大学受験に向けた地誌の勉強法を紹介!短期間で効率よく成績アップできるコツをチェックしよう – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

高田馬場の大学受験学習塾STRUX お問い合わせ(10:00-21:00/月曜除く)

03-6273-8260

STRUXロゴ
STRUXロゴ

大学受験に向けた地誌の勉強法を紹介!短期間で効率よく成績アップできるコツをチェックしよう

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

地理の中でも特に暗記量が多いと言われるのが地誌です。他の教科の勉強との兼ね合いから思うように勉強時間がとれないと悩む受験生も多いでしょう。

しかし、正しい勉強法で進めていけば、短期間で効率よく点数を稼ぐことができるようになります。

この記事では、地誌の正しい勉強法や最適な学習ペースについて解説しています。地誌の勉強法を学んで他の受験生と圧倒的な差をつけてしまいましょう。

地誌は短期間で身につけられる!

「地誌は暗記量が多く、短期間で身につけるのは無理だ」と考えてあきらめていませんか?

もし、地誌は丸暗記すればいいと頑張っているのであればそれは間違った勉強法です。

系統地理の内容がしっかり頭に入っていれば、地誌は最短1か月で十分な知識が身につくので、たとえ共通テスト2か月前だとしても正しい勉強法を実践すれば受験に間に合います。

短期間で地誌の内容を身につけられる正しい勉強法を取り入れましょう。

地誌は覚えるのではなく推測がポイント

地誌は覚えることが多すぎて大変と感じている受験生が多いでしょう。効率よく覚える方法があるなら教えてほしいと考えるのも無理はありません。

しかし、そもそも地誌の内容をすべて覚えるのは不可能です。地誌の学習内容をすべて暗記する勉強法はそもそも間違った勉強法だと認識してください。

地誌の正しい勉強法は、暗記することではなく理解することです。理解していれば暗記をしなくても高得点が取れます。

地誌の知識をすべて暗記することは不可能!

地理の過去問を解いていたら、今まで目にしたことがないデータが出されて全く分からなかったという経験、ありませんか?

ここで「もっと暗記して覚えなければ!」と地誌の勉強を始めるのは間違った勉強法です。

どんなに頑張っても、地理の試験に出てくる地誌の知識をすべて暗記することは不可能でしょう。

例えば、石油・石炭・天然ガスといった化石燃料の産出量上位5カ国をすべて言える生徒はほとんどいないはずです。もし、言えるとしてもタロイモ・ヤムイモ・キャッサバは言えるでしょうか?

この他にもすべての国の首都は?、気候区分は?、貿易総額は?…など言い出したらきりがありません。

このように、そもそも地誌の知識をすべて暗記するのは不可能だと認識しましょう。

地誌の攻略のカギは「推測」にある!

地誌の知識をすべて覚えるのは無理だからといって、知らないデータが出ている問題は間違えてもいいわけではありません。

そこでポイントとなるのが地理系統の勉強で身につけた「理解」です。地理系統の内容が理解できていれば、地誌の問題を推測して解答を導き出すことができます。

系統地理で身につける「理解」については、こちらの記事に詳しく書いてあります。

系統地理をしっかり理解していれば、地誌の問題は推測して答えることができます。

例えば、アイスランドの発電の種類の内訳の問題が出題されたとします。

「細かな数値はともかく、ホットスポットで火山が多いアイスランドでは、地熱発電は他の国に比べたら圧倒的に多いと考えられるな。」と系統地理の内容が理解できていれば推測して解答できます。

そのため、地誌の学習に時間をかけなくても得点を稼げるのです。

受験までの勉強計画を作成する学習塾STRUX無料体験はこちら

地誌の具体的な勉強法とは?

系統地理の内容を理解していれば地誌は推測して解答できますが、最低限の地誌の勉強は必要です。

ここでは、地誌の必要最低限の知識とは何か、地誌の具体的な勉強法について解説します。

地誌マスターのコツは「系統地理とつなげて考える」

地誌をマスターするためのコツは、学んだことの抽象度をあげて理解することです。

もっとわかりやすく言うと、系統地理と結びつけて考えることです。

  • なぜノルウェーでは水力発電が盛んなのか?
  • なぜニュージーランドでは東側を中心に牧羊が盛んなのか?
  • なぜサウジアラビアやUAEなどの中東では、石油がたくさんとれるのか?

これらはすべて地誌の学習範囲です。しかし、これらの疑問はすべて系統地理の知識があれば説明できます。

例えば、「なぜノルウェーでは水力発電が盛んなのか?」という問いへの答えを系統地理の知識を使って導き出してみましょう。

  • ノルウェーは古期造山帯のスカンジナビア山脈がある
  • ノルウェーの西には、暖流の北大西洋海流が流れている
  • ノルウェーは偏西風帯である

上記のような系統地理の知識があれば、以下のような答えが導き出せます。

⇒偏西風によって暖流の北大西洋海流上空の湿った空気が運ばれ、スカンジナビア半島にぶつかって地形性降雨が多く発生するので、年中降水量が多い

このように、古期造山帯がある場所、海流が流れている場所や名前、偏西風帯の場所、さらに地形性降雨に関する知識があれば、ノルウェーでは水力発電が多い理由がわかります。

(古期造山帯・海流・偏西風・地形性降雨はすべて系統地理の範囲です)

系統地理で常に「なぜ」を繰り返しながら勉強するように、地誌の知識も暗記ではなく理解することに重点をおいて勉強しましょう。暗記しようとすると時間がかかってしまう地誌ですが、理解することで短期間で効率よく学習を進めていけます。

地誌の学習範囲

地誌も系統地理も暗記ではなく理解することが大切です。では、具体的に地誌のどの範囲まで勉強すればいいのでしょうか?

繰り返しになりますが、地誌の知識をすべて暗記することは不可能です。ある程度の範囲で見切りをつける必要があるでしょう。

地誌のどこまでの範囲を勉強すればいいか線引きするのは非常に難しいです。基本的な考え方としては、参考書に記載されている知識を丸暗記するのではなく、他の知識と結びつけておく程度でよいでしょう。

共通テストや二次試験で出題される問題は、基本的な系統地理や地誌の知識を使ってその場で考えさせる問題が多く、扱われる題材はかなり細かいものが多いです。そのため、知識を丸暗記する必要はありません。

また統計データなどをどの範囲まで暗記するのかも受験生が悩みやすいテーマです。

この場合は上位5位までの国に関しては覚えておきましょう。また、上位2カ国の順位まで覚えていれば十分です。

受験までの勉強計画を作成する学習塾STRUX無料体験はこちら

地誌の最適な学習ペースとは?

地誌にどれだけ時間をかけて学習すればいいのか解説していきます。地誌の最適な学習ペースは以下の通りです。

  • 時期:遅くとも高3の11月~(高3の1・2学期がベスト)
  • 期間:1・2か月
  • 一回の勉強時間:2時間
  • ペース:1週間に2回

地誌を学習するベストな期間は高校3年の1学期から2学期です。なぜかというと、過去問を演習する時間を十分に残すことも可能だからです。

遅くても高3の11月までには、本格的に勉強を始めましょう。それができれば高3になってしまっていても間に合わせることは可能です。

勉強にかける期間は、最速で1か月から2か月です。系統地理の勉強が終わるのが遅く、地誌にあまり時間をかけられない生徒は1・2か月を目安に計画を立てましょう。

例:
系統地理が終わるのが高3の2学期以降⇒1か月で計画
系統地理は高3の一学期までに終わる⇒2か月で計画

一回の勉強では2時間くらいを目安に頑張りましょう。2時間の範囲でできる限り参考書を読み進めます。系統地理の知識と結びつけながら参考書の内容を身につけていきましょう。

また、前回勉強した範囲を忘れてしまっていても前に戻って勉強する必要はありません。

まずはひと通り地誌の勉強を完了させることを目指しましょう。

勉強するペースは、他の教科との兼ね合いもありますが、週2回のペースで考えるとよいでしょう。

地誌で特に力を入れた方がいい地域などはありません。ロシア地誌と比べるとアングロアメリカ地誌の方が頻出問題であることは確かです。しかし、頻出問題だからといって勉強時間を変える必要はないでしょう。

基本的に頻出な地域ほど参考書や問題集で取り扱う量が多いため、順番に勉強していけば特に問題はありません。

まとめ

地誌の知識をすべて暗記しようとすると、大変である上にすべて覚えることは不可能です。しかし、系統地理で身につけた知識があれば、推測して答えを導くことができるため短期間で効率よく成績を挙げられます。

地誌の勉強は、系統地理の知識と結びつけながら学習を進めていくのがポイントです。

正しい勉強法で圧倒的な実力をつけられれば、志望校合格にぐっと近づくでしょう。

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

 

毎日の勉強でもう迷わなくなる!
学習塾STRUX

どんな勉強をすれば良いのかわからない…
志望校に合格したいけど、間に合うか不安…
勉強してるのになかなか成績が上がらない…

そんな悩みを抱えていませんか?

学習塾STRUXは、学習トレーナーによる毎日の勉強計画作成と個別指導で、志望校合格までにやるべき勉強がわかる塾です。

STRUXってどんな塾?
メールマガジン登録
LINE登録
youtube
インスタ登録