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「医学部の男女比ってどうなっているの?」「過去にあった不適切入試の影響で、女子は不利にならないのかな?」医学部を目指す受験生の中には、疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、2025年最新の医学部男女比に関するデータをもとに、全国の大学ランキングから、過去の入試問題とその後の変化、さらには入学後の大学生活や将来のキャリアパスまで徹底的に解説します。
この記事を読めば、漠然とした不安は解消され、性別に関わらず合格を勝ち取るための本質的な戦略、そして医師として輝く未来像を具体的に描けるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
医学部全体における男女比の現状

現在の医学部では、全体として男子学生の比率が高い傾向にありますが、女子学生の割合は年々増加しています。
〜私立大学医学部男女比一覧〜
| 大学名 | 男子比率(%) | 女子比率(%) |
|---|---|---|
| 慶應義塾大学 | 70.4 | 29.6 |
| 日本大学 | 67.4 | 32.6 |
| 大阪医科薬科大学 | 65.5 | 34.5 |
| 福岡大学 | 65.4 | 34.6 |
| 藤田医科大学 | 65.0 | 35.0 |
| 自治医科大学 | 64.2 | 35.8 |
| 東京慈恵会医科大学 | 62.9 | 37.1 |
| 久留米大学 | 61.6 | 38.4 |
| 岩手医科大学 | 61.5 | 38.5 |
| 埼玉医科大学 | 60.8 | 39.2 |
| 東京医科大学 | 60.2 | 39.8 |
| 金沢医科大学 | 59.5 | 40.5 |
| 獨協医科大学 | 58.6 | 41.4 |
| 産業医科大学 | 41.4 | 41.9 |
| 日本医科大学 | 57.9 | 42.1 |
| 順天堂大学 | 57.1 | 42.9 |
| 昭和大学 | 56.6 | 43.4 |
| 北里大学 | 54.8 | 45.2 |
| 川崎医科大学 | 54.0 | 46.0 |
| 関西医科大学 | 53.5 | 46.5 |
| 兵庫医科大学 | 52.1 | 47.9 |
| 近畿大学 | 51.8 | 48.2 |
| 杏林大学 | 51.4 | 48.6 |
| 愛知医科大学 | 51.3 | 48.7 |
| 東北医科薬科大学 | 51.0 | 49.0 |
| 東海大学 | 51.0 | 49.0 |
| 国際医療福祉大学 | 50.0 | 50.0 |
| 東邦大学 | 49.7 | 50.3 |
| 聖マリアンナ医科大学 | 41.0 | 59.0 |
| 東京女子医科大学 | 0 | 100 |
| 帝京大学 | 非公表 | 非公表 |
〜国公立大学医学部男女比一覧〜
| 大学名 | 男子比率(%) | 女子比率(%) |
|---|---|---|
| 大阪学 | 81.7 | 18.3 |
| 北海道大学 | 81.1 | 18.9 |
| 京都大学 | 76.7 | 21.4 |
| 東北大学 | 76.7 | 23.3 |
| 大阪公立大学 | 75.8 | 24.2 |
| 千葉大学 | 73.6 | 26.4 |
| 九州大学 | 72.2 | 27.8 |
| 新潟大学 | 70.7 | 29.3 |
| 三重大学 | 70.6 | 29.4 |
| 広島大学 | 70.6 | 29.4 |
| 名古屋大学 | 70.5 | 29.5 |
| 山梨大学 | 69.6 | 30.4 |
| 神戸大学 | 69.0 | 31.0 |
| 札幌医科大学 | 67.3 | 32.7 |
| 徳島大学 | 66.1 | 33.9 |
| 熊本大学 | 66.1 | 33.9 |
| 岡山大学 | 66.0 | 34.0 |
| 群馬大学 | 65.7 | 34.3 |
| 名古屋市立大学 | 64.9 | 35.1 |
| 長崎大学 | 64.3 | 35.7 |
| 香川大学 | 64.2 | 35.8 |
| 東京科学大学 | 63.9 | 36.1 |
| 浜松医科大学 | 63.6 | 36.4 |
| 京都府立医科大学 | 63.3 | 36.7 |
| 鹿児島大学 | 62.4 | 37.6 |
| 筑波大学 | 61.7 | 38.3 |
| 山形大学 | 61.6 | 38.4 |
| 秋田大学 | 61.3 | 38.7 |
| 金沢大学 | 61.2 | 38.8 |
| 横浜市立大学 | 61.2 | 38.8 |
| 奈良県立医科大学 | 61.1 | 38.9 |
| 琉球大学 | 61.0 | 39.0 |
| 宮崎大学 | 60.6 | 39.4 |
| 鳥取大学 | 60.0 | 40.0 |
| 福島県立医科大学 | 58.5 | 41.5 |
| 福井大学 | 58.2 | 41.8 |
| 山口大学 | 57.8 | 42.2 |
| 信州大学 | 56.7 | 43.3 |
| 愛媛大学 | 55.5 | 44.5 |
| 高知大学 | 55.4 | 44.6 |
| 大分大学 | 54.5 | 45.5 |
| 旭川医科大学 | 53.7 | 46.3 |
| 佐賀大学 | 52.9 | 47.1 |
| 富山大学 | 52.4 | 47.6 |
| 滋賀医科大学 | 50.5 | 49.5 |
| 島根大学 | 50.0 | 50.0 |
| 弘前大学 | 46.4 | 53.6 |
| 岐阜大学 | 46.4 | 53.6 |
| 東京大学 | 非公表 | 非公表 |
| 和歌山県立医科大学 | 非公表 | 非公表 |
かつては医師という職業に男性のイメージが強かった時代もありましたが、現在では多くの女性が医学の道を志し、医療現場で活躍しています。この傾向は今後も続くと考えられ、医学部における男女の垣根はますます低くなっていくでしょう。
医学部男女比ランキング
ここからは、各大学の男女比をランキング形式で紹介します。女子比率が高い大学と男子比率が高い大学をそれぞれ紹介するので、ぜひご覧ください。
女子学生比率が高い大学ランキングTOP10

女子学生の比率が高い大学は以下のとおりです。これらの大学は、女子受験生にとって同じ目標を持つ仲間を見つけやすく、学習面や生活面での情報を共有しやすい環境であると言えるでしょう。
| 順位 | 大学名 | 男子比率(%) | 女子比率(%) |
|---|---|---|---|
| 1 | 大阪大学 | 81.7 | 18.3 |
| 2 | 北海道大学 | 81.1 | 18.9 |
| 3 | 京都大学 | 78.6 | 21.4 |
| 4 | 東北大学 | 76.7 | 23.3 |
| 5 | 大阪公立大学 | 75.8 | 24.2 |
| 6 | 千葉大学 | 73.6 | 26.4 |
| 7 | 九州大学 | 72.2 | 27.8 |
| 8 | 新潟大学 | 70.7 | 29.3 |
| 9 | 三重大学 | 70.6 | 29.4 |
| 9 | 広島大学 | 70.6 | 29.4 |
これらの大学は、女子学生が学びやすい環境や、女性医師のキャリアを支援する体制が整っているため、多くの女子受験生から選ばれています。
男子学生比率が高い大学ランキングTOP10

一方で、伝統的に男子学生の比率が高い大学も存在します。特に、旧帝国大学をはじめとする難関国公立大学でその傾向が顕著です。
男子学生比率が高い大学ランキングTOP10
| 順位 | 大学名 | 男子比率(%) | 女子比率(%) |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京女子医科大学 | 100 | 0 |
| 2 | 聖マリアンナ医科大学 | 59.0 | 41.0 |
| 3 | 弘前大学 | 53.6 | 46.4 |
| 3 | 岐阜大学 | 53.6 | 46.4 |
| 5 | 東邦大学 | 50.3 | 49.7 |
| 6 | 島根大学 | 50.0 | 50.0 |
| 6 | 国際医療福祉大学 | 50.0 | 50.0 |
| 8 | 滋賀医科大学 | 49.5 | 49.5 |
| 9 | 東北医科薬科大学 | 49.0 | 51.0 |
| 9 | 東海大学 | 49.0 | 51.0 |
これらの大学は、研究医を目指す学生や、特定の分野で最先端の医療を学びたいと考える男子学生から高い人気を誇っています。
医学部受験において「女性は不利」と言われる理由

ここからは、医学部受験において「女性は不利」と言われる理由として、主に「過去の不適切入試問題の影響」と「結婚や出産による離職の可能性」が挙げられます。それぞれについて、現在の状況とあわせて詳しく解説します。
理由1:過去の不適切入試問題の影響
東京医科大学をはじめとする複数の大学で、女子受験生や多浪生を一律に減点するなどの不適切な得点調整が明らかになりました。「医学部入試では女子が不利になる」というイメージは、不適切入試問題が大きく影響していると言えるでしょう。
不適切入試問題の発覚後、文部科学省は全国の大学医学部を対象に緊急調査を実施し、再発防止策を徹底するよう各大学に指導しました。各大学は入試の公平性・透明性を確保するための改善策を講じ、現在では属性による不当な扱いは行われていません。
したがって、現在の医学部入試において、過去のような組織的な性差別を心配する必要はなくなっていると言えるでしょう。
理由2:結婚や出産による離職の可能性
過去には、結婚や出産による離職の可能性を懸念され、女子受験生に対して圧迫的な質問がなされたケースも問題となりました。
しかし現在では、入試の公平性を保つため、多くの大学で複数の面接官による評価や、質問内容の標準化など、客観的な評価を実施するための工夫がなされています。面接で評価されるのは、性別ではなく、医師としての適性、コミュニケーション能力、倫理観、そして医学への熱意です。万全の対策で面接に臨みましょう。
男女比は大学生活にどう影響する?学生のリアルな声

医学部における在学生の男女比は、大学生活にどのような影響があるのでしょうか。ここからは、女性、男性、それぞれの目線から、男女比がもたらすメリットとデメリットを解説します。
女子学生の視点から見たメリット・デメリット

女子学生にとって、同性の学生が多い環境には多くのメリットがあります。例えば、将来のキャリアやライフプランについて、同じような悩みや目標を持つ友人と相談しやすい点が挙げられます。また、サークル活動や部活動でも、選択肢が広がり、充実した学生生活を送りやすいでしょう。
一方で、女子学生が少ない環境では、人間関係が固定化しやすく、閉鎖的に感じることがあるかもしれません。しかし、少数だからこそ生まれる強い連帯感や、男子学生とも気兼ねなく話せるさっぱりとした関係性を築きやすいというメリットも考えられます。重要なのは、人数比そのものよりも、自分に合った友人関係を築けるかどうかです。
男子学生の視点から見たメリット・デメリット

男子学生にとって、同性の学生が多い環境は、体育会系の部活動が盛んであったり、趣味の合う仲間を見つけやすかったりするメリットがあるでしょう。
伝統的に男子学生が多い大学では、OBとの縦のつながりが強く、将来的なキャリア形成において有利に働く場面もあるかもしれません。
また、女性の視点や考え方を理解することは、患者さんと接する際に役立つスキルとなるでしょう。多様性のある環境は、人間的な成長を促す良い機会になるはずです。
重要なのは男女比より合格戦略!医学部合格を勝ち取る3つの本質

医学部の男女比は気になる情報の一つですが、それに囚われすぎてはいけません。合否を最終的に決定づけるのは、性別ではなく、あなた自身の学力と医師としての適性です。医学部合格を勝ち取るためには3つの本質を押さえる必要があります。
- 圧倒的な一次試験の学力
- 人間性と思考力を示すために徹底した面接・小論文対策
- 戦略的な「学習管理」の徹底
ここからは、3つの本質的な戦略について解説します。
本質1:圧倒的な一次試験の学力
医学部入試の第一関門は、学力試験です。学力試験で合格点をクリアできなければ、面接試験に進むことすらできません。男女比や面接での評価を気にする前に、まずは誰が見ても納得するだけの圧倒的な学力を身につけることが、合格への最短ルートです。
特に、苦手科目を放置せず、全科目でバランス良く得点できる安定感が求められます。日々の学習計画を着実に実行し、基礎を徹底的に固めた上で、応用問題に対応できる思考力を養いましょう。
本質2:人間性と思考力を示すための徹底した面接・小論文対策
一次試験を突破した受験生は、高い学力を有しています。その中で差がつくのが、面接や小論文といった二次試験です。二次試験では、医師に求められる人間性、倫理観、コミュニケーション能力、そして論理的思考力が評価されます。
二次試験では、単に志望動機を暗記するだけではなく、地域医療や最新の医療ニュースなど、社会的なテーマについて自分の意見を論理的に述べる練習が欠かせません。予備校の模擬面接や、学校の先生との対話を通じて、客観的なフィードバックをもらい、表現力を磨きましょう。
本質3:戦略的な「学習管理」の徹底
医学部受験では、学力レベル、得意・不得意科目を正確に把握し「自分だけの課題」を克服するための戦略的な学習管理が不可欠です。
- 具体的な課題をリストアップ
- 課題克服のための具体的な計画立案
- 計画の実行
- 計画の柔軟な見直し
上記のPDCAサイクルを回し続ける自己管理能力こそが、長期的な受験勉強を乗り切り、着実に実力を伸ばしていくための原動力となるでしょう。
入学後も安心!知っておきたい女性医師のキャリアと大学のサポート体制

医学部合格はゴールではなく、医師としてのキャリアのスタートです。特に女子学生にとっては、将来のキャリアプランとライフイベントをどのように両立していくかは大きな関心事でしょう。
ここからは、多様化する女性医師の働き方のモデルケースや、各大学が用意している女子学生・女性医師への手厚いサポート体制についてご紹介します。
働き方は多様化!女性医師のキャリアモデル

かつては、結婚や出産を機にキャリアを中断せざるを得ない女性医師も少なくありませんでした。しかし現在では、働き方の多様化が進み、ライフステージの変化に合わせてキャリアを継続できる環境が整いつつあります。
臨床医として第一線で活躍し続ける道はもちろん、基礎研究に携わる研究医、あるいは製薬企業や行政機関で専門知識を活かす道もあります。
また、時短勤務制度や当直免除の制度が整っている病院も増えており、育児と両立しながら専門医を目指すことも可能です。
さらに、パートタイムやフリーランスとして複数の医療機関で働くなど、柔軟な働き方を選択する女性医師も増えています。このように医師という専門性を活かせるフィールドは、広がりを見せています。
各大学の女子学生・女性医師への支援制度
多くの大学では、女子学生や若手女性医師が安心して学び、キャリアを築いていけるよう、さまざまな支援制度を設けています。
- 女性医師がキャリアプランについて相談できる窓口の設置
- ロールモデルとなる先輩女性医師との交流会
- 育児中の女性医師のための院内保育所の整備
- 独自の奨学金制度
これらのサポート体制は、大学を選ぶ際の重要な検討材料となるでしょう。オープンキャンパスや大学のウェブサイトなどで、各大学がどのような支援を実施しているか、事前に情報収集しておくことをおすすめします。
まとめ:医学部の男女比を正しく理解し、合格への最短ルートを歩もう
本記事では、2025年最新の医学部男女比ランキングから、過去の不適切入試をめぐる現状、そして合格を勝ち取るための本質的な戦略までを詳しく解説しました。
過去の不適切入試問題の影響で「女子は不利」というイメージが残っているかもしれませんが、現在では入試の公平性は担保されており、性別が合否を左右することはなくなっています。
大切なのは、男女比という情報に一喜一憂するのではなく、それを一つの参考情報として捉え、自分自身の学力と人間性を高めることに全力を注ぐことです。この記事が、あなたの不安を解消し、自信を持って受験勉強に邁進するための一助となれば幸いです。
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