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「リスニングが苦手」という人は多いですが、学校でほとんど習わないですし、わざわざ音源を準備して勉強しないといけないので、対策がしにくいですよね。
共通テストでもリスニングは必須なので、国公立大学を目指す人にとっては、リスニングは最低でも足を引っ張らない程度にはできるようにならなければなりません。また、二次試験でリスニングがある大学を志望している人にとっては、高いレベルでのリスニング対策が必要になります。
本記事では、大学入試向けリスニング問題集の選び方や、おすすめの問題集を紹介します。自分に合った問題集を使って、リスニングの得点を伸ばしましょう。
自分に合ったリスニング問題集を選ぶコツ
リスニングの問題集は、次の3点を意識して選んでください。
- 難易度が自分のレベルに合っていること
- スクリプトの解説が十分であること
- 自分の志望校の出題傾向に合ったものであること
まず難易度の合ったものを使わなければ、実力が伸びることはありません。部分的に聞けない所がある「自分にとって少し難しい」くらいの難易度の問題集を使うのがおすすめです。
またスクリプトの解説が十分ついているものを選んでください。和訳がついているのはもちろん、構文が難しい所の解説もあるのがベストです。
そして自分の志望校の出題傾向に合ったものである必要があります。リスニングは大きく分けると、モノローグ(一人語り)なのか、会話(二人以上のやり取り)なのかの2つに大別されますし、その中でもスクリプトの長さが問題によって異なります。事前にどんな内容を聞き取れるようにならないといけないのか確認するのがいいでしょう。
リスニングの前に単語・文法・解釈+読解の基礎ができていないとダメ
リスニングは、筆記テストとはちがい、「聞く力」をつける必要があります。「聞く力」は、実はただ英語を聞いて問題を解くだけでは身につけることはできません。
聞けるようになるためには、まず長文が読めるようになっておく必要があります。さらに長文を読むためには、英語の基礎である、英単語・文法・構文を勉強しておかなければなりません。
リスニングの問題はリーディングの問題と違って、「分からなかった部分を何度も読み返す」ことができません。多くて2回放送されるだけですから、英文を英文の語順のまま前から読めるようになっておく必要があります。
そのためには最低限の読解はできるようになっておいて、その上でリスニングの対策をするのがおすすめです。

大学受験の英語リスニング対策におすすめの問題集3選

リスニング対策におすすめの問題集を3つ紹介します。自分のレベルや志望校の出題傾向に合わせて選んでください。
共通テストレベルの問題集|きめる!共通テスト英語リスニング
「きめる!共通テスト英語リスニング」は、共通テストの英語リスニング対策に特化した問題集です。
「英語が一回ずつしか流れない」「グラフや表などを使った問題が多い」など、共通テストのリスニングに関する特徴が記載されています。
また、人気予備校講師の授業を再現してつくられた、分かりやすい解説がついています。
リスニングに使えるテクニックや重要な英単語集が収録されており、基礎から学べる問題集です。
共通テストでのみ、リスニングが出題される大学を志望している人は、ぜひ「きめる!共通テスト英語リスニング」を選んでください。
「きめる!共通テスト英語リスニング」は、以下のような人におすすめです。
- リスニング問題が苦手である
- リスニングの勉強法が分からない
- 共通テストのリスニング対策をしたい
共通テストで8割取りたい人向け|キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】
「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」は、共通テストのリスニングはある程度解けているけど、さらに得点アップしたい人向けの問題集です。
【基礎編】では対話文、【実践編】ではモノローグ文の問題の対策ができます。
本問題集の著者、有名講師の木村達哉先生(キムタツ)は、構造(Structure)・意味(Sense)・発音(Sound)という3つのSを重視した指導を行っています。
「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」の解説は、3つのSを重視した解説がついており、短い期間で「英語を聞く力」が身につきます。
また、リスニングに必要な英語を聞きながら一語一句書きとる力、ディクテーション力をつけることが可能です。
先に【基礎編】で力をつけてから、【実践編】にチャレンジしてください。
「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」は、以下のような人におすすめです。
- 受験に向けてリスニング対策を効率的に進めたい
- リスニング問題を解くコツを知りたい
- さまざまな問題形式の対策をしたい
共通テストで8割取れていてさらに力を伸ばしたい人向け|キムタツの東大英語リスニング
「キムタツの東大英語リスニング」は、東大などの難関国公立大学のリスニング対策に適した難度の高い問題集です。
「キムタツの東大英語リスニング」には、問題が30問入っています。1日1問解くと一か月で終えることができる量になっていて、短期間でリスニングの得点力を上げられます。
ただし、難度は高いため、共通テストのリスニングが十分に対策できていない人は、先に「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」で学習してください。
東大受験以外でも一橋大学、東京外国語大学、阪大の外国語学部などの高い英語力が必要な大学を志望している人におすすめです。
本問題集が終わって、さらにリスニングで高得点を狙いたい人は、同シリーズでレベルの高い「新 キムタツの東大英語リスニング Super」に取り組んでください。
「キムタツの東大英語リスニング」「新 キムタツの東大英語リスニング Super」は、以下のような人におすすめです。
- 共通テストで出されるリスニング問題はマスターした
- 東大や一橋大学レベルの大学を志望している
- 500~600語程度の長いリスニング問題で実力をつけたい

リスニング力を伸ばす正しい勉強法とは?

リスニングは、ただ聞き流すだけでは効果的に実力を伸ばすことはできません。実力を伸ばすためには正しく勉強する必要があります。以下は、リスニングの勉強法の例です。
- Step.1 リスニングの問題を通しで解く
- Step.2 解説を読んで理解する
- Step.3 (3回ディクテーションをする(英語を聴きながら書く))
- Step.4 3回オーバーラッピングをする(英語を聴きながら同時に発声をする)
- Step.5 3回シャドウイングをする(英語を聴きながらその後を追いかけて発声をする)
- Step.6 再度同じリスニング問題を解く
まずは「通し」で解くのが重要です。「疲れたから途中でやめる」「分からなくなったから最初から聞きなおす」みたいな勉強をしていてはいつまで経っても実力はつきません。
ディクテーションは慣れていない人にとってはやや難しいので、慣れないうちはパスしてオーバーラッピングやシャドーイングに力を入れていきましょう。
リスニングの勉強法は、以下の記事で詳しく説明しています。
実力に合ったリスニング問題集を選んで英語の得点力アップ
大学入試のリスニング対策をするには、自分の学力や志望校の出題傾向に合った問題集を選んで勉強をしましょう。
問題集は、ただ解くだけにならないように、解説をしっかり読んで、リスニングの解き方を学んでください。
英単語や英熟語の勉強も並行して身につける必要があります。リスニングは、正しい勉強法で学習を進めることで確実に得点力がアップします。
リスニングの力を身につけて、入試英語に対応しましょう。
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