医学部に合格するのに必要な勉強時間は？具体的な勉強法も解説

＊紹介している教材にはプロモーションを含みます

「医学部に合格するには、どれだけの時間がかかるのだろう…」と、お悩みの受験生はいませんか？

大学入試のなかでも、トップクラスに難易度が高い医学部受験。

「寝る間も惜しんで勉強をしなければいけないのかな…？」と、考えてしまいますよね。

もちろん、医学部に合格するには多くの勉強時間を要します。それと同時に、質の高い勉強をすることも必要です。

ただ長い時間をかけて勉強をするだけではなく、効率的な勉強を続けて最短ルートで、医学部合格を勝ち取りましょう。

本記事では、医学部合格に必要な勉強時間の目安や、質の高い勉強をする秘訣を解説します。

【学年別】医学部合格に必要な勉強時間の目安とは？

それぞれの学年で、医学部を目指す生徒に必要な勉強時間の目安を解説します。

高校1・2年生の学習時間

高校1年生と2年生に必要な学習時間は、以下の通りです。

高1：平日2時間、休日5,6時間
高2：平日3時間、休日7,8時間

部活がある人は平日の時間はもう少し短めで問題ありません。身体を壊さない程度に、学習を進めましょう。ただしその分、時間が取りやすい休日に、多く勉強してください。

高校1・2年生の間は、学習習慣を身に付けることと基礎固めをしましょう。

高校3年生の学習時間

本格的に、受験シーズンに入る高校3年生は、学校の授業と自習を合わせて10時間以上の学習時間を「毎日」確保しましょう。

医学部に合格するなら、それだけの学習時間が必要です。

浪人生の学習時間

塾・予備校の授業に加えて、自習もして、合計で10時間以上の学習時間を取りましょう。

志望校がC判定以下の場合は、さらに+2時間以上は勉強時間を確保してください。

1年間の限られた時間で「弱点克服」「応用力強化」という本格的な受験対策をするためにはそれくらいの勉強時間は必要です。

「大切なのは量よりも質」に惑わされないように

「量よりも質」という言葉はありますが、勉強量ももちろん重要です。

勉強が出来ない人は、勉強の質よりも、そもそも量が足りていないことがほとんどなのです。

たとえば、勉強量が少ないと自分にあった勉強法を模索できませんよね。

「試しにこの方法で勉強してみよう」と考えても、結果が出るのが1か月後だとすると、その前に「結果が出なさそうかも」と挫折するパターンが非常に多いのです。

普段の勉強時間が多ければ1週間くらいの勉強で、勉強法が合っているかどうかの検討をすることもできます。要するに試行錯誤の回数が稼げるわけですね。

しっかり、勉強時間をとって、結果が出るまでやり遂げましょう。

また、暗記のような誰でもできるものは、時間をかけた人が有利になります。質以上に量が大事になる部分も受験勉強では大きいんです。

「質の高い勉強」を実現する方法

次に「質の高い勉強」を実現する、具体的な方法を説明します。

効果的な学習順序で勉強を進める

効果的に成績を伸ばすには、以下の手順で勉強を進めましょう。

インプット（理解）
アウトプット（問題演習）
過去問演習

まずは、教科書レベルの基本的な内容を理解することが大事です。このとき、ただ字面を追うだけにならないようにしましょう。教科書や参考書を読んだだけで覚えようとしても、すぐに忘れてしまいます。

理解したらすぐに教科書や学校で使う補助教材を活用して、問題を解いてください。問題を解きながら「理解したつもりになっていないか」「本当に理解できているのか」確認するのが大事です。

次に、問題集を使ってアウトプットをします。このとき、間違えた問題を理解することが重要です。解説をしっかりと読んで理解した後、再度問題を解きなおしてください。

受験直前期には、過去問演習をしましょう。過去問は、志望校の出題傾向を反映する最も身に付けなければいけない問題の宝庫です。何度も解きなおして、完璧にしておきましょう。

このように、理解→問題演習→過去問演習という順序で勉強を進めなければ、いつまで経っても過去問で得点を取れるようにはなりません。何も理解しないまま問題演習をしていたり、逆に理解するだけで演習をしなかったりしていると、いくら勉強時間を稼いでも、質が不十分になってしまいます。

科目別の質を高める勉強法

科目別には、以下の内容をおさえて勉強を進めましょう。

数学・物理：問題演習と理解度チェック
化学・生物：暗記と論理的思考
英語：読解力・単語力・文法力のバランス
国語・社会（共通テスト）：正確な読解と知識の定着

数学や物理は、解き方を暗記した上で問題を解けるようにしましょう。問題演習と理解度チェックが重要です。

化学や生物は、暗記をした上で暗記した内容を論理的に活用できるようにしなければなりません。

英語は、単語や文法を暗記して、読解力を身に付けましょう。暗記した単語や文法が読解力の基礎となります。

国語や社会は、正確に読解する力と知識を定着させることに力を入れましょう。基本的に、医学部では共通テストでしか使いません。基礎的な問題は、高得点をとる必要がありますが、応用問題は解けるようになる必要はないことがほとんどです。

過去問演習で「実戦力」を磨く

過去問は受験前には10年分は完璧に解けるようにしてください。

第2志望以降の大学入試問題も、5年分以上は満点を取れる状態にしておくとよいでしょう。

演習不足の人もたくさんいます。過去問を完璧にしておくことが、周りと大きな差をつけることにつながります。

高3の9月くらいからは徐々に過去問にも取り組める状態を目指して学習計画を立てるのがベストです。

医学部に合格するまでに必要な3つの要素

医学部に合格するまでに必要な要素は、主に以下の3つです。

逆算して学習計画を立てる
スランプを乗り越えるメンタルケア
周囲のサポートを活用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

逆算して学習計画を立てる

学習計画は、入試から逆算するのが大事です。たとえば、以下のように共通テストから逆算して遡りながら勉強計画を考えていってください。

共通テストが必要なら12月は共通テスト対策
12月は個別試験の過去問ができないから、9月あたりから少しずつ
そのためには、高3の夏休みは入試レベルの問題演習
そのためには、高3の夏休み前までに、基本事項は全て習得済みの状態に

また、学校の授業では、未習範囲が高3の9月くらいまで残っている場合もあります。医学部を受験するなら、そこから全範囲の問題演習をしていても間に合わないでしょう。

学校の授業の進度が遅い場合には、自分で予習をしていく必要があります。

スランプを乗り越えるメンタルケア

スランプを迎えたら、合格した自分の姿を思い浮かべてください。今は苦しいかもしれませんが、頑張った先にはこんなに楽しい未来が待っていると想像しましょう。

医学部を志望する場合、全国でもトップクラスに難しい受験に立ち向かうことになります。

勉強をしても、思うように成績が伸びず苦しい想いをする時期もあるでしょう。それでも、医学部に合格するには、勉強をし続けなければなりません。

そんななかで、大学入学後の「プライベートが充実する姿」「サークルで友だちと楽しく過ごす時間」「将来に向けて学習する姿」を想像すればやる気が湧いてくるでしょう。

そしてもちろん「医者になって多くの患者さんを救う姿」「患者さんに感謝される自分」をイメージして勉強してください。

周囲のサポートを活用する

家族は、いつでもあなたの味方です。困ったことがあったら、ぜひ相談してください。

信用できる学校の友だちにも相談しましょう。一緒に合格に向けて取り組む仲間です。

自分ひとりで抱え込まず、身近な信用できる人と一緒に頑張っていきましょう。

学習塾STRUXなら医学部を目指す受験生の勉強を効率的にサポート！

このように、医学部合格に必要な勉強時間をこなすには、学習計画を立てたうえで周囲のサポートを得ながら学習を進めることが大切です。

手厚いサポートを受けつつ確実に勉強時間を確保したいのであれば、ぜひ学習塾STRUXの利用をご検討ください！学習塾STRUXは、学習管理型のオンライン個別指導塾です。生徒の志望校や現状の学力を踏まえた勉強計画を作成し、以下のように「どの参考書を・どのくらいの時間をかけて・どのように進めるのか？」という部分まで細かく落とし込みます。

必要な勉強時間や取り組むべき内容を可視化できるため、毎日の学習で迷う心配もありません。

勉強計画の作成後は、定期的な面談を実施しています。毎週の勉強の進捗状況を踏まえてこまめに計画を修正するため、常に最新の自分にマッチした状態で勉強できるでしょう。また、勉強の疑問解消はもちろん、「本当に医学部に入れるか不安」といったメンタル面のケアまで行うため、入試へのモチベーションを高めながら勉強を進められます。

自習中の疑問は、以下のように専用チャットでいつでも質問可能です。