【高認対策】数学の傾向と勉強方法を詳しく解説! – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX

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【高認対策】数学の傾向と勉強方法を詳しく解説!

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数学は苦手意識を持っている方も多く、「そもそもどう勉強したらいいのかすら分からない」というケースも多いでしょう。

今回の記事では、高認数学の出題傾向から具体的な勉強法までを解説します。

数学は他教科と比べて出題パターンが決まっているので、傾向が掴みやすく対策のしやすい教科です。

適切な対策を講じれば合格点に達するのも難しくないので、勉強を始める前にしっかり出題傾向を押さえましょう。

高認数学は出題傾向が掴みやすい!問題構成と目標点を知ろう

高認数学は他教科と比べて平均点が低く、合格率も低めです。

特に苦手な方からすれば難関科目になる数学ですが、出題範囲は「数Iのみ」で、例年の出題パターンが類似してるので、対策しやすい教科でもあります。

合格のボーダーラインは、公表されていませんが「45~50点」と推定されます。

令和2年度2回を例にすると、小問数計28問のうち「15問くらい正解する」ということを目標に勉強しましょう。

令和2年度2回数学 大問と配点

大問配点
大問1:数と式(6問)合計15点
大問2:方程式と不等式(3問)合計10点
大問3:二次関数とグラフ(5問)合計15点
大問4:二次関数と二次不等式(3問)合計15点
大問5:三角比(7問)合計25点
大問6:データの分析(4問)合計20点

参照:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

参考:科目別合格率予想と平均予想

高認数学の目標点数と取るべき問題

数学の合格点は45~50点ですが、過去問演習などで演習する際は少し目標点を高めに設定しましょう。

「合格基準点×1.1~1.2」で考えることが多く、数学の場合は50~60点を目指して勉強します。

数学は計算ミスなどで失点することもある科目です。試験当日緊張してミスがいつもより増える可能性も考えて、目標点数を高めに設定します。

具体的には以下の目標点数を確実に取れるようにしておきたいです。

令和2年度2回の数学を例として、大問ごとに以下の目標点数を参考にしてください。

大問配点と問題数目標点数
大問15点×3問15点(全問正解)
大問25点×2問10点(全問正解)
大問35点×2問+3点+2点8点(2問正解)
大問45点×3問5点(1問正解)
大問55点×5問5点(1問正解)
大問65点×4問15点(3問正解)


合計58点

各大問を2~3問ずつ正解すれば60点前後になります。

「大問1の計算問題」「大問6のデータの分析」は基本的な内容なので確実に正解したいところです。

大問1と大問6を全問正解すれば、それだけで35点です。

60点を目指すのであれば、残りは25点。残りの大問2~5で1、2問ずつ正解すれば目標点を達成できます。

実際に解くときは、自分の解きやすい大問で点数を稼ぐなどして自分に合った戦略を立てて解いてみると良いですよ。

【令和2年度・第2回の試験参考】各大問の傾向と対策を紹介!

実際の試験を見る前に知っておきたいのが、高認数学の解答はマークシート形式ということです。

慣れていないとマークミス解答がずれて失点ということもあるので、過去問演習で慣れておきましょう。

ここからは実際に、令和2年度・第2回の試験を例に各大問の傾向と対策を紹介していきます。

目標点に達するため、全体で15問くらい正解することを目指します。その上で必ずとりたい問題を中心に解説します。

大問1:数と式

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問1は因数分解・展開・命題が各1題ずつ出題されました。配点は合計15点です。

因数分解は「因数分解の公式」、展開は「分配法則」をしっかり理解した上で問題演習を何度も繰り返しましょう

特に因数分解は他の大問でも出てくるので優先度の高い単元です。

大問2:方程式と不等式

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問2は方程式と不等式の文章題。配点は合計10点です。

方程式と不等式の問題は、文章題形式で頻繁に出題されます。

文章に書かれている情報を読み取り、数式や図式に落とし込む練習をしましょう。

(2)の問題では「5x+3(x+2)=100」という数式を思いつけば正解にたどり着けます。

大問3:二次関数とグラフ

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問3は二次関数に関する問題。配点は合計15点です。

(1)はグラフの平行移動に関する問題です。

「2つの二次関数のグラフは、x^2の係数aが一致すれば同じ形で、平行移動によって重なる」というルールを知っていればすぐに回答できます。

出題されている二次関数「y=-2(x-1)^2+3」のx^2の係数は-2なので、選択肢の中からx^2の係数が-2になるものを選べばOKです。

(2)は座標の数字を式に代入して計算すればOK。(3)は数式を平方完成することで座標を求められます。いずれも二次関数の基礎的な問題です。

大問4:二次関数と二次不等式

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問4は二次関数と二次不等式の問題。配点は合計15点です。

(1)は二次関数の最大・最少を求める問題です。xの最小値と最大値をそれぞれ数式に当てはめることで、yの最小値・最大値を導き出せます。

(2)は二次関数のグラフとx軸の共有点を求める問題です。「x軸の共有点」という情報をもとにして「y軸が0である」と考えられるかがポイントです。

(1)(2)は両方とも頻出の問題なので、必ず解けるようにしておきましょう。

大問5:三角比

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問5は三角比の問題。配点は合計25点です。

(2)の問題は「sin(180-θ)=sinθ」という公式さえ覚えていれば正解できる問題です。

公式に当てはめるだけで解ける問題は必ず正解したいところです。

三角比の問題を解くのは難しくても、公式など最低限のことは基礎としてしっかりと固めておきましょう

sin・cos・tanの90°と180°の公式はしっかり覚えて使えるようにしておくのがおすすめです。

大問6:データの分析

引用:令和2年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題

大問6はデータの分析。配点は合計20点です。

他の大問と比べて基本的な内容が出題されやすいため得点源にしやすいです。

(1)では「平均値」と「中央値」の違いについて問われています。

平均値は「データの合計÷データの個数で得られる値」に対し、中央値は「データを大きさの順に並べたときちょうど真ん中に来る値」を指します。

知っていれば解答できる問題なので必ず正解したいところです。

他にもデータを図にまとめたものから情報を読み取ったり、データを図にしたときに正しいものを選んだりする問題が出題されています。

その場でデータを読み解いて解答できるので、過去問で問題に慣れておきましょう。

【高認対策】数学の勉強法を解説

高認数学は、「中学の復習→高校内容(数I)の基礎固め→過去問演習」といった流れで勉強を進めていきましょう。

高認数学の試験では、整数・二次関数・三角比というように頻出の単元は決まっているので、それぞれの基本的な問題の解法を押さえるのが大切です。

ここからは高認数学の具体的な勉強法を解説します。

1.中学の復習

まず中学の復習は、基本事項のインプット→問題集で演習という流れで進めていきましょう。

中学レベルの数学を勉強するのにおすすめなのが『とってもやさしい数学』です。

この参考書は中学で学習する公式や定理の使い方をわかりやすい講義形式で解説しています。中学の基礎内容をおさらいするにはぴったりです。

この参考書だけでは高認数学の対策として不十分ですが、入門書としてはおすすめなので使ってみてください。

また、スタディサプリなどの映像授業もおすすめです。

「高1・2ベーシックレベル数学」などで対策可能です。数Iの範囲にしぼれば10本以内で済みますから、効率的に基礎固めができますよ。

2.高校内容(数I)の基礎固め

必要な範囲の公式を覚えたら、次は問題演習を解く中で実際に公式をどんどん使い、公式を使える知識に変えていきましょう。

演習で実際に問題を解く力を身につけるには『高卒認定ワークブック-数学-』がおすすめです。

本書は重要事項を振り返りながら問題演習を行えるので、ポイントを確認しつつ演習を進められますよ。

また、過去問を解いたときに「自分が得点しにくい単元・苦手な単元があった」という場合もこの参考書がおすすめです。

苦手単元を『高卒認定ワークブック-数学-』で重点的に振り返りながら、演習で解けるようになっているか確認してください。

3.過去問演習

問題演習である程度解く力が身に着いたら、次は過去問演習です。

過去問演習には『高卒認定スーパー実戦過去問題集-数学-』がおすすめです。

過去問を解く際には、本番同様に時間を計り、時間内で効率的に解ききる練習も欠かさずしてください。

解いた後は解き直しも重要です。

公式は覚えていたけど活用できなかった問題や計算ミスなど、失点の原因を把握し次の過去問演習に生かしましょう。

合格点に到達するための2つの効率的な試験対策

高認数学の具体的な勉強法が確認できたところで、ここからはより効率的に試験対策をするためのポイントを紹介します。

目標点に達するために、次の2つの点を押さえておきましょう。

過去3年分の過去問は必ず解こう

まず、過去問は必ず3年分は解きましょう。

最低3年分を解いておけば、マークシート形式や高認試験の出題形式にも慣れます。

本番同様に時間を測って解くことで、試験でどのように時間配分すれば良いかイメージすることもできます。

自分の学力レベルに合わせた勉強から取り組もう

「どんどん問題をこなしていけば解けるようになっていくはず!」と考え、いきなり問題演習をしても思うように学力は上がっていきません

公式を覚えていないなら「まずは公式を覚えるところから」、公式がある程度頭に入っているなら「基本的な問題演習から」と、自分のレベルに合わせた勉強からスタートします。

特に数学が苦手な方は、中学内容の復習から勉強をはじめて段階的にレベルアップしながら勉強を進めていきましょう。

学習塾STRUXは高認取得から大学受験までを徹底サポート

苦手な方からするととっつきにくい数学ですが、高認数学は出題傾向がはっきりしているのでそれに合わせた対策を効率的に進めることができます。

ただ、「傾向や勉強法がわかっても数学は苦手」「自分で参考書を読んでも理解できない」という方も多いでしょう。

学習塾STRUXでは、「高認数学の勉強をしたい!」という方に対して、傾向と対策を踏まえた効率的な勉強法で勉強を丸ごとサポートします。

STRUではオンライン授業のほか、日々の勉強計画を専任の講師が策定しています。

毎日の具体的な勉強が分かるので、勉強習慣がなかった方でも「いつ、何を勉強するか」がはっきりし、その日の勉強に悩むことがありません。

「高認取得後には大学受験も目指している」という方には、大学受験を見据えた勉強サポートも可能です。

専用のアプリで24時間質問も可能ですし、オンライン自習室も開放しているので自習中もひとりきりで勉強する必要はありません。

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*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。

 

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