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独学で高認対策をするなら、参考書選びがとても重要です。
高認試験に適した参考書を選ぶのはもちろん、「自分に合っているか?」「独学に向いているか?」などのチェックも大切です。
この記事では、高認対策のためのオススメ参考書と選ぶ際のポイントや勉強法もあわせて解説します。
高認対策の参考書を選ぶ3つのポイント
書店には多くの参考書が並べられています。
簡単な参考書からハイレベルなものまで幅広く販売されていますが、「難しければ良い」というわけではありません。
高認対策の参考書を選ぶときには、次の3つのポイントをチェックしましょう。
- 自分の学力に合ったものを選ぶ
- 解説が丁寧で、図・イラストがある
- 過去の出題傾向が反映されている
それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。
ポイント①:自分の学力に合ったものを選ぶ
参考書は幅広いレベルで取り揃えられているため、自分の現状の学力に合ったものを選びましょう。
自分の現状のレベルより簡単な参考書を解いても学力は上がりません。
とはいえ、自分より高いレベルの参考書では内容が理解できないため、成績は上がらず勉強意欲も低下します。
加えて、勉強には科目ごとで効率的に進める順番があるため、いきなりレベルの違う参考書を解くことは避けましょう。
例えば、英語なら「英単語・英文法のインプット→英文解釈→長文読解」と段階を踏んで進めることが多いです。
英単語や英文解釈が固まっているなら、過去問やワークブックから問題演習を始めてもOKですが、基礎が固まっていない状態で長文演習から手をつけても効率的に勉強できません。
効率よく勉強を進めるためにも、事前に参考書の内容を確認して、自分の学力レベル・勉強の順番に合っているものを選びましょう。
ポイント②:解説が丁寧で、図・イラストがある
独学で使う参考書を選ぶ場合は、「解説のわかりやすさ」がとても重要です。
解説を読んでも理解できなかった場合、わからなかった部分の勉強に多くの時間がかかります。
時間がかかるほど集中力は落ちますし、勉強時間が多くなるとモチベーションも落ちてしまいます。
また、文字だけで内容を理解するのは難しいため、飽きてしまいがちです。
モチベーションの低下を防止して理解を深めるためにも、図やイラストが多く直感的に理解しやすい参考書を選びましょう。
ポイント③:過去の出題傾向が反映されている
高認試験本番では、過去の出題形式を繰り返している傾向があるので、過去問が反映されている参考書がオススメです。
もちろん、問題構成が変わって過去の単元以外からも出題される可能性はあります。
とはいえ、大きく試験の傾向が変わることはあまりないため、傾向を踏まえて頻出単元を優先的に勉強した方が勉強時間を効率的に使えます。
過去の出題傾向に沿った問題集を選ぶ場合は「高認向け」などと書かれた参考書にしましょう。
迷ったらこれ!高認対策のオススメ参考書3選
「自分の学力レベルに合う・解説が丁寧・出題傾向が反映されている」というポイントを踏まえて参考書を選ぶことが必要でした。
ここからは具体的に高認対策にオススメの参考書を紹介します。
1.J-出版「高卒認定ワークブック」シリーズ
「高卒認定ワークブック」は高認対策の参考書としてまず名前が挙がる1冊です。
高卒認定試験対策用として出版されているテキストであり、過去問の傾向も反映されているため無駄なく効率的に勉強できます。
高認試験に特化しているので過去問と似た問題も掲載されており、高認対策用の参考書としてはうってつけです。
解説も丁寧なので独学にも適しています。
2.旺文社「高校 とってもやさしい」シリーズ
「高校 とってもやさしい」シリーズは、基礎学力に不安のある人向けの参考書です。
「中学~高校基礎レベル」まで勉強できるうえ、図やイラストも多く視覚的にも理解しやすくなっています。
「まったく勉強をしてこなかった」「長い間勉強から離れていた」など、ゼロから勉強を始めたい方は、このシリーズで基礎固めをするのがオススメです。
3.J-出版「高卒認定・スーパー実戦過去問題集」シリーズ
「高卒認定・スーパー実戦過去問題集」シリーズは、高認試験の過去問を掲載している参考書です。
過去3年分の夏秋2回、合計6回分の過去問を掲載していて、解説も充実しています。
本番同様の過去問演習に加え、過去問を通して問題を理解することにも役立つ1冊です。
高認試験用の参考書の中では「受験直前の演習」「総仕上げ」といった位置づけのため、「高卒認定ワークブック」「高校 とってもやさしいシリーズ」のどちらかが終わった後に実戦力をつけるため取り組みましょう。
各科目ごとのおすすめの参考書リストを紹介
紹介した3シリーズの参考書以外にも、書店には多くの参考書が置かれています。
どの参考書を使えば良いか迷った場合には、以下のリストを参考に自分が使いやすいものを選んでみてください。
科目 | 参考書名 |
国語 | 田村のやさしく語る現代文(現代文) 古文教室 古典文法編 改訂版(古文) 三羽邦美の漢文教室 改訂版(漢文) |
数学 | とってもやさしい数学高卒認定ワークブック 新数学 |
英語 | 中学英語ひとつひとつわかりやすく 英文読解入門基本はここだ! 基本英単語・英熟語ターゲット1100 高卒認定スーパー実戦過去問集-英語- |
地理 歴史 | 世界史A問題集(世界史) 高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B(世界史) 金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がよくわかる本 近現代史(日本史) 高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B(日本史) 高卒認定ワークブック地理(地理) 高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B(地理) |
理科 | 高卒認定ワークブック 科学と人間生活(科学と人間生活) 高卒認定スーパー実戦過去問題集A・B(科学と人間生活) 高校物理基礎をひとつひとつわかりやすく(物理基礎) 高卒認定スーパー実戦過去問題集(生物基礎) 高卒認定ワークブック 化学基礎(化学基礎) 大人のやりなおし地学基礎(地学基礎) 高卒認定スーパー過去問題集-地学基礎-(地学基礎) |
公民 | 高校これでわかる現代社会(現代社会) 高卒認定スーパー実戦過去問題集-現代社会(現代社会) 共通テスト 政治・経済の点数が面白いほどとれる本(政治経済) 蔭山の共通テスト倫理(倫理) |
『田村のやさしく語る現代文』は、現代文の解き方や勉強法から学べる1冊。
ページ数や問題の量を絞っているので苦手意識があっても取り組みやすく、「現代文の勉強方法がわからない」という方にオススメです。
『古文教室 古典文法編 改訂版』は、講義形式の簡単な言葉で解説を読める参考書で、基礎からしっかり勉強できる一冊です。
『三羽邦美の漢文教室 改訂版』は、文字も大きくレベルも易しいので独学に適した1冊。基礎を固めつつ、漢文に慣れるのにちょうど良い参考書となっています。
『とってもやさしい数学』は、いきなり問題演習に取り組むのが難しい人にオススメです。解説を読みながら中学内容のおさらいもできます。
『中学英語ひとつひとつわかりやすく』は、中学英語を基礎からやさしく解説してくれる入門書。英語が苦手な方や他の参考書が難しいと感じた方は、『中学英語ひとつひとつわかりやすく』から始めると良いです。
『英文読解入門基本はここだ!』は英文解釈の入門書。単語や文法のインプットが終わり、長文読解に入る前に取り組みたい1冊です。
『基本英単語・英熟語ターゲット1100』は、単語のインプットに使う参考書。中学英語の範囲プラスαくらいのボリュームです。
それぞれの参考書を吟味し、自分の学力レベルに合わせてぴったりの1冊を選んでみてください。
詳しい各科目の勉強法と参考書の使い方については、次の記事を参考にして下さい。
「【高認対策】各科目の効率的な勉強方法をわかりやすく紹介!」
参考書を活用した高認対策の勉強法
自分に合った参考書を見つけたとしても「とにかく片っ端からたくさん解く」など、がむしゃらに勉強するのはNGです。
せっかく自分にぴったりの参考書を手に入れても、勉強法が良くなければ参考書の良さを最大限に活かせません。
具体的には以下のポイントを押さえて勉強しましょう。
- 必ず手を動かして問題を解く(インプットと同時にアウトプットも意識)
- 各科目の傾向を把握する(配点の高い問題・難易度が低い分野などを分析)
- 過去問に必ず取り組む(過去5年分)
広い出題範囲を限られた時間の中で対策できるよう、効率よく勉強する方法を考えながら進めていきましょう。
詳しい各科目の勉強法については、次の記事を参考にしてください。
「【高認対策】各科目の効率的な勉強方法をわかりやすく紹介!」
学習塾STRUXでは参考書の扱い方も含め高認の勉強法を指導
高認対策に用いる参考書を選ぶ際は、「自分の学力に合う」「独学がしやすい」「過去問の傾向を踏まえている」などのポイントを押さえているものがオススメです。
しかし、自分にぴったりの参考書が見つかっても「やっぱり独学は難しそう」「こんなにたくさんの参考書、本当に勉強しきれる?」と不安に思う方も多いでしょう。
とくに高認試験を受ける方は、事情があって学校に通えず勉強習慣が身に付いていない人もいます。
今まで勉強経験を積めなかったのに、いきなり独学で試験対策に取り組むのは誰でも不安ですよね。
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