【東大出身監修】世界史単語の効率的な覚え方!おすすめ参考書も紹介 – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

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【東大出身監修】世界史単語の効率的な覚え方!おすすめ参考書も紹介

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

世界史は、暗記すればするだけ得点につながる科目です。適切に対策を講じれば、得点源となるでしょう。

そんな世界史ですが「世界史の単語がなかなか覚えられない」というような悩みを抱えている人も多いでしょう。

そこで、この記事では、世界史単語の効率的な覚え方を徹底解説します。加えて、おすすめの参考書も紹介するので、本記事を参考にして、世界史を攻略してください。

世界史の単語の何が覚えられないのか明確にしよう

受験生からよく聞かれる「覚えられない!」という悩み。しかし、具体的に「何が」覚えられないのかによって、対策は大きく異なります。

効果的な暗記術を紹介する前に、まずは自分が世界史の何を苦手としているのかを分析してみましょう。

世界史における「覚えられない」には、主に以下の4つのパターンが考えられます。

  • 単語そのものが覚えられない
  • 単語の意味・内容が覚えられない
  • 年号が覚えられない
  • 場所(位置関係)が覚えられない

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

パターン1:単語そのものが覚えられない

一つ目に挙げられるのが、単語そのものが覚えられないパターンです。

「言葉自体はなんとなく覚えているけれど、正確に書けない」「〇〇世といった名前が多くて、混乱してしまう」このような状態も、このパターンに当てはまります。

パターン2:単語の意味・内容が覚えられない

単語自体は知っていても、その具体的な内容や意味を説明できない場合、このパターンに該当します。単語は知っているけれど、中身を理解・暗記できていない状態です。

パターン3:年号が覚えられない

3つ目は、年号や出来事の順番が記憶できないパターンです。これは、多くの人が苦戦するポイントではないでしょうか。

Aという戦争が何年に起こったのか、Bという条約がいつ締結されたのか、といった年号を覚えるのが苦手な人は多いです。

大学入学共通テストでも「この出来事と同時期に起こった出来事を選びなさい」といった問題が出題されるため、年号の暗記は避けて通れません。

世界史の覚えられない4:場所が覚えられない

地図問題でいつも失点してしまう人は、このパターンに当てはまります。地図上の位置関係という視覚的な情報を記憶する必要があるため、暗記が難しいと感じるかもしれません。地図問題も共通テストで頻出なので必ず押さえる必要があります。

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世界史単語の効率的な覚え方の基本的な考え方

ここでは、パターン別の具体的な暗記法を解説する前に、すべてのパターンに共通する、基本的な考え方をお伝えします。必ず押さえておいてほしいのが「繰り返し学習の重要性」です。

しかし、残念なことに、多くの人が間違った方法で学習しているため、正しい方法・コツを意識して繰り返すことが重要です。

例えば、同じ50個の単語を覚える場合、どちらがより記憶に残るでしょうか?

A:毎日異なる単語を10個ずつ学習する
B:毎日同じ単語50個すべてを学習する

答えは「B」です。これは科学的に証明されており、何度も繰り返して学習した情報は、短期記憶から長期記憶に移行し、思い出しやすくなることがわかっています。

このように「正しい方法で繰り返し学習する」ことが、暗記の鉄則です。時間はかかりますが、その分、時間に見合った効果を得られるでしょう。

【分野別】世界史単語のおすすめ勉強法

ここからは、世界史の「単語」「単語の内容」「場所」「年号」それぞれの分野別に効率的な勉強方法を紹介します。まずは、自分の苦手としている分野からでもよいので、チェックしてみましょう。

世界史の「単語」「単語の内容」を覚える際の勉強法

まずは、「単語そのものが覚えられない」「単語の内容が覚えられない」という場合の対策を見ていきましょう。

「単語が覚えられない」原因は、単純に「覚える」ための努力が不足していたり、努力の方法が間違っていたりする場合がほとんどです。暗記するための勉強量を意識しつつ、以下で紹介するステップを踏んで学習してみましょう。

  • Step.1 通史をひととおり理解する
  • Step.2 穴埋め形式の問題集に取り組む
  • Step.3 問題集で演習しながら、一問一答を繰り返し行う

それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。

Step1.通史を理解する。

いきなり単語を覚えようとするのではなく、歴史の流れ(通史)を把握することから始めましょう。

これは、世界史の「背景」となる部分であり、世界史学習の土台になります。通史は「全体像をざっくりと把握する」→「細かい部分を詰めていく」という流れで学習するのが効率的です。

この段階では、「単語を覚えよう!」と意気込むのではなく、全体の流れを組み立てていくイメージで学習を進めてください。

また、通史の学習には、参考書よりも映像授業を活用するのがおすすめです。映像授業であれば、独学でもペースを維持しやすいですし、地図などを使って流れをわかりやすく説明してくれるため、イメージが掴みやすくなります。

家庭教師のトライさんが配信している「TryIT」では、無料で映像授業を受けられます。画像やイラストを使いながら、歴史の流れもていねいに、説明してくれているためおすすめです。

Step2.穴埋め形式の問題集に取り組む

次に、「暗記する」段階に入ります。しかし、ここでもいきなり一問一答を使うのではなく、歴史の流れを理解できる穴埋め形式の問題集を活用しましょう。

穴埋め形式の問題集は、教科書の内容に沿って基本的な用語を穴埋めで理解できるようになっているため、流れの中で単語を覚えるのに最適です。

Step3.問題集で単語演習をする。

穴埋め形式の問題集がひととおり終わったら、志望校の出題形式に合わせた問題集で演習しながら、一問一答で細かい単語を覚えて仕上げていきましょう。

志望校別の演習とは、「私立大学なら記号問題(選択問題)」「国公立大学なら論述問題」が基本です。

この時も、「なぜその出来事が起こったのか?」「なぜそんな行動をしたのか?」という背景を意識しながら問題集を解くことを意識しましょう。

そして、演習と並行して必ず「一問一答」を使いながら演習しましょう。一問一答問題集は、以下の手順で活用します。

  1. 単語を赤シートで隠して、思い出せるかテストする
  2. 1ページ取り組んだら思い出せなかった単語に印をつけて再度暗記する
  3. そのページの印つきの単語をもう一度覚え直し、覚えられるまで繰り返す

一問一答は「繰り返す」ことが重要なので、基本的には書かずに、テストを繰り返せばOKです。

よくあるパターンとして「単語は見たことあるけど、どういう出来事だったか思い出せない」となってしまうため、出来事から単語を思い出せるように、日ごろの勉強から訓練しておきましょう。

世界史の「年号」を覚える際の勉強法

年号が覚えられない原因も、先程の「単語」と同様に、ただ「年号だけ」で覚えようとしているからです。

「〇〇年に〇〇が起こった」と年号だけを暗記しようとしても、なかなか頭に入ってきません。教科書や「ナビゲーターシリーズ」などを読んで「なぜその出来事が、その年代にその順序で起こったのか」を理解するようにしてください。

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また、私立大学などの入試では、具体的な年号がわかっていないと解答できない問題が出題されます。

なので、志望校によっては、年号から暗記する必要があるといえるでしょう。年号を覚える際は「語呂合わせ」を活用しましょう。

年号の語呂合わせの参考書としておすすめなのが「世界史年代ワンフレーズnew」です。

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イラストと共に、年号の語呂合わせがたくさん紹介されているのでおすすめです。

ノートの年号が書いてある場所などに、紹介されている語呂合わせを書き込んでいくのが良いでしょう。通史を復習する際に、この語呂合わせも一緒に覚えてしまえば効率的です。

年号の暗記については、全員が必須というわけではないので、志望校の出題傾向をしっかりと分析してから問題に取りかかるようにしてください。

世界史の「場所」を覚える際の勉強法

世界史の学習を進めている受験生のなかには、地図問題で苦戦している人も多いのではないでしょうか。

歴史上の出来事があった場所を、言葉だけで記憶するには限界があります。効果的なのは、地図帳や資料集を日ごろから参照し、視覚的に場所を把握することです。

具体的には、通史の学習、一問一答、穴埋め形式のノート、問題集、そして過去問に取り組む際に、解答を確認するのと並行して、地図上の場所も確認するようにしましょう。

主要な資料集には、関連する場所が掲載されているはずです。特に以下の要素については、地図を使って場所を把握することが重要です。

  • 古代文明や国の所在地、首都
  • 重要な戦闘や紛争が起こった場所
  • 植民地支配の状況

すべてを完璧に覚える必要はありませんが、文明の発展や王朝の興亡に深く関わる重要な地名については、正確な位置情報を把握しておくべきです。

そのような「重要な地名」は、試験で問われる頻度が高い傾向にあります。したがって、間違えた問題に登場した地名と、その場所を地図上で関連付けて記憶することで、得点力アップにつながるのです。

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これで覚えられる!世界史の暗記方法Q&A

最後に、世界史の暗記をもっと効果的に進めるため、よくある質問に答えていきましょう。

Q1:世界史の暗記は、スキマ時間に行っても効果がありますか?

暗記学習は、できればスキマ時間を有効活用したいと考える人も多いでしょう。

しかし、世界史の暗記に関しては「学習の初期段階では、机に向かって集中的に取り組む」ことをおすすめします。

なぜなら、学習の初期段階では、知らない用語や曖昧な知識を確認するために、資料集や教科書を参照する機会が多いためです。スキマ時間での学習では、参照資料を確認するのが億劫になり、学習効果が薄れてしまう可能性があります。

Q2:世界史の単語を覚える際のNGな勉強方法は?

世界史を勉強する際のNGな勉強方法は以下の3つです。

  • 教科書をノートに書き写している。
  • 太字にマーカーを引いているだけ。
  • 一問一答をなんとなく繰り返している。

このような方法で勉強していると、「勉強をしたつもり」になってしまい、学習内容が定着しないケースが多いです。世界史の単語を覚える際は、本記事で紹介した勉強方法を参考に、正しい勉強方法を実践してください。

Q3:世界史の単語を勉強するスケジュール感を教えてください。

世界史の単語をいつまでに、どれだけ暗記すれば受験に間に合うのか、という質問もよく寄せられます。

もちろん、暗記学習は試験直前まで継続すると得点アップにつながりますが、理想としては、入試本番の1ヶ月前には、受験レベルの単語を9割以上習得している状態を目指したいところです。

この目標から逆算すると、高校3年生の9月から11月頃には、一問一答形式の問題集における標準レベルの単語をマスターできるように取り組む必要があります。

これらの点を考慮すると、夏休み前半までには、穴埋め形式の問題集を終えておくのが理想的といえるでしょう。

さいごに

この記事では、東大出身者の塾長が監修した、世界史単語の効率的な覚え方を紹介しました。重要なのは、単語を単体で暗記するのではなく、背景知識と関連付けて理解することです。

年号の暗記が必要な人は、語呂合わせを活用しつつ、出来事の順番を把握しましょう。加えて、地図問題は資料集で視覚的に覚えるのが効果的です。

また、紹介した参考書も活用し、反復学習を重ねれば、必ず世界史を得点源にできます。諦めずに、一歩ずつ着実に学習を進めていきましょう。

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

 

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