皆さんは、どのような基準で塾選びをしていますか?
「自分に合う塾ってどこだろう…成績が伸びなかったらどうしよう…」と多くの方が悩みを抱えると思います。
志望校合格という想いが強いほど塾選びに慎重になってしまってなかなか決められないですよね。
塾と聞くと、多くの方が大教室での授業形式や、個別指導で志望校対策の授業が受けれる形式を想像されるかと思います。
しかし、塾で一方的に授業を聞いているだけでは成績は上がりません。授業も大切ですが、それよりも授業前後の予習や復習などの自学自習を通じて成績は上がります。つまり、自学自習の質が志望校合格において非常に重要になるのです。
このことから、最近は「自学自習」をメインとした塾が増えています。
これらは、授業の中で毎日の学習内容を決めて、志望校合格のために日々の自主学習のアドバイスをしてくれる塾です。
では、どのように塾を選ぶべきなのでしょうか?
今回の記事では、自学自習をメインとした塾の選び方、塾の特徴、おすすめの塾を3つご紹介いたします。
自学自習メインの塾・予備校の選び方はこれだ!
自学自習メインの塾と言っても、それぞれ特徴があります。その中から、自分に合った塾をしっかりと見極めてから選ぶ必要があります。
ネームブランドや進学実績で塾を選んだとしても、あなたがその塾で成績がきちんと上がって志望校に合格できるとは限りません。あなたの「適性」を見極めましょう。
では、塾を選ぶ時のポイントは何でしょうか?今から5つのポイントをご紹介します。
- 自習内容をどこまで決めてくれるか?
- 自学自習の進捗管理をどのくらいしてくれるか?
- 自分の志望校にどのくらい対応しているか?
- 自習室があるかどうか
- 無料体験を受けよう!
①自学自習内容をどこまで決めてくれるか?
「模試で英語の文法の点数が悪かったから、英文法の勉強をする」や「定期テストで古典の点数が悪かったから、古文単語を勉強する」といった自学自習の計画の立て方では志望校に合格する事はできません。
例えば「古典の点数が悪かったから、とりあえずそこの勉強から始めよう!」となった場合、もし志望校で古典が必要なかったらどうでしょうか?
それなら古典の点数が低くても関係ありませんよね。このように、使う科目を考慮せず「苦手だから」という理由で勉強をしても、それ自体が無駄になるかもしれません。
また、「自分のレベルに合った勉強」をすることも大切です。苦手分野だからといって、焦って志望校レベルの問題に取り組んでも意味がありません。
苦手ということは、そもそも基礎が固まっていない可能性があるということ。その状態でいきなりハイレベルな問題に取り組んでも結局解けないでしょう。むしろ自信を失うだけです。
なので、あなたのレベルに合わせて自学自習の内容を決めてくれる塾を必ず選ぶようにしましょう。
例えば、あなたは模試で英語の読解の点数が低かったとします。
「英語の読解の点数が良くなかったね。読解力はついてきているけど、難易度が高い英単語の知識がまだ弱いからそこを重点的にこの1週間で覚えてみよう。」
というアドバイスを受けたとしましょう。
これを基に、「今週は毎日ターゲット1900を1時間で100単語覚えるために難易度が高い黒字の意味だけテストを繰り返す」というあなたのレベルに合った目標を詳細に立ててくれるイメージです。
このように、なるべく細かく「個人の状況に合わせた自学自習の内容」を設定してくれるほど、自分で考える手間が省けるのでその分勉強に時間を費やすことができます。
様々な塾を比較して「どれくらい具体的に自学自習の計画を立ててくれるのか」に注目してみましょう。
➁ 自学自習の進捗管理をどのくらいしてくれるか?
自学自習の内容を決めてくれるだけではなく「適切に学習計画の管理をしてくれるか?」という点も確認しながら塾を選びましょう。
学習計画というものは必ずしもその通りに進められるとは限りません。例えば、急な部活の用事が入ってしまったり、体調を崩して勉強ができないことも多々あります。
また、思ったよりも問題が解けなかったりすることもあるかもしれません。
そういった状況を把握してくれて新たに自学自習の計画を立て直してくれる体制が整っているかを確認しましょう。
例え具体的に学習内容を決めてくれても、その内容をしっかりと終わらすことができなければ意味がありません。
「計画だけ作って、あとの修正は生徒任せ」という塾では不安ですよね。
そのため、自分のその時の状況に合わせて適宜学習計画を管理してくれる塾を選んでみてください。
➂ 自分の志望校にどのくらい対応しているか?
大学受験の目的は志望校合格です。そのため、ただ勉強を頑張らせてくれる塾ではなく、自分を志望校に合格させてくれる塾なのかという事が重要です。
ですので、しっかりと自分の志望校対策をしてくれる塾なのかを確認しましょう。
「え!どこの塾も志望校の対策はしてくれるんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、自主学習メインの塾にも「私大向け」「文系向け」「医学部向け」など様々な種類があります。
「~向け」で表されている塾では、専門的な学びを得る事が出来ます。そのため、その大学を受験する方にとっては非常に効果的な勉強ができるでしょう。
しかしそれ以外の方からすると、「志望校に特化していない勉強」に取り組むことになるのでほとんど意味がありません。
「国立大学志望なのに、私大の対策ばかりやらされてる…」なんて事がないように、あなたの志望校に合ったものを選びましょう。
ただし、注意事項があります。志望校は模試の結果に合わせて変動する可能性があります。
ですので、「志望校が絶対に国立!」と揺るがないものだったら、その専門の塾を選んでも良いですが、そうでなければ専門性の高い塾を安易に選ぶことは避けましょう。
④ 自習室があるかどうか
「自学自習は全て家でできる!」という受験生は少ないと思います。リラックスできてしまうので誘惑が多いですよね。
だからといってカフェに行っても、周りの音がうるさくてなかなか集中できない…なんてこともありますよね。
ですので、そういう方は塾の自習室を活用すると、勉強の質と効率がぐんとあがります。個人差はありますが、自習室があると便利です。
なぜなら、自習室に行くと周囲に同じように勉強を頑張る受験生がたくさんいるのでモチベーションが上がるからです。
なかなか勉強のやる気があがらない…なんて日には特におすすめです。
また、自習室で勉強している時にわからない問題があればすぐに講師に質問することができます。
その日にわからなかった問題をその日のうちに解決できるので、効率的な勉強をすることができます。
塾によって自習室の有無は異なるので、しっかりと見てみましょう。
➄ 気になった塾はまずは無料体験を受けよう
百聞は一見に如かずです。気になった塾には、足を運んでみましょう。
先ほどお伝えした、
- 自習内容をどこまで決めてくれるか?
- 自学自習の進捗管理をどのくらいしてくれるか?
- 自分の志望校にどのくらい対応しているか?
ということは、インターネット上の情報で表面上は確認できます。
しかし、実際どの程度の丁寧さで行われているのかということや、塾の講師及び塾の雰囲気は直接見ないと本当のところは確認できません。
そのため、あなたの「適性」を満たしてくれる塾を選ぶためには、実際に出向いてみることが必須です。多くの塾が無料体験を実施していますので、あなたもやってみましょう。
とはいえ、受験勉強を頑張っている人ほど「無料体験に行く時間がもったいない…勉強したい…」と思うかもしれません。
しかし、そこの時間を惜しんであなたに合わない塾に通ってしまうと、無駄な勉強をしながら時間を過ごしてしまう事になります。
本気で志望校に合格したいと思うなら、多少勉強時間を削っても良いので、無料体験に行ってみましょう。
そこで自分に合う塾が見つかれば、その後の受験勉強がはるかに効率的になります。
まとめ
皆さんは、授業に参加して「わかったつもり」になっていませんか?実際にひとりで問題を解くことができるでしょうか?
大学受験で最も大切なことは「自学自習」です。自学自習の時間を確保し、正しいやり方で勉強できるかどうかで志望校に合格できるかが決まります。
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*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。