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大学受験英語において「英単語」は必ず勉強すべき分野です。英単語を覚えなければ、そもそも長文読解は絶対に解けません。とくに共通テストでは、ほぼ長文読解問題が出題されるため、早めに英単語力を身に付けておくことが必須です。
しかし、英単語は数が多いため、「量が多くてどうも暗記する気が出ない」「単語を毎日見ているのに覚えられない」という人も多いでしょう。
今回の記事では、そうした悩みを持つ方に向けて、英単語の覚え方のコツや具体的な勉強のステップなどを詳しく解説します!
大学受験で英単語を覚えることが重要な理由
大学受験の英語を使ううえでは「英単語」の勉強が必須です。
大学受験の英語の試験では、長文読解の問題がメインに出題されることが一般的です。大学によっては発音や単語の意味などを問われることもありますが、配点が高いのは長文読解と考えて良いでしょう。
とくに共通テストでは長文読解しか出題されないため、英単語がわからなければ高得点を取ることは不可能です。さらにリスニングが出題されるのであれば、当然ですが英単語がわからなければ聞き取りできません。
このように、英単語は英語の試験においてすべての基礎となる重要な部分です。そのため、大学受験に向けて対策する人は、必ず最初に英単語を身につけておきましょう。
英単語の覚え方のコツ!

英単語を覚える際の主なコツは、以下の6つです。
- 最初は主要な「スペル・発音・意味・品詞」に絞って覚える
- 必ずテストしてアウトプットする
- 「1時間100個」など短期間でたくさん繰り返し覚える
- 長文内で出てきたわからない単語もしっかり調べる
- 声に出して覚える
- 隙間時間を活用する
最初は主要な「スペル・発音・意味・品詞」に絞って覚える
一般的な単語帳には、「単語と意味」だけではなく、以下のような関連要素も載っています。
- 単語の関連語(同義語・対義語)
- 単語の語法(文型、一緒に使う前置詞など)
- 主要な意味とは別の意味
- 品詞や別の品詞のときの意味
- メインの単語を使った例文
とはいえ、初めから全部覚える必要はありません!最初は「スペル・発音・意味・品詞」を暗記すればOKです。
まず、スペルを覚えるのは当然です。正しく書けることでテストの得点は高くなりますし、誤読を防ぐことにもつながります。覚えた語数が多いほど、似たスペルの単語を混同しやすくなるため、必ずスペルは覚えましょう。
また、発音も暗記することで、似たスペルの単語の混同を防いでくれます。もちろんリスニングにも効果抜群です。
意味については、最初は赤文字で書かれた主要なものを覚えましょう。赤字で書かれていない意味は試験での出題頻度も低いため、優先度を下げて大丈夫です。「黒字の意味は覚えなくて良い」というわけではありませんが、主要な意味を覚えた後に取り組めば十分でしょう。
さらに品詞も覚えておくのがオススメです。英文を正しく読むための「英文解釈」の勉強をするためには、品詞の知識が必須。英文解釈の勉強は「単語・文法」の次に取り組むため、単語の勉強のタイミングで品詞まで覚えておくと、よりスムーズに英語の勉強を進められます。
「いくつ覚えれば良いのか?」「どんな単語帳を使えば良いか?」は、志望校や今のレベルによって変わるため、記事の後半で解説する「レベル別オススメ参考書」の章を参考にしてください!
必ずテストしてアウトプットする
英単語に限らず、暗記物は「覚えよう」とするよりも「思い出そう」としながら勉強したほうが、効率的に頭に残ります。そのため、漠然と単語帳を眺めるだけでなく、必ずテストしてアウトプットすることを意識しましょう。最初に英単語をザっと確認したら、赤シートで隠しながら何周もテストすることがオススメです。
具体的な勉強方法は後程解説します!
「1時間100個」など短期間でたくさん繰り返し覚える
英単語は「1時間100個」など、短期間でたくさん繰り返し覚えましょう。
実は科学的に「何度も繰り返し思い出したものは短期記憶から長期記憶に移行して思い出しやすくなる」ことが実証されています。これは「リハーサル効果」と呼ばれており、大量の英単語を覚えるうえで効果的な勉強法です。
例えば「1日20個ずつ暗記する」という場合、繰り返しの回数が少ないため、時間が経てば忘れてしまいます。5日もすれば、おそらく1日目に勉強した英単語はほとんど覚えていないでしょう。
一方で「1時間100個」などで進めると、毎日同じ単語に触れるので、圧倒的な回数を繰り返すことができます。
このように、英単語を覚えるときは「忘れる前に短期間でたくさん繰り返す」ということを第一に考えましょう。
長文内で出てきたわからない単語もしっかり調べる
長文内で出てきた英単語は、試験本番でも出題される可能性があります。もちろん全く同じ問題で出題されることはほぼありません。しかし、わからない単語をひとつずつ潰していけば、着実に自分の英語力を高められます。そのため、長文を読む中でわからない単語があれば、その都度調べましょう。
紙の辞書を使うのも良いですし、「電子辞書で調べて覚えたら履歴から消す」というやり方で進めても良いでしょう。
声に出して覚える
英単語を覚える際は、漠然と眺めるだけでなく、自分で声に出して読み上げることも効果的です。実際に声に出し耳からも暗記することで、より効率的に英単語を吸収できます。とくに発音は、声に出して確認することで、正しく覚えられているかをチェックしやすくなるでしょう。
隙間時間を活用する
先ほども解説したように、英単語の勉強では短期間にたくさん繰り返すことが重要です。そのため、机に向かって勉強するときはもちろん、以下のような隙間時間も活用しましょう。
- 電車での通学時間
- 授業の休み時間
- テレビの合間の休憩時間
- 就寝前のちょっとした時間
こうした細かい隙間時間を使った勉強を積み重ねれば、最終的に大量の英単語を覚えられるようになります。とくに受験生になれば、1日8時間くらいは当たり前に勉強できるようにならなければなりません。そのため、合計してしっかり勉強時間を確保できるよう、こうした細かい隙間も活用することが大切です。

英単語のオススメの覚え方を7ステップで紹介!

それでは具体的に、英単語のオススメの覚え方を確認しましょう。以下の7ステップで進めることがオススメです。
なお、今回は100単語単位で進める前提で解説しますが、単語の勉強に使える時間も考慮して、50~200単語くらいで自分の好きな語数で進めてもらえばOKです。
- Step1.100単語を見て「主要な意味(赤字)・スペル・発音・品詞」を覚える
- Step2.赤シートを使ってテストする
- Step3.間違えた単語に印をつける
- Step4.印をつけた単語のみStep2〜3を繰り返す
- Step5.すべて覚えたらStep1に戻って次の範囲に進む
- Step6.主要な部分以外についても同じ手順で覚える
- Step7.上記の勉強を毎日少しずつ進める
Step1.100単語を見て「主要な意味(赤字)・スペル・発音・品詞」を覚える
最初の1〜2周は、「主要な意味(赤字)・スペル・発音・品詞」の4つに絞って暗記します。
英単語の暗記では「1周目で全部覚えなきゃ」と焦る必要はありません。とにかく回数を重ねて身に付けることがいちばんの近道です。ひとまず暗記の精度は気にせず、ザックリどんどん覚えましょう。
Step2.赤シートを使ってテストする
「ある程度は覚えた」と思ったら、赤シートで隠してテストしましょう。テストの際は、まず「英単語から日本語に直せるか?」をチェックしてください。慣れたら「日本語から英語に直せるか?」に取り組みます。
テストの際は「1単語を1秒で思い出せるか?」をチェックし、時間内に思い出せなかったものは印をつけて覚え直しましょう。単語の意味は、1秒以内に出てこないと入試本番で使えないため、粘って思い出す必要はありません。
Step3.間違えた単語に印をつける
テストでわからなかった部分には印をつけましょう。先ほどのテストで「1秒以内に思い浮かばなかった」「ヤマカンで当たってしまった」といったものは、まだ身に付いていない証拠なので、間違いにカウントして印をつけてください。
Step4.印をつけた単語のみStep2〜3を繰り返す
印を付けたら、その単語だけをもう一度繰り返しテストしましょう。ここからは全問正解を目指して、どんどん覚えていきたいところです。
「覚えた英単語にはなるべく時間を使わない」ということが、短時間で多くの単語を覚えるコツです。とくに大学受験では、数千単語を覚える必要があるため、わからない部分を優先して克服することを意識しましょう。
Step5.すべて覚えたらStep1に戻って次の範囲に進む
テストですべて答えられたら、次の範囲の100単語に進んで、同じ作業を繰り返しましょう。この方法で、単語帳を最低でも2周程度は進めることがオススメです。
2周目は「英語から日本語訳を思い出す」のではなく、「日本語訳からスペルと発音を思い出す」というやり方で進めても良いでしょう。2~3周くらい勉強すれば、全体の80%くらいは覚えられます。
Step6.主要な部分以外についても同じ手順で覚える
3~4周目以降は、上記の基本情報だけでなく、以下の内容を覚えていきましょう。
- 赤字以外の意味
- 語法
- 関連語(類義語、対義語、派生語など)
- 例文
覚える優先順位は「赤字以外の意味」が最も高く、下に行くほど優先順位は下がります。覚え方は、1周目と同じでOKです。
Step7.上記の勉強を毎日少しずつ進める
上記の手順を参考にしながら、ペースを落としても良いので、毎日少しずつ英単語の暗記を続けましょう。最初は全然暗記できないかもしれませんが、続けていれば確実に知識は溜まります。
また、周回ごとに覚えたい内容を決めて進めましょう。例えば「4周目は赤字以外の意味」「5周目は赤字以外の意味と語法」といったイメージです。赤字で書かれていないので、赤シートで隠せるよう緑マーカーを引いておくのも良いですね。

【現在の学力レベル別】オススメの単語帳と勉強のポイント!

ここからは、現在の学力レベルに合わせたオススメの単語帳と勉強法を紹介します。
中学~高校1・2年レベル
「英語が苦手で中学レベルすら怪しい」「まだ高1なので基礎から固めたい」という人は、以下の単語帳がオススメです。
もし以下の英単語でひとつでも意味がわからないものがあれば、「ターゲット1200」からはじめましょう。
- compare
- environment
- happen
- available
- opportunity
もちろん、このレベルの単語を覚えても入試に合格できる大学はほとんどありません。あくまでも基礎にすぎないため、完璧に覚えるのではなくまずはスピード重視で進めましょう。「ターゲット1200」を85〜90%くらい覚えたら次の単語帳に取り組んでOKです。
共通テスト~GMARCH・関関同立レベル
「共通テスト模試で5~7割は得点できる」という人には、以下の単語帳がオススメです。
もし以下の英単語でひとつでも意味がわからないものがあれば、「ターゲット1900」からはじめましょう。
- identify
- reflect
- assume
- estimate
- indicate
「ターゲット1900」には、高校初級~難関大受験レベルまで幅広い英単語が収録されています。そのため、以下のように順序立てて進めると良いでしょう。
- Step.1 まずは1~800を覚える
- Step.2 次に801~1500を覚える
- Step.3 最後に1501~1900を覚える
「共通テストや日東駒専レベルまでの英単語を覚えればOK」という人は、1500語まで覚えれば十分対応できます。
早慶レベル
早慶レベルになると、以下のようにさらに難しい単語や複数の意味を持つ英単語を覚える必要があります。
- observe, observation, observance
- construct, construction, constructive, reconstruct
- compete, competence, competent, indicate
早慶レベルでも「ターゲット1900」で対応できます。「赤字以外の意味」「関連語(類義語、対義語、派生語など)」まで細かく暗記しましょう。
学校で他の単語帳をもらっている場合は?
もし「学校で単語帳をもらった」「自分には合わない」という場合は、他の単語帳で勉強しても大丈夫です。他の単語帳も、今回の記事で紹介した方法と同じ流れで勉強できます。
以下の動画も参考にして、自分に合った単語帳を見つけましょう。
オススメの熟語帳と使い方のポイント
補足として、オススメの熟語帳と使う際の注意点もチェックしましょう。以下の「英熟語ターゲット1000」がオススメです。勉強法は単語帳と同じで大丈夫です。
ただし、勉強の優先順位が高いのは、あくまでも「英単語」です。「受験まで時間がない」「まだ英単語の基礎が曖昧」といった場合は、先に単語帳を進めて余裕があれば熟語帳で勉強しましょう。
受験までに余裕がない場合は、「英文法・語法Vintage」などの文法・語法の問題集に掲載された「熟語の章」をしっかり解いて覚える形でも大丈夫です。

英単語のダメな覚え方も確認しよう!

英単語を覚える際は、以下のような勉強はしないよう注意しましょう。
- わざわざ単語帳を作る
- ノート作りに時間をかける
- 単語を「見るだけ」で覚えようとしている
わざわざ単語帳を作る
英単語を勉強する際に、わざわざ自分で作る必要はありません。正直、単語帳の作成に時間を使うくらいであれば、単語帳を使ってひとつでも多くの英単語を覚えたほうが成績は上がります。単語帳はキレイにまとまったものが市販されているため、それを使えばOKです!
また、単語帳に英単語を追加して「覚えるもの」を増やすより、1日でも早く「減らせるよう」に勉強することが重要です。定期的にテストして、「覚えるべき英単語数がどんどんへっていく」という状態を目指しましょう。
ノート作りに時間をかける
単語帳と同じく、ノート作りにも時間をかけないでください。ペンや図を使ってノートにキレイにまとめて満足しても、英単語のテストを繰り返さなければ、どうしても暗記の効率は落ちてしまいます。
ノートにまとめる際は最低限の情報だけまとめればOKです。「ノートに最低限だけまとめる→覚えたらマジックで塗りつぶす」といった手順で進めると良いでしょう。
また、電子辞書であれば、履歴機能や単語帳機能を使えば一瞬で覚えるべき英単語をリスト化できます。消すのも簡単なので、わざわざノートを作る必要はありません。
単語を「見るだけ」で覚えようとしている
先ほども解説したように、英単語は「覚えよう」とするより「思い出そう」とする際に、頭に定着するものです。そのため、単語帳を漠然と眺めるだけではなかなか覚えられません。必ず「テストしてアウトプットする」「音読する」という点を意識して、何周も繰り返しながら勉強しましょう。
まとめ
大学受験の英語を勉強するうえで、英単語は必須の分野です。英単語の基礎をしっかり固めておくことで、長文を読めたりリスニングを聞き取れたりできるようになり、入試本番で高得点を取れるようになります。
実際に勉強する際は、以下の覚え方のコツを押さえましょう。
- 最初は主要な「スペル・発音・意味・品詞」に絞って覚える
- 必ずテストしてアウトプットする
- 「1時間100個」など短期間でたくさん繰り返し覚える
- 長文内で出てきたわからない単語もしっかり調べる
- 声に出して覚える
- 隙間時間を活用する
最初は毎日少しずつでも良いので、英単語に触れて基礎を固めておき、本格的な長文演習などに取り組んだ際、スムーズに解けるよう早めに準備しておきましょう!
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