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滑り止め・第一志望大学の決め方完全ガイド|後悔しない併願戦略

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大学受験を控える受験生にとって、併願校、特に滑り止めの大学をどう選ぶかは、精神的な安定を保ちながら受験本番に臨むために非常に大切な問題です。しかし「第一志望は決まったけど、滑り止めの大学の決め方がわからない」「もし第一志望に落ちたらどうしよう」といった不安を抱えている受験生も多いでしょう。

この記事では、後悔しない滑り止めの大学の決め方と、第一志望合格の可能性を最大限に高めるための併願戦略を徹底解説します。4つの階層に分けた併願校の考え方から、具体的な大学選びの7つのポイント、さらには学力レベル別の併願モデルまで、網羅的に紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

滑り止め大学の決め方とは?併願戦略の重要性

大学受験における「滑り止め大学」とは、自分の学力で余裕をもって合格できる見込みのある大学を指します。滑り止め校を確保しておくことは、大学受験の併願戦略において極めて重要です。

事前に進学先の候補を手にしておくことで「全落ち」するかもしれないという不安が和らぎ、精神的な余裕が生まれます。この心の安定が、本命である第一志望校の入試本番で自分の実力を最大限に発揮するための土台となるのです。

また、滑り止め大学の受験日を第一志望校の受験日より前に設定すれば、試験会場の雰囲気や緊張感に慣れるための絶好の機会になるでしょう。このように、滑り止め大学の決め方は、守りの戦略であると同時に、第一志望合格をたぐり寄せるための攻めの戦略でもあるのです。

併願校は4つの階層に分けて考えよう

学力と志望度に応じて、併願校をいくつかのグループに分けて考えることが、効果的な併願戦略を立てる第一歩です。一般的に、併願校は以下の4つの階層に分類して検討すると良いでしょう。

項目受験目安内容
チャレンジ校1校自分の現在の学力よりも偏差値が高く、合格可能性が50%以下の大学です。第一志望校がここに含まれます。
合格圏〜3校模試判定でC〜D判定が出ており、現在の学力で合格の可能性が十分にある大学群です。複数校受験し、確実に合格を狙いたい大学群です。
安全圏1〜3校模試でA〜B判定が出ており、合格の可能性が非常に高い大学群です。合格しておくことで、精神的な余裕を持ってチャレンジ校や実力相応校の入試に臨めます。
滑り止め校1〜2校自分の学力から見て、ほぼ確実に合格できる大学です。共通テスト利用入試などを活用して、早い段階で合格を確保しておくことが理想的です。万が一の事態に備え、必ず進学してもよいと思える大学を選びましょう。

これらの階層をバランス良く組み合わせることが、後悔しない併願戦略の核心です。自分の状況に置き換えて、4つの階層別に受験校をリストアップしてみましょう。

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4段階の併願戦略を成功させる!後悔しない大学選び7つのポイント

4つの階層分けを理解した上で、次に大切なのは、それぞれの階層にどの大学を当てはめるかという具体的な選定作業です。ここでは、後悔しない大学選びをするための重要なポイントを解説します。

ポイント1:偏差値・入試難易度

併願校を選ぶ上で最も基本的な指標となるのが偏差値です。まずは最新の模試の結果を参考に、自分の現在地を客観的に把握しましょう。

項目目安
チャレンジ校自分の偏差値+5〜10程度
合格圏自分の偏差値±5程度
安全圏自分の偏差値-5〜10程度
滑り止め校自分の偏差値-10以上

ただし、偏差値はあくまで一つの目安です。同じ偏差値帯でも、大学や学部、入試方式によって難易度は変動します。

募集人数の少ない個別学部日程は難易度が上がりやすく、逆に多くの学部で一斉に試験が実施される全学部日程は合格のチャンスが広がることもあります。偏差値の数字だけを信じるのではなく、複数の情報を参考に総合的に判断するようにしてください。

ポイント2:入試日程と方式

第一志望校の入試日を軸に、他の大学の試験日を配置しましょう。受験は体力と精神力の勝負でもあります。無理のないスケジュールを組むことが、実力を最大限に発揮する上で欠かせません。

まず、理想的なのは、試験に慣れる意味でも、安全校や滑り止めの大学を先に受験し、合格を手にした状態で第一志望の試験に臨む「右肩上がり」のスケジュールです。

また、試験が連続するような過密スケジュールは避けるようにしてください。連続での受験は、体力的にも精神的にも大きな負担となり、集中力の低下を招きます。多くても「連続受験は3日まで」を目安に、試験の間に休息日を設けられるよう計画的に日程を組み立てましょう。

ポイント3:入試科目と配点

併願校を選ぶ際には、入試科目と配点の確認が不可欠です。第一志望校の対策で培った学力を、他の大学の受験でも活かせることが理想です。

第一志望校と入試科目が大きく異なる大学を併願すると、その分対策に余計な時間と労力がかかり、本命の勉強がおろそかになる可能性があります。

自分の得意科目の配点が高い大学や、逆に苦手科目の配点が低い、あるいは課されない大学を選ぶことで、合格の可能性を戦略的に高められます。大学のウェブサイトや入試要項で詳細を確認し、自分の強みを最大限に活かせる大学を見つけましょう。

ポイント4:過去問との相性

偏差値や模試の判定だけではわからないのが、各大学の出題傾向との「相性」です。過去問との相性を確認するために、実際に過去問を解いてみましょう。最低でも3年分の過去問に取り組むことで、その大学特有の問題形式や頻出分野、時間配分などを把握できます。

実際に解いてみて「点数が取りやすい」「問題形式が自分に合っている」と感じる大学は、相性が良いと言えるでしょう。

逆に、模試の判定が良くても、過去問の点数が伸びないケースもあります。併願校の候補がある程度絞れたら、過去問を解き、合格最低点と比較してみる作業は、後悔しない大学選びのために欠かせないプロセスです。

ポイント5:学費と諸経費

大学進学には、相応の費用がかかります。特に私立大学の場合、大学・学部によって学費に大きな差があるため、4年間で総額いくらかかるのかを事前に把握しておきましょう。大学のウェブサイトやパンフレットを活用し、施設設備費などを含めた総額を確認しましょう。

また、併願戦略において注意すべきなのが、入学金の支払い時期です。多くの大学では、合格発表から1〜2週間以内に入学手続き(入学金の納入)を締め切ります。

そのため、第一志望の合格発表前に、滑り止め校の入学金支払い期限が来てしまうケースは頻繁に発生します。複数の大学に合格した場合、どの大学に入学金を支払うのか、事前に家庭でよく話し合っておく必要があるでしょう。

ポイント6:立地と学習環境

見事合格し、入学することになれば、その大学には基本的に4年以上通うことになります。パンフレットの華やかなイメージだけでなく「実際に毎日通えるか」という現実的な視点で大学を見ることも忘れてはなりません。自宅からの通学時間や交通の便、キャンパスの周辺環境などを具体的に調べてみましょう。

また、学習環境も重要な比較ポイントです。図書館の蔵書数や利用時間、PCなどの学習設備、食堂やラウンジといった厚生施設の充実度なども、大学生活の質に大きく影響します。可能であれば一度平日に大学に足を運び、自分の目でキャンパスの雰囲気や設備を確かめてみることを強くおすすめします。

ポイント7:進学する可能性

滑り止めの大学を選ぶ際に最も大切な心構えは「この大学に進学する可能性が現実にある」と認識することです。「とりあえず合格できればどこでもいい」という安易な決め方は、後悔の原因になります。志望校を検討する際は、以下の点まで踏み込んで検討しましょう。

  • 大学のカリキュラムや研究内容に興味が持てるか
  • 取得を希望している資格を取得できるか
  • 就職実績は自分の将来像と合っているか

心から「ここなら4年間頑張れる」と思える大学を選ぶことが、納得のいく大学受験につながります。

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学力レベル別・4段階併願戦略モデル

ここからは、私大志望者と国公立大志望者、それぞれの具体的な併願パターン例をご紹介します。あくまで一例として、参考にしてください。

私大志望者の併願パターン

私立大学は入試方式が多様なため、それらをうまく組み合わせることが合格の可能性を高めます。例えば、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)レベルを第一志望とする文系受験生のモデルケースを考えてみましょう。

項目志望校(学部)
第一志望校(チャレンジ校)明治大学政経学部
合格圏明治大学商学部
安全圏・法政大学経済学部
・学習院大学経済学部
・武蔵大学経済学部
・東洋大学経済学部
滑り止め校大東文化大学経済学部

このように、複数のレベルの大学群にまたがって志望校を選ぶことで、リスクの分散が可能です。

国公立大志望者の併願パターン

国公立大学が第一志望の場合、私立大学との併願は安心して本命試験に臨むための必須事項です。国公立の一般選抜は前期・後期日程に分かれており、募集人員の多くは前期日程に集中します。

そのため、国公立の入試日より前に合否が判明する私立大学を、共通テスト利用入試や一般入試で受験するのが基本戦略です。モデルケースは以下のとおりです。

項目志望校(学部)
第一志望校(チャレンジ校)京都大学理学部(前期)
合格圏・横浜国立大学(後期)
・慶應義塾大学理工学部
・上智大学理工学部
安全圏・東京理科大学先進工学部
・法政大学生命科学部
滑り止め校日本大学理工学部

国公立志望者は私立大学の対策に時間を割きにくい傾向があるため、共通テストの成績だけで合否が決まる方式をうまく活用することがポイントです。

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第一志望を変更する際の3つの判断基準

受験勉強を進める中で「本当にこのままでいいのだろうか」と第一志望校の変更を考える時期が来るかもしれません。その際は、感情的にならず、以下の3つの基準を参考に冷静に判断することをおすすめします。

  • 大学入学共通テストの点数が伸びない
  • 志望校を変更することで受験科目が減る
  • 第一志望にこだわりがない

それぞれの項目について、詳しく解説します。

大学入学共通テストの点数が伸びない

模試や過去問を繰り返し解いても、目標点に全く届かない状況が続く場合は、一度立ち止まって考える必要があります。

特に、苦手科目が足を引っ張っているのか、全体的に点数が足りないのかを分析しましょう。残された時間でどれだけ点数を伸ばせるか、予備校の先生や学校の先生など第三者の意見も聞きながら、現実的な目標に見直す勇気も必要です。

志望校を変更することで受験科目が減る

各教科への対策が不十分だと感じる場合、志望校のランクを下げることで受験科目を減らせるケースがあります。受験科目を絞ることで、残りの科目に集中して取り組む時間が生まれ、結果的に合格の可能性が高まるでしょう。

ただし「勉強が大変だから」という理由だけで安易に志望校を変えるのではなく、変更後の大学でも本当に自分の学びたいことが実現できるのかを、改めて深く考えることが大切です。

第一志望にこだわりがない

受験勉強を始めた当初「なんとなく」で第一志望を決めてしまったという人もいるかもしれません。勉強を進め、さまざまな大学について調べるうちに、他に魅力的な大学が見つかるケースはよくあります。

もし、現在の第一志望校に対して強いこだわりや「ここで学びたい」という明確な理由がないのであれば、視野を広げてみましょう。

これは、自分が大学で何を学び、将来どうなりたいのかを考える良い機会です。その上で、より自分の興味や目標に合った大学が見つかったのであれば、志望校を変更することは、決して逃げではありません。むしろ、より充実した大学生活を送るための前向きな選択と言えるでしょう。

よくある質問

ここでは、受験生からよく寄せられる併願戦略に関する質問にお答えします。

滑り止め大学は何校くらい受けるのが普通ですか?

受験する大学の数に決まりはありませんが、一般的には滑り止め校や安全圏の大学を含めて、合計で3〜5校程度を受験する人が多いです。

「チャレンジ校」「合格圏」「安全圏」「滑り止め校」の4つの階層をバランス良く受験するようにしてください。ご家庭の経済状況や、受験対策にかけられる時間なども考慮し、保護者の方とよく相談した上で、自分にとって最適な校数を決定しましょう。

いつまでに併願校をすべて決めておくべきですか?

併願校の最終的な決定は、出願時期から逆算して考える必要があります。多くの大学の出願は12月から1月にかけて行われます。

そのため、遅くとも高校3年生の12月前半までには、受験する可能性のある大学をすべてリストアップし、受験スケジュールを確定させておくのが理想的です。

最高の併願戦略で、第一志望合格の可能性も最大化しよう

後悔しない大学受験のためには、第一志望校への対策に全力を注ぐと同時に、リスクを管理し、精神的な安定を確保するための緻密な併願戦略が不可欠です。本記事では、後悔しない併願戦略の立て方や、受験校選びの具体的なポイントを解説しました。

大学受験を成功させるには、戦略(併願校選定を含む)・効率(正しい勉強法)・時間(実行力)の3つが不可欠です。しかし、受験生が自分一人で「チャレンジ校」「合格圏」「安全圏」「滑り止め校」の4段階を考慮した上で、入試科目や配点、日程まで最適化した計画を立てるのは非常に困難です。

「この戦略で本当に大丈夫だろうか」「毎日の勉強は計画通りに進んでいるだろうか」といった不安は、第一志望校合格への集中力を削いでしまいます

学習塾STRUXは、まさにそんな受験生の不安を解消し、「あとは言われた通りに勉強するだけでOK!」という状態を作る塾です。

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