【1・2年生向け】共通テストとセンター試験の大きな違いは?(数学・理科・社会) – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

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【1・2年生向け】共通テストとセンター試験の大きな違いは?(数学・理科・社会)

学習塾STRUX塾長の橋本拓磨です。

今回は「共通テスト」と「センター試験」の違いについて、数学・社会・理科について解説していきます。

【数・社・理】センター試験VS共通テスト、どう違う?傾向と対策

基本的にはすべて平成30年度試行調査をもとに分析しています。

数学

数学も、記述式問題の削減の影響を受けます。もともと記述式問題が「数学1」に盛り込まれる予定ではあったのですが、はじめは「きちんと論証を記述させる」というところから、徐々に「計算過程が分かれば良い」「式のみ問う」などとだんだん簡略化されてきています。

配点・問題構成

大きく配点や問題構成が変わることは有りません。

今まで通り「数学1・A」では大問4つ構成。ただし選択問題(確率・図形の性質・整数から2)の配点が各20点、第1問と第2問の配点がそれぞれ25点、35点となっています。

2019年度と比べて第2問の問題(データの分析以外)が少し増え、難易度をあげている印象です。第1問に今までの3ジャンル(集合と論証、計算、2次関数)だけでなく三角比の問題を追加して小問数を増やしてきているので、1つあたりの解答は簡単になっている印象です。

二次関数は平行移動で終わっています。

その分第2問でぱっと見るだけでは、どの分野の問題か分かりづらい総合的な問題をあげています。

細かい大問ベースだとこのように変わるのですが、もっと全体的な話をみると「今までのセンター試験に慣れていると、なかなか解きにくい問題」が多くなるでしょう。

いままでただ計算して思考していく、いわゆる「青チャート」などに載っているような問題ばかりだったのが、急に「太郎さんと花子さんの会話の中でなされている証明の一部を埋める」「実生活で使うものが確率や整数の問題にあてはめられており、それを解く」というような「問題の本質以外の部分」での脚色が増えているからです。

これらの脚色があると、「この問題は普段解いている問題の中でどの知識を使うんだ?」というところがなかなか見極められなくなります。そのため、きちんとその真意を読み取る必要が出てきます。

脚色の中から「問題の本質」を見極める力が要求されてくるわけです。

ただ、あくまで知識自体は「実生活で使うもの」に無理矢理でも紐付けようとしているので、数値がかんたんであったり、計算自体は基本的な問題であったりすることが多いです。

プレテストでは「100本のくじの中から当たりくじを引く」ということを条件付き確率に落とし込んでいたり、「天秤に分銅を乗せる組み合わせ」を二元一次不定方程式にして解いたりすることが必要になってきます。

そのためなおさら、この操作は何をしているのか?普段やってる知識だとどういうことにあてはまるのか?というのを常に考える必要が出てきます。

これは難しいので、訓練が必要です。

数学2・Bも基本的な発想は同じ。配点等はかわりませんが、第1問で単位円と三角関数のグラフの関係を問うたり、第2問で食品の脂質含有量について方程式・不等式を立式してx,yの存在領域を出したりと、結構複雑なことをしています。

プレテストでは「統計」の分野が選択の第3問に先出しされています(第4問が数列、第5問がベクトル)

このように実例に即しながら、その中の「数学」を探すという、今までにない頭の使い方が求められるでしょう。

対策

基本的には今までより正確な理解を追求することと、予想問題・プレテストを解くことをしましょう。

ただ式や計算方法を覚えるだけでなく、「こういう原理でこの計算になる」といった基本的な理解をする必要があります。そのためによりいっそう、学校の授業などでどれだけきちんと話を聞いて、正確に理解できているかという観点が重要になりますね。

プレテストは当然解いてほしいのですが、残念なことにこの手の「実用をうまい感じに織り交ぜて作問する」というのは、問題を作る側にとってもハードルが高いんですね。共通テストを実施する大学入試センター自体は、優秀な教授陣がまる1年かけて作問するわけですから、その心配はありません。ただ、予備校講師や参考書著者がとりあえず作ってみた!というような問題集の問題だと、蓋を開けてみたら本番の傾向とものすごく違うとか、簡単すぎる・難しすぎるとかの現象が起こってしまいがちです。

マーク模試とかでも「難しすぎる」と感じたことがある人は多いでしょう。これも同じ理屈で「程よいレベルの良問を作るのはものすごく難しい」からです。これに「実例に即しながら」という条件がつくと、かなり難しくなります。

予想問題集などの正答率はあまり気にせず、今まで通り基本的な問題理解を重視するようにして、復習の際に「この問題は青チャートだとこの部分で解ける」というように「範囲を見極める練習」をしてください。

社会

社会については必要なところにとどめてお伝えします。

基本的な変化は数学と大きく変わらず、生徒同士の会話、ディベートや新聞記事から歴史的事項を連想できるか、という問題が増えてきます。

配点・問題構成

大きな配点や構成はかわりません。傾向としては、資料問題や図表・地図を利用した問題が増えることでしょう。

今まで以上に、「日本史の問題で資料から何のことを述べているか読み取り、その出来事について答える」という問題や、「地理でみたことのない資料・図表が出て、それについて答える」「世界史で地理のようなデータをもとに答える問題が出る」など、資料などの読み取りを意識した問題構成になっています。

入試改革における「思考力・読解力」の部分を強く見ようとした結果ではないかと思いますが、これも「もっといろんな図表を覚えないといけないか」と言われると、必ずしもそうではありません。

対策

いままで「地図なんてそんなに見ていない」という人は、ある程度細かく見ていく必要がありますし、今まで以上にいろいろな図表に目を通すことは重要になってきます。ただ、だからといってすべてを覚えようとするのではなく、「なぜこのようなデータになるのか?」「この地図の時代はどういう時代だったか?」と、習った知識を紐付けていくことが非常に重要になります。

理科・理科基礎

理科・理科基礎についても、基本的には数学と同じ傾向で、生徒同士の会話や実際の現象を元にした問題が増え、実用とリンクした見極め力が求められることになります。

配点・問題構成

基本的な設問や問題構成はどの科目も大きく変わりません。

変わるのは「実用」「実生活での体験」をより重視していくこと。

以下のような問題が出題されます。

このときの力を一つ一つ分解していくというわけです。

他に、化学では「カセットコンロ用ガスボンベの仕組み」が問われるなど、「身の回りのものの仕組みや動きの原理」が聞かれることになります。

対策

対策としては、数学のように「きちんと原理を理解できているか」「実生活に当てはめながら理解ができているか」という視点が重要になります。そういった探究心のようなものもわずかに求めています。。

ただ、そればかりではないので、基本はやはりただ暗記に走るのではなく、きちんと理解をしながら問題を解けるようになっていくことが最重要になってきます。


数学、社会、理科の共通テストで「変わること」をお伝えしました。意外とどの科目も似たような変化をしています。共通テスト全体でまとめておくと…… 英語の変化が大きい 英語は配点変化 より「日常」「実用」が問題文で意識される 「ポスター読解」「ディベート」「法律の条文」「生徒同士の会話」など、実際の生活内で起こりうることをある程度加味しながら問題が作られているので、今までのようにストレートで聞かれる問題に慣れていると手こずるかもしれません。 ベースの対策は変わらないが、傾向変化の対策は必要 今までの対策と大きく変わるのは「リスニングを早めに始める」くらい。あとは直前期に予想問題を解く中で「実用と理論の結びつき」を意識して解く事が重要。

ただ、まずは必要な基本の勉強から固めていき、受験生の11月頃にきちんと共通テスト演習を進められているようにペースを意識して行きましょう!