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中高一貫校では、ほとんどの生徒が付属の高校に内部進学します。
そのため、一般的な高校生とは異なり、次に見据えるべきなのは高校受験ではなく大学受験です。
「まだ中2だし、大学受験まで時間があるから大丈夫」と油断しがちですが、今からできることもたくさんあります。
この記事では、中高一貫校で中2のうちにできる大学受験準備について詳しく解説します。
一貫校の中2生が大学受験を見据える際に大切なこと
高校受験がない中高一貫校は勉強において油断しやすい面もありますが、逆に「高校受験を気にせず早くから大学受験の対策ができる」という良い面もあります。
中2のうちから大学受験を見据えた勉強をする上で何が大切か、具体的に見てみましょう。
学校の勉強に丁寧に取り組む
中2までの勉強も含め、今の勉強を積み重ねた先に大学受験があります。
そのため、今は毎日の勉強を丁寧に取り組み、基礎をしっかりと固めましょう。
中高一貫校は授業スピードが速いことが多く、そのスピードについていけずに日々の勉強をなんとなくで終わらせていると、基礎が不安定になります。
中2の段階で授業についていけなくなっていると、基礎的な知識があやふやな期間が長くなるため、大学受験が近づいても思うように実践演習が解けず苦労してしまいます。
しかも、理解が不十分なところに戻って勉強し直す勉強に時間がとられ、本格的な受験勉強に割ける時間が減ってしまいます。
大学受験間近になって「基礎が固まっていない!」と焦らないためにも、中2の今は目の前の勉強を丁寧に取り組むのが重要です。
小テストや定期テストを活用する
日々の勉強の定着度合いを測るために、小テストや定期テストを活用しましょう。
学校の勉強が、大学受験のための基礎固めになることは間違いありません。
「日々丁寧に取り組んだ勉強がきちんと自分のものになっているか?」を確認するのに、学校の小テストや定期テストはうってつけです。
理解がいまいちだったり、苦手だと感じる部分があれば、週末や長期休暇を利用してカバーするようにしましょう。
ここで理解がイマイチな部分を放置して積み重ねてしまうと、大学受験が近くなってから後悔します。
志望校目標は高く持つ
中2ならば、大学受験まであと約5年あります。そのため、志望校は偏差値を気にせず高く設定してOKです。
現在通っている中高一貫校の進学実績や、自分の偏差値などが気になるかもしれません。
けれど、5年勉強を続けていけば、中2の偏差値と大学受験時の偏差値は確実に変わります。
また、そもそも大学受験は、中学・高校受験に比べ受験者数などの規模も異なりますから、現時点での偏差値はあまり気にしなくて大丈夫です。
「偏差値が高いし自分には無理かな」と考えず、自分が一番行きたい大学を志望校にして、それに向かって勉強をしていきましょう。
とはいえ、「大学と言われてもまだわからない」という方もいるでしょう。これから学生生活を過ごす中で、自分が行きたいと思える大学が見つかる可能性も十分あります。
まだ中2なので焦って志望校を決める必要はありませんが、とりあえずでも高い目標を設定しておけば、勉強にハリが出ます。
まだ時間がたっぷりあるので、これを機会に行きたい大学について調べてみると、より受験勉強が現実的なものになるのでおすすめですよ。
一貫校・中2のうちにやっておきたい勉強
中高一貫校で中2のうちにやっておきたい勉強が、「英語と数学」です。
基礎を固めておかないと、後々本格的な受験勉強に入ったとき、基礎が固まっていなくて応用が解けず困ることがあります。
具体的には次のような勉強を中2のうちにやっておきたいところです。
- 英語
英単語と英文法が固まっていないと、その後の長文問題などが解けませんから、早めに確実に身につけておきましょう。つまずく人が多いのが「関係代名詞・時制・現在完了形」などなので、あいまいなら時間をとって固めておきます。定期テストレベルの問題は解けるようにしておきましょう。
- 数学
中高一貫校では中3で高校内容に入ることが珍しくありません。そのため、中2のうちに中学の内容は完璧にしておきたいところです。
学校の先生の教え方によっては、授業で単元に関連する高校内容に触れることもあります。
中学内容が曖昧なまま高校内容に進んでいくとつまずく原因になるので、できるだけ早めに中学内容を固めておくのがおすすめです。
一貫校の中2生が大学受験を見据えて塾に通う場合の選び方について!
- 「自分だけでは学校の授業に対応しきれない」
- 「一人だとモチベーションが維持できない」
こう考える人には、中2という早い段階から大学受験を見据えつつ、塾に通う選択肢も出てきます。
ただし、塾を選ぶ際には以下の点に注意してください。
自分のレベルに合わせた指導をしてくれるか?
選ぶときには、今の自分のレベルに合った指導をしてくれる塾を選んでください。
中2の段階で学校の授業についていけていて、テストでも高い成績を収めている場合、中2という早い段階でも、しっかり大学受験対策ができる進学塾に通うのもOKです。
しかし「大学受験のため」だからといって、中2時点で学校の授業についていけていない人が、無理をしてまで大学受験のための進学塾に入るのはおすすめしません。
大学受験のための進学塾は指導レベルが高いことも多いため、学校の授業についていけていない人が通うと、塾の授業にもついていけない可能性が高いです。
塾に通う目的は「大学受験対策をするため」です。にもかかわらず、塾の授業にもついていけないというのでは通う意味がありませんから、その場合は補習塾に通うのがおすすめ。
補習を目的としているのであれば、個別指導など生徒の理解度に合わせて丁寧に指導してくれる塾を選びましょう。
まずは補習塾で学校の内容を確実に理解し、基礎をしっかりと固める方が重要です。
補習塾でしっかり基礎固めした上で受験勉強を開始しても、中2ならまだたっぷり時間があるので問題ありません。
焦って基礎があやふやなまま応用問題に入ってしまうと、思うように問題が解けず成績は伸びません。
成績が上がらなければ、これから長い期間続く受験勉強でモチベーションが上がらず、勉強自体が嫌になっていってしまう可能性も。
中2のうちはむしろ基礎をしっかり固める方が近道です。
授業外のサポートは手厚いか?
中2から高3までの5年間、勉強を続けていくモチベーションが維持できるかも重要ポイントです。
中2から大学受験を目指すと、一般的な大学受験生よりも勉強時間が長く、中だるみや油断が出てきます。
塾に通っていても授業でしかサポートが受けられないと、授業外での勉強がおろそかになりなかなか勉強の成果が上がりません。
そのため、塾を選ぶ際は、授業外でも日頃からサポートを手厚くしてくれる塾かを見極めましょう。
そもそも、中2の段階で大学受験を見据えている人はほとんどいません。
ただでさえ、中3で高校受験のない中高一貫校は中だるみしやすいため、モチベーションを維持するための授業外サポートは重要です。
- 授業外での質問
- 定期的な面談
- 日頃の勉強管理
これらの具体的な授業外サポートが充実していることが重要。
中2という早い段階から大学受験を目指す上での悩みや苦労を理解し、解消できる体制が整っているかが大切です。
学校の授業を考慮してくれるか?
中高一貫校は授業レベルが高く授業スピードも早い上、宿題がたくさん出る場合が多いです。
そんな中高一貫校の特徴を踏まえた指導ができる塾であることも、選ぶ際の重要なポイントです。
大手塾の中でも特定の学校向けに設置されているコースや、地元にある中高一貫校生御用達塾など、学校の特徴を知った上で指導してくれる塾がおすすめです。
個別指導塾であれば、自分が通っている中高一貫校の生徒への指導実績があるかどうかを必ず確認しましょう。
御用達塾などは、どんどんハイレベルな勉強をするというよりも、学校の内容をしっかり定着させるための勉強をすることが多いです。
まだ中2で大学受験まで時間があるので、焦って大学受験に向けた勉強を始めるより、ていねいに基礎を積み上げましょう。
学習塾STRUXでは大学受験を見据えた長期的に取り組める指導を提供!
高校受験のない中高一貫校では、中2という早い段階から大学受験に向けた勉強を始めることができます。
中2の段階では、まずそれまでに習った勉強をしっかり定着させることが重要です。
しかし、授業が難しかったり授業スピードが速かったりして、自分の力だけでは思うように勉強が進まないこともあります。
学習塾STRUXは学習管理をメインにする個別指導塾です。
「学校の授業についていけないからまずは塾で補いたい」「中2からがっつり大学受験のための勉強をしたい」といったそれぞれの要望に合った指導が受けられます。
生徒に合わせて日々の勉強計画を立て管理するので、オリジナルのカリキュラムで勉強が進む中高一貫校生にもぴったり。
大学受験まで約5年となると、モチベーションの維持も難しいですが、定期的に面談も行うので、その都度勉強に関する悩みや苦手などを相談することもできます。
STRUXでは無料体験も行っていて、実際にオリジナルの勉強計画も立てられます。
自分の勉強計画が立つことで、具体的な勉強量をイメージできるので、これだけでも日々の勉強に役立ちますよ。
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