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「日本史の通史って何?」「どうやって通史の勉強をすればいいの?」
日本史の通史を勉強しようとしている人で、上のような疑問が浮かんでいる人はいませんか?
通史をしっかりと学ぶことは、日本史を得意な教科に変えることにつながるので、大変重要です。
本記事では、「日本史の通史とは何か」や、「通史の勉強法」を説明します。
また、通史の勉強については、下の動画で詳しく解説しています。動画の方が理解しやすい人は確認してみてください。
日本史の通史の意味とは?日本史を効率よく勉強するのに必要
日本史の通史とは「歴史の流れをおさえる」ことです。
歴史の流れをおさえるためには、ある時代の1つのできごとから、他のできごとを関連づけていくことが重要です。
歴史の流れの例には、以下のようなものがあります。
藤原不比等が死んだ⇒有力豪族の藤原氏が権力を失ったので、皇族の実力者長屋王が権力を握った⇒不比等の息子たち(藤原四子)は、父に代わり権力を握った長屋王を恨み殺した⇒藤原四子が権力を握った |
このように、歴史の流れを考えて覚えていくことで、細かいことを暗記するスピードが早くなります。
歴史の流れを「骨組み」とすると、関連する内容を暗記して「肉づけ」をするイメージです。
従って、日本史の勉強をするときには、まず通史を勉強しましょう。
しかし、どう勉強していいか分からないからといって「とりあえず教科書を読む」「参考書をなんとなく読む」「何も考えず、授業のノートを取る」だけでは、成績は伸びにくくなります。

日本史の通史を勉強するコツは「なぜ」と考えていくこと

通史の勉強をするときには、できごとに対して「なぜ」と考えるようにして、そこから理由をおさえていくのが重要です。
以下のような「なぜ」を考えて、自分のなかで理由を明らかにしていきましょう。
- 徳川吉宗が享保の改革を行ったのはなぜ?
- なんで桓武天皇は平安京をつくったんだろう?
- ペリーが日本に来たのはなんで?
こういった「なぜ」に対して、その理由を考えることで、日本史の流れを掴みやすくなります。
日本史がまったく分からない人の勉強法
日本史の知識がゼロの人は、ここから紹介する勉強法で学習を進めてください。
なお、本項目で紹介するのは、まったく日本史の知識がない人向けの勉強法です。
すべての時代の重要事項に関して少しでも知識がある人は、本項目を飛ばして「日本史の基礎が分かっている人向け!通史の具体的な勉強法」に進んでも問題ありません。
初心者向けの簡単な参考書で勉強をする
はじめのうちは、日本史の知識がゼロの人でも読めるような参考書で勉強をしてください。
漫画でかかれた参考書だと、読みやすくて、基本的な知識を身につけられるのでおすすめです。
以下の参考書は、漫画で楽しみながら勉強ができるので、おすすめします。
「学習まんが少年少女の日本の歴史」は、小学生でも分かるような内容で、日本史の基礎がすべて盛り込まれています。
ここから、「学習まんが少年少女の日本の歴史」を使った勉強法を解説します。
知識ゼロな人向け具体的な勉強法
日本史の知識がゼロの人におすすめの勉強法は、「学習まんが少年少女の日本の歴史」をとにかく読み進めることです。深いことは考えず、1冊目から順に、最初から最後まで読み切ってください。
参考書は、以下の点に注意して読むようにしましょう。
- 忘れたからといって、最後まで読み切る前に、1冊目から読み返さない
- 登場人物をすべて覚えようとはしない
- 年号、できごとの名称をすべて覚えようとしない
最初に読むときには、歴史の流れをおさえるために、とにかくすべて読み終えることが重要です。覚えようとはせず、自然と頭に入ってきたことのみおさえておく気持ちで取り組んでください。
細かい暗記は、すべて読み終えてからすることとなります。まずは、日本史の基本を頭に入れるようにしましょう。
どのくらいのペースで勉強をすればいい?
「学習まんが少年少女の日本の歴史」を、毎日1冊ずつ読むようにしてください。1冊を最大1時間かけながら読み切るペースで進めましょう。
時間は、1時間より大幅に短くても問題ありません。とにかく毎日1冊読むのが大事です。
「学習まんが少年少女の日本の歴史」は、全24冊なので、毎日1冊読むと約3週間で読み終えられます。
知識ゼロであっても、3週間で日本史の基礎が頭に入るのです。

日本史の基礎が分かっている人向け!通史の具体的な勉強法
日本史の通史の勉強法を紹介します。ここで紹介する勉強は、高校2年~高校3年2学期までに行うのがおすすめです。
勉強の手順は、以下の通りに進めてください。
- Step.1 必要な学習教材を購入する
- Step.2 インプット用の教材を1周取り組む
- Step.3 インプット用の教材をもう1周解く
- Step.4 アウトプット用の教材を解く(Step.3と同時に行う)
ここからそれぞれのステップについて説明します。
必要な学習教材を購入する
日本史の通史の勉強に、必要な学習教材は以下の3点です。
- 通史の参考書などのインプット教材
- 書き込み式参考書などのアウトプット教材
- 単語集や資料集など、補助的な教材
上の3種類の学習教材ごとに、おすすめなものを紹介します。
通史の参考書などのインプット教材のおすすめ
参考書ではなく、スタディサプリなどの映像授業も、インプット教材として使えます。文字ではなく、映像授業を受けて勉強をしたいという人は、活用してください。
書き込み式参考書などのアウトプット教材のおすすめ
インプット教材で覚えた日本史の流れや単語を、記憶に定着させるために、アウトプット教材を使って勉強をしてください。アウトプット教材のおすすめは、「詳説日本史ノート」です。
日本史の重要語句が空欄になっており、書き込んでいくことで覚えた知識のアウトプットが可能です。
すべての時代のさまざまな事項が学習できるようになっており、重要な内容を余すところなく勉強できます。
アウトプットをして記憶を定着させるには、うってつけの教材です。
単語集や資料集など、補助的な教材
インプット教材やアウトプット教材の他にも、「用語集」や「資料集」を準備してください。用語集があると、分からない単語が出てきたときに、すぐに調べることが可能です。詳しい説明があることや、単語の重要度も分かるようになっているのもおすすめできる理由です。
また、資料集はさまざまな事項について、分かりやすい図を使って詳しく説明されています。調べものをするときには、資料集を使うのがおすすめです。
インプット用の教材を1周取り組む
通史の学習に必要な教材を揃えたら、まずはインプット用教材に取り組んでください。
1周目は、とにかく早く終わらせることが大事です。1周目の目的は、日本史の流れをおさえることなので、用語などを覚えようとせずに学習を進めてください。
通史の勉強に重要な、「なぜか?」を考えながら、取り組んでください。そうすることで、日本史の学習効率が上がります。
インプット用の教材をもう1周取り組む
インプット用教材に、もう1周取り組んでください。
2周目は、1周目とはちがって単語を覚えながら取り組むことが大事です。
アウトプット用の教材を解く
アウトプット用の教材を使った学習を、インプット用教材の2周目に取り組むのと同時に行いましょう。
インプット用教材の2周目は、単語を覚えながら取り組んでいますので、同時にアウトプットをすると記憶が定着しやすくなります。
アウトプットをするときに、インプット用教材の1周目で取り組んだ、日本史の流れの確認を改めて行えるので、効率のよい学習につながります。
日本史の通史を勉強して効率的に成績アップ!
日本史の通史を学習すると、日本史の実力を短期間で伸ばせます。
通史を勉強するときには、事項に対して「なぜか?」を考えながら進めることが重要です。
学習を進めるとき、インプットとアウトプットを組み合わせて学習をすることで、日本史の定着度がぐんと上がります。
本記事を読んだ皆さんが、日本史の成績をアップできることを願っています。
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