【高認対策】英語の傾向と勉強方法を詳しく解説! – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

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【高認対策】英語の傾向と勉強方法を詳しく解説!

高認試験の中でも合格率が低い英語。他教科と比べると難易度が高く「どうやって対策すればいいの?」と悩む方も多いでしょう。

そんな難しい科目こそ、きちんと傾向を押さえた効率的な勉強が必要です。

今回の記事では、高認英語の出題傾向と勉強方法を解説します。実際の過去問をもとに大問ごとの対策方法をチェックしましょう。

記事の最後では合格点に達するためのポイントをまとめているので、これから高認英語の対策を始める方は勉強を進めるときの参考にしてください。

高認の英語では文章を正確に把握する力が求められる

高認の英語で求められるのは「文章を正確に読み理解する力」です。

過去5年分の過去問では、英単語や英文法を暗記すること以上に文章内容を正確に把握する読解力が重視されています。

次に令和2年度英語の問題構成と配点を示します。

令和2年度英語の問題構成と配点

問題の種類大問配点
内容把握大問1:会話文の強勢合計12点
対話文完成-適文選択大問2:会話文の空欄補充合計20点
整序問題大問3:並び替え合計12点
内容把握大問4:短文の内容把握合計12点
内容把握大問5:短文の空欄補充合計12点
内容把握大問6:長文読解合計12点
内容把握大問7:長文読解合計20点

参照:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

令和2年度の場合、7つの大問の内、6つの大問で英文内容の把握を伴う問題が出題されました。

文章をすべて完璧に読める必要はありませんが、文中や設問から必要な情報をピックアップして読み取る力が必要です。

高認英語の目標点数と正解すべき問題

高認英語の目標点数は50~60点です。各大問で半分以上の問題に正解するイメージでいましょう。

令和2年度2回の英語を例として、大問ごとに以下の目標点数を参考にしてください。

大問配点×問題数目標点数
大問14点×3問8点(2問正解)
大問24点×5問12点(3問正解)
大問34点×3問8点(2問正解)
大問44点×3問8点(2問正解)
大問54点×3問8点(2問正解)
大問64点×3問8点(2問正解)
大問75点×4問10点(2問正解)


合計62点

大問1:会話の強勢、大問3:並び替えは、過去問演習を通して出題形式に慣れ、少しでも点数を稼げるように対策したい問題です。

大問4:短文の内容把握は、3行程度の文章を把握できれば正解できる問題です。

大問5:短文の空欄補充は、接続詞などの基本的な語句を踏まえて選べば正解できます。ひねりのない基本的な問題なので、ここできちんと正解しておきたいところ。

大問4・5で、それぞれ2問以上は正解しておくと安心です。

実際に過去問を解いてみると、大問ごとに自分の得意不得意が見えてきます。

上記の目標点数を参考に、自分が得点しやすい大問を考えながら、どういった配分で合格点を満たすかの戦略を立てましょう。

【令和2年度・第2回の試験参考】各大問の傾向と対策を紹介!

まず知っておきたいのは、高認試験の問題はすべてマークシート方式で記号を選択して解答する点です。

マークシート方式に慣れていないと、塗りつぶし方を間違えたり途中から塗りつぶす場所がずれてしまったりミスをして失点につながることがあります。

そのため過去問で演習する際は、実際に本番と同じようにマークシートで解答し慣れておきましょう。

ここからは、実際に令和2年度2回の過去問を見ながら英語の出題傾向を把握し、効率的に勉強を進めていくための対策を解説します。

大問1:会話文の強勢

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問1は、会話文の中で1番強く発音される単語を選ぶ問題。配点は合計12点です。

会話文の中で強く発音されるのは、文章の中で強調したい部分です。

そのため、前文を受けての回答や主張したいことが最も強く発音されます。

これを解くためには会話の内容把握が重要です。

大問2:会話文の空欄補充

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問2は、会話文の中の空欄に入る英文を埋める問題。配点は合計20点です。

空欄前後の文章を読み、会話の流れを理解して意味が通じる文を選べばOK。中学校で習う基礎的な英文が読めれば解けるレベルです。

大問3:並び替え

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問3は、文中の空欄部分に5つの英単語を正しく並び替え英文を完成させる問題。その中の2番目と4番目を解答します。配点は合計12点です。

文法・熟語・構文を理解していれば得点できます

連続しそうな単語や、組み立てられそうな熟語、当てはまる文型を考え、意味の通る文章にする力が求められます。

大問4:短文の内容把握

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問4は、3~5行の短い文章を読みその文章が何を伝えたいのかを答える問題。配点は合計12点です。

選択肢が日本語文なので、先に読んでおくと英文を理解するヒントになります。

細かい文章の意味まで追わずとも、単語の意味を読み取ることでおおまかな内容把握で答えを予測できます。

大問5:短文の空欄補充

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問5は、3~5行の短い文章を読み、文中の空欄に適切な単語を選ぶ問題。配点は合計12点です。

文法知識を活用して答えることもできますし、大まかに文章の内容を理解して答えることも可能です。

大問6・7:長文読解

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問6・7は、長文読解。10行以上の長文を読み設問に答えます。配点は、大問6が合計12点、大問7が合計20点です。

長文読解は慣れていないと内容把握が難しいです。

設問を先に読んでおくと、本文の内容をイメージしながら読めるため読解しやすくなります。

文中には表やグラフが用いられているので、本文の内容があいまいでも、これらをヒントに設問に答えられる可能性もあります。

【高認対策】英語の勉強法を解説

英語はコツコツ積み重ねる王道の勉強法がとても大切な科目です。

英文法を読むための基礎が、英単語や英文法です。

まずは英単語と英文法をしっかりと覚え、次に短文を読めるようにしていき、最終的に長文読解の読み方を身につけましょう。

いきなり文章読解からスタートするのはNG。

効率的に勉強を進めるためにも、かならず英単語・英文法から勉強をスタートしてください。

ここでは英語の勉強法を具体的に解説するため、英単語・英文法・長文読解の3つの項目にわけて解説します。

英単語

英単語がわからなければどんな問題も解けませんから、しっかり暗記しましょう。

高認英語は基本が中学英語レベルなので、まずは中学の英単語を完璧にします。

合格に必要な英単語数は【約1,600~1,800語】とされています。1日30語ずつ覚えるとすると約50日(1~2カ月)で暗記可能です。

ただ、1日30語ずつと決めて覚えても、何日かすれば「最初の方の単語を忘れてしまっている」というのはよくあります。

日が経つほど忘れてしまうので、暗記は短期間で取り組むことが重要です。

忘れる前に覚え直す作業も大切です。

1日100語覚えれば3週間以内に終わるので、なるべく暗記の期間を短くし、何度も覚え直したりテストしたりすることを繰り返しながら知識の定着を図ります。

単語の勉強には『英単語ターゲット1200』が中学レベルから高校基本レベルの単語・熟語まで網羅しており、高認英語対策に適していておすすめです。

もし「高認の先に大学受験も見据えている」なら『英単語ターゲット1400』でもOK。語彙が多くて困ることはありません。

いずれにしても一夜漬けはNGです。毎日コツコツ覚えていきましょう。

英文法

単語だけでもある程度の意味は分かりますが、英文法がわかるとさらに深く英文を理解できます。

英語の文法は、数学の公式と同じように読むための決まりがあるので、しっかりと覚えましょう。

「ある程度覚えたら問題を解いて理解の程度を確認し、間違えた問題を振り返って勉強する」という流れで、文法を使えるようにしていきます。

文法の参考書としては、中学基礎~高校基礎レベルまで対策できる『とってもやさしい英文法』がおすすめです。図や吹き出しが多く視覚的にも分かりやすいです。

長文読解

英単語と英文法の基礎ができたら、次は長文読解です。

長文読解を解くにはある程度の慣れが必要なので、長文を何問も解いて得点できるようになっておきましょう。

長文読解を解くときのコツは「最初に設問を読んでから」本文を読むことです。

先に設問を確認しておくと、おおまかに文章のテーマを把握した上で本文を読めるので、内容を理解しやすく読み間違いも少なくなります。

また、実際の試験で長文読解のすべての文章を完璧に訳せる必要はありません。

一つの文章にこだわって時間をとられると、時間が足りなくなる恐れがあるからです。

しかし、普段の勉強時はすべての文章を訳しましょう。全文を訳すことで文章の流れや長文の構成を理解できるので、英文への理解がさらに深まります。

実際の文章の長さや設問の傾向を把握するには、過去問演習に取り組むのが有効的です。

『高卒認定スーパー実戦過去問題集-英語-』を使って演習を重ねましょう。

過去問を解く際には、時間配分を念頭に置きながら効率的な解き方を探してください。

英語は文章量の多さから、ひとつひとつ丁寧に解いていると時間が足りなくなる可能性があります。

「読解スピードが遅くて解ききれない」場合には、普段の勉強で英文を音読することで読解スピードを改善できます。

合格点に到達するための3つの効率的な試験対策

英語の具体的な勉強法が確認できたところで、さらに合格を確実にするためのコツを見ていきましょう。

ポイントを押さえれば効率的な試験対策ができます

過去問を活用する

過去問は徹底的に活用しましょう。

ここ最近は英語の出題形式に大きな変化はないため、過去問を使って本番同様の練習ができます。

マークシート形式に慣れることもできますし、自分の得意不得意な問題を考慮して効率的な解き方を考えることもできます。

過去問を解く際には、大問ごとの時間配分を意識して取り組むと効果的ですよ。

英単語は毎日コツコツ覚える

英単語は毎日コツコツ覚えていくことが非常に大事です。

英単語は1回覚えただけで定着するものではありません。暗記してから何度も復習することが大切です。

毎日覚える個数・復習するタイミングなど、スケジュールを立ててしっかりコツコツ毎日継続して勉強していきましょう。

日ごろから時間を意識して問題を解く

英語試験は時間が足りなくなりがちな教科なので、特に時間配分が重要です。

わからない一文に時間をかけすぎて、残りの問題を解く時間がなくなることもあります。

自分の解ける問題を落とさないために、ある程度考えてもわからない問題は後回しにするなど、解ききる工夫を身につけましょう。

ボリュームのある文章を時間内に読みきるには、日頃からの練習が大切です。

日々の勉強でも、英文を読むときには制限時間を設け、時間内に読む練習をしましょう。

英文を読む際に「英語のまま前から理解する」という意識を身につけると、さらなる時間短縮に繋がります。

英文は日本語と文章の順番が異なるため、英文を日本語に直しながら読んでいると、文章を行ったり来たりする手間が増え時間がかかります。

キチンと英文の主語・述語を前から順番に理解できれば、文章を行き来する必要がないため、時間短縮が可能です。

高認試験に限れば、設問をヒントにして文章中から必要なところだけをピックアップして読む解き方も通用します。

ただし大学受験を見据えている場合、入試ではキチンと本文も読めないと設問を解けないため注意が必要です。

例えば令和2年度2回、大問2の4は空欄に入る文を選びますが、設問をヒントにしにくく、空欄前の「How do you want it?」の意味がわからないと正解できません。

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

高認試験の先に大学受験を考えている方は、高認試験用の効率的な解き方だけでなく、根本的に読解力も身につける意識でいましょう。

学習塾STRUXでは高認取得から大学受験までを手厚くサポート

文章量が多く、内容把握の力も求められる高認英語。英単語と英文法から勉強し、文章読解へと積み重ねていく地道な勉強が必要です。

ただ、「単語暗記だけでもスケジュールを立て計画通りに進めていくのは大変!」「長文読解を自分で勉強していてもわからないことだらけ」と英語の勉強に不安を抱える方も多いでしょう。

学習塾STRUXは学習管理型の個別指導塾なので、「高認取得のために英語を勉強したい!」という方にピッタリの学習計画を提案できます!

「今まで勉強する習慣がないので何から手をつけたらいいのかわらかない」という方でも、プロの講師がそれぞれの生徒にピッタリの勉強計画を立てるので「いつ、何を、どれくらい勉強するか」がはっきりと分かり効率的な勉強が可能です。

「高認取得の先に大学受験も目指している」という方は、大学受験を見据えた長期的なサポートもできます。

もちろん勉強計画は作っただけで終わりではありません。定期的にオンラインで進捗確認をし、勉強の相談や進路の悩みも相談できますよ。

気になった方はSTRUXの無料体験がおすすめです。

実際の勉強計画を立ててプレゼントしているので、どのように勉強を進めるのか具体的に知ることができ、これだけでも今後の勉強の参考になりますよ。

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

 

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