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大学受験で、点数アップの鍵を握るのが漢文です。
漢文は独特なルールがあるため「読めない」「理解できない」「とっつきにくい」このような苦手意識を持つ受験生も多いかもしれません。
しかし、漢文は覚えるべき内容が比較的少なく、適切な参考書を選び、正しい勉強法を実践すれば、満点も狙える分野なのです。
この記事では、漢文で高得点を獲得するための、おすすめ問題集を3冊厳選して紹介します。漢文対策をこれから始める受験生や、苦手を克服したい人は必見です。
ぜひ、ご覧ください。
漢文の問題集を選ぶ際の3つのポイント
本記事では、漢文攻略のためにおすすめの参考書を紹介しますが、その前に問題集を選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。
問題集を選ぶ際は、次の3点を確認してください。
- 1冊で漢文の全範囲をカバーしているか(網羅性の高さ)
- 試験頻出の重要事項はまとめられているか(出題パターンの予想が適切か)
- 短期間で集中的に学べる内容か(効率性の高さ)
漢文では、覚える語句の数は限られているため、多くの問題集に取り組むよりも、重要事項が凝縮された1冊を繰り返し学習しましょう。
また、問題数だけでなく「単語」「句法」など、押さえておきたい重要事項について詳しい解説があるものを選んでください。
目標としては、1カ月程度の学習計画でマスターできる問題集がおすすめです。
【レベル別】おすすめ漢文問題集3選

ここでは、漢文をマスターするにあたり、おすすめの問題集を3冊厳選して紹介します。
以下の表で、紹介する問題集がどのような受験生におすすめなのかを一覧にしましたので、参考にしてください。
参考書名 | こんな人におすすめ |
---|---|
漢文ヤマのヤマ | 試験頻出の句法を徹底的にマスターしたい人向け |
日栄社30日完成漢文高校中級用 | 短期間で句法から読解問題まで対策したい人向け |
共通テスト漢文満点のコツ | 共通テストに特化した対策をしたい人向け |
それぞれの問題集に特徴があるので、自分の目的やレベルにあった問題集を選びましょう。
以下で、それぞれの問題集について詳しく解説するので、参考にしてください。
おすすめ問題集1:漢文ヤマのヤマ
【こんな人におすすめ】
- 頻出の漢文句法を1冊で網羅したい
- 問題演習をしながら句法を覚えたい
- 漢文学習のきっかけにしたい
句法は漢文読解の基礎であり、最重要分野といっても過言ではありません。
「漢文ヤマのヤマ」は、句法に特化した参考書として、初学者から難関校レベルまで幅広く対応しています。
共通テストの過去問が5年分収録されており、演習も可能です。
「漢文ヤマのヤマ」を活用すれば、漢文受験に必要な句法知識を網羅できるでしょう
おすすめ問題集2:日栄社30日完成漢文高校中級用
【こんな人におすすめ】
- 短期間で漢文をマスターしたい
- 試験範囲の漢文をひととおり学びたい
- 持ち運びしやすいコンパクトな問題集を使いたい
「日栄社30日完成漢文高校中級用」は、試験に必要な句法から読解にいたるまで、幅広く学べるのが特徴です。
本書のタイトルにもあるとおり、1日1テーマずつ学習を進めれば、30日間で漢文の基礎を完成させられるので、試験直前期にも最適です。
また、本書に掲載されている問題は良問ぞろいであるため、効果的に学習を進められるでしょう。
ただし、掲載されている問題数は少ないので、時間に余裕がある場合は、他の問題集を併用し、問題数をこなすようにしてください。
おすすめ問題集3:共通テスト漢文満点のコツ
【こんな人におすすめ】
- 共通テストの漢文で満点を狙いたい
- 高得点を取るためのコツが知りたい
- 解法プロセスを学びたい。
共通テスト対策に特化した問題集である「共通テスト漢文満点のコツ」。
本書は、解説が充実しており、解法のプロセスを習得できます。
また、頻出単語や句法を中心に学べるため、共通試験での得点力を高められるでしょう。

効果的な漢文問題集の使い方と勉強法
ここでは、上記で紹介した3冊の問題集を最大限に活用するための勉強方法を紹介します。漢文はやみくもに問題集を繰り返すだけでは、成果が出にくいです。
正しい使い方と勉強方法を理解し、効率的に学習を進めましょう。
- 勉強法1:句法をマスターする
- 勉強法2:音読で読解力を養うす
- 勉強法3:重要語句を暗記する
- 勉強法4:問題演習を繰り返す
勉強法1:句法をマスターする
句法とは漢文の文法です。ですので、漢文を理解せずして正確な読解はできません。
まずは「漢文ヤマのヤマ」などの問題集を実践し、句法を徹底的に学びましょう。
勉強法2:音読で読解力を養う
書き下し文を読めるように、音読を通して句法や単語の意味を理解しましょう。
4種劉の返り点などの漢文特有のルールも、音読で例文を読むことで理解が深まります。
勉強法3:重要語句を暗記する
音読と並行して行ってほしいのが、重要語句を理解する作業です。
重要語句がわからないと、文章の意味を正しく理解できません。
試験で必要な語句は50語程度なので、頻出語句に絞って暗記するようにしてください。
勉強法4:問題演習を繰り返す
基礎知識を習得したら、問題演習で知識を定着させます。
漢文は覚える知識量が少ないため、短期間で効率よく学習を進めましょう。
なお、問題集を活用する際は「繰り返すこと」が重要です。
正解・不正解にかかわらず、しっかりと解説を読み込んで、正しい根拠で正解できるように学習していきましょう。

漢文の問題集を選ぶ際に注意すべき3つのポイント

漢文の問題集を選ぶ際は、3つの注意点があります。
- 自分のレベルに合ったものを選ぶ
- 解説の充実度を確認する
- 目的を明確にする
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
ポイント1:自分のレベルに合ったものを選ぶ
学習能力や進捗度は人それぞれです。
全くの初学者であれば、句形や基本的な語句の解説が丁寧な入門書から始めるべきです。
また、ある程度知識がある場合は、読解問題を中心とした演習書や、過去問を活用するとよいでしょう。
自分のレベルを正確に把握し、無理のない難易度の問題集を選ぶようにしてください。
ポイント2:解説の充実度を確認する
漢文の問題集を選ぶ際には、解説が丁寧で、現代語訳だけでなく、句形の解説や語句の意味などが詳しく解説されているものを選びましょう。
正解、不正解にかかわらず、解説をじっくり読み込み、理解を深めることが重要です。
なので、解説を読んでみて理解しやすいものを選んでください。
ポイント3:目的を明確にする
漢文の学習目的は、大学受験、定期テストなどさまざまです。
大学受験であれば、志望校の出題傾向に合わせた問題集を選ぶ必要があります。
記述問題が多いのか、選択問題が多いのか、難易度はどの程度かなどを分析し、対策に適した問題集を選びましょう。
さいごに

一見、とっつきづらく、苦手な受験生が多い漢文ですが、自分に合った問題集を選び、効果的な勉強法を実践すれば、得点源に変えられます。
漢文の問題集には、それぞれ特徴があるので、自分のレベルや、目標にあわせて問題集を選びましょう。
また、問題集の活用方法によって、学習の成果に大きな影響を及ぼします。
本記事で紹介した勉強方法を実践し、効率よく実力を伸ばしましょう。
漢文を攻略し、志望校合格への足がかりとしてください。
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