浪人生は学校のような整った場所で勉強できる機会がほぼないため、いかに自分で勉強環境を整えられるかが重要です。勉強環境が整っていないと、コツコツ学習することが難しくなり、受験に向けて最大限の成果を出せません。
本記事では、勉強環境の重要性や継続に向けてやるべきこと、活用すべきサービスを紹介します。オススメの予備校も紹介しているため、参考にしてください。
浪人生は勉強環境を整えることで習慣を身につけて合格に近づく!
浪人を成功させるには、勉強習慣を身につけることが大切です。勉強習慣を身につけることで、自習時間を確保し志望校に合わせた勉強ができるようになります。
この勉強習慣を身につけるために必要なのが、勉強環境の整備です。現役時代であれば学校で勉強できたため、強制的に勉強しやすい環境に身を置いて習慣付けができました。しかし浪人生は、自分で意識して勉強環境を整えないといけません。
「集中できる勉強場所を確保する」「周囲の環境を物理的に改善する」などを行うことで、習慣を身につけてスムーズに自習に取り組み、自分に必要な勉強を積み重ねることができるのです。
勉強環境を整えるためにやるべきことは?
勉強環境を整えるといっても、何から始めればいいかわからない人も多いです。
ここからは、勉強環境を整えるためにやるべきことを紹介します。具体的にすぐできることを紹介しているので、参考にしてください。
自宅以外の勉強場所を確保して集中することが重要!
自宅ではスマホやゲームなどの誘惑も多くついダラダラしてしまうので、自宅以外に勉強場所を確保することが理想です。
勉強場所を変えることで強制的に気持ちを切り替えて、効率よく勉強に取り組めるようになります。
現役時代は学校があったため、強制的に場所を変えることができました。しかし浪人の場合は、学校がないため自分で勉強場所を用意しなければなりません。
物理的に周囲の環境を改善しよう
自宅だけでなくどこで勉強するにしても、周囲の環境を物理的に改善するための工夫を行うことが大切です。
実際に取り組める工夫としては、以下のようなものがあります。
- 勉強道具以外は視界に入れない
- 明るい場所(昼光色や昼白色)で勉強する
- 「意味のある環境音」は聞こえないようにする
勉強道具以外は視界に入れない
スマホなど勉強に不要なものが目に入ると、つい気が散ってしまいます。不要なものをいじらないようにするには、スマホ用の金庫(タイムロッキングコンテナなど)を活用してもいいでしょう。
スマホは使えなくなるため、「調べものをする場合は電子辞書」「時間を計る場合はストップウォッチ」など、別の物を代用しましょう。
明るい場所(昼光色や昼白色)で勉強する
明るい場所であれば勉強に集中して取り組めます。昼光色や昼白色は集中力を高めやすい色と言われているため、ライトを選ぶ際の参考にするとよいでしょう。アイリスオーヤマのライトは2,000円くらいで買えます。
「意味のある環境音」は聞こえないようにする
環境音はあってもなくても、自分の集中しやすいほうを選べば構いません。
ただし環境音をつける際は、自分の好きな音楽やテレビの音などが聞こえないようにしましょう。好きな音楽やテレビを流してしまうと、そちらの音に意識が持っていかれてしまいます。
周囲に勉強内容を宣言する
一人で勉強していると、どうしてもサボってしまいます。そのため、1日の勉強内容を宣言して、進捗をチェックしてもらいやすい状況を整えておきましょう。
宣言する相手は友人でも家族でもいいです。できればよく会う人に宣言しておくと、日々状況を確認するクセづけがされていきます。
勉強と休憩のメリハリもつけよう
勉強と休憩のオン・オフをしっかりつけましょう。集中力が低い状態でダラダラ勉強しても学習効率が悪いため、「勉強するときはガッツリ取り組む」と決めておき、休むときはしっかり休むことが重要です。休憩する際もスマホをいじったりせず、脳を休ませることを意識しましょう。
ただし浪人生の場合は「丸一日休む」ということは避けましょう。丸一日休むとせっかく身につけた勉強習慣が途切れてしまいます。
「◯時間勉強したら◯分休憩する」というように、適度に勉強と休憩のメリハリをつけることがオススメです。
勉強環境を整えるために活用したいサービス
このように、勉強環境を整えるにはさまざまな工夫を行うことが重要です。
とはいえ自分ひとりでは、上記で紹介したようなコツを抑えて勉強環境を整えることは難しいかもしれません。その場合は、以下のようなサービスの活用も検討しましょう。
- 図書館や公民館、有料自習室など
- オンライン自習室サービス
- Studyplus
図書館や公民館、有料自習室など
図書館や公民館、有料自習室などを活用することが一番効果的です。図書館や有料自習室であれば静かな環境で黙々と勉強できるため、勉強習慣を身につけやすいです。
自習室を使うのであれば「自習室単体のサービスを契約する」「塾で必要最低限の科目数だけ受講し自習室を使う」という方法もあります。家の近くに有料自習室やコワーキングスペースなどがあれば検討するのもありです。
オンライン自習室サービス
塾が運営しているオンライン自習室サービスも活用しましょう。オンライン自習室では、Zoomなどで他の人もいる部屋に入室して、画面越しのユーザーと一緒に黙々と勉強します。
「有料or無料」「チューターの有無」「事前予約の必要性」などはサービスごとで異なるため、チェックしておきましょう。
Studyplus
Studyplusは、勉強の習慣づけをサポートするためのアプリです。教材別に毎日の学習時間を記録できるため、具体的に取り組んだ時間を可視化して習慣付けをしやすくします。
市販の教材とも連携できるため、自分が取り組んだ参考書の進み具合をしっかり把握できます。ユーザー同士のコメント機能もあるため、ひとりで勉強する機会も多い浪人生でも安心です。
勉強環境を整えるために予備校へ通うのもオススメ!
上記のようなサービスを利用すれば、勉強環境は自分で整えることもできます。場合によっては予備校へ通うことも検討しましょう。ここからは具体的に「予備校へ通うとなぜ勉強環境が整うのか?」という理由について解説します。
- 講師の目があるので強制的に勉強環境を整えやすい
- 自習室を朝から使える
- コーチング型の予備校であれば勉強習慣を身につけやすい
講師の目があるので強制的に勉強環境を整えやすい
予備校に通うことで講師に勉強を管理してもらえるため、強制的に環境を切り替えて集中できます。
適宜質問もできるため、学習で感じた疑問を解消して次のステップに進みやすいです。疑問を解消しながらひとつずつ勉強を進めることで、次に取り組むべき内容もわかり、スムーズに勉強習慣を身につけられます。
自習室を朝から使える
ほとんどの予備校には自習室が設置されているため、自宅以外に勉強する環境を作りやすいです。自宅だとついゴロゴロしてしまう人も多いため、強制的に勉強する環境を整えるために活用するとよいでしょう。
また、自習室は朝から使える予備校がほとんどです。浪人生は学校がないため、生活習慣が崩れて朝から勉強できず失敗するケースもあります。
自由に使える時間をムダにしないためにも、自習室を積極的に活用しましょう。
コーチング型の予備校であれば勉強習慣を身につけやすい
勉強環境を整える目的であれば「コーチング型の予備校」も活用しましょう。
コーチング型の予備校では、科目ごとの授業よりも「自習の進捗管理」に重きを置いた指導を行っています。そのため「良い勉強環境が見つからない」「なかなか勉強に集中できない」など、日頃の勉強について相談しやすく勉強習慣も身につけやすいです。
定期的な面談を設けているケースが多いため、勉強環境を整えるための方法はもちろん、浪人する上での不安点なども相談できます。
実際に、コーチング型の予備校である学習塾STRUXに通った生徒の体験談でも、「相談できる環境が良かった」という声がありました。
オンラインだと周りに自分と同じように浪人して勉強頑張っている人がいないので、切磋琢磨しあえる仲間がいないのがつらかったですが、トレーナーさんに自分の勉強が大丈夫なのかを聞いていたんですけど、そのたびに、しっかり勉強できているし、もっと自信を持っていいよと言ってくださったのでそれが本当にありがたかったです。
予備校を選ぶ際のポイントは?
予備校を選ぶ際は、以下のようなポイントを意識しましょう。
①自学自習できる環境はあるか?
浪人生は現役時よりも自学自習がメインとなります。そのため、自習室などで自習できる環境があるかをチェックしておきましょう。
②生徒のレベルに合わせて指導を受けられるか?
浪人を成功させるには浪人時の失敗理由を分析し、自分のレベルに合わせて勉強することが重要です。
③浪人生向けのコースはあるか?
浪人生は現役時とは勉強方法を変える必要があるため、浪人生向けコースや浪人生の合格実績が豊富な予備校がオススメです。
勉強環境を整えるために活用できるオススメの予備校!
最後に、勉強環境を整えるために活用できるオススメの下記3つの予備校を紹介します。
指導形態 | オススメの塾 |
---|---|
個別指導型 | 四谷学院個別指導教室 |
集団授業型 | 駿台 |
コーチング型 | 学習塾STRUX |
自習室の有無やそれぞれの予備校の特徴も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
個別指導:四谷学院個別指導教室
四谷学院個別指導教室は、40年以上の実績を持つ個別指導塾です。生徒のレベルに合わせて学習段階を細かく分ける「55段階の指導システム」があるため、浪人生の現状の成績に合わせた指導を受けられます。
自習室も整っているため、勉強環境を整えるために利用する予備校として最適です。
集団授業型:駿台
駿台には高卒(浪人生)クラスが設けられており、東大・京大・医学部などの難関校で高い合格実績を誇ります。集中力を持続させやすいように「50分授業」を展開しており、浪人生個人の志望校に合わせた年間カリキュラムを作成してくれるため、効率的に勉強できます。
1人1台配られるタブレットで自習中の疑問も質問できるため、ひとりで勉強する機会が多い浪人生でも安心です。自習室もあるため、勉強環境を整えるのにぴったりでしょう。
コーチング型:学習塾STRUX
学習塾STRUXは、先ほど少し触れたコーチング型の塾です。生徒個人の目標や現状の成績に合わせた計画を作成しており、毎日の勉強環境を整えるためのアドバイスも行っています。
定期的な面談の中で、勉強環境を整えるルールづくりや勉強法、1日のスケジュールの相談も細かく実施しているため、勉強環境が整っていなかったり計画を立てられなかったりする人でも大丈夫です。
24時間チャットでの質問対応や受験相談も受け付けているため、ひとりで勉強する機会が多い浪人生もしっかりサポートします。
勉強習慣を身につけるためにStudyplusを使っており、記録した時間は講師もチェックするため、サボりがちな人でも強制的に勉強に取り組めます。
自習室は校舎とオンラインの両方があるため、近くに校舎がなくても活用可能です。勉強環境を整えたい場合は、まずお気軽にお問い合わせください。
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。