「大学受験」と聞くと、高校生のお子様を持つ保護者の方は「親として子どもに何をしてあげればよいのだろうか」と悩む事が多いと思います。どこまで踏み込んで良いのかを考える事は難しい事です。
大学受験でお子様の人生が全て決めるというわけではないですが、「なるべくレベルの高い大学に行ってほしい」というのが親としての正直な本音ですよね。
しかし、いざお子様の様子を見ると「ずっと携帯を見ている」「テレビを見終わったかと思いきやゲームを始めた」なんて事はありませんか?
もちろん陰ではしっかり勉強しているかもしれません。
しかし、自分の目に映るのがあまり勉強していない子供の姿だけだと、不安でいっぱいになってしまうと思います。
なぜ大切な受験が控えているにも関わらず、お子様は勉強に集中できないのでしょうか?
それは「学習管理」が正しくできていないからです。
基本的に、お子様一人の力で受験勉強をする事は非常に困難で難しいです。
確かに、これまで定期テストや模試などに向けて勉強していたことはあるかと思います。
しかし、大学受験となると話は別。これまでの「テスト勉強」よりもはるかに時間がかかる「受験勉強」に立ち向かうわけなので、いきなり効率的な勉強にコツコツ取り組むというのは難しいでしょう。
だからこそ、お子様の「学習管理」をきちんと指導する存在が必要になります。
正しく「学習管理」がされていれば、お子様はきちんと集中して勉強に取り組む事ができます。
そこでこの記事では保護者の方が親としてお子様の学習管理を正しく行う方法をお伝えしていきます。
手をかけすぎてしまうのは良くないですが、親として何かしてあげたいですよね。
どのように適度な距離感でお子様をサポートできるのかを一緒に見ていきましょう。
受験計画・学習計画を管理するのが難しいのはなぜ?
大学受験に向けて「もう高校生なんだから自分の勉強は自分で管理しなさい」とついつい思ってしまいますよね。
理想は、お子様が自分の力で志望校を決めて、必要な科目や配点を把握して、その上で合格に向けて必要な勉強を毎日する事です。
しかし先述の通り、大学受験に向けた勉強は定期テストなどと比較しても勉強量や期間がはるかに長いです。
また、高校受験であればある程度共通の問題を解ければ大丈夫でしたが、大学受験では志望校ごとに必要な勉強が大きく異なります。
そのため、志望校に特化した計画を基に勉強しなければなりません。
しかし、今までそれだけ長期に渡る細かい計画を立ててきた経験をしている方はなかなかいないはず。
だからこそ、受験計画や学習管理をする事は非常に難しい事なのです。
それでは具体的に学習管理をすることが難しい理由を見ていきましょう。
受験生が自分の力だけで学習管理するとズレが生じるから
仮に自分の力だけで勉強計画を立て、その計画に沿って勉強を進めたとします。
しかし、この学習計画はあくまでも「受験勉強を始める前に作った計画」にすぎません。
そのため「やろうと思っていた単元まで進めなかった」「勉強してみたら意外と解けない」ということはよくあります。
本来であれば、そうした様々な要因によって計画が変動した場合、柔軟に計画を調整しなければなりません。
しかし、初めての受験勉強で正しく修正できる方はどれくらいいるでしょうか?
「自分は今これだけ進捗が遅れているから、◎◎と××の時間を減らして〜〜」というような適切な修正を行うことは、なかなか難しいかもしれません。
この修正が正しくなければ、そのままズレの生じた勉強計画のまま進めることになります。
そして、ズレが生じた計画に沿っているのでさらに大きなズレが生じて……ということもあるでしょう。
そのような状態になれば、いくら計画通りに勉強しても目標にはたどり着けません。
学習管理は、現在の自分のレベルや状況に合わせながら行うものです。
自分の模試の偏差値や定期テストの結果を総合的に踏まえたうえで、現状で自分が取り組むべき適切な勉強時間や科目を選ばなければなりません。
だからこそ、お子様が一人でやってしまうと「全然必要でない科目の勉強に力を入れていた…」や「やらなければならない科目の勉強が十分にできていない…」なんて可能性が高くなります。
保護者がお子様の学習管理をするには知識が必要だから
ここまで読まれた方は、「子どもに一人でやらせないために保護者である自分が手伝えばよいのか?」と思うかもしれません。
保護者の方が現代の受験に即した最新知識を十分に持っているならば可能です。
しかし、「少しなら知っているけど自信が無い…」や「自分の世代の受験知識しか持っていない」と思うならば手伝う事は難しいでしょう。
これに関しては、保護者の方の世代の受験知識と現役世代の受験知識は別物なので、仕方が無いことです。
例えば、現代の入試制度は、推薦入試やAO入試、英語外部試験など多岐に渡ります。
お子様の学習管理を手伝うならば、これに対応した志望校の決め方や勉強時間の配分などまでアドバイスしなければなりません。
しかし、このような最新の受験知識が無ければ、お子様を正しい方向に導くアドバイスをする事はできません。
だからこそ、保護者の方がお子様と一緒に一から受験知識を学んでいく姿勢が重要になります。
こうした受験に関する知識は、やはり学校の先生や塾が持っていることが多いです。
そのため、必要に応じて塾などの力を借りることを検討しても良いかもしれません。
どの情報を信じればよいのかわからない
上記のような事情を考え、ご自身で受験や学習管理について調べる方もいるでしょう。
しかし「子どものために最新の受験知識を学んでいきたいけど、どこの誰の情報を信じれば良いの?」という壁にぶつかることもあると思います。
「学校の先生や塾ではこう言っていたのに、ネットには反対の事が書いてある…」なんて事はよくあります。
親として正しいアドバイスをしてお子様を正しい方向に導きたいですよね。
しかし、大学受験の情報は多く、調べれば調べるほどわからなくなってしまうものです。
そもそも親の言うことは素直に聞いてくれないこともある
受験が迫っているのになかなか勉強してくれないお子様についつい言いたくなる言葉、それが「ちゃんと勉強しなさい!」です。
仕事からやっと家についてお子様の様子を見たら、携帯をいじっていたり、テレビを見ていたり…また、一緒に受験知識を学んでアドバイスをしたにも関わらず、その通りに勉強していなかったり…。
そんな姿を見たらついつい「ちゃんと勉強しなさい!」と言ってしまいがちです。しかしそれではなかなか子供は素直に勉強してくれないでしょう。
そもそも大学受験の時期は反抗期真っ只中です。そのためつい親の言うことに反抗してしまうものです。
さらに、お子様側からすると「今の受験について何も知らないのに……」と感じることもあるでしょう。
いくら保護者の方が自分なりに受験の知識を調べてアドバイスをしたとしても、それが正しいとは限りません。
このような理由で、保護者の方のアドバイスを素直に受け入れるお子様は少ないというのが現実です。
大学受験の勉強計画を立てて学習管理をするコツとは?
ここまで読んで頂いて、大学受験の学習管理の難しさをお分かりいただけたと思います。
お子様一人で行う事も保護者の方がサポートする事も、どちらも非常にハードルが高いです
しかし、志望校合格に向けて避けては通れないのが学習管理です。
きちんとした計画を立てられず受験に失敗してしまい第一志望校に入れなかった、ということ避けたいですよね。は
では、どのように受験計画・学習管理を進めていけばよいのでしょうか?今回は、以下の3つの方法をご紹介します。
- 受験計画は具体的に1週間ずつ立てる
- 計画を塾などの外部の人に作ってもらう
- 勉強時間や内容の管理を他の人にみてもらおう
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
受験計画は具体的に1週間ずつ立てる
受験計画は1週間単位で作りましょう。この理由は先ほどお伝えしたように、スケジュールの変動に柔軟に対応するためです。
受験生といっても高校生です。部活動、学校の行事、課外活動など受験勉強以外にもやらなければならない事がたくさんあります。
例えば、1か月分の勉強時間と科目を決めたにも関わらず、部活動の予定で3日間勉強できなかったとしましょう。
そうすると、あとのズレを修正するために1か月分の予定を再度組み直さなければなりません。
しかし、1週間ごとに区切り毎週末などに見直しの時間を取っておくことで、スムーズにその後の流れを修正することができます。
さらにその計画の内容はなるべく具体的にする事が重要です。抽象的な内容だと、何をすれば良いか迷ってしまったり、モチベーションが上がらない原因にもなります。
例えば、
「2021年1月30日の予定は、英語と古典の勉強をする」
ではなく
「2021年1月30日の予定は、
・英語の文法復習でNext Stage20〜35ページを1時間(解く20分 解説20分 暗記20分)・古典の教科書ガイド10〜20ページを1時間半(解く30分 解説30分 暗記30分)合計2時間半で勉強する」
のように具体的にします。
このように、1つの単元の中でも時間単位でしっかりと管理する事が大切です。
このことにより、例え計画通りにいかなかったとしても「あと何の教科の何の単元の何のテキストを何分勉強しなければいけない」という事が明確になるので、計画を立て直しやすくなります。
大学受験に対して意欲のある受験生は、絶対に終わらないような量を計画して、なかなか計画通りにいかずストレスを抱えてしまうケースがよくあります。
保護者の方は、お子様が無理のない範囲で計画を立てられるようにサポートしてみましょう。
学習計画は「具体的に自分が何をどれだけすべきか」を一目で判断できるような組み立てをしましょう。
計画を塾などの外部の人に作ってもらう
最も手っ取り早いのはこの方法です。それでは、外部とは誰のことでしょうか?
これは「受験の最新知識」を持っている学校の先生か塾の講師の事です。
先ほどお伝えしたように、学習管理は大学受験の合格を左右する非常に重要なものです。
しっかりと自分の志望校に沿った正しい計画で勉強できれば合格可能性はグッと上がりますが、、正しい計画で勉強できないと合格からは遠のきます。
だからこそ、受験のプロに見てもらう事が大切です。正しい知識を用いてお子様を正しい方向に導いてくれます。
だからといって、先生や塾講師なら誰でも良いと言うわけではありません。
受験計画の作成や学習管理をする際は、お子様の総合的なデータを吟味して各科目ごとの勉強時間を調整していく事が必要です。
そのため、なるべく全科目の最新知識を持つ人に依頼をしましょう。
このことを考えると、学校の先生より塾の講師に依頼する方をおすすめします。
学校の先生は担当科目が決まっているので、他の科目の知識が少ないという特徴があります。
さらに学校の先生は30人前後の生徒を相手にしているため、全員をまんべんなく学習管理するということが物理的に難しいでしょう。
しかし塾であれば、個別指導等で生徒それぞれに沿った学習管理が可能です。
このように、お子様の現状を全科目、総合的に把握できる人に依頼する事で計画に統一性がうまれ、効率的に勉強できます。
勉強時間や内容の管理を他の人にみてもらおう
「どうしても勉強がはかどらない…」という悩みを持つのは、受験勉強ではよくあることです。
そんな時は、StudyplusやSNSなども活用してみましょう。Studyplusとは、スマートフォンで勉強時間の記録ができたり目標までの進捗を確認できるアプリです。
この自分の学習記録は他の受験生からも確認できます。そのため、人に見られているという緊張感に包まれながら勉強することができるのです。
受験勉強は孤独な闘いですが、このアプリケーション内でライバルと切磋琢磨し合いながら楽しんで勉強する事ができます。
こちらがStudyplusの詳細です。
学習計画を立てて管理してくれる塾・予備校の特徴とは?
皆さんの「塾」のイメージは、どんなものでしょうか?
教室で定期テストや模試の得点アップのために授業をしてくれたり、個別ブースで志望校別の対策授業を個別でしてくれたり…と「授業をする」イメージが多いと思います。
ここまで記事を読んで頂いて学習管理の大変さを知った保護者の方の中には「自分の子どもの勉強時間の管理をしてくれる塾があったら便利だな…」と思う方もいるでしょう。
なるべく受験生のお子様も保護者の方自身も負担を感じたくないですよね。
先ほど受験勉強は孤独な闘いとお伝えしました。多くの受験生が自分の力だけで勉強時間とその科目を管理し、慣れないことに時間を費やしがちです。
自分で学習管理をやりきれれば良いですが、全員がそういうわけではありませんね。
もし自分で学習管理のミスに気づかなければ、志望校合格の道からどんどん離れてしまうでしょう。
このようなことを回避するために、授業を行わず「受験生の自学自習をサポートすることに重きを置いた塾」があります。
このような塾を最大限活用する事によって、お子様が正しい方向に効率的に進むことができます。
こうした学習管理型には、「最新の受験知識を持ち合わせたプロ講師が、継続的にお子様の勉強時間を徹底的に管理してくれる」という特徴があります。
この特徴により強制的に勉強する環境が整い、ついついサボってしまいがちな自主学習を実りのあるものへと変化させられるのです。
最後にご紹介する【学習塾STRUX】は、まさにそういったサポートを提供しているという特徴を持つ塾です。
受験勉強を始める前の最初の計画作成から最後の第一志望校合格までを専任の講師がワンストップで担当しています。
では具体的にどのようなサポートを提供しているのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
まずはじめに、お子様の「現状の強み・弱み」「志望校」を細かくヒアリングし、それを基にお子様専用の受験計画を作成します。
この計画には、志望校合格に絶対に必要な以下の5つの情報が載っています。
- 志望校合格のためには「あと何点必要で」
- そのためには「どの教科を」
- 「どういう順番で」
- 「どういう順番で」
- 「どういう方法で」勉強すればいいのか?
多くの受験生が「何から始めたらいいのかわからない」と悩んでいます。
そこで【学習塾STRUX】では、やるべき必要な勉強を毎日お子様にご提示します。
ここまで読んで頂くと「やる事は示してくれるけど、結局受験勉強は子ども1人でやるんでしょう?」と思われると思います。
【学習塾STRUX】は、お子様の勉強計画を立てて終わりではありません。
毎週の個別面談で1週間の進捗をチェックする上、学力定着を測る確認テストも行います。
つまり、もし勉強していなければ目に見える形で現れてしまうのです。これなら勉強せざるを得ない環境が強制的に整います。
第一志望校合格は決して簡単なものではありません。
たくさん勉強をした受験生が毎年勝負に勝っています。ですので、これくらいの強制感のある環境が受験生には丁度良いのです。
「本当にこれだけで合格できるの?」「自分の子どもに合っているかわからない…」とお思いの保護者の方もいるでしょう。
そのような方に向けて、学習塾STRUXでは実際のコンテンツを試せる無料体験をご用意しています。無料体験でできるのは以下の内容です!
- ヒアリングを基に参考書リストと総勉強時間の算出
- 年間計画作成
- 週間計画作成
- 解き方や考え方のレクチャー
- 計画の活用法のレクチャー
- 参考書では補えない考え方を身につけるための『演習ゼミ』
普段提供しているコンテンツをそのまま体験していただけるため、こちらを受けるだけでも勉強に対する考え方が変わるかと思います。
この無料体験で学習計画を立てるだけでも、今後の財産になるのは間違いありません。
無料体験だけ受講されて、「合格しました!」と報告してくださる人も毎年いらっしゃいます。
なので無料体験だけの受講も大歓迎です。少しでも興味を持っていただけたら、是非無料体験にお越しください!
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。