浪人生は予備校に通うことが必須です。予備校に通うことで、現役時の失敗原因を克服して効率よく勉強できるようになります。
それでは具体的に、いつから予備校に通い始めればいいのでしょうか。通い始めるタイミングを知らないと、勉強のスタートダッシュが遅れて現役時と同じ失敗を繰り返す原因になりかねません。
後悔のない浪人生活を送るため、予備校に通い始めるタイミングについて把握しておきましょう。
本記事では、浪人生が予備校に通い始めるタイミングや予備校選びの注意点などを解説します。オススメの予備校も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
浪人生はいつから予備校に通うべき?
結論からいうと、浪人が決まった段階で、すぐに予備校に通い始めましょう。
早くから予備校に通うことで、勉強習慣を途切れさせることなく翌年の受験に向かうことができます。
そもそも次の受験勉強はいつから始めるべきなの?
浪人生の中には、受験が終わったばかりなので「少し休んで年度が変わってから勉強すればいいかな」と考える人も多いかもしれません。
しかし、受験勉強が止まってしまうのは基本的にはNGです。
国公立志望者であれば、後期試験のある3月中旬ごろまで勉強している人も多く、3月後半から勉強を再開してもそこまで大きなロスにはなりません。
しかし、私立大専願の場合は入試自体2月中に終わっていることも多く、そこから3月末に勉強を再開すると約1ヶ月もブランクが空いてしまいます。
数週間から1ヶ月くらい勉強を休んでしまうと、
- せっかくつけた勉強習慣がなくなってしまう
- 受験のために覚えていた単語などを忘れてしまい覚え直さないといけなくなる
- 現役生や他の浪人生に差をつけられてしまう
など、いいことがひとつもありません。
浪人が確定していない時期は勉強しづらいかもしれませんが、せめて忘れやすい英単語などの暗記系教材はコツコツ進めておいて、勉強時間をゼロにしないようにしておきましょう。
3月中からは予備校に行くべき!
すぐに翌年の受験勉強に切り替えるためにも、浪人が決まった3月には予備校に通い始めましょう。
ほとんどの予備校では3月から浪人生向けの受付が始まっているので、いつから申し込めるか不安であれば予備校に聞いてみましょう。
現時点ですでに3月を過ぎている場合でも、今すぐ予備校を探しましょう。
「しばらく自分で勉強しよう」という考え方は危ない
浪人生の中には「しばらく独学でやってみて、無理そうなら予備校に通う」と考えている人がいるかもしれません。しかし、その考え方は捨てましょう。
独学では思うように勉強できないことがほとんど。そのため、わざわざ時間を割くのはもったいないですし、「実は間違った方向性で勉強していた」ということになると、余計に時間をロスしてしまいます。
特に浪人は「時間があるから試しに独学でも大丈夫だろう」と考えがちですが、実際は思ったより時間が経つのは早いです。
受験までにやるべき勉強はたくさんありますし、そもそも「現役時代にちゃんと勉強できなかったので合格に届かなかった」ということを前提に考えておかないと、現役と同じ失敗を繰り返してしまいます。
浪人生は現役時よりも勉強への意識を高く持たなければいけません。勉強への意識を保ち続けるためにも、予備校に通い学習環境を整えたほうが良いでしょう。
また、浪人生は自由な時間が多いため生活習慣が乱れやすく、思ったように勉強時間を確保できないこともあります。予備校であれば強制的に勉強する環境を整えられるため、時間を確保しやすいです。
上記を考慮すると、予備校は遅くなっても「行かないよりは行ったほうがいい」ので、出遅れた場合もなるべく早く決めましょう。「いまさら通っても遅い」とは考えず、気づいたらすぐに動くべきです。
浪人生が予備校を選ぶ上での注意点
浪人生が予備校を選ぶ際、いくつか注意点があります。注意点を知らないと自分に合った予備校を選べないため、チェックしておきましょう。
- 浪人した原因を克服できる指導形態か?
- 浪人生向けのコースを設けているか?
- 自習室や学習計画などで自習のサポートをしてくれるか?
- 浪人生の合格実績が豊富か?
- 費用面は希望に沿っているか?
浪人した原因を克服できる指導形態か?
浪人した原因は、人それぞれです。浪人の原因を考慮せずに予備校を選ぶと、結局現役時の失敗要因を潰せず、浪人しても第一志望に合格できません。
例えば、浪人の原因が「基礎が身についておらず点数が上がらなかった」のであれば、個別指導で基礎を丁寧に指導してもらうべきです。「過去問レベルの演習量が足りなかった」のであれば、集団授業型の志望校別講座に通って、志望校に向けた演習を進めましょう。
「必要な勉強習慣が身についていなかった」のであれば、コーチング型で日頃の学習管理をしてもらう、あるいは全寮制の予備校に通って、1日中勉強できる環境を整えたりするのがよいでしょう。
浪人生向けのコースを設けているか?
浪人生向けコースであれば、同じ境遇の受験生が周りにいるので勉強へのモチベーションを上げやすいです。浪人生ならではの悩みも相談しやすいでしょう。
予備校側も浪人生の事情に合わせてサポートしてくれる可能性が高いため、気持ちも楽になります。そのため、浪人生向けのコースがあるかは確認しておくのがおすすめです。
自習室や学習計画などで自習のサポートをしてくれるか?
受験では自習によって志望校に合わせた勉強をすることが重要です。とくに浪人生は学校の授業がないため、自分で勉強できる環境を整えることの重要性が増してきます。
この自習のサポートが手厚い予備校を選ぶのが、浪人を成功させるポイントです。
たとえば自習室がある予備校であれば、強制的に勉強する環境を整えられます。規則正しいリズムで勉強するためにも、朝から自習室を開放していることが理想的です。
塾によっては自習室に毎日来ることをルールにしていたり、全寮制で自習時間まで管理されていたりということもあるので、性格に合わせて選ぶといいでしょう。
ほかにも、授業時間以外の自習について計画を立ててくれる塾もあります。計画作成を専門にした塾もあるため、「あとは演習を進めるだけ」という人はそういった塾を選ぶのもいいでしょう。
浪人生の合格実績が豊富か?
浪人生の合格実績が豊富な予備校であれば、浪人生向けに手厚いサポートが期待できます。
予備校が公表している合格実績には具体的な内訳が記載されていないケースも多いため、事前に質問するなどしてチェックしておきましょう。
費用面は希望に沿っているか?
予備校の費用形態はさまざまです。月額制でサポート込みの場合もあれば、コマ数ごとで費用が発生することもあります。
「月額制で自習の質問サポートもしてほしい」などの希望に応じて、費用がどのように変動するかはチェックしておきましょう。
浪人した原因別!オススメの予備校を紹介
浪人した原因によって、オススメの予備校は変わってきます。そのため、予備校を選ぶ際は、自分が浪人した原因を確認しておきましょう。
浪人した原因別に、オススメの予備校を紹介します。
浪人の原因 | オススメの予備校 |
---|---|
必要な知識や問題演習量が足りず失敗した人 | 駿台 |
基礎があやふやなまま受験に挑んで失敗した人 | 四谷学院個別指導教室 |
現役時代に勉強習慣が身に付かず失敗した人 | 学習塾STRUX |
難関大学を目指していたが必要な知識や問題演習量が足りず失敗した人
集団授業型がオススメです。集団授業型では、カリキュラムに沿ってハイペースで授業を進めることが多いです。
経験豊富なプロ講師が授業を行うことも多いため、わかりやすい授業でどんどんインプットを進められます。
ただし集団授業の場合、講師が対応する人数が多いため、個別での親身なサポートは物理的に難しくなります。「自分で勉強する習慣がある」という人であれば、良質なインプットをもとにスムーズに勉強できるでしょう。
集団授業型としては「駿台」がオススメです。東大・京大・医学部など難関大で高い合格率を誇る予備校大手です。
基礎があやふやなまま受験に挑んで失敗した人
「基礎を受験までに固めきれなかった」という人は、基礎をなるべく早く固め直す必要があるため、今のレベルに合わせて指導してくれる個別指導がオススメです。
現役時代に理解できなかった基礎を、学校からのサポートもない状態で固め直すのは、浪人生にとってハードルが高いです。個別指導であれば、浪人生の学力レベルに合わせて基礎から丁寧に指導してくれます。
個別指導型としては「四谷学院個別指導教室」の個別指導がオススメです。四谷学院では科目別・能力別に55段階に分けて指導してくれます。
細かくレベルを分けているので、「基礎を改めて振り返りたい」という人でも安心です。
現役時代に勉強習慣が身に付かず失敗した人
現役時代に勉強習慣がつかず、必要な勉強をすべてやりきれないまま受験を迎えてしまったという人には、コーチング型の塾がオススメです。コーチング型の塾であれば、生徒の志望校をもとに勉強計画を立てて管理してもらえます。
毎日の勉強でやるべきこともすべて決めてもらえるため、「勉強してみたけど思うように伸びなかった」という場合も活用できます。
コーチング型の塾としては「学習塾STRUX」がオススメです。勉強計画を作成し「どの参考書を・どんなペースで・どれくらい取り組むのか」という点を洗い出すため、毎日の方向性で迷わず勉強できるでしょう。
定期的な面談や24時間のチャット質問サポートがあるため、自習の疑問点を早めに解消できますし、勉強の進め方でわからない点があってもじっくりと質問できます。
まら、浪人生活の中で感じた不安についてもケアしてもらいやすいです。浪人すると孤独に勉強を進めなければならないシーンも多いため、悩みや不安を共有できる相手がいるのは心強いでしょう。
予備校に通うだけで満足しないよう注意!
このように、自分の浪人した原因に合わせて予備校を選ぶことで、独学よりも効率的に勉強できるようになります。
ただし、予備校に通うだけで満足してしまわないように注意しましょう。
浪人生に限らず、予備校に通うだけで満足してしまう人は多いです。しかし、一番成績が上がるのは、自習に取り組み志望校に合わせた勉強をしているときです。
いくらクオリティの高い授業をしてくれる予備校に通っても、自習で演習に取り組み知識をアウトプットしなければ成績は上がりません。
予備校を最大限活用するために必ず「浪人の原因」は明確にしておこう!
予備校に通うだけで満足せず最大限活用するためには、浪人の原因を具体的に把握しておきましょう。
浪人の原因を把握しておくことで、具体的に「何を勉強したら失敗要因を克服できるか?」という点を正しく判断できるため、自分に必要な勉強だけを絞って効率的に学習できます。
また、先ほど解説したように、予備校を選ぶ際も「基礎を重点的に固める必要があるため個別指導を選ぼう」というように適切な判断基準を持てるでしょう。
学習塾STRUXであれば浪人の原因を究明した上で勉強できる
コーチング型の学習塾STRUXであれば、まず浪人した原因を明らかにしてから勉強計画作成やアドバイスを行うので、正しい方向性で勉強に取り組めます。
科目ごとの授業を実施するだけでなく毎日の勉強進捗も管理するため、普段からやるべき勉強内容に迷わず取り組めるでしょう。
いつから通ったとしても、その時点の学力と志望校までの差を考慮して合格までの最適な計画を作成します。
早くから通えれば、その分基礎固めから取り組めたり現役時の伸び悩みの原因を解消したりできるため、良いスタートダッシュを切って浪人生活を始められます。
また、日頃の勉強進捗を管理することで強制的に勉強する環境を生み出し、自習でアウトプットする機会を作れるので「予備校に通うだけで満足してしまって成績が上がらない」という状態もなくせます。
浪人生活を乗り切るためにも、コーチング型のSTRUXで毎日の勉強をしっかり管理してもらいましょう。
「具体的にどんな計画作成や指導を行うの?」と疑問に思ったら、ぜひ無料体験を活用してみてください。
STRUXの無料体験では、実際の指導と同じように勉強計画を作成しているので、参加するだけでも今後の勉強の方向性が明確になります。気になった方は、まずは気軽にお問い合わせください。
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。