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志望校合格の可能性を探る上で重要な指標となる模試。「模試の結果はE判定。もう志望校合格は無理かもしれない」と、模試の結果を見て、絶望感に襲われている人も多いでしょう。
しかし、模試でE判定を取ったからといって、志望校を諦める必要は全くありません。実際に、E判定から見事に逆転合格を果たした先輩は数多く存在します。大切なのは、E判定という結果を正しく受け止め、合格から逆算した正しい戦略で学習を進めることです。
この記事では、模試E判定の本当の意味から、逆転合格を成し遂げるための具体的なロードマップ、そしてやってはいけないNG行動まで、あなたの疑問と不安を解消する情報を網羅的に解説します。
模試E判定の「本当の意味」とは?

模試の合格判定は、あくまで「その時点での学力で、本番の入試を受けたと仮定した場合の合格可能性」を示した統計データに過ぎません。
模試の価値は「弱点発見ツール」としての役割にあります。模試を受験することで、自分の弱点が明確になります。E判定という結果そのものに落ち込むのではなく、自分に足りない部分を具体的に把握し、今後の学習計画に活かすための貴重な材料と捉えましょう。
模試E判定からでも逆転合格が可能な3つの理由
模試でE判定が出たからといって、過度に落ち込む必要はありません。模試E判定からでも逆転合格が可能な理由は以下の3点です。
- 現役生は直前まで伸びるから
- 模試と大学入試本番は「別物」だから
- 「戦略」が間違っているだけだから
「E判定は気にしすぎるなと言われても、やっぱり不安…」と感じるかもしれません。しかし、E判定からでも逆転合格が十分に可能であることには、明確な理由が存在します。
現役生は直前まで伸びるから

現役生は伸びしろがあるため、受験直前まで成績アップが期待できます。現役生の場合、学校の授業と並行して受験勉強を進めているため、知識が断片的にインプットされている状態が長く続きます。
秋以降に知識が結びつき始めると、成績が飛躍的に向上することは珍しくありません。これまで解けなかった問題が理解できるようになったり、応用力が身についたりするのはこの時期です。
実際に多くの受験生が、入試本番直前の数ヶ月で驚くほどの成長を遂げています。ですから、現時点での判定だけで自分の限界を決めてしまうのは、あまりにも早計といえるでしょう。
模試と大学入試本番は「別物」だから

模試と大学入試本番は、似ているようでまったくの別物です。模試は、幅広い受験者層の学力を測るため、全範囲から標準的な問題が、幅広い問題形式で出題される傾向にあります。
一方で、大学入試本番は、その大学が求める学生像を反映した、特色ある問題が出題されます。出題形式や頻出分野、時間配分なども大学ごとに大きく異なるのが特徴です。
つまり、模試の成績が振るわなかったとしても、志望校の過去問を徹底的に分析し、傾向に沿った対策を積むことで、本番の得点力を大きく高めることができます。模試の結果はあくまで参考程度にとらえ、志望校対策に集中することで逆転合格を勝ち取れるでしょう。
「戦略」が間違っているだけだから
模試の結果が振るわない原因は「学習戦略」の誤りにあることが多いです。例えば、以下の原因が挙げられます。
- 自分のレベルに合っていない参考書を使用している(簡単すぎる・難しすぎる)
- 基礎固めを疎かにして応用問題ばかり解いている
- 志望校の出題傾向を全く分析せずに闇雲に勉強している
これらの間違った戦略を正しい戦略に修正するだけで、成績は着実に向上します。現在のE判定は、これまでのやり方が非効率であったというサインととらえましょう。正しい学習ルートに乗せさえすれば、残りの期間で合格レベルに到達することは決して不可能ではありません。
E判定から逆転合格する生徒の「3つの共通点」

これまで多くのE判定の受験生が逆転合格を勝ち取ってきました。その生徒たちには以下の点が共通しています。
- 現状を素直に認める
- 基礎を徹底的に固められる
- 学習計画を愚直に実行できる
ここでは、逆転合格を成し遂げるために欠かせない3つの姿勢について解説します。
現状を素直に認める
逆転合格を果たす生徒は、まず「E判定」という厳しい現実から目を背けません。そして、なぜこの結果になったのかを客観的に分析します。
「自分には何が足りないのか」「どの科目のどの単元が弱いのか」といった課題を冷静に受け止め、分析する素直さこそが、正しい対策を立てるための第一歩です。
結果を見て落ち込むのではなく、模試の結果を分析資料として活用し、自分の現在地を正確に把握する姿勢が、飛躍的な成長の土台を築きます。
基礎を徹底的に固められる
逆転合格する生徒は、基礎の重要性を理解しています。「E判定を出してしまった」という焦りから、応用問題や難易度の高い参考書に手を出したくなる気持ちは分かります。
しかし、逆転合格する生徒ほど「基礎固め」を徹底的に反復します。英単語や文法、数学の公式、古典の助動詞といった基礎がなければ、応用問題の解説を読んでも本質的な理解には至りません。
成績が伸び悩んでいるときこそ、勇気を持って基礎に立ち返ることが重要です。この地道な作業を愚直に続けることができるかどうかが、秋以降の成績の伸びを大きく左右します。
学習計画を愚直に実行できる

逆転合格のためには、残された時間で何をすべきかを明確にした学習計画が欠かせません。そして、合格する生徒は、一度立てた計画を信じ、日々の感情や気分の波に左右されずに淡々と実行し続けることができます。
もちろん、計画通りに進まない日もあるでしょう。その際は計画を柔軟に修正しながら勉強を継続してください。「実行力」が、日々の小さな積み重ねを大きな成果へと変え、E判定からの大逆転を可能にします。
【時期別】E判定からの逆転合格ロードマップ

E判定からの逆転合格を実現するためには、時期に応じた適切な学習戦略が不可欠です。ここでは、具体的な時期ごとに取り組むべきことを明確にしたロードマップを紹介します。
高3の夏休み:「量」と「基礎」の徹底期
受験の天王山と称される夏休みは、まとまった学習時間を確保できる最後のチャンスです。この時期のテーマは「学習量」の確保と「全科目の基礎」の徹底です。
1日10時間以上の勉強時間を目標に、これまで習った範囲の総復習に全力を注ぎましょう。特に、英語の単語・文法、数学の基本問題、理科・社会の用語暗記など、知識のインプットに時間を割くようにしてください。
この夏にどれだけ基礎を盤石なものにできるかが、秋以降の演習の質を決定づけます。焦って過去問に手を出す必要はありません。まずは土台作りに専念してください。
高3の9月〜11月:「質」と「志望校分析」の移行期
夏休みにインプットした基礎知識を、得点力に転換していくのが秋の時期です。ここからは学習の「質」を意識し、志望校の分析へとシフトします。
まずは志望校の過去問を解いてみて、出題形式、頻出分野、難易度、時間配分などを徹底的に分析します。この段階で満点を取る必要はありません。目的は志望校の出題傾向を把握することです。
分析結果をもとに、自分の弱点と志望校の傾向を照らし合わせ、優先的に対策すべき分野を特定します。そして、その分野の問題演習を重点的に進めることで、学習の効率を最大化しましょう。
高3の12月〜直前期:「演習」と「時間配分」の完成期
入試本番が目前に迫るこの時期は、実践力を完成させる最終段階です。志望校の過去問や共通テストの予想問題集を中心に、本番と全く同じ時間設定で演習を繰り返しましょう。
ここでの目的は、知識の確認だけでなく「時間配分の最適化」と「解く問題の優先順位付け」のスキルを磨くことです。
また、この時期に新しい参考書に手を出すのは避けましょう。これまで使い込んできた教材の復習と、間違えた問題の解き直しに時間を費やすようにしてください。最後の1秒まで、自分のできることを着実に積み重ねていくことが、合格を確実なものにします。
逆転合格を遠ざける3つのNG行動

逆転合格を勝ち取るには、以下のNG行動を避ける必要があります。
- 焦って志望校のレベルを下げる
- 計画なく難しい参考書や応用問題に手を出す
- 「E判定だから」を言い訳に勉強量が減る
良かれと思って取った行動が、かえって合格を遠ざけてしまうことも少なくありません。ここでは、絶対に避けるべき3つのNG行動を解説します。
焦って志望校のレベルを下げる
模試の結果が悪かったからといって、早い段階で安易に志望校のレベルを下げるのは得策ではありません。目標を下げてしまうと、学習に対するモチベーションが低下し、本来持っていたはずのポテンシャルを発揮できなくなる可能性があります。
その結果、下げた先の大学にすら合格できないという最悪の事態も起こり得るため注意が必要です。志望校の最終的な判断は、12月や1月などの入試直前期に、それまでの成績の推移を総合的に見てからでも決して遅くはありません。今は目の前の目標に向かって全力を尽くしましょう。
計画なく難しい参考書や応用問題に手を出す
計画なく難しい参考書や応用問題に手を出すのはやめましょう。周りの友人が難易度の高い参考書を使っていると、焦りを感じて自分も手を伸ばしたくなるでしょう。しかし、これは非常に危険な行動です。
自分の学力レベルに合っていない教材に取り組んでも、理解できずに時間を浪費し、自信を失うだけです。成績を伸ばす最短ルートは、自分のレベルに合った教材を完璧に仕上げることです。周りに流されず、自分の課題と向き合い、着実にステップアップしていきましょう。
「E判定だから」を言い訳に勉強量が減る

「どうせE判定だから、やっても無駄だ」と考えてしまうことは、最も避けなければならない状態です。この考えに至った瞬間、あなたの逆転合格の可能性は限りなくゼロに近づくでしょう。
E判定は、あくまで現時点での結果であり、未来の不合格を約束するものではありません。むしろ、E判定は「まだまだ伸びしろがある」という証拠です。結果を言い訳にするのではなく「ここからどうやって合格するか」という未来志向の姿勢に切り替え、行動し続けることが何よりも大切です。
保護者ができる!E判定からの逆転合格を目指すためのサポート術

ご家族のサポートは受験生にとって大きな力になります。特にE判定で落ち込んでいるお子様に対して、保護者の方はどのように接すれば良いのでしょうか。ここでは、ご家庭でできるサポートのポイントを3つ紹介します。
お子様の不安を受け止める
模試の結果を見て、保護者の方も不安になるお気持ちはよく分かります。しかし、「こんな成績でどうするの」といった言葉で結果を責めるのは逆効果です。誰よりも結果にショックを受け、将来に不安を感じているのは受験生です。
まずは「大変だったね」「不安だよね」と、お子様の気持ちに寄り添い、話を聞く姿勢を見せましょう。自分の家が安心できる場所であると感じられることが、お子様が再び前を向くためのエネルギーになります。冷静に現状を話し合える信頼関係を築きましょう。
学習環境を整える
受験直前期は、お子様が勉強に集中できる環境を整えてあげましょう。例えば、静かに学習できるよう自室の環境を整備したり、スマートフォンやゲームなどの誘惑を物理的に遠ざけるルールを一緒に考えたりすることが挙げられます。
また、生活リズムを整え、栄養バランスの取れた食事を用意することも、体調管理の面から学習効率を支える上で欠かせません。お子様が万全のコンディションで受験勉強に取り組めるよう、生活面からサポートしてみましょう。
受験勉強における伴走者を見極める
受験勉強において、客観的な視点からお子様を導いてくれる「第三者」の存在は、逆転合格の大きな助けとなります。
学習計画の立案や進捗管理、精神的なサポートまで、すべてをご家庭だけで担うのは簡単なことではありません。学校の先生や塾の講師、あるいは専門の教育トレーナーなど、お子様の性格や学習状況を深く理解し、合格まで粘り強く伴走してくれる存在を見極めましょう。
模試E判定からでも逆転合格は可能!まずは「合格までの最短距離」を知ろう
この記事では、模試E判定からの逆転合格は十分に可能であることを、その理由や具体的なロードマップ、そして逆転を成し遂げる生徒の共通点などを通して解説しました。
E判定からの逆転合格には、合格までの最短ルートを描き、それを毎日愚直に実行することが不可欠です。しかし、「自分に最適な戦略」を一人で立て、計画をやり遂げるのは簡単なことではありません。
ですが、その「最短ルート」を一人で探す必要はありません。
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