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物理には多くの参考書があり「どの参考書を選んだら良いかわからない」「自分に合う参考書を見つけられない」方も多いのではないでしょうか。
本記事では「レベル別に自分に合う参考書」を解説します。
この記事を読めば自分に合う参考書を見つけられ、物理の成績をみるみるアップでき、志望校合格にグッと近づけます。
では順番に解説します。
【一覧表】おすすめ物理参考書・問題集7選

まず今回紹介したいおすすめの物理の参考書・問題集のレベルやおすすめの人を一覧表で解説します。
参考書名 | レベル | おすすめの人 |
---|---|---|
宇宙一わかりやすい高校物理 | 基礎 | 物理に苦手意識がある人 |
物理のエッセンス | 基礎 | 物理の基礎を理解したい人 |
セミナー物理 | 基礎〜MARCH | 学校教材で大量の演習をしたい人 |
物理重要問題集 | 受験応用 | 長めの文章題を演習したい人 |
良問の風 | MARCH | MARCHで物理を受験予定の人 |
名問の森 | 受験応用 | 難問にチャレンジしたい人 |
難問題の系統とその解き方 | 受験最難関 | 物理が得意で周りと差をつけたい人 |
それぞれ順番に見ていきましょう。
基礎レベルのおすすめ物理参考書・問題集
はじめに「物理に苦手意識がある」「基礎レベルから物理を勉強したい」方におすすめの参考書・問題集を2冊紹介します。
宇宙一わかりやすい高校物理
「宇宙一わかりやすい高校物理」は、基礎から丁寧に物理の本質を解説している参考書です。
本書はページを開いて左側がたとえ話を用いた解説・右側がイラストを使った図解になっています。
そのため「まずは文章で理解をしたい方」は左側から、「はじめにイラストで頭に全体像を入れたい方」は右側から読むと良いでしょう。
宇宙一わかりやすい物理シリーズは全2巻あり、自分が苦手な分野・勉強が必要な分野からスモールスタートが切れることも、初心者にとっては安心です。
オリジナルキャラクターを用いて解説しているので「堅苦しい解説が苦手な方」「物理を楽しんで勉強したい方」にもぴったりでしょう。
物理のエッセンス
「物理のエッセンス」は物理を基本から学べる参考書です。
物理を学ぶ上で重要な「感覚的な理解」と問題を実際に解く上で大切な「考え方」の両方を効率的に学習できます。
掲載している問題は実際の入試問題の解析にもとづいて構成しており、基礎から学びつつ、共通テスト対策も十分可能です。
また比較的薄い参考書のため、物理に苦手意識があっても「まずはやってみよう」と思えるボリューム感であることも特徴です。

MARCHレベルの物理参考書・問題集
次にMARCHレベルの物理参考書・問題集を2冊紹介します。
セミナー物理
「セミナー物理」は物理学習の基礎を固めて、問題演習を繰り返しおこないたい・MARCHレベルを目指している方に最適な問題集です。
「学校の授業内容を確認したい方」「共通テストに向けて実力をアップさせたい方」にもおすすめです。
また本書は解説が丁寧なため、問題演習をしている中で分からない箇所があっても、解説を読めばしっかり理解ができます。
もし分からない問題が出てきたらその問題にチェックをつけて解説を読み、時間が経ってから再度自力で解けるかチャレンジすると良いでしょう。
良問の風
「良問の風」は物理のオーソドックス・頻出問題を中心に構成されており「共通テストで高得点を取りたい」「MARCHで物理を受験する」方に向いている問題集です。
論述問題も収録されていますが採点基準も明記されているため「加点」「減点」につながるポイントを理解でき、より高得点を獲得するための要点を押さえられます。
ただし物理の基礎ができていない場合は難しい問題ばかりのため「物理の基礎はバッチリ押さえた」「物理を得点源にしたい」方におすすめです。
早慶・受験応用レベルおすすめ物理参考書・問題集
次に早慶・受験応用レベルの方におすすめの物理参考書・問題集を3冊紹介します。
物理重要問題集
「物理重要問題集」は物理の基礎を学び終わって、演習に取り組みたい方におすすめの問題集です。
実際の入試問題の中から選び抜かれた良問を収録しており、最新の入試傾向にも対応しています。
最近は問題文が長い問題も多いので、その傾向に合わせた演習ができるでしょう。
そして1番のポイントは丁寧な解説。
本冊以上のページ数の解説がついているので「解けなかったまま」にせず、その場で「なぜ解けなかったか」が理解できるようになっています。
名問の森
「名問の森」は難関大対策に最適な定番の問題集です。
実際の入試問題が網羅的に掲載されており、早慶や難関国立大・2次試験・医学部受験にも有効です。
また解説には図解や別解・解法が詳しく載っているため、解けなかった問題をそのままにせず、克服することができます。
もしこの「名問の森」を解いてみて分からなかったり、難しいと感じたりしたら「良問の風」を解いてみると良いでしょう。
難問題の系統とその解き方物理
「難問題の系統とその解き方」は最難関の東大・京大や難関医大などに向けて物理の対策をしたい方に向けておすすめの問題集です。
発展的な問題が多く掲載されていますが、分野ごとに章が分かれているため、自分が苦手な分野や特訓したい箇所から解くのも良いでしょう。
もし難しいと感じた場合はそのままにせず、易しい問題集をもう一度解いてから「難問題の系統とその解き方」に再度取り掛かったり、参考書と併用して解法を学んだりすると良いでしょう。

物理参考書・問題集の使い方・活用法をチェック!
最後に物理参考書・問題集の使い方や勉強のポイントを解説します。
物理学習には下記の3ステップがあります。
- 教科書理解
- 定石理解
- 問題演習
まず「教科書理解」「定石理解」をしたい場合は参考書を活用することをおすすめします。
物理の本質や考えを理解することで、その後の問題演習をスムーズにできます。
しかし定石理解までで終わってしまうと「分かっているのに解けない」ということが起こります。
そうならないように「自分が理解した定石や教科書の知識を実戦で使える」レベルにまで持っていき、共通テストや試験で活用できるようにする必要があります。
その段階で「問題集」を活用しましょう。
最初の段階では解説が多い問題集を使用したり、問題集と参考書を併用したりして「なぜ解けなかったのか」「次に類似問題に出会ったときにはどう解けば良いのか」を理解しましょう。
それが理解できたら本番でも解答できるように問題演習をひたすら繰り返し、弱点をひとつずつ潰しましょう。
この繰り返しによって物理でしっかり点数が取れるようになっていきます。
まとめ
本記事では以下の内容を解説しました。
- 物理の基礎を学びたい方には「宇宙一わかりやすい高校物理」「物理のエッセンス」
- MARCHレベルにチャレンジしたい方は「セミナー物理」「良問の風」
- 早慶・医大志望の方には「物理重要問題集」「名門の森」「難問題の系統とその解き方」
- 物理の勉強は「教科書理解」「定石理解」「問題演習」の3ステップが重要
この記事を参考に自分にぴったりの参考書や問題集を選び、物理の点数をアップさせ、志望校合格を目指しましょう。
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