浪人生向けオンライン予備校7選！選び方や宅浪との違いを徹底比較

＊紹介している教材にはプロモーションを含みます

浪人は、人生を左右する大きな決断です。「もう一年、頑張ろう」と決意したものの、どんな環境で浪人生活を送るべきか、悩んでいる人も多いでしょう。特に近年、時間や場所の制約を受けずに学習できるオンライン予備校が、浪人生の新たな選択肢として注目を集めています。

この記事では、数あるオンライン予備校のなかから浪人生におすすめの7校を厳選し、その特徴や選び方のポイント、さらには宅浪や通学予備校との違いまで、徹底的に比較・解説します。この記事を読めば、あなたの浪人生活を成功に導く最適な学習パートナーが見つかるはずです。

浪人生にオンライン予備校が注目される理由

近年、浪人生の間でオンライン予備校が注目されている背景には、多様化する学習ニーズとテクノロジーの進化があります。

通学型の予備校とは異なり、オンライン予備校は時間や場所に縛られずに学習を進められる大きな利点があります。通学にかかる時間をまるごと学習時間に充てられるため、自分のペースで効率的に勉強を進めたい受験生にとって、非常に魅力的な選択肢です。

また、校舎を持たない分、費用が従来の予備校よりも比較的安価な傾向にあることも人気の理由となっています。全国どこにいても質の高い授業を受講でき、苦手科目の克服や得意科目のさらなるレベルアップなど、一人ひとりの目標に合わせた柔軟なカリキュラムを組むことが可能です。

【比較表】浪人生向けオンライン予備校おすすめ7選

まずは、おすすめのオンライン予備校を一覧にしましたのでご覧ください。

予備校名	月額料金（税込）	指導形式	特徴
学習塾STRUX	47,190円〜	個別指導コーチング	志望校合格から逆算した個別カリキュラムと徹底した学習管理
アガルート学習コーチング	54,800円〜	コーチング	正社員のプロコーチによる毎日の進捗確認と手厚いサポート
スタディコーチ	59,800円〜	個別指導コーチング	東大生や早慶生コーチによる質の高い指導
東大毎日塾	39,800円〜	個別指導	365日いつでも東大生に質問し放題の環境
武田塾	約45万円〜（年間）	個別指導コーチング	「授業をしない」スタイルで、自学自習を徹底管理
四谷学院オンライン	約51万円〜（年間）	映像授業個別指導	「55段階個別指導」と「科目別能力別授業」のダブル教育
スタスタ塾	41,800円〜	コーチング	生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドの学習計画と伴走サポート

※料金はコースや指導内容によって変動します。詳細は各公式サイトをご確認ください。

学習塾STRUX

学習塾STRUXは「戦略的な学習計画」「効率重視の学び」「時間管理の徹底」をコンセプトに掲げる学習管理型のオンライン予備校です。

志望校合格というゴールから逆算し、一人ひとりに最適化された年間の学習スケジュールを作成します。専属トレーナーが日々の学習を徹底的に管理し、迷いなく勉強に集中できる環境を提供してくれるのが最大の強みです。

週1回の個別面談で進捗を確認し、計画を柔軟に修正するため、常に自分に合ったペースで学習を進められるでしょう。「何をどの順番でやればいいかわからない」という浪人生にとって、心強い道しるべとなるはずです。

アガルート学習コーチング

アガルート学習コーチングは、司法試験などの難関資格指導で実績のあるアガルートが運営する、大学受験向けのオンラインコーチングサービスです。

アルバイト講師ではなく、指導経験豊富な正社員のプロコーチがマンツーマンでサポートしてくれるのが特徴です。毎日の進捗状況の確認や、定期的な学習計画の見直し、課題作成などを通じて、生徒一人ひとりに合った学習法を確立し、自走できる力を育みます。

指導科目が増えても追加料金なしでサポートしてくれるなど、料金体系がシンプルなのも魅力です。勉強のやり方から根本的に見直したい、質の高いサポートを求める浪人生におすすめです。

スタディコーチ

スタディコーチは、現役の東大生や早慶生といった難関大学の学生がコーチとなり、学習をサポートしてくれるオンライン個別指導塾です。

実際に難関大学に合格した経験を持つコーチから、実体験に基づいた質の高い指導を受けられるのが最大の魅力です。生徒一人ひとりの目標に合わせてオーダーメイドのカリキュラムを作成し、日々の学習管理から質問対応まで手厚くサポートしてくれます。

また、いつでも利用できるオンライン自習室が完備されており、全国の仲間とつながることで、孤独を緩和できるでしょう。

東大毎日塾

東大毎日塾は、その名のとおり、365日いつでも現役東大生に質問ができるオンライン個別指導塾です。浪人生コースでは、浪人経験のある東大生メンターが学習を徹底的にサポートします。

受験勉強を進めるなかで出てくる疑問点をチャットで気軽に質問し、すぐに解消できる環境は、学習効率を大幅に向上させるでしょう。

また、生徒の学習状況や志望校に合わせて最適な学習プランを作成し、計画的に学力を伸ばすための指導を受けられます。浪人生活のつらさを理解してくれるメンターが精神的な支えとなり、孤独を感じずに勉強を続けられる点も大きなメリットです。

武田塾

「授業をしない塾」として独自の地位を確立している武田塾は、オンラインでもその指導理念を貫いています。生徒一人ひとりのレベルに合った参考書を選定し、一冊をマスターするためのペース管理を徹底的に行うのが特徴です。

毎週の個別指導では、学習内容がしっかり定着しているかをテストで確認し、合格するまで先に進めない仕組みを取り入れています。この自学自習の徹底管理により、着実に実力を積み上げられるでしょう。「授業を聞いても成績が伸びなかった」という経験を持つ浪人生にとって、学習方法を根本から変えるきっかけになるはずです。

四谷学院オンライン

四谷学院は、独自の「ダブル教育」で知られる予備校で、そのシステムはオンラインでも提供されています。

一つは、中学レベルの基礎から東大レベルまでを無駄なく学習できる「55段階個別指導」。もう一つは、志望校のレベルに合わせて最適な授業を受けられる「科目別能力別授業」です。この二つの組み合わせにより、自分の学力レベルに合った最適な学習を、オンライン上で進められます。

基礎力に不安がある浪人生から、さらに上のレベルを目指したい浪人生まで、幅広い層に対応できるカリキュラムが魅力です。通学と変わらない質の高いサポートを自宅で受けたい受験生に適しています。

スタスタ塾

スタスタ塾は、完全オンラインの大学受験コーチング塾です。生徒一人ひとりの志望校、学力、性格に合わせて、オーダーメイドの学習計画を作成し、日々の学習を徹底的にサポートします。

専属のコンサルタントが定期的な面談を通じて進捗を管理し、学習方法のアドバイスやメンタルケアまで行ってくれるのが特徴です。

映像授業を視聴するだけのサービスとは異なり、双方向のコミュニケーションを重視しているため、モチベーションを維持しながら学習を継続できます。手厚い伴走サポートを求める浪人生や、自己管理に自信がない生徒にとって、心強いパートナーとなるでしょう。

オンライン予備校で浪人するメリット

オンライン予備校での浪人生活には、従来の通学型にはない多くのメリットが存在します。自分の学習スタイルや生活リズムに合わせて、より効率的かつ合理的に受験勉強を進められる可能性を秘めています。

メリット1：自分のペースで進められる

オンライン予備校の最大のメリットは、自分のペースで学習を進められる点です。通学型予備校のように決まった時間割に縛られることがなく、苦手科目にじっくり時間をかけたり、得意科目を先取りして学習したりと、柔軟な計画を立てられます。

また、通学時間が不要なため、その分の時間をすべて勉強に充てられます。さらに自分の理解度に合わせて講義動画を繰り返し視聴できるため、納得いくまで学習に取り組めるでしょう。このような自由度の高さが、オンライン予備校の魅力です。

メリット2：費用が安い

一般的に、オンライン予備校は通学型の予備校と比較して費用を抑えられる傾向にあります。これは、オンライン予備校が校舎の維持費や人件費などを削減できるため、その分授業料を安く設定できるからです。

また、通学にかかる交通費も不要になるため、トータルでかかるコストを大きく削減できます。経済的な負担を軽減しつつ、質の高い教育を受けられる点は、浪人生とその家族にとって大きなメリットと言えるでしょう。

オンライン予備校で浪人するデメリット

多くのメリットがある一方で、オンライン予備校には自己管理の難しさや孤独感といったデメリットも存在します。

デメリット1：自己管理能力が問われる

オンライン予備校は、時間や場所の制約がない自由度の高さが魅力ですが、それは裏を返せば、すべてを自己管理に委ねられることを意味します。

通塾することで強制的に学習リズムが作られる通学型とは異なり、自分で学習計画を立て、それを実行し続ける強い意志が必要です。油断するとすぐに生活リズムが乱れたり、勉強をさぼってしまったりする可能性があるため、高い自己管理能力が不可欠と言えるでしょう。

ただし、学習管理型の予備校や塾を選べば、どの時間に、どの科目の、どの参考書を、どうやって、どれくらいのペースで進めるか、などを決めて計画を作成してくれるため、「全てを自己管理しなければならない」という状況は避けられます。それでも、その計画を実行するかどうかは、浪人生本人にゆだねられています。

デメリット2：孤独を感じやすい

オンライン予備校での学習は、基本的に一人で進めるため、孤独を感じやすいというデメリットがあります。通学型の予備校であれば、同じ目標を持つ仲間と出会い、励まし合ったり、時には競い合ったりすることでモチベーションを高められます。

しかし、オンラインではそうした機会が少なく、一人で黙々と勉強を続けるなかで不安や焦りを感じることも多いでしょう。

オンライン予備校のなかには「オンライン自習室」を設けている場合もあります。オンライン自習室を活用すれば、孤独感の緩和に効果的なので、興味のある方はチェックしてみましょう。

オンライン予備校のデメリットを解消するための3つのコツ

オンライン予備校のデメリットは、対策を講じることで解消できます。デメリット克服のコツは以下の3点です。

目標設定と進捗管理を習慣化
課題や計画の「見える化」
コミュニケーションツールに参加する

ここからは、デメリットを解消するためのコツを詳しく解説します。

目標設定と進捗管理を習慣化

自己管理が苦手な人でも、目標設定と進捗管理を日々のルーティンに組み込むことで、計画的に学習を進められます。

まずは、志望校合格という最終目標から逆算して、年間、月間、週間、そして毎日の具体的な目標を立てましょう。そして、一日の終わりにその日の目標が達成できたかを確認し、記録する習慣をつけるようにしてください。

また「自分で進捗管理する自信がない」という方には、学習管理型塾がおすすめです。学習計画の策定から進捗管理、計画の修正まで、徹底的にサポートしてくれます。興味のある方は、以下の記事をご覧ください。

課題や計画の「見える化」

頭のなかだけで計画を立てていると、曖昧になったり忘れてしまったりしがちです。年間計画や週間スケジュール、日々のタスクリストなどを手帳やホワイトボードに書き出し、目に見える状態にしておきましょう。

「何を」「いつまでに」「どれくらい」やるべきかを明確にすることで、迷わず学習を進められます。また、完了したタスクをチェックしたり消したりすることで、達成感が得られ、次の学習への意欲が高まるでしょう。

コミュニケーションツールに参加する

孤独感を和らげるためには、意識的に他者との接点を持ちましょう。多くのオンライン予備校では、受講生同士が交流できるオンライン自習室やコミュニティ、チューターに質問できるチャット機能などが用意されています。

こうしたツールに積極的に参加し、同じ目標を持つ仲間とつながったり、悩みを相談したりすることで、一人ではないと実感できるでしょう。

直接的な交流がなくても、他の人が頑張っている姿を見るだけで刺激になり、学習意欲が高まることもあります。孤独を感じたときは、一人で抱え込まずに、こうしたコミュニケーションの場を活用しましょう。

失敗しない！浪人生のためのオンライン予備校の選び方5つのポイント

浪人生のオンライン予備校選びには重要な5つのポイントがあります。

自分に合ったオンライン予備校を選ぶことが、浪人生活成功の第一歩です。5つのポイントをしっかり確認し、後悔のない選択をしましょう。

ポイント1：サポート体制は手厚いか（質問対応、進捗管理など）

オンライン学習で最も懸念されるのが、疑問点をすぐに解消できないことや、学習の進捗管理がおろそかになることです。そのため、質問対応の体制がどうなっているか、対応の速さはどれくらいか、といった点は必ず確認しましょう。

また、専属のコーチやチューターが定期的に面談を実施し、学習計画の進捗を管理してくれるサービスは、自己管理が苦手な浪人生にとって非常に心強いサポートと言えるでしょう。

ポイント2：自分の学力レベルや志望校に合っているか

一口にオンライン予備校と言っても、難関大学対策に特化したものから、基礎固めを重視するものまでさまざまです。自分の現在の学力や、目指す志望校のレベルに合ったカリキュラムや教材が提供されているかを確認するようにしてください。

授業のレベルが高すぎてついていけなかったり、逆に簡単すぎて物足りなかったりすると、効率的な学習は望めません。多くの予備校では、志望校別のコースが設定されているため、自分の目標に合致したサービスを選びましょう。

ポイント3：費用は予算内に収まるか

オンライン予備校は通学型に比べて安価な傾向にありますが、それでも決して安い料金ではありません。検討する際は、月額の授業料だけでなく、入会金や教材費、システム利用料など、追加で発生する費用がないかを事前にしっかりと確認しましょう。

料金プランはサービス内容によって大きく異なるため、複数の予備校から見積もりを取り、年間でかかる総額を比較検討するようにしてください。家庭の予算内で無理なく続けられるかどうかを慎重に判断しましょう。

ポイント4：合格実績は信頼できるか

予備校の指導力やカリキュラムの質を客観的に判断するうえで、合格実績は重要な指標の一つです。合格実績を確認する際は、全体の合格者数だけでなく、自分が志望する大学や学部に合格者を輩出しているかどうかに注目しましょう。

合格者の体験談などが公開されていれば、どのような学習を経て合格に至ったのかを知る良い手がかりになります。ただし、合格実績はあくまで参考情報の一つと捉え、それだけで判断するのではなく、他の要素と合わせて総合的に評価するようにしてください。

ポイント5：無料体験やカウンセリングはあるか

多くのオンライン予備校では、入塾前に無料の体験授業やカウンセリングを提供しています。実際に授業やサポートを体験し、講義の分かりやすさや学習システムの使いやすさ、講師との相性などを確認しておきましょう。

入塾後のミスマッチを防ぐためにも、気になる予備校があれば、まずは積極的に無料体験に参加してみることをおすすめします。

【徹底比較】オンライン予備校vs宅浪vs通学予備校

浪人生活の学習スタイルは、大きく分けて「オンライン予備校」「宅浪（自宅浪人）」「通学予備校」の3つがあります。

それぞれにメリット・デメリットがあり、どのスタイルが最適かは個人の性格や環境によって異なります。自分に合った選択をするために、それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目	オンライン予備校	宅浪	通学予備校
学習場所	自宅中心	自宅	校舎に通学
学習時間	自由・隙間時間で受講可能	完全自由ですが自己管理必須	授業時間に固定
サポート体制	映像・ライブ授業＋質問・個別指導	なし	講師やスタッフによる進路・学習相談あり
コミュニケーション	チャット・オンライン質問	基本的に孤独	授業・自習室・面談で講師＆仲間と交流可能
費用	通学型より安め	教材代のみ	高め（授業料＋施設料＋交通費）
自己管理力	必要（特にオンデマンドは自分で管理が重要）	非常に高い管理能力が必要	管理が不要、強制力がある