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「高校生物の勉強法がわからない」
「模試の生物でもっと点数をとれるようになりたい」
生物は理系の教科なのに、暗記するべき内容が多いのが特徴です。暗記が苦手な人にとっては、難しいと感じるのではないでしょうか?
暗記が得意でも、難しい考察問題が全然できないという人もまた、入試を考えると不安を抱えることがあるはずです。
本記事では、大学入試に向けた生物の勉強法やおすすめの参考書を紹介します。
大学受験における生物の基本的な勉強法

大学受験の生物では、以下の順番で受験勉強に取り組むことが基本です。
- 教科書理解
- 定石理解
- 入試問題演習
まず、教科書の内容を理解します。教科書に掲載されている基本的な語句などを暗記しましょう。
次に、暗記した内容をもとに演習問題を解いて、定石を理解します。定石理解は、入試によく出る問題の解き方を理解することです。できるだけたくさんの問題が掲載されている問題集を解いて、さまざまなパターンの問題に対応できるようになってください。
その後、入試問題の演習に入ります。実際の入試と同じ形式の問題を時間を測りながら解いてください。たくさんの入試形式の問題を解いて、本番の形式に慣れておきましょう。また、解けなかった問題を放置せず、解説を読んで解き方を理解することが重要です。

生物の勉強のコツをステップごとに解説

「教科書理解」「定石理解」「入試問題演習」に取り組む際のコツを、それぞれ解説します。
教科書理解のコツ
生物の教科書理解に取り組む際には、単語の暗記は重要です。生物の覚えるべき単語は、物理・化学と比べてかなり多めです。単元ごとに集中しながら覚えていくことをおすすめします。
各単元には、関連する単語が多く含まれるため、関連ワードを整理しながら効率的に暗記ができるでしょう。
また、用語を完璧に覚えるよりも、各事象の仕組みを理解する必要があります。仕組みを理解しつつ、そのなかで出てくる単語を覚えるようにすると、仕組みも単語も同時に覚えられて効率的です。さらに、やみくもに単語を覚えるよりも、覚えやすくなります。
教科書でよく見る図やグラフは問題文中でも出やすいため、しっかりチェックしておいてください。図やグラフの意味まで理解しておきましょう。
定石理解のコツ
生物の定石理解では、実際に問題を解いて、身につけた知識をアウトプットしてください。「こういう問題はこう解く」というパターンをとにかく頭に入れていきましょう。
間違えたりわからなかったりした部分があれば、該当分野の教科書や参考書に戻ってチェックする必要があります。
教科書を理解するだけでは、入試問題を解くことは難しいでしょう。多くの定石を理解しておくことが、生物の得点をアップする上で重要になります。
入試問題演習のコツ
教科書理解と定石理解では、単元ごとにガッツリ理解しながら進めることが基本でした。生物の入試問題演習は、本番を意識してさまざまなジャンルの問題を混ぜて解いてください。
その際、本番を意識して時間を計りながら解いていくのが重要です。生物は物理・化学と比べると解くのに時間がかかる考察問題も多いので、スピード感を持って進めることは重要なのです。
間違えた問題で、解説を読んでもわからない部分は教科書や参考書に戻って確認しましょう。
生物のおすすめ教材をステップごとに紹介

ここでは「教科書理解」「定石理解」「入試問題演習」の勉強でおすすめの教材をそれぞれ紹介します。
教科書理解でおすすめの参考書・学習教材
教科書理解には、スタディサプリがおすすめです。
スタディサプリは、映像授業が受けられる学習教材です。授業を聞いた方が理解できるという人は活用してください。
映像授業で理解するのが苦手な場合には「よくわかる生物基礎+生物」という参考書を利用しましょう。
「スタディサプリ」と「よくわかる生物基礎+生物」のどちらを活用するにせよ、覚えたらすぐに演習をして暗記した内容を定着させる必要があります。
定石理解でおすすめの参考書
定石理解でおすすめは「エクセル生物」です。教科書の内容に沿った演習問題が多く掲載されています。
ただし、学校で「セミナー」「リードα」「ニューグローバル」などの学校専用教材を購入している場合は「エクセル」の代わりに使用しても問題ありません。
また、上記の問題集が難しすぎる場合には「基礎問題精講」を使用しましょう。
入試問題演習でおすすめの参考書
入試問題演習を行う際には「生物重要問題集」がおすすめです。難関大を目指すほとんどの受験生が使っている問題集で、これを解けるようになれば、どこの大学でも合格に必要な最低ラインは必ず超えられます。
「思考力問題精講」は、実験考察問題を解く力がつけられる問題集です。実験考察問題は対策がしづらく、多くの受験生が苦手としています。しっかりと対策をして他の受験生に差をつけましょう。
東大や京大などの最難関大学に挑む場合、難易度の高い「思考力・判断力・表現力を養う実戦生物考察問題集」もおすすめします。
共通テスト対策は、各社が出版している「予想問題集」を使用してください。
個別試験で生物が必要な場合には、志望校の赤本も忘れずに解きましょう。志望校の出題傾向を最も知れるのが過去問です。過去5年分の問題の解き方を理解しておくことをおすすめします。

生物の勉強に時間を割きすぎないようにも注意する

暗記が苦手で、生物で多くの点数がとれず焦っている受験生でも、生物の勉強に時間を割きすぎないようにしましょう。
大学受験では、一般的に英語や数学の重要度が高くなります。英語や数学は、生物をはじめとした他の教科よりも、点数が伸びるのに時間がかかるでしょう。
生物の勉強に時間を割きすぎて、他の重要な教科の勉強が疎かにならないよう注意してください。
生物の勉強法を理解して効率的に学習を進めよう
生物の勉強は、以下の順で進めると効率的に得点力をアップできます。
- 教科書理解
- 定石理解
- 入試問題演習
まず、教科書の内容の暗記を進めます。次に、暗記した内容をもとに定石理解をします。最後に、入試問題を演習して得点力をアップしましょう。
生物は、英語や数学などの入試の重要科目に比べると、学習時間が少なくても問題ありません。生物が苦手でも、生物にばかり学習時間を割いて、英語や数学の勉強が疎かにならないようにしましょう。
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