この記事を読んでいるあなたは、「浪人することになったし、勉強を本気でやるために予備校を探そう!」と思っているはず。
浪人すると決まればなるべく早く予備校を決めて、万全のスタートを決めたいですよね。早くから自分に合った予備校に通うことができれば、受験に向けた勉強を早くスタートでき、浪人の成功率もぐんと上がります。
浪人経験者40名以上にアンケートを取った際に集めた「選び方のアドバイス」も一部掲載しているので、参考になるはずです。
自分に合った予備校を見つけて良いスタートが切れるように、是非この記事を参考にしてください!
浪人生が意識すべき予備校の選び方のポイントは4つ
世の中に予備校はたくさんありますが、予備校であればどこでもいいわけではありません。
浪人生の学力や志望校に応じて必要な勉強は違いますし、現役生と浪人生では予備校の選択基準も変わってきます。浪人生なりの予備校の選び方をしっかり確認しておきましょう。
- 自学自習できる環境があるか
- 自分のレベルに合った指導を受けられるか
- 浪人生向けのコース・指導があるか
- 授業以外の質問受付といったサポートが充実しているか
自学自習できる環境があるか
浪人生にとって、自学自習できる環境があるかは重要なポイント。浪人生は学校の授業がないため自宅での勉強が中心となりますが、自宅にいると集中できなかったりモチベーションが保てなかったりする人は多いです。
予備校の自習室を利用すれば、周りのみんなが勉強しているので「自分も頑張らなくてはいけない」とモチベーションを維持しながら、集中して勉強できます。
予備校によっては自習室に講師が在中しているケースもあるので、疑問点を質問しやすいことも魅力です。
学習塾STRUXが行ったアンケートでも、以下のように自習室の利用をおすすめする声や「自習室を活用して浪人を乗り越えた」という意見が集まりました。
自分が勉強に集中できる環境や方法を早めに見つけてください。私の場合は「家などの誘惑の多いところでは集中できない」タイプなので、朝9時から夜の9時まで土日含めて毎日予備校の自習室に通い詰めました。(大阪府出身・31歳男性・同志社大学に合格)
自習室や休憩室などの施設のことや、立地やアクセスなど1日の時間を多く過ごすことになるので、通ってから自分が快適に勉強に集中できるか調べてから予備校を選ぶべきだと思う。(北海道出身・31歳女性・法政大学に合格)
自分のレベル感にあい、自習室が使いやすい塾を選ぶべきです。(埼玉県出身・21歳女性・中央学院大学に合格)
もしも自習室を備えた予備校が近くにない場合は、オンライン自習室がある塾や予備校を選ぶのもよいでしょう。
定期的な勉強報告や学習計画の作成などを通じて自習ができるよう工夫してくれる予備校もあるので、そういったサポートがあるオンライン予備校などを選ぶのもオススメです。
ただし、自習室に来ている生徒の中には「勉強せずおしゃべりばかりしている」という層も一定数いるため注意しましょう。大手の予備校であっても、おしゃべりをしている生徒は存在します。
自分のレベルに合った指導を受けられるか
自分のレベルに合っているかは必ずチェックしておきましょう。
大学受験では自分の現在の実力を考慮して適切なレベルから勉強をスタートすることが大切です。レベルに合わない勉強から始めてしまうと、必要な土台が固まらないまま演習を繰り返すことになるため、成績が安定しません。
浪人生の中には、現役で失敗したい理由として「基礎学力はあったが志望校対策をやりきれなかった」と考えている人も多いでしょう。
しかし実際は、現役時に「そもそも基礎が足りていなかった」ということもあり得ます。その状態で志望校に特化した授業を受けても、レベルが合わず実力を蓄積できないため要注意です。基礎を疎かにして浪人した場合、まずは基礎固めから始めましょう。
基礎から固め直す場合は、科目の基本を入れ直す授業があったり、基礎固めに必要な自習サポートを行ったりする予備校を選びましょう。
場合によっては、科目の授業回数が減ったとしても個別指導の塾を選び、0から自分の状態に合わせて適切に指導してくれるところを選ぶ方が良い場合もあります。
行ったアンケートの中でも、以下のように「個別指導で自分のレベルに合った勉強を指導してもらったほうがよい」という声が集まりました。
集団授業だと自分の思い通りに授業を受けられない。個別指導のほうがいいと感じる(高知県出身・30歳男性・大阪大学に進学)
自分のレベルが高校授業の基礎レベルあるのであれば集団授業でいいと思う。基礎レベルがないのであれば個別授業などで1対1で1から教えてくれるところに行ったほうがいいと思う。(千葉県出身・19歳男性・芝浦工業大学に合格)
個別指導の塾を利用したほうが自身のレベルに合わせた勉強方法が行え効率的に勉強が出来ますし集中出来るので良いと思います。(東京都出身・33歳男性・法政大学に合格)
浪人生向けのコース・指導があるか
予備校の中には、現役生向けの受験対策を指導のメインとしているところもあります。
浪人生は勉強に費やせる時間が現役生よりも多く、取り組む対策も現役時とは異なるため、できれば浪人生向けのコースや浪人生の合格実績がある予備校が望ましいです。
選ぶポイントとしては、
- 丸1日の勉強をすべて見てもらえるか
- 細かい仕上げや志望校に特化した得点アップのための指導をしてもらえるか
- 現役生が手を回しにくい、理科・社会の対策も特化して授業してもらえるか
- 平日も朝から開館して授業や自習室を利用できるかどうか
などのサポートがあるかどうかは確認しておきましょう。
また、下記のように「浪人生ならではの悩みを解消するサポート」もあったほうが理想です。
- 現役時代よりも志望校を下げるべきか or 上げてもよいのか
- 滑り止めを選ぶ際に相談に乗ってくれるか
- 学校がなく自習時間がたくさんある浪人生のために頻繁に勉強相談に乗ってくれるか
- 添削を受ける機会がない浪人生に向けて添削指導をしてくれるか
授業以外の質問受付といったサポートが充実しているか
予備校によっては、「授業内でしか質問できない」といったケースもあります。しかし、質問できるチャンスが限られていると、自習で感じた疑問や不安点を納得いくまで解消できないかもしれません。
とくに浪人生が大きく成績を上げるためには、現役時代につまずいた部分を徹底的に解消し、本番までに細かい部分まで取りこぼさず得点できる力を身につけることが必須です。
こうした部分を踏まえ、「授業時間外でも質問OK」といったサポートが充実した予備校を選ぶと良いでしょう。
学習塾STRUXのチャット質問サポートのイメージ図
浪人生が予備校を選ぶときにやるべきこと
適当に予備校を選んでしまい、あとから「自分に合ってなかった…」と後悔しないために、予備校を決める前にやっておくべきことがいくつかあります。
ここからは、予備校を決める前に浪人生が必ずやるべきことを紹介します。
- 体験授業は必ず受ける
- 浪人生の合格実績を調べる・聞く
- 自習室を確認する
- 複数の予備校を調べる・体験する
- 近くに予備校がない場合、オンラインや寮制の予備校も検討する
- 費用をチェックする
体験授業は必ず受ける
塾や予備校は、HPだけでは分からないことがたくさんあります。実際の教室の雰囲気や在籍している先生、授業の進め方などを把握するため、体験授業は必ず受けてください。
体験授業は基本的に無料なところが多いので、先述の『予備校の選び方』を参考に、行きたい候補を2〜3校に絞り体験授業を受けましょう。
浪人生の合格実績を調べる・聞く
浪人生は、勉強に費やせる時間や対策方法が現役生とは違うので、浪人生に対してのサポート体制や実績があるかはとても重要です。
浪人生の場合は、浪人した原因に応じて対策を立てて勉強することが重要なため、きちんと生徒と向き合い丁寧にサポートすることが必要になります。
合格実績をHPなどで事前に調べておき、体験授業に行った際にも確認しておきましょう。
自習室を確認する
自習室がある予備校の場合、自習室にも足を運んでみましょう。自習室があれば、授業以外に自習室としても予備校を活用することができます。
「自習の際に講師に質問できるか」「うるさくないか」「何時から何時まで使えるのか」などは、体験授業の際に一緒に確認しておきましょう。
リアルな場での自習室がない場合でも、オンライン自習室を設置している予備校もあります。オンライン自習室であっても、画面越しに講師が常駐しているので校舎とさほど変わらない緊張感で勉強できるでしょう。
複数の予備校を調べる・体験する
いきなり最初から一つの予備校に決めてしまうのは危険です。予備校には指導形態や講座のコースなどに応じて多くの種類があるので、実際に話を聞いてみないと自分に合うかどうかはわかりません。
たくさん行き過ぎても時間がもったいないですが、必ず2〜3つは体験授業に行って、予備校を比較・検討しましょう。
自分に合わない予備校を選んでしまった場合、思うように成績が伸びず時間を無駄に過ごしてしまい、最悪の場合「今年も第1志望に落ちてしまった…」なんてことになってしまうかもしれません。
近くに予備校がない場合、オンラインや寮制の予備校も検討する
自宅の近くに予備校がない場合は、オンラインや寮制の予備校を検討してみてください。
オンラインでも良質な指導が受けられる時代なので、場所を限定せずに予備校を探してみましょう。
費用をチェックする
予備校を選ぶ際は費用も必ずチェックしておきましょう。予備校の料金体系はバラバラであり、「月額制」「一コマいくら」というケースがあります。
料金体系によっては、例えば「科目の多い国公立を受けるから月額制でリーズナブルに済ませたい」「難関私大を受けるので専用コースがある予備校を選びたい」など、選択肢も変わってきます。
自分に必要な勉強を考慮したうえで、負担になりすぎない料金体系となっている予備校を選びましょう。
浪人生が予備校に通う際に気をつけるべきこと
浪人生が予備校に通う際は、以下の点に注意しましょう。
- 予備校を検討する時間は意外と短い
- 予備校に通えば受験が必ずうまくいく訳ではない
予備校を検討する時間は意外と短い
実際に予備校を選ぶ際は、浪人が決まった段階で早めに取り掛かりましょう。
とくに、現役で国公立の後期を受ける人は要注意です。後期試験は3月中旬に実施されるため、合否発表を待っていると大手予備校の授業開始時期(4月〜)には間に合わない可能性があります。
国公立の後期試験を受ける人も含めて、浪人をする場合は年度が変わる前に予備校の比較・検討を開始しましょう。
予備校に通えば受験が必ずうまくいく訳ではない
予備校に通う場合は、「通っただけで満足する」という状況は避けましょう。
予備校に通っただけで必ず成績が上がる訳ではありません。予備校はあくまでも、自分の普段の勉強をサポートしてくれる存在です。
授業で受けたことを活かし、自習時間に志望校に向けた勉強を進めることで、成績が上がります。
自分がどれだけ普段から志望校を見据えた勉強に取り組めるかによって、1年間の成績が大きく左右されることは覚えておきましょう。
浪人した原因別で紹介!おすすめの予備校5選
ここからは、浪人した原因別におすすめの予備校を解説していきます。自分はどの状況に当てはまるのかチェックしてみましょう。
本番であと数点で不合格だった:駿台
「難関大志望で勉強習慣もついていたけど、本番であと数点で不合格だった…」という人の場合、志望大学特化のコースがある大手集団予備校がおすすめです。
大手集団予備校であれば、東大コース・京大コース・医学部コースなど、難関国公立大を中心に特別カリキュラムが組まれていることもあります。
『駿台』であれば、志望校のタイプごとに細かくコースが分かれています。
大学別の対策コースも豊富であり、例えば「スーパー早慶大コース」「ハイレベル私立大医療保険看護系」など、特定の難関私大志望向けコースも設けられています。自分の志望校が含まれていないかをチェックしておきましょう。
志望校別のコースに加えて、Z会の添削指導システムや質問アプリmanaboなどのICT教材を活用して効率的に勉強ができます。
特に浪人生の場合は、科目に関する疑問点を質問する機会は限られるため活用したいところです。
ただし、自学自習の管理はないため、授業外の自主学習は自分で進める必要があります。
他にも、
- 難関大学を目指している
- 自分と同じレベルの受験生と勉強したい
- 自分で日ごろの勉強は進められる
という人にもおすすめです。
近くに浪人生向けの予備校がない:四谷学院
「地方暮らしで近くに浪人生向けの予備校がない」という人の場合、オンライン予備校を活用するのがおすすめです。自分に合う塾が近くになかったり、そもそも通える予備校がなかったりする場合は、浪人生向けのコースが用意されているオンライン予備校や、志望校の合格実績が充実しているオンライン塾を検討してみましょう。
例えば『四谷学院』では、55段階の細かい指導で基礎から徹底的にオンラインで対策してくれます。中1レベルから東大レベルまで到達することを目標としてカリキュラムが組まれているので、「基礎が不足して浪人した」という場合でも、自分の現状に合わせた授業が受けられます。
自習室はセパレートタイプでデスクライトもあり、クッションチェアと充実した設備で、ストレスのない環境で勉強に集中することができます。
他にも、
- 基礎からやり直したい
- 今の自分の学力に合った指導をしてほしい
- 自習環境を重視したい
という人にもおすすめです。
近くに浪人生向けの予備校がない:河合塾
同じくオンラインで授業を提供している予備校としては、『河合塾』が挙げられます。河合塾では、自分専用のカリキュラムを組んで、チューターが個別で学習進捗についてアドバイスしてくれます。全国の大学のデータを集めているため、地方の大学を目指す人にも対応してもらえます。
自習室も完備されているので、浪人中の勉強環境を整えて、レベルの高い指導を受けたい人におすすめです。
他にも、
- 難関大学を目指している
- 地方の大学を目指している
- 自分と同じレベルの受験生と勉強したい
という人にもおすすめです。
ちなみに『駿台』と『河合塾』は似たようなタイプの予備校なので、どちらの予備校も近くにある場合は両方の体験授業を受けてみて、自分が気に入ったほうで決めればOKです。
志望校まで大きな差がある:個別指導のトライ
「志望校と自分の学力に大きな差がある」「現役の時よりも志望校のレベルを上げたい」という人の場合、差を埋めるために必要な勉強が多いので、効率的に勉強をしたうえで勉強時間を多く取る必要があります。
そういった人の場合、一人一人の実力に合わせて授業を受けられる個別指導の塾が良いでしょう。
『個別指導のトライ』では、一人一人の学習状況に合わせて、生徒にとって最適なカリキュラムを組んでもらえます。講師は専任制なので、授業のたびに毎回先生が変わるといったことはありません。
また、万が一講師との相性が合わなかった場合は、別の講師に無料で変更してもらえます。
他塾との併用プランもあるため、例えば「他の塾にある志望校特化コースを使いながら細かい部分はトライで指導してもらう」という使い方もできます。
他にも、
- 個別指導がいい
- ずっと同じ講師に見てもらいたい
- 他の塾と併用したい
という人にもおすすめです。
また、同じように「志望校との差を埋めるために必要な勉強」を洗い出し、浪人生の状況に合わせた対策をしてくれるコーチング塾も検討してみましょう。
勉強習慣がなくてうまくいかなかった:学習塾STRUX
「勉強習慣がついていなかったため、勉強時間が足りずうまくいかなかった…」という人の場合、自習室のある個別or集団指導型やコーチング型の予備校がおすすめです。まずは勉強習慣をつけることが大事なので、自習室で強制的に勉強できる環境を作ったり、コーチングで勉強計画を立てるのを手伝ってもらったりしましょう。
『学習塾STRUX』は、完全1対1の個別指導で専属のトレーナーが自学自習のアドバイスやサポートをしてくれるコーチング型の塾です。
STRUXでは科目ごとの個別指導も行っていますが、指導のメインは生徒の目標に合わせた学習計画管理です。志望校合格から逆算し、浪人してしまった原因に応じた適切な計画を作成して、普段の勉強習慣を管理しています。
定期的な面談に加えてチャットでの質問対応も随時行うことで、独学では不安の多い浪人生活を丁寧にサポートします。
他にも、
- 個別指導がいい
- ずっと同じ講師に見てもらいたい
- 自学自習のサポートを重視したい
- 授業外でも質問対応してほしい
という人にもおすすめです。
現状分析の徹底と、成績を伸ばすための自習時間の最適化ならコーチング型の塾がオススメ!
現役生と浪人生では予備校選びの判断基準は違うので、浪人生に最適な予備校を選ぶことが大切です。
本気で成績を伸ばしたいのであれば、現状を徹底的に分析して、成績を伸ばすために自習の時間を最適化することが最重要です。
そのためには、比較的新しいタイプの塾・予備校ですが、コーチング型のサポートを受けるのがオススメです。
学習塾STRUXは、受験勉強を徹底的にサポートするコーチング型の塾。浪人生の現状や志望校に合わせて最適な計画を作成したうえで、普段の学習管理や質問にも対応しています。
STRUXの講師は東大生を中心とした難関大の生徒であるため、「浪人して難関大を目指したい」という人に対してもレベルの高い知識を指導できます。
授業だけでなく学習計画を作成して普段の勉強習慣の管理も行ってくれ、いつでも講師に質問や相談が可能です。
「STRUXについてもっと詳しく知りたい」と思ったら、ぜひ無料体験へご参加ください!無料体験では実際の指導と同じ勉強計画を作成してプレゼントしています。
興味を持ったらぜひ一度無料体験にお越しください!
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。