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「不登校だと大学受験が不利になるのではないか」と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
確かに学校の授業を受けていないことで、勉強が遅れていることは多いです。
しかし学校に時間を取られない分、高校に通っている生徒さんよりも受験勉強に専念できるというメリットもあるため、努力と勉強法次第では成績を伸ばしやすい面もあります。
このとき問題になるのは、「長時間の勉強やモチベーション維持ができるかどうか」「正しい方向性で勉強ができるかどうか」という点です。
学校に通っていない分、勉強習慣が身に付いていないことも多いため、勉強習慣の面で悩みが大きくなりがちですし、何を勉強すればいいのかの判断も難しくなります。
今回は、大学受験のための勉強法や、不登校の方が勉強習慣を身につける際に意識したいポイントを解説します。
不登校生は大学受験勉強を始める前に志望校を決めよう!

高校に通っていると定期的な三者面談で志望校を決めるように言われるので、意識しなくても志望校を決める機会が訪れますが、不登校の場合だとその機会がなかなか得られません。
実は大学受験をすると決めたら、焦って勉強を始めずに、まずは志望校を決めることが重要です。
大学受験では、大学や学部ごとに傾向も対策も全く異なります。そのため、傾向を意識せずに勉強すると「志望校で勉強した分野の出題がなかった」のような事になりかねません。
逆に最初に志望校が決まっていれば、志望校合格に必要な勉強だけに取り組めるので、効率的な勉強が可能です。
志望校を決める際は、今の学力はとりあえず気にしなくてもOK。これからの努力と勉強法次第で、学力が全然足りない大学にも合格できる可能性はあります。
志望校を決めるために大切なのは情報収集です。大学や試験に関する情報を積極的に集めましょう。
オープンキャンパスの日程・試験方法・受験スケジュール・模試の日程や申し込み方法など、大学受験に関するあらゆる情報を積極的に集め、志望校を決定します。
高校に通っていると、受験に関する情報は自然と入ってきますが、不登校の場合は自分で必要な情報を取りにいかなければならない点は覚えておかなければいけません。
不登校生が志望校を決める際に意識すべき点については、以下の記事もご覧ください。

不登校生が大学受験の勉強で注意すべきことは?

「大学受験をすると決めたけれど、具体的な勉強方法がわからない」ということもあるでしょう。学校での勉強経験が少ないと、どんな風に勉強を進めれば良いのか、そもそもわからないことも多いです。
ここでは、まず勉強全体で押さえておくべきポイントを解説します。
- 勉強が不十分な範囲・単元を把握しよう
- 時間のかかる英語・数学の基礎固めに早めに手を付けよう
- 勉強習慣を身につけよう
- 塾も選択肢に入れよう
勉強が不十分な範囲・単元を把握しよう
まず、今の自分に「足りない部分」「抜けている部分」をきちんと把握しましょう。
これが正確に把握できれば、どこまで範囲をさかのぼって勉強し直すべきかが見えてきます。
中学範囲から理解できていなかったり、高1範囲からわからなくなっていたりすれば、それに応じた勉強をする必要があります。基礎知識が身に付いていないのに、いきなり応用問題に取り組んでも解けないのは当たり前です。
自分の弱点を正しく把握することで、自分が取り組むべき勉強を過不足なく進めることができます。「とりあえず受験勉強を進めよう」と無計画に進めるより、効率的に受験勉強ができるでしょう。
具体的には
- 学校の授業を受けていない範囲
- 学校の授業についていけなかった範囲
- 学校の定期テストで70点未満だった範囲
などは頭からやり直すようにするといいでしょう。
基礎の抜けている部分は、スタディサプリなどを活用して確認してみるのがおすすめ。学校の授業で体系的に勉強をできていない分、基礎知識をまんべんなくインプットできる手段を選ぶようにしてください。
時間のかかる英語・数学の基礎固めに早めに手を付けよう
大学受験をすると決めたら、まず取りかかりたいのが「時間のかかる科目の基礎固め」です。
特に英語と数学を大学受験で必要とする場合は、早めに勉強を始めるようにしてください!
それぞれ、英語では「英単語・英文法」、数学では「公式などの理解・暗記」が基礎部分に該当します。国語も古文・漢文の文法・句法が基礎となるので、早めに理解&暗記を済ませましょう。
逆に優先度が下がるのが理科・社会。理科・社会は暗記しているだけで得点できる問題もありますし、英語や数学と比べれば比較的短期間で実力を伸ばせる科目です。そのため、早くから勉強する優先度はそこまで高くありません。
勉強習慣を身につけよう

日中、学校に通っていないことで、生活のリズムが崩れていたり、昼夜逆転生活になっていたりする場合には、生活リズムを整える必要があります。
きちんと生活リズムを整えたうえで、日中に勉強する習慣をつけていきましょう。
「日中でも夜でも勉強時間を確保できればよいのでは?」と思うかもしれません。しかし、入試は日中に行われるので、試験が行われる時間に1番頭が働くように習慣づけておくのがおすすめです。
また、受験勉強のために塾へ通う場合も日中に行くことになるので、やはり昼間の勉強習慣をつけておく方が良いですね。
塾も選択肢に入れよう
不登校で学校の授業を受けていない期間があると、学力面の遅れが心配になるでしょう。
そんな場合には、塾に通って勉強法を教えてもらいながら大学受験を目指すことも視野に入れましょう。
勉強から遠ざかっている期間が長いほど、「そもそも勉強ってどうやってやるの?」「わからないところがわからない」といった状態になっていることもあるはず。
基礎固めのために補習型の個別指導に通ったり、何を勉強すべきか全科目整理しながら自習メインで進めるために学習管理型の塾に通ったりするのがおすすめです。
塾に通っていれば、強制的に勉強する環境が整いますし、受験に関する情報も得られます。モチベーションを保ちながら独学するのが難しいなら、塾でしっかり管理してもらうことで、時間が無駄になりません。
また、大学受験は大学や学部ごとに対策が異なります。ただでさえ勉強量が多いうえに、志望校の傾向に合わせた勉強も必要なため、これまで勉強に触れてこなかった人がすべてを自分だけで進めるのは大変です。
塾に通っていることで、大学ごとの傾向やどんな対策をすればよいかなどの情報が把握しやすくなりますから、それだけでも負担が減ります。
不登校生が塾を選ぶ際のポイントについては、以下の記事でも詳しく解説しています!

科目別!不登校からの大学受験でやるべき勉強法

まずは自分の現状の学力を把握し、基礎が抜けているところを見つけたら、そこをしっかりと固めることからスタートしましょう。
実は、不登校かどうかで大学受験に必要な勉強「内容」自体はほとんど変わりません。授業やテスト勉強を経験しているかどうかで、スタートラインが少し変わってくるだけです。
基礎固めは、中学レベルからでも高校入試レベルからでもOK。自分の知識や理解度に合わせてしっかり戻って勉強し直します。
ここからは各教科別に勉強法について解説します。各教科の特徴に合った勉強法で効率的に勉強を進めていきましょう。
英語
「英単語&英文法→英文解釈→長文読解」という順が、英語の基本的な勉強法です。
大学受験の英語は長文読解がメイン。共通テストに関しては長文読解問題しか出題されません。
この長文を解くために必要なものが、英単語と英文法です。そのため、まずは英単語と英文法をしっかりと理解して暗記し、基礎を固めましょう。
英単語や英文法のインプットは自分でどんどん進められます。英語は他の教科に比べて成績が上がるまでに時間がかかる科目なので、早めに取り掛かりましょう。
ある程度英単語と英文法が頭に入ったら、次は英文解釈に取り組み、実際の文章を読めるように練習していきます。
最後に取り組むのが、長文読解・英作文・リスニングです。ここで実際の入試の実践力を磨いていきます。
数学
数学の勉強の流れは、「教科書内容を理解→定石(解法パターン)を理解・暗記→問題演習→過去問演習」となります。
数学の問題を解くためには、公式をきちんと理解した上で覚えていることが必要。しかし、公式を覚えているだけでは問題を解けないので、公式を使いこなす練習として問題演習をくり返さなければなりません。
教科書などで基礎を理解し公式を暗記して、問題演習や過去問演習をくり返し、入試で使える実践力を身につけていきましょう。
国語
国語は点数の上げやすい古文・漢文の優先度が、現代文よりやや高くなります。
「文法・句法の理解→文法・句法の問題演習&暗記→読解」という順番で勉強するのが基本です。
古文漢文は「知っているだけで解ける問題」が多いですが、それは他の受験生も同じこと。そのため、ここを落とすと他の受験生に差をつけられます。確実に得点できるようしっかり頭に入れましょう。
映像授業などで文法・句法を理解しつつ、並行して古文の単語帳を1冊進めていくと良いですね。問題演習をしながら暗記をして、最後に読解の問題集で練習して実戦的な力をつけていけばOKです。
現代文は易しい参考書から始めて、基本的な読み方を理解した上で徹底的に実践演習を詰んでいきましょう。
理科
「教科書内容の理解→基礎演習→入試演習」という流れでの勉強が基本です。
理科は、生物や化学などの暗記が必要になる分野はしっかりとインプットしましょう。そして演習でアウトプットし、使える知識に仕上げていきます。
物理や化学では、数学と同じように公式を覚え、それを使う練習をしていきましょう。
数学と異なるのは、数学以上に「問題文の中でどんな現象が起きているのか」を理解しなければいけない点です。そのため、出てくる用語の意味をしっかり理解しながら、今どんな現象が起きているのかを理解する練習が大切ですよ。
社会
- 歴史は「通史で全体像を把握→用語の暗記→問題演習」
- 地理は「用語の理解・暗記→問題演習→入試演習」
という流れでの勉強が基本です。
まずは通史で歴史の流れと全体像を知り、その知識をより具体的にしていく形で用語を暗記していきます。
「○○年に△△があった」とだけ覚えるのではなく、前後の出来事も関連させながら覚えると、実際の入試問題で対応できる問題が増えます。
何度もくり返し暗記することで知識が定着していくので、1つの問題集を何度もくり返しましょう。
そのくり返しの中で、知識を細かくしていき、単語も増やしていきます。
地理は最初に地理系統(人口や気候などのテーマ別地理)を理解した上で、知識を肉付けしていくのがおすすめです。
科目別のより詳しい勉強法を知りたい方は、学習塾STRUXが書いている「勉強法サイト ストマガ」の内容も参考にしてみてください!ストマガでは、科目をより細かく分類して詳しい勉強法について解説しています。

学習塾STRUXなら生徒の現状に合わせた指導ができる!
実際に不登校から大学受験にチャレンジする場合、大学入試までに自分で勉強習慣をつけて計画を練り正しい方法で自習を進め、わからない問題を自力で解決していくのは非常に大変です。
さらに勉強と並行して、志望大学や入試に関する情報も自分で集めなければなりません。
もし「自分ひとりで勉強するのは厳しいかも」と不安に感じるのであれば、学習塾STRUXの利用も検討してみてください!学習塾STRUXはオンラインの完全個別指導塾のため、生徒それぞれの現状に合わせた授業計画や志望校に合わせた勉強計画を組み立てることができます。

不登校になってしまった原因や勉強の遅れなどを考慮し、丁寧に生徒の状況に寄り添った指導ができるため、大学受験へのモチベーションも維持しやすいです。
定期的に面談を行うため、勉強の進捗確認だけでなく、勉強以外でも不安なことなどをすぐに相談できます。専任講師が生徒の不安をじっくり解消しながら勉強を進めるためご安心ください。
自習で出てきた疑問は、専用アプリで24時間いつでも質問可能できるのも嬉しいポイントです。
実際に学習塾STRUXを利用して、不登校から志望校合格を勝ち取った方の声も併せてご覧ください!
5月頃にやっぱり勉強時間が増えて崩れちゃったときがあったんですけど、自分の中の勉強時間の許容範囲を超えたみたいなイメージがあって。その時も塾長さんと面談させてもらって、地道に戻していこう、みたいな感じで修正してもらいました。入塾した時と同じくらいつらかった分、勉強時間を一度抑えたことで気が休まったのか、少しずつ戻すことが出来ました。
実はこの方は、入塾から1年と少しの勉強期間を経て、MARCHなどを含む出願校全てに合格ができた生徒さんです。
この方の保護者の方の声はこちらです。
私も息子と一緒に不安になることがあったので、それを橋本さん(STRUX塾長)にメールしてすぐに三者面談できたところがすごく大きかったなと思います。それで話してみて「あ、そういう解決策があるんだな」とフィードバックをもらったら本人も安心して、また次に向かっていける、の繰り返しでした。
不登校の場合は、お子様だけでなく保護者の方も不安になるポイントが多数出てくるはず。
保護者面談をいつでも実施できるのはSTRUXの強みでしょう。
不登校の状態から受験勉強を始める生徒さんが毎年いらっしゃるので、不登校でも安心して通うことができます!
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