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従来の集団指導型の学習塾だけでなく、オンライン学習塾、コーチング型学習塾など、学習塾の形は多様化しています。そんななかで注目を集めているのが個別指導塾です。
「大学受験に向けて、子どものために個別指導塾を検討しているけれど、費用が高いのがネック」「集団塾より手厚そうだけど、それだけの価値があるの?」そのような疑問と不安を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、気になる個別指導塾の費用から塾選びのポイントにいたるまで徹底的に解説します。なぜ高額な費用をかけてでも個別指導を選ぶ価値があるのかという本質に迫ります。個別指導塾を検討している方は、ぜひご覧ください。
個別指導塾の気になる費用

学習塾を検討する際に気になるのが「費用」ではないでしょうか。具体的にどれくらいの費用がかかるのか、なぜその価格になるのかを正しく理解したうえで、塾を検討する必要があります。
このセクションでは、学年別の月謝相場から集団指導塾との比較、見落としがちな諸経費まで、個別指導塾の費用に関するあらゆる疑問を解消します。
【学年別】個別指導塾の指導内容と月謝相場
個別指導塾の月謝は、学年や指導内容によって変動します。以下の表をご覧ください。
学年 | 授業料(目安) | 指導内容 |
---|---|---|
高校1・2年生 | 2万円〜4万円/月 | 学校の授業の補習や基礎固めが中心 ※志望校の難度によってはこの限りではない |
高校3年生 | 3万円〜5万円/月 | 志望校の過去問演習や弱点科目の集中対策が中心 |
受講するコマ数や講師のランクによっても料金は変動するものの、受験勉強がより本格化する高校3年生は、月々の授業料が高い傾向にあります。
志望校のレベルや特性によっては、早期から塾に通う必要もあるため、授業料の目安と指導内容については、押さえておきましょう。
集団指導塾・予備校との費用比較
個別指導塾と集団指導塾の費用を比較すると、一般的に個別指導塾のほうが高くなる傾向にあります。集団指導塾の大学受験コースが月額2万円〜5万円程度であるのに対し、個別指導塾は前述のとおり、月額5万円以上になることも多いです。
この価格差は、主に講師1人に対する生徒数の違いから生まれます。集団指導が講師1人で10〜20名の生徒を指導するのに対し、個別指導は1対1や1対2など、生徒一人ひとりにかけられる時間が圧倒的に長くなります。
月額費用はもちろんですが、指導形式がお子様に合っているか、費用に見合うだけの価値を感じられるか、という視点で比較検討するようにしてください。
授業料以外にかかる費用一覧
個別指導塾を選ぶ際、月々の授業料だけに目を向けていると、後から思わぬ出費に驚くことがあります。入塾を決める前に、必ず授業料以外にかかる費用を確認しておきましょう。
- 入塾金
- 教材費
- 施設維持管理費
- 季節講習費用(夏季講習・冬季講習など)
- 模試・テスト代
- 諸経費
塾を選ぶ際には、月々の授業料だけでなく、これらの費用を合計した年間のトータルコストを試算し、比較検討してください。

費用が高くても個別指導塾を選ぶべき理由

個別指導塾の料金が集団指導に比べて高めに設定されているのには、明確な理由があります。ここでは、個別指導塾を選ぶべき理由を3つ紹介します。
- 授業以外のサポートが充実
- 自学自習の質を最大化
- きめ細やかな学習計画の策定
料金の背景にある価値を理解することで、個別指導塾の費用が「高い」のか、それとも「価値ある投資」なのかを判断する基準が見えてくるでしょう。
理由1:授業以外のサポートが充実
個別指導塾の強みは、授業時間外のサポートの手厚さにあります。多くの個別指導塾では、担当講師や教室長が定期的に学習カウンセリングを実施し、学習の進捗確認だけでなく、受験に関する悩みや不安、モチベーションの維持についても親身に相談に乗ってくれます。
また、志望校の選定や推薦入試・AO入試の出願書類の添削、面接練習など、多岐にわたる進路指導を受けられるのも大きな魅力です。こうした授業以外のきめ細やかなフォロー体制が、料金に含まれていると考えると良いでしょう。
理由2:自学自習の質を最大化
大学受験で合否を分けるのは、授業時間以外の「自学自習」の質と量です。個別指導塾は、この自学自習の質を最大化するための環境と仕組みを提供します。例えば、いつでも利用できる自習室はもちろんのこと、授業がない日でも常駐のチューターに質問できる体制を整えている塾が多いです。
さらに、生徒一人ひとりの学習計画に基づいて「いつまでに、どの教材を、どのように進めるか」という日々の課題を明確に示してくれるため、生徒は学習に集中できます。この「学習管理」こそが、個別指導塾が提供する大きな価値の一つです。
ただし、塾によっては科目指導のみに集中する塾もあるので、どういったサービスを提供してくれるのかは入塾前に必ず確認する必要があります。
理由3:きめ細やかな学習計画の策定
個別指導塾(特に学習管理型・コーチング型)では、生徒一人ひとりの学力レベル、志望校、得意・不得意科目、さらには部活動や個人の生活リズムまで考慮した、完全オーダーメイドの学習計画を策定します。集団指導のように決まったカリキュラムに合わせるのではなく「あなただけの合格への最短ルート」を設計してくれるのが特徴です。
また、計画は一度立てて終わりではなく、模試の結果や学習の進捗状況に応じて、定期的に修正が繰り返されます。柔軟で緻密な計画立案と軌道修正のプロセスが、目標達成の確度を格段に高めてくれるでしょう。

【失敗例から学ぶ】学習塾に通っても成績が伸びない理由

ここでは、個別指導塾で陥りがちな2つの失敗ケースをご紹介します。お子様に当てはまる点がないか、チェックしながら読み進めてみてください。
ケース1:「授業を受けっぱなし」で自習が進まない
個別指導の授業は分かりやすく、授業を受けると「分かった気」になってしまいます。しかし、授業で「分かる」ことと、問題を自力で「解ける」ことはまったくの別物です。
授業の内容を自分のものにするためには、授業後に自分で問題を解くアウトプットの時間が不可欠です。授業を受けっぱなしの状態では、いくら質の高い授業を受けても成績は伸び悩んでしまいます。自習を習慣化し、学習効率を最大化しましょう。
ケース2:計画倒れでモチベーションが続かない
志望校合格に向けて緻密な学習計画を立ててもらったものの、実行できずに計画倒れになってしまうケースも少なくありません。特に、部活動で忙しかったり、基礎学力が不足していたりする場合、意欲はあっても計画通りに学習を進めるのは困難です。
大切なのは、計画を立てることではなく、それを着実に実行し続けるための仕組みです。定期的な進捗確認や励ましの声かけ、小さな目標達成を一緒に喜んでくれる講師の存在が、長い受験勉強を乗り越えるうえで欠かせない支えとなるでしょう。
【大学受験】個別指導塾選びで押さえるべき5つのチェックポイント

ここからは、最適な個別指導塾を見つけるために、押さえておくべき5つのチェックポイントを解説します。パンフレットの情報だけでなく、無料相談や体験授業を活用して、以下のポイントをしっかりと確かめましょう。
ポイント1:料金体系
まず確認すべきは、料金体系の明確さです。月々の授業料だけでなく、入会金、教材費、季節講習費、管理費など、年間でかかる総額を必ず確認しましょう。
ウェブサイトやパンフレットに詳細が記載されていない場合は、問い合わせや面談の際に「授業料以外に、年間でかかる費用はいくらですか?」と具体的に質問するようにしてください。
後から追加料金が発生する可能性はないか、季節ごとの講習受講は必須か任意か、といった点をクリアにしておくと、安心して通い続けられます。
ポイント2:講師の質と相性
個別指導塾において、講師の実力は学力向上を左右する重要な要素です。指導経験が豊富なプロ講師か、年齢が近く相談しやすい学生講師か、どちらがお子様に合っているかを考えましょう。
また、講師の実力と同等に大切なのがお子様と講師の「相性」です。質問しやすい雰囲気か、解説は分かりやすいか、お子様のモチベーションを高めてくれる存在か、といった点を体験授業で見極めてください。
また、相性が合わなかった場合に、講師を交代してもらえる制度があるかどうかも事前に確認しておくと安心です。
ポイント3:カリキュラムのカスタマイズ性

「個別指導」を掲げていても、実際には決められた学習コースのなかから方針を選ぶだけで、柔軟な対応が難しい塾も存在します。「苦手な数学を集中的に対策したい」「志望校の小論文対策を重点的にお願いしたい」といった、個別の要望にどこまで応えてくれるかを確認しましょう。
カウンセリングの際に、現在の学力状況と志望校を伝え、どのようなカリキュラムを提案してくれるかを具体的に聞いてみることが、その塾のカスタマイズ性を見極めるための良い方法です。
ポイント4:授業以外の学習管理体制
志望校への合格を勝ち取るには、授業以外の「学習管理」がいかに徹底されているかが重要です。自習計画の作成や進捗確認はどれくらいの頻度で行われるのか、授業がない日の質問対応、自習室の環境は整っているか、など、授業以外のサポート体制をチェックしてください。自学自習の支援に力を入れている塾こそ、費用対効果の高い選択肢と言えるでしょう。
ポイント5:教室の雰囲気や自習環境

塾は、受験までの長い時間を過ごす第二の勉強部屋です。だからこそ、教室全体の雰囲気や自習環境が合っているかどうかは、見逃せないチェックポイントです。
実際に教室へ足を運び、自習室が集中できる環境か、他の生徒はどのような様子で勉強しているか、などを確認してください。お子様が「ここで頑張りたい」と自然に思える場所を選ぶことが、モチベーション維持にも効果的です。
大学受験の塾選びは「学習管理」で費用対効果が決まる
大学受験における個別指導塾選びは、単に授業の分かりやすさや料金の安さだけで決めるべきではありません。本記事で解説したように、個別指導塾の費用が高いのは、生徒一人ひとりに合わせた手厚いサポート、特に「学習管理」の対価です。
合格という目標から逆算して立てられた緻密な学習計画と、それを着実に実行させるための日々の進捗管理、そしてモチベーションを維持する仕組み。この三位一体の「学習管理」が徹底されていて初めて、個別指導の価値は最大化され、高い費用対効果を発揮します。
授業を受けるだけの受け身の学習では、成績は伸び悩みます。あなたの自学自習の質と量を最大化し、合格まで二人三脚で伴走してくれる、そんな「学習管理」が充実した個別指導塾を選び、志望校合格をつかみ取りましょう。
学習管理に興味があれば、ぜひ学習塾STRUXの利用も検討してください。

毎週の面談で、各参考書の進捗や定着度合いをヒアリングしながらチェックし、週間計画を毎週修正します。月に1回は年間計画も修正するので、入試まで最善の学習計画を用いて勉強することが可能です。

また、科目指導の時間もスタンダードなプランについているので、「分かったつもり」で勉強をしていないか、毎週チェックが入ります。苦手な科目の指導をこの時間で実施することも可能です。

興味があれば、無料体験にお越しください。無料体験だけでも、現状をヒアリングして、計画を作成するので気軽に参加ください。
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。