典:解答

このように、「この要素が入っているか」という点での基準が3つ示され、それらをいくつ満たしているかによってaからdの4段階で評価がなされます。

全3問をこの段階で評価し、「問1、問2がaで問3がb」だと全体でA評価、「問1がa、問2がb、問3がc」だと全体でB評価、のように、以下の表に従って決定されます。

こうして、記述問題(全体の「第1問」)は他の問題(第2問〜第5問、今まで通り現現古漢で200点)とは別に計算されるというふうになります。

で、自分の作った解答と答案を見比べてみた感想としては、点数としてはしっかり取れていそうだというところ。塾長のプライドは保たれましたね。

採点基準を見る限り採点基準もだいぶ画一化されており、最低限の条件をしっかり拾っていけばA判定は取れるような感じでした。

まあ、「この書き方は基準①に当てはまっているのか?みたいな基準の揺れは必ず発生するでしょうし、そういう点では実際に採点すると大変そうな気もしますが、これくらいのゆるい基準であればまあ解く分にはそこまで物怖じしなくても良いのではないでしょうか。

そうなってくると今度は「なんで記述やってんの?」なんて話になってきますが……

どういう対策をすれば良さそう?

総じて見てみると、「普段の勉強」そのものは大きく変える必要はない(問われている「文章の内容を正確に読み取る力」はかわらないので)ですが、共通テスト向けに「どう解くか?」はしっかり対策しておく必要がありそうです。

記述の問題では特に、「今まで記述の対策なんてしたことない……」なんて人も多いでしょうし、記述ではこういうふうに解くべき、といったセオリーは固めておく必要がありますね。

さらに、問いそのものも単純な「どういうことか」「なぜか」の問題ばかりではなく、ノートをまとめさせるような問題が多いので、記述に慣れている人でも似た問題に一度触れておくことをおすすめします。

実際、2次試験の記述問題や現行のセンター現代文で9割ほど取れるような人であれば、この形式であってもあまり悩まずに点数を取れる気がします。いずれにせよ、一度問題に目を通しておくことで安心して解けるようになるでしょう。

まだまだ基本的な現代文の力が不安であれば、まずはセンター試験の過去問から……でも十分対策できそうです。


とまあ、こんな感じで共通テストを解いてみました。今後も定期的にこういった「動画撮影の裏話」的な、動画とリンクした記事を書いていけるといいかなと思っています!それで次回もお楽しみに!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

塾長が伝える英単語の「タイプ別」覚え方!これさえやれば単語はバッチリ!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

みなさん文化祭や体育祭の期間は準備で勉強が進まないので、ちょっとやだな……なんて人もいるのではないでしょうか?

そのへんの話はTwitterでちらりとしていたので、ぜひ参考に。

こういう文化祭に出させられる場合の対応としては

・諦めて文化祭を楽しむ分、他の日でハチャメチャに勉強する
・3年の文化祭でも楽しめるように1、2年から余裕を持って勉強しておく
・文化祭の裏でコソコソ勉強する

現実的なのは1、一番いいのは2と3 — 橋本拓磨@STRUX塾長・高校生向けアカウント (@struxhashi) September 5, 2019

ツイートでは受験生向けに話をしましたが、1・2年生だって文化祭や体育祭に全力投球する中でやってほしいことはあるんですよ?

それは、毎日少しずつでも勉強すること。

人間、一度やりたくないことをやる時間がゼロになると、そこからまたやろうとなったときにしんどいです。

「やりたくないことをやらなくていい」という味を占めてしまったからですね。

とはいえ文化祭や体育祭の期間中になかなか勉強に身が入らないのも事実……

そういうときは、英単語だけでも覚えるようにしましょう。

ちょうど先日、英単語の勉強法についての動画を撮影したので、今回はそれも交えて「英単語はどう覚えればいいのか?」「ぶっちゃけどの単語帳を使えばいいのか?」実際の生徒さんの事例を交えながらお伝えしていきます!

↓動画はこちら↓

英単語はこう覚えろ!鉄則

詳しい話は英単語の記事にかかれているので、それを参照にしてほしいんですが、ここでも改めて確認しておきましょう!

英単語を覚える鉄則は、

  1. 短期間で何度も繰り返す
  2. 必ずテストをする
  3. まずは赤字の意味だけ覚える

の3本建て。記事や動画では触れられていない記憶のメカニズムも交えながら話していきます。

1.短期間で何度も繰り返す

いちばん大事なことは、とにかく「何度も繰り返す」こと。

それも、ただ繰り返すのではなく、1週間や1ヶ月などの短いスパンの中で何周もすることが重要です。

というのも、人間が記憶を「短期記憶」から「長期記憶』に移行させるには、何度も短期間に繰り返し触れることで情報の重要度を高める、かつ完全に忘れてしまう直前に思い出すことで重要度を高めることが重要だからです。

今回はターゲット1900を例に話していきます。

いちばんよくお話している基本スタイルは、

  • 1周め:1日1時間100単語(19日で1900単語)
  • 2周め:1日30分100単語(19日で1900単語)
  • 3周め以降:とにかく間違えた単語を中心に回す。

というパターン。このようにやるだけでも、いちどやった単語は1ヶ月以内に2周めに入れるので、忘れ去ってしまう前にとりくむことができます。

もちろん人によっては、こんなに期間をあけると忘れてしまう……という人もいます。

実際の生徒さんでも多いので、流石にこんな感じですべての範囲をぶっ通しでする人は多くありません。

そういった場合におすすめしているのは、単語帳をいくつかのレベルに分けること。

例えば、ターゲット1900であれば

  • 1-800:入試基礎
  • 801−1500:入試標準
  • 1501-1900:入試応用

といった具合に分かれています。

この範囲ごとに完璧にしていくのがちょうどいいですね。

たとえばまずは1から800までを完璧にする、というふうにすれば、8日で1周終わります。

つまり、約1週間で1周、2週間で2周おわることができるんですね。

より短い期間で繰り返すことができるので、人によってはこちらのやり方のほうがスムーズに覚えられます。

全範囲で見ても結局は全範囲をやりきるのにかかる時間は変わりませんし、特に1501以降の単語はMARCHの難関大(立教、青学など英語が難しいところ)や早慶、国立大志望でなければやらなくてOKなくらいなので、この順番で覚えなきゃいけないところから確実に覚えられるという点でもメリットが大きいです。

暗記の出来不出来にはもちろん個人差があります。長期記憶に定着しやすいかどうか、記憶したものを思い出しやすいかどうか、ということはワーキングメモリによるのですが、このワーキングメモリの強さが人によって違うので、どうしても「すぐに忘れちゃう」という人も出てきます。

そういう人は、もっと頻度を上げることがおすすめです。

なかなか覚えられない……という人は、「2日間かけて同じ範囲を2周する」ということをおすすめしています。

  • 1日目に1-100を1周する
  • 2日目に全く同じ1-100をもう1周する
  • 3日目に101-200の1周目……

これをぐるぐると繰り返していくわけですね。

つまり、1日目に100単語、2日目に同じ100単語を、というふうにすることで、前日やった単語をより完璧にしてから先に進むんです。

長期記憶により定着させるシステムにはいくつかの説があるのですが、その暗記法の一つに「間隔反復」というものがあります。

はじめに覚えるタイミングから何周もするにつれて徐々に反復する時間間隔を広げていく方法で、第二言語習得の文脈で出てくることが多いです。

効果についてはまだ検証しきれていないところがあるのですが、人によって多少なりとも効果があるということは実験でわかっています。

また、この実験でも、記憶があいまいなはじめのうちは間隔を詰めて覚え、だんだん間隔を伸ばしていき、忘れる直前に思い出し直すという分散学習が良いとされています。

このように、はじめこそ「短期間で」2周めに取り掛かるというやり方が記憶には有効だとされているんですね。

これを最大限活用するのがこの「1日目と2日目に同じ単語をやる」というやり方。

これでも不安な場合、週の終わりにその週にやった単語を再度すべてテストするようにすると、1週間で300単語を3周でき、確実に暗記を進めることができます!

暗記に苦手意識がある人は、こういったやりかたもぜひ!試してみてほしいです。

ぶっちゃけ、どの単語帳がおすすめなの?

こちらもよく聞く話。

普段の動画や記事ではあんまり話さないことなので、これを機にしっかり話しておければと思います。

結論から言うと、使いにくいと思わなければどの単語帳を使ってもOKです。

このサイトや学習塾STRUXではターゲット1900を推奨していますが、これはターゲット1900が一番クセがなく、オーソドックスであるからにほかなりません。

ターゲットシリーズであれば1200、1400とレベル分けもしっかりされているので、取り組むレベルさえ間違えなければそれだけでどんな大学も対応できる力を持っています。

とはいえ他の単語帳にも使いやすいものがたくさんあるので、いちばんは「自分が使いやすい!」と思うもの、かつ「レベルが合っている」ものを使ってあげることです。

……ただし。

いくつか「取扱注意」な単語帳もあるので、それだけ「使い方」に気を配ってあげてください。

今回はそれらを紹介して終えたいと思います。

取扱注意単語帳①:速読英単語

レベルとしては悪くないですし、いろんな学校でも採用されているので使っている人も多いのではないでしょうか。

ただ、いかんせん速読用教材とドッキングしてしまっているため、

  • 単語の質や重要度、頻出度がバラバラ
  • 「単語を覚える」ことに特化しきれていないので使いにくさを感じやすい

あたりが難点として挙げられます。

実際、単語量としても物足りなさがありますし、どうしても長文の内容によって偏ってしまい、却って覚えにくい現象が起こっていることもしばしばです。

そもそも単語を覚える時点ではあまり長文が読めない、なんて人もいますし、そういう人にとっては「速読」パートはあまり意味がなくただの単語帳になってしまいます。

もちろん「速読」の教材としては非常に優秀なので、速単が使いにくいな……と感じている人は思い切って他の単語帳に切り替え、速読英単語は速読用教材として使っていくのが良いです。

取扱注意単語帳②:鉄壁

まあこの単語帳に手を出す人は東大志望もしくは旧帝大・難関大志望の人が多いと思いますが……

くれぐれものめり込まないように注意しましょう。

鉄壁は僕も愛用していた問題集ですが、ぶっちゃけあれをすべて完璧に覚えようとするのはお門違いです。

鉄壁は同じ単語の形容詞系、名詞系も並べて意味が書いてあることが多く、それで単語数が増えています。

つまり、いつものように「1日100単語」ペースでやると同じような単語ばかり覚えてしまうことになるんです。

鉄壁であのように同じ単語の名詞系・形容詞系を並べる意図としては、単語を丸暗記せずとも、接頭辞や接尾辞、なんとなくの意味で推測できる力を養うことが大きいと思っています。

つまり、ハナからすべて覚えるように設計されているわけではないということです。

実際僕が使っていたときも、全単語は覚えられませんでした。

その分単語に対する感覚、意味の捉え方は養えたように思います。

それこそ1周目は読み物感覚でただただ読んでいくのがおすすめです。

2周目以降しっかり覚えていきますが、東大を受けるレベルであれば各章のテストで満点を取る必要も、難単語のページを覚える必要も全くありません

最後半の「難単語」は外語大や一橋大志望の人が取り組むといいかな、と思います。

なんどもいいますが、のめり込みすぎないことが重要です。

ぶっちゃけ、単語帳については挙げればきりがないのでこのあたりにしておきます。

「この単語帳どうなの?」ということについて聞きたい人は、Twitterで聞いてください。


さて、今回は英単語についてたくさんお伝えしました。

もっと詳しいセオリーや覚え方はこの記事でもじっくり話しているので、参考にしてみてください。

英単語はすべての基本!忙しい時期だからこそ、しっかり単語だけでも学習を進めていきましょう!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

今までの暗記、ホントに合ってる?推薦対策や定期テスト前にも使える『記憶のコツ』とは?

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

学習塾STRUX塾長の橋本です。

皆さんはこんなこと思ったことはありませんか?

「受験勉強に集中したいけど学校の定期テストが面倒だなぁ」

コツコツと早くから受験勉強している生徒ならなおさらです。
 

 
ですが、だからといって不用意に学校のテストを落とすわけにはいきませんよね。

確かに定期テストは学校独自の形式なので『入試に慣れたい!』という意味合いでは少しずれるかもしれません。

しかし、それまでに習った知識を定期的に確認するのは大切なこと!

参考書の勉強でもインプットと定期的なアウトプットを繰り返すことで、自分の実力を測ることがあります。

模試もそうですよね。定期的に受けることで、自分が今どの位置にいるのかがわかる大切な機会です。

定期テストもそれと同じ意味合い!自分が、『どこまで教科書の内容を理解しているのか?』を把握することは決して無駄にはなりません。

それに、短期的な目標を定めるということでも定期テストは有効です!

良い得点が取れればそれだけしっかり身についている証拠。これほどわかりやすい指標はありませんよね。

得点が悪ければ『次はどうしようか?』という目標も立てられるので、受験に直接結びつかないからテストはちょっとなあ……と考えるのは早いですよ!

それに、推薦入試等で大学入学を狙う受験生にとっては、定期テストも非常に重要な要素の一つ。三年間の積み重ねが合格に結びつくので毎回の定期テストもおろそかできません。

推薦入試を活用する上でも、普段の勉強の成果を確認する意味でも、定期テストというのは重要なのです!
 

 
このような感じで、色んな場面で力になる定期テスト。

今回はその中でも、推薦入試も見据えた定期テストの乗り越え方をご紹介します!

そもそも推薦入試にはどんなものがあるの?

推薦入試自体にはいくつか種類がありますが、最も定期テストの結果が重要なのは『指定校推薦』です!

指定校推薦を含めて、推薦入試についてはコチラの記事でご紹介しているのでご覧ください。

 
簡単に書くと、推薦入試には主に五種類あります! 指定校推薦 定期テストの点数を含めた内申点が最重要視される 公募制一般推薦 定期テストの点数が重視される。指定校推薦とは違い、大学から指定された高校でなくとも出願できる 公募制特別推薦 学力以外のものが重視される。生徒会活動・部活動の実績など 自己推薦 学力以外にものが重視される。どの高校からも出願でき、校長先生からの推薦が入らない AO入試 入学後のポテンシャルを重視される。『大学で何をしたいか?』『大学が求める人物像に合っているか?』などが求められる

一口に『推薦入試』と言っても、自分に合わせた選択をする必要性があるのですね。

この中でも『指定校推薦』は、特に定期テストの点数や内申点が重要です!
(参考URL:https://aosuisenn.com/entry/2019/02/17/010442

それはなぜでしょうか?
 

 
指定校推薦の一番の良さは『学内での枠を勝ち取ってしまえば志望校にほぼ100%合格できる』という点です。

 
しかし当然そんなに簡単な訳がありません。それはなぜでしょうか?

大学から高校に許可される指定校推薦の入学枠は、毎年だいたい決まっています。

だいたい1〜10枠くらい。ですが、1枠だけという高校が圧倒的に多いです。
参考:https://chukou.passnavi.com/joho/shitei-tokyo
 

 
この枠に対して、高校の一学年はだいたい200人前後。

全員が指定校推薦で受験するわけではありませんが、それでもたった数枠。

これを勝ち取るのは簡単ではありません。

高校側としては、わずかな枠の中に「高校の代表」として生徒を送り出すため、当然学業に自信のある者を入れたい。

しかも、学生の大学入学後の態度によっては来年以降の指定校枠が減らされることもあるため、真面目に勉強してきた学生を送り込みたいと思うのは当然ですよね。
(参考:https://lifechangex.com/siteikousuisen

そのため、多少部活で実績があっても、評定平均や生活態度がちょっとでも悪ければ推薦が許可されないこともざら。

他の推薦入試では部活動やその他の実績を重視しますが、指定校推薦ではとにかく評定平均がものを言うのです。
 

指定校推薦は全く楽ではない!

ほぼ三年間の評定平均が選考対象になる

指定校推薦では一年生からの評定平均が審査対象になります。

そのため、途中までは一般受験で行こうと思っていたけど、僕の高校に指定校枠があったから切り替えようということがほとんどできません。
 

 
一年生や二年生の前半ならまだ取り返しはつくでしょう。

ですがそのタイミングを逃してしまうと、指定校推薦を受けようと思っても評定が届いていない可能性が高い。

特に一回でも赤点などを採ってしまうと一気に厳しくなります。

ただでさえ少ない枠数に対して、早めから指定校対策を行いあなた以上の評定平均を持つ生徒が応募した場合、ほぼ間違いなく落ちるでしょう。

学校での生活態度も重要

先ほど説明した通り、指定校推薦は高校の代表として大学に送り出されます。そのため問題行動をしていないことが大前提です。

この生活態度には、授業を受ける姿勢も含まれます。

  • 日々の提出物はきちんと出しているか?
  • 授業で発言しているか?
  • 定期テスト以外の小テストの出来はどうか?
  • 遅刻・無断欠席は無いか?

など、常日頃から気が抜けません。

ほぼ三年間の成績が選考対象になるので、日々の勉強もしっかりやらないといけないし常に真面目な態度が求められます。

もちろん、早めから推薦入試を視野に入れている生徒なら問題ないと思いますけどね。
 

 
このようなこともあり、「一般受験よりも早く指定校推薦で受験を終わらせたい! 」という気持ちで途中から対策を始めても、受からない可能性が高いです。

強く入りたい大学でないと、コツコツ積み重ねていくのはなかなか大変。そこに時間を使うくらいなら一般入試に向けて勉強した方が確実に良いでしょう。

逆に早いうちから真面目に勉強している人にとっては、ハイレベルな大学に挑戦できる良い機会!

一般入試では正直厳しいけど、それでもここに行きたいという大学に行ける可能性がグッと広がります。
 

定期テストを確実に乗り越えるコツは?

そんな、指定校推薦希望の受験生にとっては重要な定期テスト。一度も気が抜けません。

では実際に、どのようなことを意識して勉強すれば良い成績を残すことができるのでしょうか?

普段の勉強はもちろんテスト前の追い込みにも使える『効果的な暗記をするために押さえておくべきこと』についてご紹介します!

まずは記憶の種類を抑える!

みなさん暗記物はどうやって覚えていますか?

ブツブツ、ひたすらつぶやいている方も多いのでは?
 

 
もちろんこれでも覚えられないことはありません。

ですが『記憶の種類とその活かし方』を抑えることでさらに効率よく暗記することができます!
(参考:https://bsd.neuroinf.jp/wiki/記憶の分類) ①感覚記憶 味覚や嗅覚などの感覚器官からの刺激が記憶されたもの。基本的に一瞬で忘れてしまう。 短期記憶 数十秒〜数日であれば覚えていられる記憶のこと。一回で覚えられる量はだいたい『7±2個』程度。 長期記憶 数ヶ月〜数年間という長期間に渡って記憶されるもの。容量が無制限のため、一度覚えてしまったことはほぼ忘れない。

受験では、この長期記憶にどれだけ情報を詰め込めるかがカギ。勉強をしている間だけ覚えていてもなんの意味もありません。

短期記憶として覚えた勉強内容を長期記憶として覚え、大事な時に随時引き出せるようにしなければいけません。

次に長期記憶の種類を抑える!

長期記憶はざっくり以下の3種類に分類できます。細かく分けるともう少しあるのですが、勉強の記憶に関してはこれらを押さえておけば十分です。
 

意味記憶

『言葉の意味や一般的な常識などに関する記憶』のこと。

  • 数学や化学の公式
  • 古文単語や英単語

などの純粋な知識としての情報が『意味記憶』に当たります。

机に座ってひたすら書いたりブツブツ呟いたりして覚えると『意味記憶』として捉えますが、覚えるまでにかなり時間がかかります。
 

手続き記憶

『体で覚えた記憶』のこと。

例えば、小さい頃にいっぱい練習して覚えた自転車の乗り方。

高校生になって三ヶ月ぶりに自転車に乗るからといって、

なんてことはありませんよね。

エピソード記憶

『自分が経験したことに関する記憶』のこと。

例えば『通っている塾の先生と大学受験のことについて話した時に得た情報』などは、エピソード記憶に分類されます。

これも自分自身が実際に体験したことなので『体で覚えた』とも言えますね。
 
 

三種類の記憶の特性を上手く活用しよう!

これら三つを覚えやすさの面で考えるとこうなります!
(参考URL:https://studyhacker.net/columns/kioku-technique

  • 『意味記憶』として単体の知識として覚えるよりも、『エピソード記憶』『手続き記憶』で何かと関連付けながら覚えると効率的に暗記できる

オーソドックスなのは、参考書を手に持ち部屋の中を歩き回りながら暗唱したりすることですね。

何かしらの動きをしながら暗記することにより、『手続き記憶=体で覚えた記憶』として覚えることがきます。

また、『この単元は指を曲げながら覚えよう』のようにちょっとした動きと連動させて暗記をするのも効果的。

小さい動きであれば、試験中に内容を忘れてしまってもその動きをすることで、思い出すキッカケにできます。

 
重要な箇所で香り付きの消しゴムを嗅ぎながら暗記をし、試験中にも匂いを嗅ぐことで思い出す

というやり方も!自転車の乗り方同様、体に覚えさせてしまえば頭だけで覚えるよりも効果的なのですね。
 

 
さらに体を動かすことで、記憶に関わるセロトニンという物質も分泌されます。手続き記憶と絡めて、細胞の面でも記憶力の向上が期待できるのです。

実際に筑波大学の研究結果でも『軽い運動が記憶力の向上に有効』という結果を発表しており、受験勉強にはぜひ押さえておきたいやり方です。
 

 
実は参考書でも、これを活かしたものが作られているんです!ご存知でしたか?

例えば日本史。歴史系は、単語を覚えるのはもちろん歴史の流れを捉えることも重要です。

そこで有効なのが『ボカロで覚える高校日本史』!

以前このサイトでもご紹介しました。

内容はボカロソングに乗せて日本史の流れを掴むというもの。『動画を見ながら覚える』という動作で、エピソード記憶をフル活用していますね。

自分に馴染みのある曲に知識を乗せるのは、机に向かってただ暗記するよりも断然効果的です!

これを単語と同じように、何かの動きをつけながらやれるとさらに覚えやすさは増していくでしょう。

 
もちろん短期記憶も忘れてはいけません。

ド短期であれば記憶できるので、試験前に『重要な単語や絶対に外したくない基礎』を頭に入れ込むことでその力を最大限に発揮します。

このように、暗記はほんのちょっと工夫するだけで断然効率的になります。

指定校推薦希望者にとっては、普段の積み重ねが重要。効率的な暗記で日頃の授業の内容もしっかり抑え、テスト類には確実に対応できるようにしておきましょう!

もちろん定期テスト受験にもこれらは最適です!ぜひ意識して勉強してみてください。

それまで真面目に勉強してきたことは決して無駄にはなりませんので、レベルの高い大学に挑戦したい方はぜひこれらのことを意識してテストに取り組みましょう!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

この模試を受けろ!模試おすすめ度判定&模試の受け方

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

受験生の皆さんは、「ついに受験生か……」と大学受験への意識も高まってきたのではないでしょうか。

その一方で、高校1,2年生の皆さんも、先輩の姿を見て「そろそろ勉強しないとやばいのかも……??」なんて考えるようになった、ということもあるのでは?

そして、そんな受験生・高校1,2年生のみなさんが少しずつ気にし始めるのが、「模試の成績」

久しぶりに模試を受けたけど、全然成績が上がらない……とか。

志望校の判定に遠く及ばないから、このままだとまずいんじゃないか……とか。

模試を受けること自体そもそも何回もやっているわけじゃないから、そもそもどう活用すればいいのかわからない、なんてこともありますよね。

ということで、今回は「模試をなぜ受けるべきなのか?」そして「おすすめの受けるべき模試」についてお伝えできればと思います!

模試ってそもそもなぜ受けるの?

みなさんの中には、模試は学校で受けさせられるから受ける……という人も多いのではないでしょうか。

まあもちろん、学校で「この日は模試だよ!」といわれて受けることがほとんどだとは思うのですが、ただ受けるだけじゃあまり意味がありません。

せっかく模試を受けるなら、「この模試はどういう目的で受けるのか?」というのを常に考えておくべきです。

学校で受ける模試は基本的に「自分の実力をつかむ」用と、「入試の傾向に慣れる」用に分かれます。

自分の実力をつかむ用

いわゆる「進研模試」や、早い時期に受けるマーク模試はこの意味合いが強いです。

普段の勉強がどれだけできているか、学校の授業がどれだけ理解できているか、またそれをどのくらい応用できるのかの「下地」ができているか、このあたりが聞かれていると思ってもらって差し支え有りません。

そのため、 こういった模試では、特に前もって対策をしてから臨む必要はないです。

よく学校の課題で模試の過去問が出されていることがありますが、直前期以外はそこまで本気で取り組む必要はないです。

入試の傾向に慣れる用

入試本番が近づいてくると、「共通テストプレ」というような模試が出てきます。難関大・有名大を受験する場合は、たとえば「東大オープン」「早大プレ」といった、大学名を冠した「冠模試」を受ける、という人もおおいでしょう。

これらの模試は、入試本番に力を発揮するための「練習」の意味合いが強いです。

  • 本番に近い、他の人がいる環境で問題が解けるか?
  • 緊張や本番のトラブルに対処できるか?
  • 問題を解く順番や解答の戦略を実践できるか?
  • 答案用紙の使い方など問題はないか?

このあたりが試されます。
マーク模試であれば回数も多いので、センター試験や共通テストに向けた時間配分・解答戦略も回数を重ねて試行錯誤しやすいです。しかし、これが冠模試になると、大学によっては1回しか開催されない、ということも珍しくありません。

とはいえ、実際に近い環境で同じ形式の問題を解く、ということはそう経験できることではなく、存分に有効活用したいところ。
ひとつ、10月から11月ごろに実施される冠模試を目標にして勉強を進める、というのもありです。

たとえば東大は、8月、11月と複数回(かつ河合、駿台両方)冠模試が実施されます。
それでも、うちの塾生にはなんとかそれまでに全範囲終わらせて、対策も多少してから臨むように話しています。

せっかく自分の解き方の答え合わせをできるタイミングなので、がっつり準備をしてから臨むわけですね。
準備をして臨むことで「力を発揮しないといけない」という緊張感もでるのでおススメです。

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模試はどういうスパンで受けるべき?

続いて、模試を受けるタイミングや頻度の話。

結論から言うと、模試は

  • 高校1、2年:シーズンに1回以上
  • 受験生:月1回以上

のペースでは受けてほしいです。

特に受験生は、自分の学習の進捗を頻繁に確認して、目標の修正に役立ててほしいです。

そのため、なるべく毎月の頻度で模試を受けるように、と話しています。

もちろん、模試を受験すると1日潰れてしまうことが多いので、受けるからにはきちんと目的を意識しながら受けることが重要です。

どの模試がおすすめ?受けたい模試

ここからはあんまり動画でも話していなかった、「どの模試を受けるべきか?」という話。

学校でたくさんの模試を受けさせられると思いますが、その模試の優先度や、おすすめ度を書いておきますね。

*全員に全てが当てはまるわけではないので、ご注意ください。

河合マーク模試

おすすめ度:★★★★★

言わずとしれたマーク模試。基本的にはこのマーク模試を見ながらSTRUXでも成績を組んでいます。

記述式の試験だと、実際に受ける大学では出題されない内容だったり、難易度にばらつきがあったりということが多いので、マーク模試で基準を揃えてみることが多いです。

志望校で目指す点数にも換算しやすい、かつ多くの人が受けるので、絶対に受けるべき模試です。

2020年以降はコロナの影響で「塾生以外は自宅受験」という形になっています。緊張感が出づらいですが、他の受験生との比較という意味では自宅受験でもぜひ受けてほしいです。

駿台マーク模試(atama+模試など)

おすすめ度:★★★★★

こちらも河合塾同様、ぜひ全員に受けてもらいたい模試です。CBT(コンピューターで受験する形式)テストもありますが、こちらはぜひ会場受験をするようにしてください。

東大オープン/東大実戦

おすすめ度:★★★★★(東大受験者向け)

東大受験者は必ずどちらも受けましょう。

せっかく予備校が出している模試ですし、長年実施している、東大受験者の多くが受験する模試です。

母集団が安定しているので、判定も比較的参考にできますし、なにより実際の入試形式と全く同じ問題が、時間制限の中で解けるのは大きいです。

モチベーションに繋がる部分もあるので、東大志望の人は必ず受けるようにしましょう。

共通テスト同日模試・同日受験

おすすめ度:★★★★

2年生までに少しでも入試勉強を始めている人であれば、ぜひ受けましょう。実際のセンター試験(今後であれば共通テスト)の問題を同じ日に解くことができます。

その年だとどのくらいの判定なのか、受験生とどのくらい差があるのか、などが「本番の入試を使って」わかる貴重な機会です。

東進 全国統一高校生テスト/共通テスト本番レベル模試

おすすめ度:★★★☆☆

東進の共通テスト本番レベル模試シリーズは、本番レベルより難しいです。

判定もきつめに出ることが多く、なかなか受験生の心を折りに来る模試になっています。

出題形式にも癖があるので、あまりおすすめはしません。受けても参考程度、でいいでしょう。

ただし、2020年以降コロナの影響で河合塾の模試などが「塾生以外は自宅受験」という形になっているので、「会場での模試受験を経験しておきたい」という人は実践演習のために受けるのもありですね。

河合全統記述模試

おすすめ度:★★☆☆☆

記述模試は総じて、問題を解く力を聞いているだけなので、なんとなくの実力を測ることには向いています。

見たことのない問題や形式がまばらな問題に対しての対応力・解答力が露呈するので、完全な実力を知りたい、という人にはおすすめです。

ただ、入試の形式に特化したわけでもないですし、練習してもいない英作文やリスニングを課されたりすることも多く、そもそも入試に記述形式がない場合はあまり意味はないでしょう。

塾でも問題を見ながら検討することになるので、どの分野が苦手か?と見る上でも一苦労します。

進研模試

おすすめ度:★☆☆☆☆

記述式であるという点においては、河合全統記述と同じです。

それに加え、母集団のレベルがそこまで高くないので、偏差値が70程度取れたとしても、そこまでの難関大を目指せるかと言われると微妙です。

問題にもばらつきがあり、参考程度にやってみる、くらいのものでいいでしょう。


だいぶ最後は辛辣なコメントをしてしまいました……参考にしてみてください!


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STRUX塾長おすすめ!面白い・ためになる学習効率論文3選

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

今回は、論文をいくつかご紹介しようかなと。

僕は定期的に論文を読んでいます。ただの論文というよりは、脳科学や臨床実験を基にした学習効率に関するものです。

なんでそんなことをしているのか?ということを少しお話しておきますね。

どんな論文を読んでるの?どうして読んでるの?

僕が塾長を務める学習塾STRUXでは、合格に必要な要素として「戦略」「時間」「効率」をあげています。

https://daigakujukensenryaku.com/htw-elements/

この3つの要素のうち、「時間」はまあみなさん頑張ってもらわないといけないところです。

「戦略」、つまり「どういう方法で、どの順番で勉強したら合格できるか?」についても、このSTRUXマガジンでみっちり伝えていたり、塾でも毎年改善を重ねたりしています。

ただ、「効率」だけは、なかなかこのサイトでもいままで発信していない部分があったり、塾でも講師の経験によって大きく伝える内容が変わってきたりと、まだまだ突き詰めてよいものを見つける余地があるんですね。

そして、なかなかこの部分のノウハウは確立しきっていません。

そしたら、このあたりもきちんと根拠を持ちながらカリキュラムを作っていこう!というふうになりました。

しばらくしたらきちんと論文に依拠したカリキュラムで、より生徒さんの計画達成率や合格率を高めていこう!と考えています。

おもしろかった論文を紹介!

そんなこんなで、かれこれ100本近く論文を読んできたので、なかには「これってこういう意味だったんだ……」なんて論文から、「こんな実験してるんだ〜」なんて論文まであるわけですね。

今回は、塾内の勉強会で紹介したそんな「面白い論文」を3本ほど紹介!

勉強にどれほど役立つのか?というものもありますが(笑)、ぜひ見てみてください!

それではさっそく行きましょう!

1. 「忘却曲線」は「どのくらい忘れるか」ではない?

みなさんは、こんな図を見たことあるはず。

出典:https://www.sumiya-goody.co.jp/shopblog/numazu/2017/02/post-174.php

これはよく「忘却曲線」と言われる図で、ドイツの心理学者エビングハウスさんが発見したもの。

この「忘却曲線」というワードを聞くと、みなさんなんとなく「次の日にはこんなに忘れちゃってるんだ……」というふうに捉えてしまいがちです。

でも、もとの論文をよく読んでみると、実は違うことが書いてあったりするんですね。

エビングハウス忘却曲線元論文

出典:Memory; a contribution to experimental psychology

もとの論文では、このグラフは「どのくらい忘れたか?」ではなく、「忘れた単語を覚え直すのに、1回めと比べてどのくらい覚える時間を節約できたか?」、つまり「節約率」を表しているんです。

節約術ではなく節約率です。残念ながら増税には対処できませんが、この「節約率」を出しているということがポイント。

だから、極論いってしまえば、この曲線は「忘却曲線」という名前だと微妙なんですね。

しかもこのエビングハウスさん、このグラフになるようなデータをどうやって取ったかというと、なんと「自分で」実験をしたんですね。

自分で、しかも「まったく意味をもたない」3つのアルファベットの羅列をただただ覚えていって、期間をあけて覚え直した、というわけです。

英語を書く人のイラスト

人間はたいてい、「意味のある」データを覚えていくので、このエビングハウスの実験の結果がいわゆる意味のある単語を長期に渡って覚えておく「長期記憶」にどのくらいあてはまるのかは、正直なんとも言えないところがあります。

そのため、どのくらいこのデータが使えるのかというと怪しいところ。

まあ、とはいえ、この実験でわかった「何回も繰り返すことで覚えるまでの時間が短くなる」つまり「それだけたくさん覚えられるようになる」ということは、普段話している「何度も繰り返して単語などは覚えよう!」というところにつながってきますよね。

ふだんの「何度も繰り返して勉強する」ということは揺らがないので安心してください。

「読書で成績が上がる」ことってあるの?

みなさん、どうやって現代文の勉強をしていますか?

人によっては何すればいいのかわからないし、とりあえず本や新聞でも読むか……という人もいるのではないでしょうか?(実際無料体験などでもよく耳にします。)

また、「本読むの好きだし現代文なんとかなるでしょ!」という人もいるはず。

そういう人にお知らせしたい論文が、中央大学の先生が書いたこちらの論文

読書と成績の関係性について軽く触れられています。

こういった実験は被験者の母数が少ないことが多いので、どこまで当てはまるかというのは参考程度に見てほしいのですが、その中でも「読書の冊数」「どういう本を読んでいるか」などで細かく調査しているので比較的参考にはしやすいものかなと思っています。

この論文では、「読書量が多い人のほうが少ない人に比べれば成績は良い傾向にある」としつつも、「量が多いほど成績が良いと必ずしも言えるわけではなく、読む本の質も影響している」と見ています。

実際、小説だけを読む人よりも評論や学術書などを読む人のほうが成績が良いというデータが出ているそう。

まあこれに関しては難しい本を読んだから成績がいいのか、成績がいいから難しい本を読めるのかどちらが先なのかは正直わからないところ。

もちろん読解に対して「本を読む」ことで成績が上がることはありそうですが、とはいえ時間がかかるのも実情。

時間に余裕があるような人は、息抜きがてら読書をしていってもいいかもしれませんね。

漫才を見た後は成績が良くなる!??

最後はなんか面白い実験があったのでご紹介。

近畿大学の実験を今回は引用しますが、いろいろな先行実験もあるらしく。

この実験では、肯定的感情(楽しい、面白い、愉快など)が単語の記憶保持に影響するのか?というものを確かめています。

その実験方法がシュールで、2組にある動画を見せてから単語リストの暗記に取り組ませてどれくらい覚えられるかをテストするというもの。

2組に見せた動画というのが、それぞれ

  • 1組目:「横山やすしvs西川きよし モーレツ漫才ワークス」
  • 2組目:「不都合な真実」

という正反対のもの。

単語を覚える前にやすしきよしの漫才を見せられるだけで十分シュールなのですが、

選定理由が「被験者がすでに見ている可能性」を考え、あまり見ていないであろう題材を選んでいるというのが面白いです。

比較対象もアメリカの政治家アル・ゴアの「不都合な真実」という、ゴリゴリの環境ドキュメンタリー。

環境問題についての問題提起を動画を交えながらひたすら重ねていく動画なので、とても肯定的感情は芽生えにくいですね。

写真を見るだけで、マイナスな感じの動画であることはわかりそうです。

この2つの動画を見せたあとで単語を覚え、テストをすると、やすしきよしの漫才を見たグループのほうが成績が良かったということなんですね。

肯定的な感情で勉強をしたほうが、記憶定着に効果があるということが少し言えそうです。


さて、いかがでしたでしょうか。

今回いろいろな論文を紹介させてもらいました。興味深い論文から面白い論文まで盛りだくさんだったと思います。

今後も定期的にこういう勉強の効率についての面白い論文があれば紹介していきますね!

参考になる情報があればぜひ!活用して勉強してみてください。

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