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国公立理系の入試は、私立大学とは異なり科目数が多く、共通テストと二次試験の両方で高得点を取るための戦略的な学習計画が欠かせません。しかし「何から手をつければいいのか分からない」「今の勉強法で本当に合格できるのか不安」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。
この記事では、実際に国公立理系の合格者が実践した、時期別の学習ロードマップと科目別の具体的な勉強法を詳しく解説します。おすすめの参考書や、よくある悩みへの対処法まで網羅しているため、この記事を読めば、あなたの成績を合格レベルまで引き上げるための道筋が明確になるはずです。
国公立理系入試の全体像

国公立理系への合格を勝ち取るためには、まず入試の全体像を正確に把握し、正しい戦略を立てる必要があります。私立理系入試との違いを理解し「共通テスト」と「二次試験」の対策におけるバランスを考えることから始めましょう。
私立理系との違い|科目数と配点
国公立理系と私立理系の最も大きな違いは、入試科目の数にあります。私立理系の多くが英語、数学、理科1〜2科目の3〜4科目で受験できるのに対し、国公立理系では大学入学共通テストで6教科8科目が課されるのが一般的です。
二次試験の科目だけでなく、共通テストでしか使わない国語や社会、情報の対策も必要になるため、学習の負担が大きくなります。
また、配点比率も大学によって大きく異なります。共通テストと二次試験の配点比率を事前に確認し、どちらをより重視すべきかを見極めることが、志望校合格へのポイントです。
「共通テスト」と「二次試験」の対策バランス

国公立理系入試を突破するためには「共通テスト」と「二次試験」の対策をバランス良く進める必要があります。共通テストは基礎的な学力を幅広く問われるマーク式、二次試験は深い思考力や記述力が試される論述式の問題が中心です。
共通テストの比率が高ければ、早い段階から全科目をバランス良く対策する必要があります。一方で、二次試験の比率が高い難関大学を目指す場合は、主要科目である英数理の応用力を徹底的に鍛え上げることが合格への近道です。
【時期別】合格者が実践した学習計画ロードマップ

国公立理系への合格は、長期的な視点に立った計画的な学習が成果を分けます。ここでは、合格者が実際にたどった年間学習計画を時期別に詳しく解説します。
高2の3月まで:受験の基礎固め!英数の徹底強化
高校2年生の3月までは、本格的な受験勉強の助走期間です。この時期に最も優先すべきは、全科目の土台となる英語と数学の基礎を徹底的に固めることです。特に数学は、理科科目の理解にも直結するため、未習単元を残さないようにしましょう。
具体的な学習としては、数学は「青チャート」などの参考書の例題を最低1周、英語は「ターゲット1900」のような単語帳を1冊完璧に仕上げることを目標にします。
学校の進度が遅い場合は「スタディサプリ」などの映像授業を活用して先取り学習を進め、高3の良いスタートを切るための準備を整えましょう。
高3の4月~8月(夏休み):理科の基礎完成と苦手克服

高校3年生の夏休みが終わるまでは、理科(物理・化学・生物)の基礎知識を完成させ、苦手科目を克服するための非常に重要な期間です。この時期に理科の土台を築けるかどうかで、秋以降の演習の質が大きく変わります。
理科は「セミナー」などの教科書傍用問題集を繰り返し解き、基本的な公式や現象の理解を深めましょう。並行して、英数の応用力も高めていく必要があります。
数学では「上級問題精講」、英語では「イチから鍛える英語長文300」などの発展的な参考書にも挑戦しましょう。夏休みを最大限に活用し、学力全体の底上げを図ることがポイントです。
高3の9月~12月:共通テスト対策と演習中心の学習へ
夏休みが明けたら、学習の中心を基礎固めから実戦的な演習へとシフトします。二次試験対策として志望校の過去問に触れ始めると同時に、共通テスト対策も本格化させてください。特に11月中旬からは、共通テストの対策に割く時間を徐々に増やしていきましょう。
Z会の「共通テスト実戦模試」のような質の高い予想問題集や過去問を活用し、時間配分の感覚をつかんでおくのがおすすめです。国語や社会も、この時期から集中的に対策を進めましょう。演習を通じて自分の弱点を明確にし、弱点を着実に克服する作業が合格を引き寄せます。
直前期(1月~):二次試験対策と過去問演習の最終仕上げ
直前期の学習の中心は、志望校の過去問演習です。最低でも10年分、可能であればそれ以上の過去問に取り組みましょう。過去問を解く際は、必ず時間を計り、本番同様の緊張感を持って取り組むことが大切です。
解き終わったら、徹底的に復習し、なぜ解けなかったのかを分析します。同じミスを繰り返さないように、解法のプロセスを自分の言葉で説明できるようにしましょう。1点でも多く得点する力を磨き上げてください。
以下に上記のロードマップを実践し、志望校への合格を勝ち取った先輩の合格体験談をまとめました。興味のある方は、ぜひご覧ください。
国公立理系の教科別勉強法とおすすめ参考書

ここからは、国公立理系入試で合否を分ける主要科目の具体的な勉強法と、合格者が実際に使用したおすすめの参考書を紹介します。自分に合った一冊を見つけ、正しい手順で学習を進めていきましょう。
数学
国公立理系の入試において、数学は最も重要な科目の一つです。まずは「青チャート」などの網羅系参考書で典型問題の解法を徹底的にインプットすることから始めます。
基礎が固まったら「重要問題集」や「上級問題精講」のような、より思考力を要する問題集に進みましょう。ここでは、解法をただ暗記するのではなく「なぜその解法を使うのか」を論理的に考える訓練をしてください。高2のうちから計画的に進めることが高得点への道です。
こちらが具体的なスケジュール例です。

英語
国公立理系の英語は、共通テストの速読力と、二次試験で求められる精読力・記述力の両方をバランス良く鍛える必要があります。
まずは「ターゲット1900」などの単語帳と「Vintage」のような文法問題集で基礎を固めましょう。
次に「入門英文解釈の技術70」などで英文を正確に訳す「精読力」を鍛えます。この精読力が、二次試験の和訳問題や長文読解を攻略する上で重要になります。
その後「イチから鍛える英語長文」シリーズなどで段階的に長文に慣れましょう。夏休み以降は「英作文のトレーニング」で記述対策も始めます。音読も取り入れ、総合的な英語力を高めることが大切です。
こちらが具体的なスケジュール例です。

理科(物理/化学/生物)
理科は、まず「セミナー」などの教科書傍用問題集を用いて、全範囲の基本的な知識と解法をマスターすることから始めます。
特に、物理の力学・電磁気、化学の理論化学・有機化学といった頻出かつ配点の高い単元は、重点的に学習しましょう。未習範囲は「スタディサプリ」などを活用して高3になる前に終わらせておくのが理想です。
基礎が固まったら、物理では「名問の森」、化学は「重要問題集」といった標準〜応用レベルの問題集に進み、入試で通用する実践力を養いましょう。夏休み以降は過去問演習に本格的に取り組み、志望校の出題傾向に合わせた対策を徹底的に実施してください。
こちらが具体的なスケジュール例です。

国語・社会
理系受験生にとって、共通テストの国語と社会は対策が後回しになりがちですが、ここで安定して高得点を取れると、他の受験生に大きな差をつけられます。本格的な対策は高3の秋以降からで構いませんが、計画的に進めるようにしてください。
まずは過去問や実践模試を一度解いてみて、自分の実力と目標点との差を把握しましょう。点数が伸び悩む場合は「面白いほど取れる」シリーズなどの講義系参考書で知識をインプットしてから、再度演習に取り組むのが効率的です。
情報
情報は大学によって配点が大きく異なるので注意してください。理科基礎などと同じ配点があるのであれば、情報もサボらずに勉強する必要があります。
ただし、多くの高校では、高1のときに授業で習ってそれ以降触れることがないので、高1の頃のテストでしっかり勉強しておくことが重要です。
プログラミングはやや数学的で苦手とする人もいますが、練習すればある程度は誰でもできるようになります。その他の知識問題は勉強時間を確保すれば誰でも高得点を目指せるので、しっかり準備をしましょう。
こちらが具体的な勉強スケジュール例です。

よくある質問Q&A

受験勉強を進める中で、誰もが抱える悩みや疑問があります。ここでは、国公立理系を目指す受験生からよく寄せられる質問にお答えします。
部活動との両立はどうすればいい?
部活動との両立のポイントは、通学中の電車や寝る前の15分といった「隙間時間」を最大限に活用することです。隙間時間に英単語や古文単語を覚えるだけでも、効果的です。
また、部活動で培った集中力や体力は、受験勉強という長期戦を乗り越える上で大きな武器になります。部活動を引退した後は、そのエネルギーをすべて勉強に注ぎ込みましょう。オンとオフの切り替えを意識し、限られた時間で集中して取り組む習慣をつけることが大切です。
塾や予備校は本当に必要?
塾や予備校に通うべきかどうかは、個人の性格や学習状況によります。塾のメリットは以下のとおりです。
- 質の高い授業を受けられる
- 学習計画の相談ができる
- 同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる
一方で、自分のペースで学習を進めたい人や、参考書を使った自学自習が得意な人にとっては、移動時間や費用がデメリットになる場合もあります。最近は質の高い参考書や映像授業も充実しているため、それらを活用して合格することも十分に可能です。
モチベーションが続かないときの対処法は?

長い受験勉強期間中、モチベーションが維持できなくなることは誰にでもあります。そんなときは、小さな目標を設定することから始めてみましょう。また、志望校のキャンパスを訪れたり、大学のパンフレットを眺めたりして、大学生活への憧れを具体的にイメージすることも効果的です。
まとめ:今日からあなたも合格への一歩を踏み出そう
この記事では、国公立理系大学入試の全体像から具体的な学習計画、科目別の勉強法までを詳しく解説しました。
国公立理系への合格は、科目数が多く、共通テストと二次試験の対策バランスが重要になるため、「正しい戦略と具体的な学習計画」が何よりも大切です。
この記事では合格者のロードマップをご紹介しましたが、「これを自分に当てはめて、毎日実行するのは難しい…」「本当にこの通りにやって、成績が伸びるか不安だ」と感じた方もいるのではないでしょうか。
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「今日の〇時から〇時までは、この参考書を何ページから何ページまで、こういう使い方で取り組む」といった、超具体的な勉強内容まで毎日指定します。

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