【高認対策】各科目の効率的な勉強方法をわかりやすく紹介! – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

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【高認対策】各科目の効率的な勉強方法をわかりやすく紹介!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

高認(高等学校卒業程度認定試験)は一度の試験ですべての科目に合格する必要がなく、内容のレベルもさほど高くないため、決して難しい試験ではありません。

しかし、高認対策のための勉強は基本的に自分の力で進めていかなければならず、具体的な勉強方法の部分で「どうすればいいのかわからない」と悩む方も多いです。

この記事では、高認試験に向けた具体的な勉強法を科目別に解説していきます。

高認に向けた勉強で最初に押さえておくべき3つのこと

高認試験に向けて勉強する前に、押さえておくべき重要ポイントが3つあります。

  • 選択科目をバランスよく勉強する
  • 一回で全科目を合格する必要はない
  • 過去問に必ず取り組む

選択科目をバランスよく勉強する

高認試験に合格するためには、得意科目も不得意科目もすべてバランスよく勉強することが大切です。

高認の合否は、科目ごとの合格ラインを超えるかどうかで決まります。

つまり、総合得点や受験者全体の順位は関係なく、純粋に自分がテストで合格ラインを超えられるかが重要です。

高認の合格ラインは公表されていませんが、いずれの科目も40点あたりがボーダーラインとされています。

総合得点では合否を判定しないため、「苦手な科目を得意な科目でカバーする」という戦略が使えません。

どの科目も40点以上を取れるようにしなければいけないため、得意科目ばかりでなく苦手科目もしっかりと対策することが大切です。

一回で全科目を合格する必要はない

高認試験は年2回(8月と11月)実施されます。

高認試験は、選択した8~10科目で合格点を取る必要がありますが、一度の試験ですべての科目に合格する必要はありません。

1年間で2回に分けて受験しても良いですし、複数年にまたがって受験しても問題ありません。

複数回の試験を合わせて、最終的にすべての科目に合格すればOKです。

そのため、例えば「1回目に英語・国語・社会」「2回目に数学・理科」を受験するというように、自分の学力や勉強ペースに合わせた計画を立てられます。

過去問に必ず取り組む

高認試験の勉強を始める前に、まずは過去問をチェックしておきましょう。

先に過去問を確認しておけば、高認試験で自分が目指すレベルが把握できます。

今の自分のレベル(現時点)と自分が目指すべきレベル(目標)が分かれば、学力的に足りない部分が判明するため、取り組むべき勉強を正しく判断できるのです。

また、受験1カ月前になったら過去問も解きましょう。取得を目指す科目の過去問を少なくとも5年分程解くのがおすすめです。

実際の試験と同じように環境を整え、時間を測って演習することで、本番にどれくらい自分が得点できるのかが見えてきます。

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【高認試験対策】各科目の効率的な勉強方法をわかりやすく紹介!

ここからは各科目の具体的な勉強方法を紹介します。

各科目の出題傾向を押さえた上で、それぞれの特徴に合った方法を選んで効率的に勉強を進めていきましょう。

また、各科目でオススメの参考書についても取り上げています。

そちらを読んでいただき、より詳しい参考書の選び方などが気になった人は「高認対策にオススメの参考書3選!選ぶポイントと勉強法も解説!」をチェックしてください!

英語

高認試験での英語は、他の科目に比べて合格率の低い科目の一つです。短期間での修得が難しいため、勉強をコツコツと積みあげることが大切です。

【傾向】

大問7つで構成され、小問24~25問が出題されます。

英語の問題構成と配点は次のようになっています。

参考:通信制高校ガイド

【対策】

英語の出題範囲は中3~高1レベルが中心なので、まずは中学英語の基礎を身につけることが大切です。

そのためには、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』で中学英語の英文法を振り返りましょう。

英語の基礎である単語のインプットについては、『基本英単語・英熟語ターゲット1100』を1冊しっかり暗記しましょう。

中学英語が理解できていれば、少しプラスで覚えるくらいのボリュームです。

英文解釈を強化するためには『英文読解入門基本はここだ!』を活用してください。

最後に『高卒認定スーパー実戦過去問題集-英語-』で実際の過去問にチャレンジし、仕上げをする流れです。

英語参考書まとめ

目的参考書
中学英語を振り返る『中学英語ひとつひとつわかりやすく』
英文解釈を修得する『英文読解入門基本はここだ!』
英単語を覚える『基本英単語・英熟語ターゲット1100』
実戦力をつける『高卒認定スーパー実戦過去問集-英語-』

英語の勉強法については「【高認対策】英語の傾向と勉強方法を詳しく解説!」で詳しく解説しています!

数学

高認試験において、数学は英語と並んで難関科目の一つです。

「数学はどうしても苦手」という方も多いですが、だからこそ傾向と対策をしっかり踏まえた勉強をしましょう。

【傾向】

数学は高校教科書の「数学I」の範囲から出題されます。

出題内容は大きく4分野であり、「数と数式」「二次関数」「図形と数量」「データの分析」です。

数学の問題構成と配点は次のようになっています。

【対策】

まず公式を暗記し、問題演習を行うことで公式を実際の文中で活用する練習をしましょう。

整数、二次関数、三角比など出題されやすい項目は決まっているので、頻出問題の解法を重点的に押さえるのが効率的です。

「数学が苦手で最初から問題を解くのは難しい!」と感じる方は、『とってもやさしい数学』を使って解説を読みつつ、中学内容の基礎をおさらいしましょう。

「高認試験レベルの問題を解きながら、実戦力を身につけたい」という方は『高卒認定ワークブック 新数学』がおすすめです。

各分野とも出題されるのは基礎問題が中心で、応用問題はあまり出題されません。

基礎を固めることを大切にしながら対策を進めましょう。

数学参考書まとめ

目的参考書
いきなり問題を解くのは難しいとってもやさしい数学
実戦力をつける高卒認定ワークブック 新数学

数学の勉強法については「【高認対策】数学の傾向と勉強方法を詳しく解説!」で詳しく解説しています!

国語

「国語の勉強ってどうやったらいいのかわからない」と思う方こそ、傾向と対策をしっかりと押さえましょう。

現代文・古文・漢文、それぞれで得点できる問題を見つけられれば、合格点をとることも難しくありません。

【傾向】

国語は「現代文・古文・漢文」の3分野から構成されます。

出題される文章は、全体的に「討論・話し合い」など読みやすいテーマが扱われていますが、文章ボリュームは近年増加傾向にあります。

令和2年度の国語の問題構成と配点は次のようになっています。

【対策】

現代文・古文・漢文、各単元ごとに1冊ずつ参考書を使いながら勉強を進めましょう。

現代文では、文章の読み方や基礎知識をつけるため『田村のやさしく語る現代文』を使うのがおすすめです。

古文では『古文教室 古典文法編 改訂版』、漢文では『三羽邦美の漢文教室 改訂版』を使い、古文・漢文を読むために必要な基礎力と、文章のストーリーを追うための読解力を身につけましょう。

過去問では、限られた時間内に解ききることを目標に演習します。

高認試験の国語は基本的にひっかけ問題は出題されず、本文中に答えが掲載されている場合がほとんどです。

設問に合わせて効率的に本文を読む練習をしましょう。

国語参考書まとめ

目的参考書
現代文の基礎田村のやさしく語る現代文
古文の基礎古文教室 古典文法編 改訂版
漢文の基礎三羽邦美の漢文教室 改訂版

国語の勉強法については「【高認対策】国語の傾向と勉強方法を詳しく解説!」で詳しく解説しています!

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地理歴史(世界史・日本史・地理)

「世界史・日本史・地理」は、暗記が得意な人にとっては得点しやすい一方で、苦手な人はいくら勉強しても頭に入らず苦労しやすいです。

しかし、地理歴史を苦手と感じている人でも、コツを押さえた勉強法で効果的に得点できます。覚え方のポイントも合わせてそれぞれの傾向と対策を見てみましょう。

世界史

近年世界史の問題は、日本史と絡めた出題がされるなど、横断的な出題が増えてきています。

より多角的な視点を大切にしながら、しっかりと傾向を踏まえて対策していきましょう。

【傾向】

世界史の出題傾向や設問数はここ数年変動しているため、実際の試験では問題を開いたら最初に全体の構成を確認し、時間配分を考えるようにしましょう。

高認試験において世界史は必修科目であり、「世界史A」と「世界史B」のいずれかを選択します。

世界史Aは近代現代史を中心とし、世界史Bは古代~現代まで、各時代がまんべんなく出題されます。

共通の問題もあり難易度にもあまり差はありませんが、世界史Bよりも世界史Aの方が範囲は狭いです。

平成28年度の【世界史A・B】それぞれの問題構成と配点を次に示します。

【対策】 

世界史の覚え方のコツは、歴史全体の流れを押さえることです。

歴史の流れを掴み全体像を把握できたら、それに付け加える形で出来事・人物・場所・年代といった具体的な情報を頭に入れていきましょう。

本番の試験では教科書レベルの問題が出題されていますが、中には教科書よりもハイレベルな問題も出題されることがあります。

しかし、100点満点中40点くらいを取れば合格ラインに届くので、無理にハイレベルな問題を対策する必要はありません。

合格するためには教科書レベルの問題を確実に得点しましょう。

勉強の流れとしては、まずは教科書を一通り読みます。

次に『世界史A問題集』を使用して、穴埋め形式の問題に取り組んでいき、知識を定着させていきます。

そして最後に『高卒認定スーパー実戦実戦過去問題集A・B』で実際の過去問形式の出題に慣れておき、本番での得点力をつけましょう。

世界史参考書まとめ

目的参考書
一通り読んで流れを把握教科書
知識を定着させる世界史A問題集
実戦力をつける高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B

日本史

日本史は選択科目であり、「日本史」か「地理」のいずれかを選びます。

日本史を地理と比べると、日本史の方が平均点や合格率は低いので、「日本史が得意」「日本史が好き」という場合は日本史を選択すると良いでしょう。

【傾向】 

日本史は「日本史A」と「日本史B」のいずれかを選択します。

日本史Aは幕末(開国)~現代までを重点的に扱い、日本史Bは古代~現代まで各時代がまんべんなく出題されます。

日本史A・Bともに問題数は年々減少傾向にあり、共通の問題もあることから難易度にもほとんど差はありません。

しかし、日本史Bよりも日本史Aの方が範囲は狭いです。

平成28年度の日本史A・B、それぞれの問題構成と配点は以下のようになっています。

【対策】

まずは世界史同様、教科書を読みこんで歴史の流れを理解しましょう。全体像を掴んだ上で、年号・人物を暗記していくと効率的です。

『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がよくわかる本 近現代史』を活用すると、出来事同士のつながりをわかりやすく理解できます。

教科書と併用することで日本史への理解を深めましょう。

一通り日本史の内容が頭に入ったら『高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B』で知識の定着度合いを確認しながら、知識が抜けている部分は教科書や参考書に戻って勉強し直すと効果的です。

日本史参考書まとめ

目的参考書
一通り読んで流れを把握教科書
出来事のつながりを理解金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がよくわかる本
 近現代史
実戦力をつける高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B

地理

「日本史と地理のどちらを選択しよう」と迷っているなら地理がおすすめです。

地理は高認試験の中でも合格率の高い科目のため、暗記が苦手な人は地理を選ぶと良いでしょう。

【傾向】

地理は問題構成や出題範囲に大きな変化はありません。

地理は「地理A」「地理B」いずれかを選択します。地理Aと地理Bは難易度にあまり差がなく、出題範囲も大きくは違いません。

強いて言うなら、地理Bの方が少し出題範囲が広く、掘り下げた内容が出題される傾向にあります。

そのため、確実に得点するなら地理Aを選択する方が得策でしょう。

地理Aも地理Bも「地図や統計資料などの情報を正確に読み取る力」が求められます。

平成28年度の【地理A・B】の問題構成と配点は以下です。

【対策】 

地理の問題では、資料を理解し読み解く力が求められます。

実際の試験では多くの図や表を読み解くため、とにかくページ数が多いです。

多くの資料の情報処理を効率的にできるよう、『高卒認定ワークブック地理』を使って基礎固めを行った後、『高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B』を使って演習問題に取り組みましょう。

参考書で暗記するよりも、どんどん実際の問題に慣れていきましょう

地理参考書まとめ

目的参考書
基礎固め高卒認定ワークブック地理
実戦力をつける高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B

理科(科学と人間生活・物理・生物・化学・地学)

高認の理科は選択制です。どう選択するかによって受験科目数が変わります。理科の選択科目は以下の通りです。

科学と人間生活を選択する場合
物理基礎・生物基礎・化学基礎・地学基礎
の中から1科目を選択する(合計2科目)
科学と人間生活を選択しない場合
物理基礎・生物基礎・化学基礎・地学基礎
の中から3科目を選択する(合計3科目)

科学と人間生活を選択する場合、4教科の中から1科目を選択して合計2科目になります。

一方、科学と人間生活を選択しない場合、4教科の中から3科目を選択するので、合計3科目となり1科目増えます。

科学と人間生活

物理・生物・化学・地学の4教科から出題される科学と人間生活は、対策の仕方に悩む方も多いです。

解答する科目を選択できるので、科目をしぼって重点的に対策するのが効率的です。

【傾向】 

科学と人間生活は、近年問題構成と小問数、配点に大きな変化はありません。

大問1と2/大問3と4/大問5と6/大問7と8のそれぞれから1題ずつ選択します。各5問で、小問数は全20問です。

科学と人間生活は、科学の各分野における知識を身の回りの出来事に関連させて考えを深める科目です。

身近な科学技術や自然現象について科学的に考える視点が求められます。

科学と人間生活の問題構成と配点は次のようになっています。

【対策】

教科書の基礎レベルの問題が中心で、ハイレベルな問題はほとんど出題されません。

合格ラインの40点を目指せばよいので、まずは自分が得意な2教科を優先して対策します

まずは『高卒認定ワークブック 科学と人間生活』で基礎固めをし、『高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B』で演習問題に取り組み実戦力を身につけましょう。

科学と人間生活の問題には、時事的な要素も含まれます。

近年増加している自然災害や最新の科学テクノロジーに関する問題も出題されているので、ニュースなどをチェックすることも大切です。

科学と人間生活参考書まとめ

目的参考書
基礎固め高卒認定ワークブック 科学と人間生活
実戦力をつける高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B

物理基礎

物理は理系科目の中でも特に難しいとされています。

数学と同様、公式を覚えて実際の問題で使う練習が必要な上、問題文に書かれている現象を正確に理解することも欠かせません。

計算問題の割合も多いため、修得に時間がかかる科目です。

【傾向】 

物理基礎は平成26年のカリキュラム改訂に伴い、それ以前より範囲が狭く基本的な内容が出題されるようになりました。

教科書の主要な問題がまんべんなく出題される傾向があり、頻出なのが「運動の表し方」「様々な力とその働き」「力学的エネルギー」の分野です。

平成26年度の物理基礎の問題構成と配点は以下の通りです。

【対策】

物理の基礎を固めるために『高校物理基礎をひとつひとつわかりやすく』を使いましょう。

公式の暗記と、その公式がなぜ成立するのかを理解し説明できるように勉強することが大切です。

公式が成立する理由も理解した上で問題演習を行うと、効率的に知識が定着していきます。

なお、高認試験の問題集である『高卒認定スーパー実戦過去問題集』や『高卒認定ワークブック』では、物理基礎分野は出版されていません。

そのため、実際の過去問などを活用して実戦力を磨きましょう。

物理基礎参考書まとめ

目的参考書
公式暗記と公式理解高校物理基礎をひとつひとつわかりやすく
実戦力をつける過去問

生物基礎

生物基礎は理系科目の中でも合格率が高いと言われています。

暗記中心で化学や物理のような計算問題が少ないため、理系科目が苦手という方は勉強しやすいでしょう。

【傾向】

平成26年度以降「生物基礎」という名称変更とともに出題範囲も大幅に変更されました。

そのため、過去問を使う際は平成26年度以降のもので勉強してください。

生物基礎は大問5題から構成されています。

小問数に関しては、平成26・27年は25問でしたが、平成28年度は20問に減少し、令和元年も出題数は20問です。

平成26年度の生物基礎の問題構成と配点を次に示します。

【対策】

生物基礎はほとんどが暗記問題であり、考察が必要な問題は数問です。

暗記は大変ですが、教科書の重要語句をしっかり押さえて基礎を固め、遺伝などの仕組みを理解しておきましょう。

頻出の「図・写真・実験・考察の問題」は確実に得点できるようにしておきます。

こうした問題で得点するために、『高卒認定スーパー実戦過去問題集』を使って効率的に対策しましょう。

生物基礎参考書まとめ

目的参考書
重要語句の暗記と仕組みの理解教科書
実戦力をつける高卒認定スーパー実戦過去問題集

化学基礎

実験問題なども出題される化学基礎ですが、基本的には教科書に載っている主な実験から出題されます。

実戦力を磨く段階に入ったら、過去問で出題されている実験問題もチェックしておきましょう。

【傾向】

生物同様、平成26年以降に出題範囲が大幅に変更され、より易しい内容に変更されました。

化学基礎は大問5問から構成されており、小問数は20問。これは平成26年以降変わっていません。

平成26年度の化学基礎の問題構成と配点を次に示します。

【対策】

化学基礎には、「暗記分野」「理解していないと解けない分野」があります。

元素記号などの暗記分野は、教科書を使ってしっかりと押さえましょう。

図やグラフから情報を正確に読む力や原理原則を応用する力も求められます。

「ある現象を引き起こしている要因にはどの原則があてはまるのか」を理解し説明できるように『高卒認定ワークブック 化学基礎』を使って演習を積み重ねて下さい。

化学基礎の参考書まとめ

目的参考書
基礎をかためる教科書
実戦力をつける高卒認定ワークブック 化学基礎

地学基礎

地学基礎の出題範囲は広いため、「こんなに覚えきれない」と思うかもしれません。

ただし、基本的な問題しか出題されないので、広い範囲をどのように攻略するかが重要なポイントです。

【傾向】

地学基礎のテーマは、「地球やそれを取り巻く環境」についてです。

日常生活と関連する地震や気象などの内容が出題されるため、比較的親しみやすいでしょう。

範囲が広いこともあって、出題される分野は毎年異なります。

平成26年度の地学基礎の問題構成と配点を次に示します。

【対策】

「範囲が広すぎてどこから勉強すればいいかわからない!」という方は、過去問をチェックし、これまでに出題されたことのない分野を優先的に取り組むとよいでしょう。

地学基礎では計算問題も出題されますが、無理をして苦手対策に時間を使うより、他の分野で確実に得点できた方が効率的です。

地学の基礎が固まっていない方は『大人のやりなおし地学基礎』を活用して、図や写真とともに基礎知識を定着させましょう。

地学基礎参考書まとめ

目的参考書 
基礎固め大人のやりなおし地学基礎
実戦力をつける高卒認定スーパー過去問題集-地学基礎-

公民(現代社会・政治経済・倫理)

高認試験の公民は選択制です。「現代社会1科目」「政治経済と倫理の2科目」のいずれかを選ばなければいけません。

どちらを選ぶかによって科目数が変わりますので、自分が対策しやすいベストな選択をしましょう。

現代社会

公民では現代社会を選択するのがおすすめです。

現代社会なら1科目の対策で済みますし、過去問の参考書も販売されているため対策しやすいです。

現代社会以外は過去問の参考書がないので、勉強しにくいかもしれません。

【傾向】 

現代社会の大問は7問、小問数は24問です。

教科書の全範囲から広く浅く出題される傾向がありますが、実際に教科書の内容から出題される割合は1/3程度。

「現代」についての出題なので、教科書や参考書に載っていない身近なテーマも出題されます

しかし、知識がなくても問題文や資料を読み解くことで得点できる問題がほとんどです。

そのため、教科書の基礎を理解すれば十分解答できます。

ただし情報量が多いため、実際の試験で時間配分を考え効率的に解けるよう練習しておきましょう。

平成28年度の現代社会の問題構成と配点を次に示します。

【対策】

まずは『高校これでわかる現代社会』で教科書レベルの内容を固めましょう。

長文読解やグラフの読み取りが必要なので、時間内で効率的に解けなければいけません。

『高卒認定スーパー実戦過去問題集-現代社会』で実際の過去問を解き、時間内に解答できるかを確認しましょう。

現代社会参考書まとめ

目的参考書
基礎固め高校これでわかる現代社会
実戦力をつける高卒認定スーパー実戦過去問題集-現代社会

政治・経済

政治経済はとっつきにくい印象があるかもしれませんが、高認試験における政治経済の出題は基礎問題が中心です。

【傾向】

基本的には教科書のレベルを中心に出題され、全体の中で知識問題は1/3程度です。

現代社会と同様に教科書に載っていないテーマの問題が出題されることが多く、グラフや表から情報を読み取る力が求められますので、多くの情報を処理する力がないと時間が足りなくなるかもしれません。

平成30年度の政治経済の問題構成と配点を次に示します。

【対策】

政治経済では、教科書に太字で書かれている基本的な語句・概念を正確に理解することが大切です。

まずは政治経済の全体を把握するために『共通テスト 政治・経済の点数が面白いほどとれる本』で基本的な語句・概念を押さえましょう。

次に過去問を解き、「どれくらいの時間でどれくらいの情報を処理するのか」を意識しながら、表やグラフから読み解く力を鍛えてください。

政治経済でも日頃のニュースと関連する内容が出題されるため、普段からニュースで出てきた言葉など、わからないことがあったらその都度調べましょう。

政治経済参考書まとめ

目的参考書
全体の流れを押さえる共通テスト 政治・経済の点数が面白いほどとれる本
実戦力をつける過去問

倫理

倫理にあまりなじみがなく、「なんとなく難しそう」と思っている人も多いでしょう。

高認試験の倫理は基本的な問題が中心なので、しっかりと教科書レベルの問題を押さえれば合格点をとることも難しくありません。

【傾向】

倫理では「宗教思想」「外国思想と日本の伝統思想」「仏教徒日本人の思想形成」「古代の哲学者・思想家」が出題傾向の高いテーマです。

「現代の課題を考える」時事的な問題も出題され、「文章」「グラフ」「写真」「新聞記事」などの資料を参考にして解答する問題が多く、情報を読み取る力が求められます。

いずれも思想家に関する問題が多く出題されるので、思想家の名前や思想の流れ、学説、言葉を関連付けて暗記しましょう。

平成30年度の倫理の問題構成と配点を次に示します。

【対策】

まずは教科書で、人物や思想の内容を暗記・理解して知識を定着させましょう。

『蔭山の共通テスト倫理』はわかりやすい言葉で解説しているので、倫理に苦手意識を持っている方の基礎固めにおすすめです。

思想形成や思想の内容を勉強するときは、ただ暗記するだけでなく思想の流れも意識しましょう。

流れを押さえることで理解しやすくなり、知識も定着しやすいです。

過去問を使って、実際に表やグラフから読み解き解答する練習も進めていきましょう。

過去問に出題されている思想家の知識も覚えていくと効率的です。

倫理参考書まとめ

目的参考書
倫理の基礎固め蔭山の共通テスト倫理
実戦力をつける過去問

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高認は8~10の科目を選択し、それぞれの科目の傾向と対策に基づいてベストな勉強法で対策します。


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