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医学部面接の傾向と対策を徹底解説!ライバルに差をつける回答法

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医学部への合格をつかみ取るためには、学力試験の対策だけでは不十分です。近年の医学部入試は、医師としての適性、倫理観、コミュニケーション能力、そして人間性を総合的に評価するために、面接試験や小論文試験を重視しています。

学力試験の準備に追われるなかで「面接はどこから手をつけたらよいのだろう」「どんな質問がされるのだろう」と悩んでいる方も多いでしょう。

本記事では、医学部面接の傾向と対策、頻出質問への具体的な回答法を徹底解説。加えて、自己分析から模擬面接、そして保護者のサポートまで、合格に必要な準備を網羅的に解説します。この記事を最後まで読み、ライバルに差をつけましょう。

なお、小論文対策については、以下の記事で解説しています。

医学部面接の基礎知識

医学部面接は、医師としての適性や人間性を見極めるための重要な評価項目です。ここでは、面接の主要な形式と、具体的な評価ポイントについて深掘りします。

【面接試験の形式と評価目的】

試験形式特徴評価項目
個人面接1名〜複数名の面接官に対し、受験生1名で臨む最も一般的な形式。志望理由や高校生活、将来の展望など、個人的な質問が中心。志望理由の深さ、自己理解度、コミュニケーション能力、人間性全般が評価される。
集団面接複数名の受験生が同時に面接を受け、それぞれが質問に回答していく形式。傾聴力、他者への配慮、発言のタイミングを見計らう状況判断能力などが評価される。
集団討論与えられたテーマについて、受験生同士で議論を進める形式協調性、リーダーシップ、論理的思考力、コミュニケーション能力が評価される。

面接試験は、配点がないと公表している大学もありますが、多くの大学で面接は「合否判定の重要な参考資料」として扱われます。

特に、同程度の学力を持つ受験生の間で差をつける要素となるため、決して軽視してはなりません。面接は、あなたの医師としての適性や人間性をアピールする絶好の機会と捉え、入念に対策しましょう。

事前準備が合否を分ける!面接対策のステップ

面接対策は、試験当日に最高のパフォーマンスを発揮するための基盤作りです。一つひとつのステップを丁寧に進めることで、どんな質問にも動じずにあなたの魅力を伝えられるようになるでしょう。やみくもに練習するのではなく、以下の6つのステップを踏んで着実に実力をつけてください。

ステップ1:自己分析を徹底的に行う

面接では「なぜ医師になりたいのか?」という根本的な質問を投げかけられます。この問いに対し、単なる憧れや一般的な理由ではなく、自分だけの具体的な経験や価値観に基づいた、説得力のある回答を提示する必要があります。

自己分析を通じて、医師の道を志すに至ったストーリーや、将来の医師像を明確にしておきましょう。自己分析は以下の項目について確認するのがおすすめです。

  • 医師を志したきっかけ
  • 自分の強み・弱み
  • 高校生活で力を入れたこと
  • 将来の展望

上記の項目について、自分の考えや思いを書き出して、自己分析を進めましょう。

ステップ2:医学部・医療に関する知識を深める

医療を取り巻く環境は日々変化しています。面接では、単に医師志望理由を語るだけでなく、医療に関する関心と理解があるかどうかも評価されるポイントです。以下に注目すべき医療テーマをまとめましたので、面接対策の参考にしてください。

【注目すべき医療テーマ】

テーマ内容
最新の医療ニュース新しい治療法、医療技術の進歩、感染症対策など、社会で話題になっている医療関連のニュースに目を向ける。ただ情報を知るだけでなく、それに対する自分の意見や考察を持つこと。
地域医療の現状と課題医師の偏在、高齢化社会における医療提供体制、へき地医療など、地域医療が抱える問題点について理解を深める。特に地域枠入試では、質問されるケースが多い。
医療倫理に関する問題QOL(生活の質)、終末期医療、臓器移植、安楽死、ゲノム編集など、倫理的な判断が問われる問題を把握し、自分の考えを持っておく。

これらの話題について、新聞やニュース、専門誌、厚生労働省のウェブサイトなどを活用し、情報収集に努めてください。

これらの知識は、面接で説得力のある回答をするだけでなく、医師としての資質を養ううえでもかけがえのないものです。常に知的好奇心を持ち、最新の医療動向に関心を持つ姿勢を示しましょう。

ステップ3:オープンキャンパスに参加する

志望する大学のオープンキャンパスには必ず参加するようにしてください。オープンキャンパスは、大学への理解を深めるだけでなく、面接で話す具体的なエピソードを得るうえでも非常に有益です。

オープンキャンパスに参加しておけば、大学の雰囲気を感じ取り、入学後のイメージを具体的に描けるでしょう。さらに、オープンキャンパスで得た情報は、「貴学の〇〇という点に魅力を感じ、ぜひ入学したいと考えております」といった具体的な志望理由として面接で活用できるのでおすすめです。

ステップ4:頻出質問事項を押さえておく

面接には頻出の質問事項があるため、「なぜ医師を目指しているのですか」「本学を志望した理由は何ですか」といった基本的な質問事項に対する回答を作成しておきましょう。

面接試験では、予想だにしていない質問が飛んでくる可能性もあります。そのような質問に対する回答を準備することは不可能なので、オーソドックスな質問への回答に窮することのないように対策しておきましょう。医学部の面接試験で頻出の質問内容については、本記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。

ステップ5:面接時のマナーと言葉遣いを身につける

人の印象は「最初の3秒」で決まるとされています。どれほど素晴らしい人物であっても、第一印象が悪ければ、面接時間内にビハインドを取り戻すのは至難の業といえるでしょう。

つまり、面接官に好印象を与えるためには、回答の内容だけでなく、面接時のマナーや言葉遣いにも気を配る必要があるのです。以下に面接時の基本的なマナーについてまとめたので参考にしてください。

項目ポイント
服装清潔感を第一に考え、TPOに合わせたものを選択する。制服かそれに準じた落ち着いたものを選択すること。
身だしなみ髪型は清潔感があり、顔にかからないように整える。カバンや靴にも気を遣うこと。
入室3回ノックし「どうぞ」と言われてから入室する。ドアを開け、面接官の方を向いて一礼し「失礼いたします」と元気よくあいさつする。
着席椅子の横に立ち「お座りください」と言われてから「失礼いたします」と述べ着席する。
姿勢背筋を伸ばし、手を膝の上に置く。足が開かないように意識すること。
視線面接官の目を見て話すことを心がける。目を直視できなければ、口元に注目してみる。
言葉遣い敬語を正しく使い、丁寧な言葉遣いを心がける。「タメ口」や「〜っす」「〜でしょ」のような砕けた表現は避けること。
退室時面接終了後「ありがとうございました」と述べ、起立して一礼する。ドアの前で再度面接官の方を向いて一礼してから退室する。

これらのマナーと言葉遣いを身につけることは、単なる形式的なものではありません。あなたの医師としての資質、ひいては人間性を面接官に伝えるために必ずマスターしましょう。

ステップ6:模擬面接で実践力を磨く

どんなに準備をしても、本番で緊張してしまっては実力を発揮できません。模擬面接を繰り返し実施し、実践力を磨きましょう。模擬面接では、下記のポイントを参考にしながら、自身の弱点や癖を把握し、一つずつ修正していきましょう。

ポイント確認内容
第三者に面接官役を依頼する学校の先生、塾の講師、保護者など、客観的な視点からフィードバックをくれる人に面接官役を依頼する。
模擬面接の様子を録画・録音する自分の話し方、表情、姿勢などを客観的に確認できるため効果的。
対応力を養う頻出質問だけでなく、少し変わった質問や、想定外の質問にも対応できるよう、臨機応変に考え、答える練習を実施。

緊張感のなかで質問に答える練習を積むことで、本番での動揺を抑え、最高のパフォーマンスを引き出せるようになるでしょう。

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医学部受験の面接における頻出質問と回答のポイント

ここからは、医学部の面接でよく聞かれる質問と、それに対する効果的な回答のポイントを解説します。ただ暗記するのではなく、自分の言葉で回答できるように準備を進めましょう。

医学部面接における頻出質問集

Q:医師を志望した理由はなんですか?

幼少期の経験から医療の重要性を実感し、特に〇〇という分野で貢献したいという強い使命感を抱きました。貴学の〇〇という教育理念に共感し、ここで医師としての基盤を築きたいと考えております。

最も重要な質問です。具体的なエピソードを交え、なぜ「医師」という職業を選んだのか、その熱意と一貫性を伝えましょう。単なる憧れではなく、医療現場の課題や医師の役割への理解を示すことが肝心です。

Q:自己PRをしてください

私の強みは、〇〇という経験で培った課題解決能力です。チームで困難に直面した際、現状を分析し、〇〇という解決策を提案することで、目標達成に貢献しました。この経験は、将来医師として患者様の抱える問題に寄り添い、最善の解決策を導き出すうえで活かせると確信しています。

自分の強みや長所を、医師として求められる資質(コミュニケーション能力、協調性、問題解決能力、探求心など)と結びつけてアピールしましょう。具体的なエピソードで裏付けすることが説得力を高めます。

Q:高校生活で力をいれたことはなんですか?

〇〇部で部長を務めた経験です。当初は部員間の意見の衝突がありましたが、一人ひとりの意見を丁寧に聞き、共通の目標を見出すことで、チーム全体をまとめ上げ、〇〇という結果を出すことができました。この経験から、多様な意見を尊重し、協調性を保ちながら目標に向かうことの重要性を学びました。

学業だけでなく、部活動、生徒会活動、ボランティア活動など、情熱を注いだ経験について話しましょう。その経験から何を学び、どのように成長したのか、困難をどう乗り越えたのかを具体的に伝えるようにしてください。

Q:最近の医療ニュースについて興味のあるものを教えてください

〇〇に関する新技術のニュースに強い関心を抱きました。これにより、これまで治療が困難であった〇〇の患者様に対し、新たな希望が生まれる可能性を感じています。医師として、常に最新の知見を取り入れ、患者様に最善の医療を提供できるよう、生涯にわたり学び続ける必要性を改めて認識いたしました。

医療への関心や、情報収集能力、そしてそのニュースに対する自分の考察が問われます。単に内容を説明するだけでなく、それが医療や社会に与える影響、自身の医師としての展望とどう結びつくのかを述べましょう。

Q:チームワーク・協調性がわかる具体的なエピソードを教えてください

文化祭の実行委員として、クラスで〇〇という企画を進めた経験があります。役割分担で意見の相違があった際、それぞれの得意分野を考慮したうえで、全員が納得できる役割を再検討しました。結果的に、協力し合うことで、〇〇という素晴らしい企画を実現でき、チームとして大きな達成感を味わいました。

医療は医師だけでなく、看護師、薬剤師、コメディカルなど多様な職種との連携によって成り立っています。集団のなかでどのように協力し、貢献したのか、具体的な経験を伝えましょう。

Q:倫理的な問題に関する質問(QOLの問題など)

QOLの問題は、患者様の人生観や価値観に深く関わるため、非常に繊細な判断が求められると感じています。医師としては、病状の説明を尽くし、治療の選択肢を提示するだけでなく、患者様とそのご家族の意向を最大限に尊重する必要があると考えます。そのためには、対話を重ね、倫理的な側面だけでなく、精神的、社会的な側面からもサポートできる医師を目指したいです。

正解が一つではない倫理的な問題に対し、多角的な視点から考察できるか、そして医師としての判断基準をどのように持つかが問われます。安易な結論を出さず、葛藤や考慮すべき点を述べることが重要です。

Q:地域医療への貢献についての考えを教えてください

日本の地域医療が抱える医師不足や医療格差の問題は、看過できない課題であると認識しております。将来は、過疎地域における診療や、高齢者の方々への在宅医療など、地域に根差した医療に貢献したいと考えております。特に、〇〇大学病院が取り組んでいる地域医療連携のシステムに魅力を感じており、そこで実践的な学びを深めたいです。

地域医療の現状を理解しているか、そしてそこに貢献する意欲があるかを見られます。具体的な課題に触れ、自分がどのように関わりたいかを述べましょう。地域枠での受験を検討している方は、質問される可能性が高いので、しっかり準備してください。

Q:併願状況について教えてください

〇〇大学と〇〇大学を併願しております。いずれの大学も、私の学びたい〇〇という分野に強みがあり、貴学と共に志望度が高い大学です。しかし、貴学の〇〇という独自の教育プログラムには特に強く惹かれており、もし合格をいただけた際には、迷わず入学したいと考えております。

正直に答えることが基本ですが、そのなかでも志望大学への熱意を伝えることが重要です。

滑り止めではなく、その大学を選んだ理由を簡潔に述べましょう。

Q:理想の医師像を教えてください

私の理想とする医師は、患者様一人ひとりの声に真摯に耳を傾け、病気だけでなく、その方の人生全体を支えられるような医師です。常に最新の医療知識を学び続け、倫理的な判断力を養うことはもちろん、他職種の医療従事者と密に連携し、チームとして患者様に最善の医療を提供できる存在でありたいと考えております。

患者に寄り添う姿勢、医療倫理、最新の知識の習得、チーム医療への貢献など、医師として不可欠な資質を盛り込みましょう。抽象的ではなく、具体的な行動に結びつく理想像を語ることが求められます。

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保護者の方が受験生を支えるためにできること

医学部受験は、受験生にとって計り知れないプレッシャーを伴うものです。保護者の皆様の適切なサポートは、受験生が面接を乗り越え、合格をつかみ取るうえで非常に大きな力となるはずです。

保護者の皆様の役割は、単なる資金的な援助や情報提供に留まりません。ここからは、受験生が受験勉強に集中できるように、保護者の方がすべきことを解説します。

精神的なサポートの重要性

受験期は、学力面だけでなく、精神的な負担も大きくなります。特に面接対策は、自身の内面と向き合う作業も多いため、不安や焦りを感じやすくなるものです。

保護者としては、受験生の言葉に耳を傾け、共感する姿勢を示しましょう。具体的な解決策を提示するだけでなく「いつでも話を聞くよ」という安心感を与えてあげてください。

また、勉強漬けの日々では、心身の疲労が蓄積します。適度な息抜きの時間や機会を設け、気分転換を促してあげましょう。ただし、勉強の時間を奪われることもストレスになることがあるので、あくまでもお子様の様子を見ながらにしてください。

情報収集の協力

入試形式や頻出質問は、毎年微妙に変化する可能性があります。保護者の方も情報収集に協力することで、受験生の負担を軽減し、医学部受験をサポートできます。

募集要項や入試要項の確認、入試傾向の分析など、保護者の皆様による情報収集の協力は、受験生が安心して受験勉強に専念できる環境を整え、戦略的な受験準備を進めるための支えとなるはずです。

模擬面接の相手役になる

保護者の方が模擬面接の相手役となることは、受験生にとって非常に実践的な練習となります。しかし、面接の相手になる際にはいくつか注意点があるので理解しておいてください。注意点は以下のとおりです。

  • 客観的な視点を持つ
  • 否定的な言葉を避ける
  • 一度にアドバイスを与えすぎない

保護者による模擬面接のサポートは、受験生が本番で最高のパフォーマンスを発揮するための力強い後押しとなります。親という立場上、指導に熱が入るかもしれませんが、上記の注意点を理解し、客観的なアドバイスを送りましょう。

学習塾STRUXの医学部面接対策

学習塾STRUX

学習塾STRUXの医学部面接対策は、生徒一人ひとりの個性を最大限に引き出し、医学部合格へと導きます。東京大学出身の橋本塾長や理系主任講師など、経験豊富なプロ講師が、あなたの志望理由や経験を深く掘り下げ、あなただけのオリジナルな回答をサポート。

画一的な模範解答を押し付けるのではなく、あなたの言葉で、あなたの魅力を伝えられるように指導します。本番さながらの模擬面接を繰り返し実施し、入室から退室までのマナー、言葉遣い、質問への応答など、総合的な面接力を高めます。

学習塾STRUXでの面接対策は、独学では難しい専門的な指導と実践的な練習の機会を提供しているため、効率的かつ効果的な対策が期待できるでしょう。

まとめ

医学部の面接試験は、単なる知識の有無を問う試験ではありません。医師としての適性、倫理観、コミュニケーション能力、協調性など、あなたの人間性を総合的に評価する重要な試験です。学力試験で培った努力を無駄にしないためにも、徹底した面接対策は欠かせません。

本記事では、面接の基礎知識から、具体的な対策ステップ、さらには頻出質問への回答ポイントまで詳細に解説いたしました。

もし、一人での対策に不安を感じるようでしたら、学習塾STRUXのような専門のサポートを活用することも、合格への近道となるでしょう。プロの指導のもと、あなたの個性を最大限に活かした面接対策を進めることで、ライバルに差をつけ、自信を持って本番に臨めるはずです。本記事が、医学部受験の一助となれば幸いです。

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

 

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