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日々の定期テスト、模試など学習の成果は「点数」や「成績」となって可視化されます。「一生懸命勉強しているのに、なぜかテストの点数が上がらない」「模試の判定はいつも変わらない」と悩んでいる受験生も多いでしょう。
「勉強しても成績が上がらない」という悩みの原因は、能力や努力不足にあるのではなく「勉強のやり方」に根本的な問題が隠されているケースがほとんどです。
この記事では、成績が伸び悩む人に共通する5つの原因を解き明かし、努力を成果に変えるための具体的な4ステップを詳しく解説します。この記事を読み終えれば、あなたの勉強に関する悩みは解決し、志望校合格への確かな一歩を踏み出せるでしょう。
この記事の監修者
橋本 拓磨 
受験生の「何をやればいいかわからない」を解決する学習塾STRUX塾長。熊本県立熊本高校出身、東京大学法学部卒。のべ1000人以上の勉強計画を作成し、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学など多数の合格者を輩出。著書に『現役東大生が伝えたい やってはいけない勉強法【改訂版】』（延べ3万部以上発行）など。
勉強しても成績が上がらない5つの主な原因
勉強しても成績が上がらない原因は以下の5つです。
- 勉強の「時間」は足りているが「質」が低い
- 「インプット」ばかりで「アウトプット」が不足している
- 「わかったつもり」で基礎が固まっていない
- 「やりっぱなし」で復習・解き直しができていない
- 自分の実力と教材のレベルが合っていない
一生懸命に机に向かっているにもかかわらず、思うように成績が伸びないと、自信をなくしてしまいます。しかし、それはあなたの能力や努力が足りないからではありません。多くの場合、勉強の「やり方」に原因が隠されています。ここではそれぞれの原因について、詳しく解説します。
勉強の「時間」は足りているが「質」が低い
単に長時間机に座っているだけでは、成績は向上しません。スマートフォンを横に置いていたり、集中が切れたまま問題を解いていたりすると、学習の密度は著しく低下します。
大切なのは、勉強時間と集中力をかけ合わせた「学習の質」です。時間を計って集中する、適度な休憩を挟むといった工夫を取り入れ、学習の質を高める意識を持ちましょう。
「インプット」ばかりで「アウトプット」が圧倒的に不足している
インプットした知識を実際に使って問題を解く「アウトプット」の機会を増やすことが、成績向上のためには不可欠です。教科書を読んだり、授業のノートを見返したりといった「インプット」は非常に重要ですが、それだけでは「使える知識」として定着しません。
例えば、学習時間をインプット3割、アウトプット7割の割合にすると記憶に定着しやすいと言われています。興味のある方は、ぜひ試してみてください。問題演習や過去問演習を積極的に学習計画に組み込みましょう。
「わかったつもり」で基礎が固まっていない
授業を聞いたり、参考書の解説を読んだりした直後は、内容を理解できたと感じるものです。しかし、いざ問題を解こうとすると手が止まってしまう経験はないでしょうか。これは「わかったつもり」の状態に陥っているサインです。
特に、基礎的な知識や公式の理解が曖昧なまま応用問題に進んでしまうと、成績は伸び悩んでしまいます。疑問に感じた箇所は放置せず、教科書に戻ったり、先生に質問したりして、知識を定着させるよう意識してください。
「やりっぱなし」で復習・解き直しができていない
問題を「やりっぱなし」で復習・解き直しができていない人も要注意です。成績を伸ばすカギは、間違えた問題を「なぜ間違えたのか」と分析し、自分の力で解けるようにする「解き直し」のプロセスにあります。
人は学習した内容を1日後には約74%も忘れてしまうとされています。そのため、定期的な復習と間違えた問題の解き直しを学習サイクルに組み込まないと、知識は定着しません。
「やりっぱなし」にせず、できなかった問題をできるように変える地道な作業が、確かな学力につながります。
自分の実力と教材のレベルが合っていない
自分の実力と教材のレベルが合っていないと学習効率は低下します。「友達が使っているから」「評判が良いから」といった理由で、なんとなく参考書や問題集を選んでいる受験生も多いはずです。
難しすぎる教材は理解が進まずに挫折の原因となり、簡単すぎる教材では新たな知識や解法を身につけられません。
書店で実際に中身を確認したり、学校の先生に相談したりして、今の自分にとって最適なレベルの教材を選ぶようにしてください。
いくら勉強しても成績が上がらない人に共通するNG勉強法チェックリスト
もし、あなたが「勉強しているのに成績が上がらない」と悩んでいるなら、無意識のうちに非効率な勉強法を実践している可能性があります。以下のチェックリストで、ご自身の学習習慣を客観的に見直してみましょう。
- 綺麗なノート作りに時間をかけて満足している
- わからない問題はすぐに答え（解説）を見て納得している
- 「今日は数学を3時間」といった曖昧な計画を立てている
- 問題集を1周解いたら「終わった」ことにして、新しい参考書に進む
- 模試の点数だけ見て、解き直しはしていない
- 友達が持っているから、という理由で参考書を選んだ
3つ以上当てはまったら、非効率な勉強法になっている可能性が高いです。一度立ち止まって、学習方法そのものを見直してみましょう。
勉強しても成績が上がらない状態から脱却するための4ステップ
成績が上がらない状態から脱却するためには、以下の4ステップを意識して勉強を進めましょう。
- ステップ1：「現在地（実力）」と「ゴール（志望校）」を客観的に知る
- ステップ2：「やるべきこと」を逆算して洗い出す
- ステップ3：学習計画に落とし込む（年間・週間・毎日）
- ステップ4：「実行」し「振り返る」（PDCAサイクル）
自己流の勉強法から抜け出し、努力を確実に成果へつなげるためには、正しい手順で学習を進める必要があります。上記ステップに沿って、学習全体を再設計してみましょう。
ステップ1：「現在地（実力）」と「ゴール（志望校）」を客観的に知る
まずは、自分の今の実力、つまり「現在地」を正確に把握することから始めます。定期テストや模試の結果は、点数や順位だけでなく、科目ごと、分野ごとの正答率まで詳細に分析しましょう。
次に、「ゴール」である志望校の合格ラインを調べ、現在の実力との間にどれくらいの差があるのかを認識してください。現在地からゴールまでの距離を知ることが、効率よく学習を進めるために欠かせません。
ステップ2：「やるべきこと」を逆算して洗い出す
ゴールまでの距離が明確になったら、ゴールに到達するために「やるべきこと」を具体的に洗い出しましょう。
例えば「英語の長文読解で点数を落としている」のであれば、「単語力の強化」「英文法の復習」「長文問題集の演習」といった具体的なタスクが見えてきます。
志望校の入試日から逆算して、いつまでに何を終わらせるべきかを考え、必要な学習項目をすべてリストアップしましょう。この作業によって、日々の勉強の目的が明確になります。
ステップ3：学習計画に落とし込む（年間・週間・毎日）
洗い出した「やるべきこと」を、実行可能な学習計画に落とし込みます。学習計画を立てる際は、無理のない計画を立てるようにしてください。
まずは、年間の大まかなスケジュールを設定し、次に1週間単位で「どの参考書を何ページ進めるか」を決め、毎日の学習時間に割り振ります。計画には予備日や休息日を設けるなど、柔軟性を持たせましょう。無理なく継続できる計画を作成することが重要です。
ステップ4：「実行」し「振り返る」（PDCAサイクル）
計画を立てたら「実行」するのみです。そして、計画の進捗状況を定期的に振り返りましょう。1週間の終わりなどに、「計画通りに進んだか」「このままで志望校に間に合うか」を検証し、必要であれば計画を修正します。
この「計画（Plan）」「実行（Do）」「検証（Check）」「改善（Action）」というPDCAサイクルを回し続けることで、成績は向上していくでしょう。
それでも成績が上がらなければ伴走者を見つけよう
これまで解説してきた4つのステップは、成績を上げるための王道です。しかし、一連の作業を受験生が一人で完璧に進めることは簡単ではありません。
もし、自分一人での計画・管理に限界を感じたら、受験勉強の「伴走者」を見つけることを検討してみましょう。あなたの現状を正確に分析し、ゴールまでの最短ルートを示し、日々の進捗を管理してくれる学習トレーナーがいれば、日々の学習に集中できます。
まとめ：勉強の「やり方」と「計画」を見直せば、必ず道は開ける
この記事では、「いくら勉強しても成績が上がらない」という悩みの原因は、能力や努力不足ではなく、インプット過多、復習不足、教材レベルの不一致など「勉強のやり方」に根本的な問題が隠されていることだと解説しました。
努力を成果に変えるためには、「現在地とゴールの把握」から「逆算した計画の策定と実行」という正しい4ステップ（PDCAサイクル）が不可欠です。しかし、この戦略策定と毎日の管理を一人で完璧にやり抜くのは容易ではありません。
だからこそ、受験勉強の「伴走者」の存在が、志望校合格の鍵となります。正しい学習法への転換と計画の実行をサポートする「伴走者」こそ、まさに私たち学習塾STRUXの役割です。
STRUXは、プロのスポーツ選手につくトレーナーのように、大学受験の「パーソナルトレーナー」として、あなたの受験勉強を合格まで二人三脚で徹底サポートします。
STRUXのトレーナーは、現在の学力を徹底分析し、志望校合格から逆算した「超具体的な年間・週間計画」を作成します 。これにより、「何を勉強すればいいか迷う時間」がなくなり、あなたは「あとは勉強をするだけ」という状態になれます 。
指導は、生徒一人ひとりの習熟度をチェックする1対1の完全個別指導「戦略トレーニング」を中心に展開 。記事で指摘された「わかったつもり」をなくし、苦手な部分を徹底的に解消します 。毎日の勉強内容の報告システムと進捗管理で、立てた計画を「実行できる」環境を提供します 。
この戦略的な指導によって、STRUXでは東京大学 、早稲田大学、慶應義塾大学 など、難関大への合格実績を多数生み出しています 。
「正しいやり方」と「実行できる計画」がわかれば、あなたの努力は必ず成果に変わります。 私たちSTRUXと一緒に、最短ルートで志望校合格を掴みませんか？
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