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医学部への進学において、大きな懸念材料となるのが6年間の学費です。国公立大学では約350万円、私立大学では平均3,000万円以上が必要となるため、経済的な不安を感じる人も少なくないでしょう。
この記事では、医学部を目指す受験生が安心して学業に専念できるよう、奨学金制度の種類や賢い選び方のポイントを、わかりやすく解説します。また、以下の記事で医学部の学費を詳しく解説しています。興味のある人はあわせてご覧ください。
【内部リンク:医学部 学費】
医学部で利用できる奨学金は主に4種類

医学部生が利用できる奨学金は、その運営主体によって大きく4つに分類されます。
- 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
- 各大学が独自に設けている奨学金
- 地方自治体の奨学金
- 民間団体・病院の奨学金
特徴や条件が異なるため、まずは全体像を把握することが大切です。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、日本で最も多くの学生が利用している制度です。大きく分けて、卒業後に返済が必要な「貸与型」と、返済が不要な「給付型」の2種類があります。
貸与型には無利子の第一種と有利子の第二種があり、家計基準や学力基準によって利用できる種類や金額が異なります。多くの学生を対象としているため、医学部進学における経済的な基盤を支える有力な選択肢となるでしょう。
各大学が独自に設けている奨学金
多くの国公立大学や私立大学では、独自の奨学金制度を設けています。これらは、入試の成績優秀者を対象とした特待生制度や、経済的に修学が困難な学生を支援するものなど、大学によって多種多様です。
例えば、こちらは東海大学の奨学金案内のページです。このような奨学金制度が掲載されていることがあるので、志望校が決まっている場合は、大学のウェブサイトなどで独自の制度がないか必ず確認してみましょう。
奨学金 | 受験・入学案内ページ | 東海大学 – Tokai University
地方自治体の奨学金
医師不足の解消などを目的に、地方自治体が独自に設けている奨学金制度も多数存在します。これらの多くは「地域枠」と呼ばれ、卒業後、一定期間その自治体が指定する医療機関で勤務することを条件に、奨学金の返済が免除される仕組みになっています。
例えば、こちらは、京丹後市の奨学金の制度です。このような奨学金が各地で施行されているので、調べてみてください。
令和7年度京丹後市医療確保奨学金(医師)の貸与者を募集します
将来、出身地や特定の地域で医療に貢献したいと考えている学生にとっては、非常に魅力的な制度といえるでしょう。
民間団体・病院の奨学金
公益財団法人や医療法人などが、将来の医療を担う人材を育成するために奨学金を提供しているケースもあります。例えば、特定の病院が将来そこで勤務することを条件に学費を貸与し、一定期間勤務することで返済が免除される制度などが挙げられます。
徳洲会や民医連などが運営する奨学金が知られており、貸与額も比較的高額なのが特徴です。自身のキャリアプランと合致すれば、手厚い経済的サポートが期待できます。
以下のように、大学病院などの奨学金もあるので、調べてみるといいでしょう。
奨学金制度 | 学費・奨学金 | 兵庫医科大学 受験生サイト
「貸与型」と「給付型」の違いとは?

奨学金制度を検討する上で、最も基本的な区分が「貸与型」と「給付型」の違いです。貸与型は、卒業後に返済義務がある、いわば「借りる」奨学金です。無利子と有利子のタイプがあり、給付型に比べて採用基準が緩やかな傾向にあります。
一方、給付型は返済の必要がない「もらえる」奨学金で、学生にとって経済的な負担が最も少ない方法です。その分、学力や家計に関する基準が厳しく、採用人数も限られる傾向にあります。
あなたに合うのはどれ?目的別おすすめ奨学金

ここでは、3つの目的別に、どのような奨学金が適しているのかを具体的に解説します。
とにかく返済の負担を減らしたい場合:給付型奨学金
卒業後の経済的な負担を少しでも軽くしたいと考えるなら、第一候補は「給付型奨学金」です。原則、返済が不要なため、将来の返済計画を立てる必要がなく、安心して学業や医師としてのキャリアに集中できます。
ただし、給付型は希望者が多く、成績優秀であることや、世帯収入が一定以下であることなど、応募条件が厳しい場合がほとんどです。大学独自の特待生制度や、JASSOの給付型奨学金などが主な選択肢となるでしょう。
卒業後のキャリアプランが決まっている場合:地域枠・大学・病院の奨学金
「地域医療に貢献したい」「この病院で専門医として働きたい」といった明確なキャリアプランがある場合には、地方自治体の「地域枠」や、特定の大学・病院が設けている奨学金が有力な選択肢です。
これらの奨学金は、卒業後に一定期間、指定された地域や病院で勤務することを条件に、返済が免除される仕組みになっています。自分の将来像と制度の条件が合致すれば、学費の負担を大幅に軽減できるでしょう。
学費を確実に支払いたい場合:日本学生支援機構(JASSO)
まずは6年間の学費を安定的に確保したい、という場合は、日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金がおすすめです。
無利子の第一種と有利子の第二種があり、併用することも可能です。卒業後には返済義務が生じるため、将来の返済計画をしっかりと立てた上で利用するようにしてください。
医学部における奨学金利用のリアル|知っておくべきメリット・デメリット

奨学金制度を賢く活用するために、メリット・デメリットの両方を正しく理解しておきましょう。
奨学金の利用は、医学部での6年間を支えてくれますが、利用方法を誤ると将来の負担につながります。以下で、メリット・デメリットについて詳しく解説するので、参考にしてください。
メリット:経済的な安心と学習への集中

奨学金を利用する最大のメリットは、経済的な不安が軽減されることです。高額な学費や生活費の心配が和らぐことで、アルバイトなどに多くの時間を割く必要がなくなり、学業に集中できる環境が整います。
また、経済的な基盤が安定することは、精神的な余裕にもつながり、充実した学生生活を送るための大きな助けとなるはずです。
デメリット:貸与型の返済義務と、キャリアが制限される可能性

一方で、注意すべき点も存在します。貸与型の奨学金を利用した場合、卒業後には長期間にわたる返済義務が生じます。また、地方自治体や病院の奨学金の中には、返済免除の条件として一定期間の勤務が義務付けられているものが多いです。
卒業後の進路やキャリアの選択肢が制限される可能性もあることを理解しておきましょう。利用条件を理解し、自身のライフプランと照らし合わせて慎重に判断することが求められます。
医学部志望者が有利な奨学金を勝ち取るための2つの鍵

ここでは、医学部志望者が有利な奨学金を獲得するための、2つの重要なポイントを解説します。
返済不要の給付型奨学金や、条件の良い奨学金は、希望者が多く、誰でも利用できるわけではありません。以下のポイントを押さえておきましょう。
学力がものを言う|学校の評定や入試の点数を高める
奨学金の選考において、学力は非常に重要な評価基準となります。特に、返済不要の給付型奨学金や大学独自の特待生制度では、高校での評定平均値や大学入試の成績が直接選考結果に影響する場合が多いです。
例えば、JASSOの給付型奨学金や無利子の第一種奨学金では、高校の成績が3.5以上であることが一つの目安とされています。日々の学習に真摯に取り組み、高い学力を維持することが、有利な奨学金を獲得するための条件です。
申請時期と準備の重要性|情報戦を制する
好条件の奨学金を勝ち取るには、情報戦を制する必要があります。制度によって募集時期や申請方法、必要書類は大きく異なるため、情報収集が欠かせません。
浪人生の場合、申し込みを忘れがちになるため特に注意が必要です。志望大学や自治体のウェブサイト、JASSOの公式サイトなどをこまめに確認し、できるだけ早い段階から情報収集を始めるようにしてください。
申請書類の準備にも時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールで取り組みましょう。
奨学金獲得と医学部合格を両立する「学習管理」のすすめ

医学部合格と有利な奨学金の獲得を同時に実現するためには、徹底的な学習管理が欠かせません。ここでは、受験勉強と奨学金対策を両立させるための考え方と具体的なコツを紹介します。
なぜ学習計画が不可欠なのか?
医学部受験は、膨大な学習範囲を網羅する必要があり、長期的な視点での計画がなければ太刀打ちできません。さらに、奨学金獲得のためには、評定平均を高く保つなど、日々の学習成果も求められます。
これら二つの目標を達成するためには、行き当たりばったりの非効率な学習から脱却しなければなりません。いつまでに何を達成するのかを明確にした学習計画を立て、効率的に学習を進めましょう。
受験勉強と奨学金対策を同時に進めるコツ
両立のコツは、目標を細分化し、日々のタスクに落とし込むことです。まずは、高校の定期試験で高得点を維持することを優先しましょう。これが評定平均の向上、つまり奨学金対策に直結します。
その上で、医学部入試から逆算した長期的な学習スケジュールを立て、毎日の学習内容を具体的に決めます。奨学金に関する情報収集や書類準備は、夏休みなどの長期休暇を利用して集中的に進めるのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)

ここでは、医学部の奨学金に関して、受験生や保護者からよく寄せられる質問にお答えします。
Q.奨学金はいくつも併用できますか?
はい、制度によっては併用が可能です。例えば、JASSOの奨学金と大学独自の奨学金、または地方自治体の奨学金を組み合わせることで、より手厚い経済的支援を受けられます。
実際に、JASSOは多くの大学や地方公共団体の奨学金との併用を認めています。ただし、奨学金の種類によっては併用が認められていない場合や、併用によって貸与額が調整(減額)される場合もあるため、必ず各制度の募集要項で併用の可否を確認してください。
Q.浪人生でも申請できますか?
はい、浪人生でも申請可能な奨学金は多数あります。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、高校卒業後2年以内であれば、大学入学前に予約採用を申し込むことができます。
ただし、高校を通じて案内される現役生とは異なり、自分で情報収集し、申し込み手続きを進める必要があります。募集時期を逃さないよう、JASSOのウェブサイトなどを定期的に確認することが重要です。
Q.親の収入が高いと、奨学金は利用できませんか?
多くの奨学金制度では、保護者の所得に基づく基準が設けられています。特にJASSOの給付型奨学金や無利子の第一種奨学金は、世帯年収の上限が比較的厳しく設定されています。
しかし、JASSOの有利子の第二種奨学金は、第一種に比べて家計基準が緩やかです。また、大学が独自に設ける特待生制度や成績優秀者向けの奨学金の中には、家庭の所得に関わらず、本人の学力のみを評価するものも存在します。所得制限があるからと諦めずに、さまざまな制度を探してみましょう。
まとめ|計画的な準備で、医学部への道を切り拓こう
医学部合格や返済不要の有利な奨学金を勝ち取るには、結局のところ「高い学力」と「徹底した学習管理」が不可欠です。
特に奨学金の申請準備と、膨大な医学部受験の勉強を両立するには、「いつまでに何を、どう勉強するか」を明確にする戦略的な計画が欠かせません。
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奨学金は、経済的な不安を解消し、あなたが学業に専念するための心強いパートナーです。この記事を参考に、計画的な準備を進め、医学部への道を力強く切り拓いていってください。
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