*紹介している教材にはプロモーションを含みます
「古文の成績が悪い…何から手をつけたら良い?」
「もっと古文が得意だから伸ばしたい!」
こんな悩みはありませんか?
共通テストで古文は国語の点数の約1/4を占める、重要な科目です。
とくに現代文とは文法や単語が異なるので、あらかじめ勉強をしないとまったく解けない可能性があります。
一方で文法のルールや単語をしっかり覚えて高得点を獲得できれば、安定した得点源にも。
本記事では数ある参考書の中でも厳選した古文のおすすめ参考書5選を紹介します。
あわせて参考書の選び方はもちろん、古文の勉強のコツまで徹底解説するので、最後までぜひお読みください。
単語帳も含めたおすすめの参考書7選は以下の動画でも解説しています。
自分にピッタリの古文参考書を選んで成績アップしよう!
まず古文の点数アップには古文参考書を活用して「単語」「文法」「読解」の勉強をすることが必須です。
何回も試験までに繰り返し練習することで、古文の成績は必ず伸びてきます。
しかし、人によって使うべき参考書は異なります。
なぜなら「これまでどのくらい古文の勉強をしてきたのか」「どのレベルの大学合格を目指しているのか」によって、選ぶべき参考書が異なるからです。
では具体的にはどのような基準で古文参考書を選べば良いのでしょうか?
以下の5つのポイントをチェックした上で選ぶとよいでしょう。
- 今どこまで古文の勉強が進んでいるか?
- 目指したいレベルはどのくらいか?
- 使い勝手の良さはどうか?
- 解説は詳しい方が良いかどうか?
- 知識の確認が大事か?それともたくさん実践を積みたいか?
まず「自分の古文の勉強がどこまで進んでいるのか」を把握することが大切です。
また「国公立大志望」「私立志望」「難関大志望」「医学部志望」など、志望校によって目指したいレベルは異なります。
この「自分が今いるレベル」と「目指すべきレベル」を埋めていくために勉強が必要になり、参考書を活用する必要があります。
模擬試験や過去の定期テストを振り返り「自分がどのレベルなのか」を確認し、「志望校で求められる共通テストの点数」や「過去問の内容」を把握し、どれくらい古文を伸ばすべきか確認しましょう。
また、人によって参考書の使い勝手の良さ・悪さを感じるポイントは異なります。
「解説を丁寧に読みたい」「とにかく練習をしてアウトプットしたい」など、仮に同じ目標・現在地であっても、このように参考書に求めるものや好みが異なれば、選ぶ参考書も違ってきます。
上記のポイントを意識して、参考書選びをしましょう。

古文の勉強のコツ

では具体的にどのように自分のレベルや苦手・得意分野を把握し、勉強を進めたら良いのでしょうか。
古文の基本の勉強方法は以下の流れです。
Step1:単語・文法
古文は英単語と同様に「単語がわからなければ文を読む」ということができません。
また文章の骨格である「文法」を理解していなければ「単語でなんとなく文章を理解した」と思っていても、実はまったく意味が異なる文章の可能性もあります。
まずは古文の勉強はこの2つから始めましょう。
もし「単語が苦手」な場合は、先に単語の勉強から始めることをおすすめします。
古文単語は1冊の参考書・単語帳を何度も繰り返し、暗記することが大切です。
なぜなら古文で使われる単語はそこまで多いわけではないからです。
古文単語は文脈によって意味が異なる場合もありますが、まずは「メインの意味」を押さえましょう。
また文法は以下の2つをとくに集中して勉強すると、古文を読解しやすくなります。
- 用語の活用
- 助動詞の識別・活用・意味
古文単語・古文文法の勉強法はこちらの記事も一緒に参考にしてください。
Step2:古文読解演習
単語と文法を押さえたら、次に読解演習に取り組みましょう。
実際に読解演習に取り組むと「この単語がわからない」「なんでこんな意味になるんだろう」と疑問が湧いてきます。
古文読解に取り組むうえで重要なことは「解説を読むこと」です。
「問題を解いて終わり」ではなく「どこをなぜ間違えたのか」を明らかにすることが大切です。
とくに古文読解では単語や文法は理解できていても「古文の背景知識」や「歴史・文化的背景」も読解するためには重要です。
「なぜこの答えなのか」と根拠を常に確認し、都度背景知識も押さえるようにしましょう。
Step3:過去問演習
最後に総仕上げとして過去問演習に取り組みましょう。
志望校の過去問を解くことで「その大学・学部の出題傾向」が分かります。
学校ごとに問題の特色は大きく変わるので、かならず過去問には取り組むようにしましょう。
過去問を解き終わった後も、解説を読むことを忘れずに行いましょう。
ここで「なぜ間違えたのか」「なぜこの選択肢が正解なのか」を理解することで、より点数が伸びていきます。

古文問題集おすすめ5選

ここまでの解説で「自分にはどんな勉強がどれくらい必要なのか」を理解できたのではないでしょうか?
では今回は厳選した5冊の参考書を紹介します。
それぞれ「どんな人におすすめか」を記載しているので、自分が当てはまるものを選ぶために参考にしてください。
古文おすすめ問題集1:『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』
『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』はこんな人におすすめです。
- 基礎から古文を勉強したい人
- 共通テストの受験を考えている人
- イラストで視覚的に学びたい人
マドンナ古文は古文単語帳の王道ともいえる存在です。
単語ひとつずつの解説が丁寧にまとめられている一方で、品種単語の230語のみに絞っているので、無駄なく漏れなく学ぶことができます。
しかし単語数が厳選されているため「早慶上智レベル」「共通テストで8割以上を目指したい」という方には、向きません。
「まずは基礎レベルを押さえておきたい」「要点を絞って勉強したい」そんな方にはピッタリな単語帳です。
古文おすすめ問題集2:『富井の古典文法をはじめからていねいに』
『富井の古典文法はじめからていねいに』はこんな人におすすめです。
- 古典文法の基礎を固めたい
- ある程度古文単語は身についている
『富井の古典文法はじめからていねいに』はその名前の通り、重要な文法の基礎を身につけるのに最高の一冊です。
ひとつずつの項目がバラバラではなく体系的に学べるため、効率的に文法知識を得ることができます。
また無料音声ダウンロードもできるので、忙しい時期でも「耳で聞いて暗記できる」点も魅力と言えます。
しかしあくまで基礎レベルまでの学習なので、この本を活用して基礎を固めた後は別の参考書も活用することをおすすめします。
古文おすすめ問題集3:『日栄社30日完成古文高校中級用』
『日栄社30日完成古文高校中級用』はこんな人におすすめです。
- ある程度の古文の知識はある
- さらに知識も固めながら実践問題も解きたい
- 短期間で問題集を解き切りたい
『日栄社30日完成古文高校中級用』は1ヶ月で完結できる問題集です。
「基礎編」「演習編」で構成されているので「基礎を学んだけど復習したい」「演習にも取り組みたい」そんな人にピッタリな参考書です。
問題文全てに「口語訳」「品詞分解」の解説がなされているので、より理解を深めることができます。
他にも同じシリーズとして「初級用」「上級用」もあります。
もし中級用が難しい場合初級編に戻ったり、もっと学びたい場合は上級編にステップアップすることも可能です。
古文おすすめ問題集4:『古文上達 基礎編』
『古文上達 基礎編』はこういった人におすすめです。
- 中堅大学を目指している
- 単語と文法は一通り学んだので演習に取り組みたい
『古文上達 基礎編』は「集中講義で知識確認→練習問題に取り組む」という流れで、インプット・アウトプットの両方をできることが特徴です。
また最後に「実践問題」もあります。
この実践問題に取り組む解説を読むことで、中堅大学レベルであれば、十分合格を狙うことができます。
しかし難関大学や医学部などレベルの高い大学を目指す場合は、過去問演習・記述対策にも取り組むことをおすすめします。
古文おすすめ問題集5:『マドンナ入試解法』
『マドンナ入試解法』はこんな人におすすめです。
- 共通テストレベルの古文読解ができるようになりたい
- 古文読解の基礎やコツを学びたい
- 解説が充実している参考書・問題集に取り組みたい
『マドンナ入試解法』は共通テストレベルの古文読解に最適な問題集です。
単語・文法を一通り学んだ後で取り組むと良いでしょう。
『マドンナ入試解法』では学んできた単語や文法がどう古文で使われているのか・どう読み解けば良いのかを丁寧に解説しています。
しかし問題数は少ないので「どんどん演習に取り組みたい」という方は別の参考書に取り組むと良いでしょう。
まとめ
本記事では以下の内容を解説しました。
- 「自分が今いるレベル」と「目指すべきレベル」を埋めていくために勉強が必要になり、参考書を活用する必要がある
- 「単語・文法」「古文読解」「過去問演習」の順で古文の勉強に取り組む
- おすすめの参考書5選
この記事を参考に、自分にぴったりな古文参考書を選んで、古文の成績アップ→志望校合格を目指しましょう!
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。