【高認対策】国語の傾向と勉強方法を詳しく解説! – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

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【高認対策】国語の傾向と勉強方法を詳しく解説!

高認の国語は、現代文・古文・漢文の3つの単元で構成されています。

暗記が必要な部分もありながら、「設問から文中の答えを探す」などの読解力が求められる科目でもあり、具体的な勉強法がわからない人も多いです。

今回の記事では、高認試験の国語の出題傾向を抑えた上で、国語の勉強法・過去問をもとにした大問ごとの対策方法を解説します。

最後に合格点をとるためのポイントをまとめているので、高認国語の勉強の参考にしてください。

高認国語は現代文の比重が高い!

最近の5年間の過去問を見てみると、高認国語は現代文の配点が大きいです。

以前は「現代文50点・古文漢文合わせて50点」という構成でしたが変更されています。

令和2年度高認試験【国語】配点

現代文大問1(漢字・文法・知識)合計20点
現代文大問2(話し合い)合計8点
現代文大問3(説明)合計12点
現代文大問4(物語的文章)合計30点
古文・漢文大問5(古文・漢文)合計30点
参照:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

問題構成と配点を見てみると、現代文の全体に占める配点は7割です。

高認の試験は40点くらいが合格ラインとされていますので、40点を目指すには現代文でいかに得点できるかがカギになります。

高認・国語の各大問の傾向と対策を紹介!

まず知っておきたいのは、高認試験の問題はすべてマークシート形式だということ。

「1問とばして解答したことで解答欄がずれてしまった」「最後にまとめて塗りつぶそうとしたら時間が足りなかった」など、マークシート方式に慣れていないと起こるミスもあります。

過去問などでマークシートでの解答に慣れておきましょう。

ここからは、令和2年度・第2回の問題を参考に、国語で点を取るポイントを解説していきます。

大問1:漢字・文法・知識

大問1では「漢字・文法・知識」が出題されます。配点は合計20点です。

画像出典:文部科学省「令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題」

漢字対策は漢字検定3・4級レベルの参考書を1冊やり切ればOKです。

難易度も高くないので、「漢字は得意だった!」と自信があるなら特別に対策をしなくても良いです。

他には「敬語・四字熟語などの知識を問う問題」「短文読解」や、文法では「現代文や古文の助詞・助動詞の意味を問う問題」も多く出題されています。

大問2・3:話し合い・説明

大問2は、学校のクラスごとの話し合いを元に適切な選択肢を選ぶ問題です。配点は合計8点です。

画像出典:文部科学省「令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題」

この問題は、1文ずつ本文と照らし合わせて文章の内容と一致しているかを確認すれば解けます。

文中に必ず答えがあるので、設問と本文を比べて、当てはまらない選択肢を消去しながら考えましょう。

大問3は、メモをもとに構成された内容から必要な情報だけを選んで抽出する力が求められる問題です。配点は合計12点。

画像出典:文部科学省「令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題」

文章を読みながら情報を取捨選択し、設問解答に必要な情報だけをピックアップしなければいけません。

令和2年の第2回の国語では、じゃんけんのルールを知らない外国人がじゃんけんで遊べるようになるために必要な項目を選ぶ問題が出題されました。

大問4:物語的文章・論理的文章

令和2年度第2回の大問4では、物語文が出題されています。配点は合計30点と大きいです。

画像出典:文部科学省「令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題」

問題構成が変わっても、物語的文章か論理的文章のどちらかは大問で出題されるため対策は必須です。

過去問題集を活用して問題の解き方に慣れておきましょう。

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物語的文章のポイント

物語文は内容が理解できれば比較的解きやすいです。

物語文で最も多いのが「登場人物の心情」に関する設問や、比喩を説明する設問です。

登場人物の「気持ち」と「その理由」を意識しながら文章を読みましょう。

登場人物の行動から気持ちを推測する設問も頻出です。

文章を読むときに、登場人物の気持ちとリンクする発言や行動に線を引きながら読む習慣をつけましょう。

登場人物に感情移入せず、本文の中から客観的に答えを探すことが重要です。

論理的文章のポイント

論理的文章で重要なのが「筆者の伝えたいこと」です。

筆者の主張を文中に探しながら、筆者の主張がどのような形で表現されているかを読み取りましょう。

問題では「言い換え」表現が問われやすいため、問われている抽象的な言葉がどのように言い換えられているのか、筆者の意図を考えながら解答します。

論理的文章でも、物語的文章と同じように答えが文章に書いてあります。

選択肢の内容と本文の内容を比べて、書いてあることだけを答える意識が大切です。

効率的に解くには、先に設問を確認して問われている内容を把握してから本文を読むのがおすすめです。

大問5:古文・漢文

大問5で出題される古文・漢文の配点は、合わせて30点です。

画像出典:文部科学省「令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題」

下線部の意味や理由を問うような現代文要素が強く、話の展開を理解しているかを問う設問が多いです。

古文読解で覚えるべき単語は、最低限の量(最頻出100語程度)で大丈夫です。

古文単語を頭に入れたら、物語の流れを追えるように何度も読んで文章に慣れましょう。

最終的には「省略されている主語や助詞を補い現代文と同じ感覚で読める」という状態を目指します。

【高認対策】国語の勉強法を解説

どのような問題が出題されるか把握した上で、具体的な勉強法を「現代文・古文・漢文」に分けて解説していきます。

現代文

現代文の正しい読み方・解き方を身につけましょう。

現代文は、たくさん勉強すればその分だけ点数が伸びる、という科目ではありません。

「なんとなく」で解いていても、正解・不正解が安定しないため、勉強する際は必ず正しい読み方・解き方を身につける意識が必要です。

正しい読み方・解き方を身につけた上で、過去問を使った演習に取り組んでいきます。

現代文の読み方を身につけるには『田村のやさしく語る現代文』で基礎を固めるのがおすすめです。

そして『高卒認定スーパー実戦過去問題集-国語』で過去問に取り組み、時間内に解き切る練習をしましょう。

古文

古文が苦手な人は、まず苦手意識からなくしていきましょう。

古文を読むためにまず覚えるべきなのが古文単語です。

実際に読み解くのに必要な単語は300個ほどですが、40点のボーダーラインを超えればよいと考えると最頻出の100個を覚えればOKです。

古文単語は『マドンナ古文単語230』で覚えましょう。

現代文のように物語の筋がつかめるようになるためには、文法の基礎を身につけることが必須です。

古文文法の入門書として『古文教室 古典文法編 改訂版』を使いましょう。

古文の参考書は「解説の用語すら難しい」ことがありますが、この参考書は分かりやすい言葉で解説されているので、古文が苦手な方や古文初心者にもぴったりです。

問題文の細かいところまで読解できる必要はないので、文法を簡単に理解したら実際の文章を声に出して繰り返し読み、リズムに慣れておきましょう。

漢文

漢文も古文同様、文章の内容を正確に把握できるかがポイント。漢文を現代文のような感覚で読み解くことが第一目標です。

そのためには、必ず「返り点」「再読文字」などの基本事項を暗記しましょう。読み方のルールや句法をしっかりと頭に入れることが重要です。

基本事項が身に付いたら、試験で出題される訓読文(レ点や一二点がついた文)の状態から、頭の中でスムーズに書き下し文へ変換できる状態を目指します。

書き下し文へのスムーズな変換が難しい場合は、音読をしながら書き下しに慣れていきましょう。

基礎固めには『三羽邦美の漢文教室 改訂版』を1冊やり込むのがおすすめです。

これ1冊で高認レベルの問題に対応できるようになります。

合格点に到達するための3つの効率的な試験対策

高認試験では、100点満点中40点ほどが合格ラインです。

高得点を狙う必要はないため、問題を取捨選択し効率的な勉強をして確実に合格点へ到達することが重要です。

ここでは合格点を超えるための、3つの効率的な試験対策を解説します。

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過去問を使いこなす

過去問から得られる情報はとても多いので、過去問は存分に使い倒しましょう。

大問4の文章問題、大問5の古文漢文は長年出題されてきた内容です。3~5年分の過去問題集を解いてみて自分の実力を把握しましょう。

過去問に取り組むときは、可能な限り本番と同じ環境を整えます。

きちんと時間を測り、問題全体の時間配分を考えながら、効率的な解き方ができているか確認してください。

過去問を解くことはマークシート形式の練習にもなります。

練習をしておかないと本番でマークミスなどをする可能性もあるため、演習を重ねてマークシートでの解答方法に慣れておきましょう。

知識問題は確実に正解する

大問1の漢字や語句の問題は頻出の内容です。

そのため、大問1の半分に正解し6割以上は得点できるようになっておきたいです。

過去問で出てきた漢字や語句はその都度覚えましょう。特に漢字などが苦手な方は、

  • 文章中の漢字や語句で意味のわからないものは必ず調べる
  • 過去問で出題された漢字は選択肢も含めて必ず書けるようにする
  • 日常の中で気になる漢字はすぐに調べる

などで対策してみてください。

問題を解く順番を決めておく

高認の国語は現代文の配点が大きく文章量も多いです。

量が多いので解くのに時間がかかりますが、現代文にばかり時間を取られてしまうと、古文・漢文という得点しやすい分野の問題を落としてしまうかもしれません。

取りこぼしを防ぐために、自分の得意な大問から先に解き、確実に得点できる問題を解いておきましょう。

必ずしも大問1から順番通りに解く必要はありません。

自分が得意な大問から確実に得点を重ねられるよう、過去問演習で効率的な順番を考えてみてください。

学習塾STRUXは高認取得から大学受験までを徹底サポート

現代文・古文・漢文からなる国語は、読み方や解き方、古文漢文の基礎知識や読み方をしっかりと押さえることが大切です。

ただ「自分で国語の勉強ができるのか不安」「読み方を鍛えるってどうすればいいの?」と、国語の勉強の仕方に不安を感じる方も多いでしょう。

学習塾STRUXはオンライン型の個別指導塾なので、「高認取得のための勉強がしたい!」という生徒の要望に合わせた丁寧な個別サポートが可能です。

これまで勉強習慣が身についていなかった方でも、専任講師のサポートを得ながら「毎日やるべき勉強」を明確にできます。

「高認取得後に大学受験まで見据えている」という方は、大学受験合格まで見据えた長期の勉強計画も作成してサポート可能です!

受験のプロがそれぞれの生徒に最適な勉強計画を立てるので、国語の勉強法がわからなくても効率的に勉強できます。

もちろん、計画だけ立てて生徒に丸投げすることはありません。

オンラインで定期的に進捗確認をするので、普段の勉強での疑問点や進路に関する悩みなどがあればすぐに相談ができますよ。

STRUXでは無料体験も行っていて、実際の勉強計画を立ててプレゼントしています。具体的な勉強計画だけでも今後の勉強の参考になるのでおすすめですよ!

*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

 

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