*紹介している教材にはプロモーションを含みます
医学部を目指すお子さんのために個別指導を検討し始めると、まず費用の問題にぶつかります。塾の説明会で年間の総額を告げられ、その場では何も言えないまま帰ってきた、という保護者の方も多いでしょう。
年間の費用も指導スタイルも塾によって大きく違うため、どの学習塾が良いかを判断するのは簡単ではありません。
この記事では、費用の幅が生まれる仕組み、費目の内訳、無料相談で使える7つの確認項目まで順に説明します。個別指導塾の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
一般の個別指導塾・医学部専門予備校・オンライン指導を比較
差が数百万円まで開くのは、塾の格が違うからではなく、受講条件が違うからです。医学部予備校ルートの調査では年間約80万〜600万円と7倍以上の幅があります。
同じ1対1の個別指導でも、年間総額は10万円台から500万円台まで開きます。差を生んでいるのは塾の格ではなく、週に何コマ受けるか、料金にどこまで含まれるか、入学金や管理費をいくら取るかという条件の違いです。
3つの形式について、料金の前提と含まれるものをそろえて並べました。
| 比較項目 | 一般の個別指導塾(個別指導WAM) | 医学部専門予備校・通学(メディカルラボ) | オンラインの医学部予備校(アガルートメディカル) |
|---|---|---|---|
| 年間費用の目安 | 124,800円〜(高3・40分授業を週1回・12か月換算) | 891,800〜5,279,500円(入学金・管理費・施設利用費を含む) | 547,800円(私立大向けコース料金・税込)〜5,038,000円(国公立大コース・週5回) |
| 1回の授業時間 | 40分または90分 | 150分 | 30分 |
| 選べる指導量 | 週1回から(回数に応じて月額が変わる) | 1科目週1コマから全科目週10コマまで | 週1回から週5回まで(ライトコースは映像講義のみ) |
| 地域による差 | 「地域によって料金が異なります」と明記 | 全国共通の学費表を掲載 | オンラインのため地域差なし |
| 参照した料金表 | 個別指導WAM「授業料」 | メディカルラボ「学費(年間授業料)」2026年度4月入学 | アガルートメディカル「医学部入試コース」 |
面接や小論文の比重が大きい志望校なら、月謝の安い塾を選んでも対策を別に用意することになります。候補は形式をまたいで挙げてかまいません。そのうえで、受講月数、科目数と週の回数、講師の区分、季節講習の扱いをそろえてから、年間総額で比べてください。
「医学部浪人生の9割が知らない個別指導の落とし穴!学習管理の極意とは」の記事で医学部受験の実情について詳しく解説しています。こちらの記事も参考にしてください。
医学部の個別指導でかかる費用の内訳

見積もりを比べる前に、何にお金がかかるのかを押さえておきましょう。費目は次の式でひととおり表せます。

ここからは「契約時にまとまって動く費目」「季節講習」「学科以外の対策費」「通い方に伴う費用」の4つに分けて説明します。
入学金・授業料・教材費・管理費
見積もりの一行目に並ぶのは授業料ですが、契約時にまとまった金額が動くのは、むしろそれ以外の費目です。
医学部予備校ルートが個別指導校の料金をまとめた表では、入学金が2万〜20万円、施設費が11万円程度、教材費が20万円程度と紹介されています。
費目ごとに「必須か任意か」「税込か税別か」「一括払いか月払いか」の3点を確認し、任意と説明された費目は、外すと何が受けられなくなるのかまで聞いておきましょう。
夏期・冬期・直前講習
季節講習は年間受講料に含まれる塾と別契約になる塾に分かれるため、確認しないまま月額だけで比べると、夏や冬に想定外の出費が生じます。
たとえば、MEDiCのように夏期・冬期まで年間受講料へ含める塾がある一方、別契約の塾では季節ごとに数十万円単位の追加が必要です。したがって、講習については「必須か任意か」「必須なら年間総額に入っているか」「任意なら1コマいくらか」の3つをまとめて聞いておくのがおすすめです。
模試・面接・小論文・出願サポート

医学部受験で見落とされやすいのが、学科以外の対策にかかる費用です。
面接練習・小論文添削・願書添削は基本料金に含む塾もあれば1回ごとに課金する塾もあり、模試も受験料が含まれる塾と実費を払う塾に分かれます。
MEDiCは面接練習と小論文対策を年間受講料に含むと記載しています。しかし、含まれていても、回数に上限があるケースは珍しくありません。「面接対策にも対応します」という表記だけでは判断できないので注意しましょう。
そこで、志望校の入試方式で必要になる対策を先に確定させ、その回数分が料金に含まれるかを、志望校名を伝えたうえで確認してください。
寮・交通費・オンライン受講環境
授業料の外側で家計に効くのは、通い方に伴う費用です。医学部予備校ルートの調査では、寮費の相場が年間70万〜150万円程度とされています。
自宅から通う場合でも特急や新幹線を使う地域なら交通費が高額になります。オンラインへ切り替えれば交通費と寮費が不要になる代わりに、端末・通信環境・自宅以外で集中できる場所が必要です。
通学型とオンラインを比べるときは、家を出てから帰るまでにかかるお金と時間を1年分に換算して比較してください。
医学部向け個別指導の費用が高くなりやすい5つの理由

医学部志望だからといって、一律に高くなるわけではありません。医学部向け個別指導の費用が高くなりやすいのには以下の理由があります。
- 1対1のため講師1人あたりの人件費が高い
- プロ講師か学生講師かで単価が変わる
- 受講科目数や授業時間が増えやすい
- 志望校別の面接・小論文・出願対策が必要になる
- 授業料に学習計画・進捗管理・保護者連携が含まれることがある
それぞれがどう費用へ効くのかを知っておけば、見積もりのどこを削れるか、どこを削るべきでないかの判断がつくでしょう。
1対1のため講師1人あたりの人件費が高い
1対1の個別指導が集団授業より高いのは、講師1人が同時に受け持てる生徒が1人しかいないためです。
集団授業なら同じ1コマ分の人件費を受講者全員で分け合えますが、1対1ではその全額を1人の生徒が負担します。しかも医学部志望者を教えられる講師は数が限られるため、単価は下がりにくいでしょう。
費用差と引き換えに、理解度に合わせて進度を変えられるというメリットがあります。体験授業では、学校の授業や手持ちの参考書の焼き直しになっていないかをチェックしてください。
プロ講師か学生講師かで単価が変わる
同じ1対1でも、講師の区分によって月額は大きく変わります。ただし、プロ講師なら安心で学生講師なら不安、と単純に決められるものでもありません。
- 医学部入試の出題傾向をどれだけ理解しているか
- どんな研修を受けているか
- 同じ講師が1年間担当し続ける仕組みがあるか
- 塾側が授業内容を確認する仕組みがあるか
プロ講師と学生講師で迷った場合は、上記を確認してください。実際に医学部受験を乗り越えた経験者からのアドバイスが参考になるケースもあります。そのうえで、費用対効果と講師に求めるものを明確にしておきましょう。
受講科目数や授業時間が増えやすい
医学部受験では多くの大学で英語・数学・理科2科目が求められます。さらに国公立志望なら共通テストの国語や地歴公民も加わるため、受講科目数が増えがちです。
個別指導は科目ごとに料金が積み上がります。単価が同じでも、5科目を週1回ずつ受ければ月額は5倍です。そこへ直前期の追加提案が重なり、気づけば週の授業数が倍近くになっている家庭も少なくありません。
すべてを個別授業にする前に、授業が必要な科目と、参考書と質問対応で足りる科目を切り分けてください。得点が伸び悩む原因が知識不足なら授業が効きますが、演習量の不足なら、自習の時間を確保するほうが得点に直結します。
志望校別の面接・小論文・出願対策が必要になる
医学部では学科試験だけで合否が決まらないため、大学ごとの二次対策も費用の対象です。
面接の形式は大学によって異なり、小論文の有無や字数も同じではありません。塾側も汎用の講座では対応しきれず志望校別に時間を割くため、別料金にしている塾では志望校を増やすほど費用も増えます。
だからこそ、出願校を広げる前に、志望校ごとに必要な対策とその追加費用を確認しておきましょう。
授業料に学習計画・進捗管理・保護者連携が含まれることがある

授業時間あたりの単価だけを見て高いと感じた塾が、実は授業以外の支援まで含んだ料金だった、という例も珍しくありません。
たとえば学習塾STRUXでは、週1回110分の戦略トレーニングで志望校から逆算した年間計画と週間計画を作ります。学習記録アプリのStudyplusと連携して日々の勉強時間まで確認するのが特徴です。
塾の費用が気になるときは、使わない支援にお金を払っていないかも契約前に確かめてください。予備校ごとのサポート体制の違いは「医学部受験生の予備校の選び方|合格率をアップする5つの判断基準」でも解説しています。
【ケース別】医学部向け個別指導の年間総額を試算

医学部向けの個別指導にかかる金額は、何科目を週に何コマ受けるかでほぼ決まります。
ここでは各社が公式サイトに掲載している学費をもとに、4つのケースで年間総額を試算しました。
| ケース | 前提条件 | 年間総額(税込) |
|---|---|---|
| ①現役生が1科目を週1回 | メディカルラボ 医学部科目選択コース/150分×週1コマ | 891,800円 |
| ②浪人生が全科目+学習管理 | メディカルラボ 高卒生コース/週10コマ | 5,279,500円 |
| ③集団授業に個別指導を1科目追加 | いま通う予備校の学費+科目選択コース1コマ分 | 予備校の学費+個別指導代(25万円〜90万円) |
| ④オンラインに切り替え | アガルートメディカル 私立大・本科生コース週1回 | 1,339,800円 |
※金額は2026年9月時点で各社の公式サイトに掲載されている税込額(割引前の通常価格)です。季節講習費・教材費・寮費・交通費は含みません。
現役生が苦手1〜2科目を週1回受講する場合
医学部専門の個別指導で科目を1つに絞っても、初年度は90万円近くかかります。
メディカルラボの医学部科目選択コース(2026年度4月入学)は、150分×週1コマで年間授業料が528,000円、これに入学金100,000円・個別カリキュラム管理費132,000円・校内模試代10,800円・施設利用費121,000円が加わって合計891,800円です。
管理費と授業料は科目数に比例するため、2科目を週2コマにすれば1,551,800円まで上がります。季節講習の費用は年間授業料に含まれず任意受講の扱いになっているので、夏と冬に受ければさらに上乗せされる点も見ておいてください。
浪人生が全科目の個別指導と学習管理を受ける場合

浪人して全科目を1対1で受けると、初年度の総額は500万円台です。メディカルラボの高卒生コースは150分の1対1個別授業8コマと演習授業2コマを合わせた週10コマが前提で、年間授業料が4,530,500円かかります。
ここに入学金100,000円・個別カリキュラム管理費528,000円・施設利用費121,000円が加わり、合計は5,279,500円です。授業を10コマより減らせば授業料は下がると公式サイトに明記されているため、この金額は上限に近い水準だと考えてください。
なお、全科目を授業で受けなければならないわけでもありません。得点が伸びない原因が知識不足なら授業が効きますが、演習量の不足であれば、同じ金額を自習時間の確保と質問対応に振り分けたほうが得点に直結します。
コマ数を減らすほど授業料は下がるため、年間の学習計画自体は全科目を視野に入れつつ、1対1の授業は配点の高い2〜3科目に絞る組み方も検討する価値があるでしょう。
集団授業に必要な個別指導だけ追加する場合
集団授業を軸にするなら、いま通っている予備校の学費に、個別指導1科目分を足した金額が目安になります。
追加分の目安は、前述したメディカルラボの科目選択コース(150分×週1コマ)なら891,800円、一般の個別指導塾なら年25万円前後からです。
ただし、集団授業と個別指導で同じ単元を二度受けてしまうと、この足し算は意味を失います。時間も費用も二重にかかるうえ、教材費や講習費を両方の塾へ払う事態も起こりえます。個別指導に任せる範囲は、集団授業で消化しきれなかった質問、配点の高い単元の弱点補強、過去問の添削あたりに絞ってください。
オンライン個別指導を利用する場合

アガルートメディカルの医学部入試コースは、私立大学向けの本科生コース週1回が税込1,339,800円です。1回30分のマンツーマン指導に映像講義・定期面談10回・質問50回までが含まれます。
映像講義と質問だけのライトコースなら税込547,800円に下がるものの、こちらに直接指導は付きません。なお2026年9月時点では全コースが20%割引の対象になっており、本科生コース週1回は税込1,071,840円で受けられます。
塾を選ぶ際は、月あたりの指導時間、質問への回答手段、自習の進み具合を誰が確認するのかまで並べたうえで判断してください。自宅で集中できる場所と安定した通信環境は家庭側で用意することになるため、自習室の代わりに使える場所が近くにあるかどうかも、切り替える前に確かめておきましょう。
費用が高い個別指導ほど医学部に合格しやすいとは限らない理由

金額の高さそのものが合格を保証するわけではありません。確認したいのは、以下の2点です。
- 授業時間が増えて自学自習が減っていないか
- 料金に含まれる支援が自分の課題と合っているか
ここでは、2つの視点を詳しく解説します。
授業時間が増えて自学自習が減っていないか
授業を増やしすぎると復習と演習の時間が削られ、「授業では理解できたのに問題が解けない」という状態に陥りがちです。
医学部合格に必要な学力は、授業を受けた時間ではなく、自分の手で解いた量に比例します。授業と課題で精一杯になっている状況では、模試の解き直しに手が回らず同じミスを繰り返してしまうでしょう。
授業を1コマ増やすか迷ったときは、1週間の総学習時間を書き出し、そのうち授業と自習がそれぞれ何時間かを数えてください。必要な学習量の目安は「医学部に合格するのに必要な勉強時間は?具体的な勉強法も解説」にまとめています。自習が確保できていないなら、増やすべきなのは授業ではなく演習の時間です。
料金に含まれる支援が自分の課題と合っているか
同じ金額でも、課題と支援が噛み合っていなければ費用対効果は下がります。まずは、つまずきの原因を次の6つに分けて考えてみましょう。
- 知識不足
- 解法の未定着
- 演習量の不足
- 計画倒れ
- 継続力の不足
- 出願準備の不足
知識や解法が原因なら科目指導が効果的ですが、計画倒れが原因の場合、授業を増やしても改善しないでしょう。計画が続かない生徒に必要なのは、週単位で予定を修正して実行を確認する仕組みです。
使わない設備や講座まで含んだ一括契約になっていないかを確認し、外せる費目と外せない費目も契約前に確かめましょう。
費用対効果が高い医学部向け個別指導を選ぶ7つの確認項目
ここまでの内容を、無料相談の場でそのまま使える質問の形にまとめました。
| 確認項目 | そのまま聞ける質問文 |
|---|---|
| 年間総額と追加料金 | 「必ず払う年間総額と、追加が生じる可能性のある費用を分けて書いたものをいただけますか」 |
| 全科目の計画 | 「個別授業を取らない科目も含めて、志望校から逆算した計画を作ってもらえますか」 |
| 計画の修正頻度 | 「作った計画は誰が、どのくらいの頻度で見直しますか」 |
| 授業外の確認 | 「宿題の提出以外に、勉強時間や定着度をどう確認していますか」 |
| 面接・小論文・願書 | 「面接練習と小論文・願書の添削は、料金に何回分含まれますか」 |
| 講師交代・振替・報告 | 「講師の交代、欠席時の振替、保護者への報告はどういう条件ですか」 |
| 無料体験の内容 | 「体験のあと、今の弱点と1週間の学習方針まで示していただけますか」 |
同じ7つを候補の塾すべてに聞けば、金額と支援内容を同じ条件で並べられます。各項目で説明する「答えのどこを見るか」と照らし合わせながら質問しましょう。
年間総額と追加料金を書面で確認できるか
料金の話は、口頭の説明だけで終わらせないでください。見るべきなのは、「必ず払う年間総額」と「追加が生じる可能性のある費用」が分けて示されるかどうかです。
見積書という形式で出す塾ばかりではないため、料金表・入会申込書・メールでの回答など形式は問いませんが、返金規定と途中入塾時の扱いまで含めて、あとから読み返せる形で残してもらいましょう。
授業料以外の費目は「個別指導塾で大学受験を攻略!費用や塾選びのポイントを徹底解説」の記事で整理しています。
志望校と現在の学力から全科目の計画を作るか
受講する科目だけの計画か、個別授業を取らない科目まで含めた計画かで、生徒の負担は大きく変わります。
医学部入試では配点の高い科目で失点すると他科目で取り返すのが困難です。STRUXは受講の有無にかかわらず全科目を年間計画の対象にしています。

「受講科目のカリキュラムをお渡しします」という回答なら、それは計画ではなく授業の進度表の可能性もあるので注意しましょう。
計画を毎週・毎月修正する仕組みがあるか
計画は、作った時点で完成するものではありません。更新し続けて初めて機能します。
入塾時の年間計画を使い続ける運用では、模試の結果が悪かった週も部活で勉強量が落ちた週も同じ計画のまま進み、ずれを修正できない恐れがあります。
STRUXが週1回の戦略トレーニングで週間計画を見直しているのも、1週間ごとならずれを修正できるからです。「随時対応します」という回答なら、直近1か月で何回修正したかを質問するとよいでしょう。
授業外の進捗・勉強時間・定着度まで確認するか
学習塾が授業外の進捗や勉強時間にどこまで関与するかも確認しておきたいポイントです。この質問で見分けたいのは、宿題を出して終わりの塾か、実行されたかどうかまで追う塾かという違いです。
宿題の提出確認だけでは、生徒が何時間かけたのか、どこで手が止まったのかがわかりません。答えを写しても気づかれない運用なら、次の授業で同じ説明を繰り返すことになります。
STRUXがStudyplusで日々の勉強時間を確認し、面談で理解度まで確認しているのは、この取りこぼしを防ぐ狙いです。「しっかり見ています」という説明しか返らないなら、記録をどこに残し誰がいつ見ているのかまで質問してください。
面接・小論文・願書添削は料金に含まれるか

学科以外の対策は、対応の可否ではなく回数と担当者で判断します。「面接対策もできます」という回答は、年に1回でも成立してしまうためです。
年間受講料に面接・小論文対策が含まれている塾もあれば、1回ごとに課金する塾もあります。志望校が複数あれば願書は大学の数だけ書くことになるため、別料金であれば家計への負担が増えてしまいます。
志望校名と受験予定の方式を伝えたうえで、「その場合は何回分が含まれますか」「担当するのは科目の先生ですか、専門の担当者ですか」と質問しましょう。
講師の交代・振替・保護者への報告条件は明確か
1年間の指導では、相性が合わない、体調を崩す、模試で予定が動くといった事態が起こります。同じ講師が継続して担当するのか毎回入れ替わるのかで、学習内容の定着度は大きく異なるでしょう。
交代の手続き、欠席時の振替期限、保護者面談の頻度などについて、入会前に必ず質問しておきましょう。とくに講師が交代する場合は、代わりに担当するのが医学部入試に対応できる講師かどうかまで確認しておくと安心です。
無料体験で具体的な課題と学習方針が示されるか
無料体験は、授業のうまさを見る場ではなく、その塾の分析力を測る場です。体験のあとに、今の弱点、優先すべき科目、1週間の学習方針まで示されるかを確認してください。
「丁寧だった」という印象だけで契約すると、入会後の指導が思っていたものと違う場合があります。模試の結果をもとに「この単元の理解が抜けているので、まず基礎問題集を進めましょう」と具体的な提案が出るなら、入会後も同じ精度で指導してもらえる可能性が高いです。
具体的な指導方針の説明がないまま料金の説明へ移るようなら、その場で契約せず持ち帰りましょう。
医学部の個別指導費用を抑える5つの方法

医学部の個別指導費用を抑える方法は以下の5つです。
- 苦手科目・優先単元に絞って受講する
- 集団授業・参考書学習と組み合わせる
- オンライン指導を検討する
- 特待生・割引の条件を確認する
- 不要な季節講習や教材を契約前に見極める
費用を抑えるというと割引を探す発想になりがちですが、実際に効果的なのは、重複している授業・教材・講習を減らす作業です。ただし削り方を間違えると必要な支援まで失うため、5つの方法をそれぞれのリスクとあわせて紹介します。
苦手科目・優先単元に絞って受講する
個別指導の費用は科目数に比例するため、受講範囲を絞れば費用を抑えられます。
判断の材料は志望校の配点、現在の得点率、受験までの残り期間の3つで、配点が高く伸びしろのある科目へ集中させたほうが、同じ金額でも得点は伸びやすくなります。参考書と解説動画で改善できる単元は、授業の対象から外して構いません。
集団授業・参考書学習と組み合わせる

学習の役割を分けると、個別指導に払う時間を減らせます。理解は集団授業、演習は参考書、質問と添削は個別指導という配分が、費用の面では効率的です。
同じ単元を集団と個別の両方で受ければ時間もお金も二重にかかるため、集団授業の理解度が7割程度あるなら、残り3割の疑問を個別で解消する使い方へ切り替えてください。それぞれの塾へ「他塾と併用している」と伝えておけば、重複を避けた提案を受けやすくなります。
オンライン指導を検討する
通塾に時間と交通費がかかっている家庭にとって、オンライン指導への切り替えは効果の大きい選択肢です。寮を利用する予定だったなら、年間70万〜150万円程度の寮費がまるごと不要になります。
一方で、自習環境や質問への回答速度、学習記録の共有方法が決まっていないと、費用は下がったのに成績が動かない結果になりかねません。通学型と同じ7つの確認項目をそのまま質問し、支援範囲の差が許容できるかどうかで判断しましょう。
特待生・割引の条件を確認する
割引制度は、適用条件だけでなく継続条件まで公式情報で確かめておきましょう。見落としやすいのが、成績によって特待生の区分が変わる仕組みです。次の模試で基準を下回れば、翌期から通常料金に戻ってしまいます。
そのため予算は通常料金で組み、割引が続いた期間はその分を余裕とみなします。割引前提で組むと、区分が下がった月に家計が崩れる可能性があるので注意が必要です。
不要な季節講習や教材を契約前に見極める
季節講習と教材は、通常授業と重なりやすい費目です。契約の前に以下の点を確認しておきましょう。
- 必須か任意か
- 通常授業と内容が重複していないか
- 手持ちの教材で代用できないか
夏期講習で5講座を勧められても、そのうち2講座が通常授業の復習なら受ける必要はないでしょう。
判断の基準は、その講座で何がどう変わるのかを塾側が具体的に説明できるかどうかです。「みなさん受講しています」という説明しか出てこない講座は、見送って構いません。
医学部の個別指導費用に関するよくある質問

最後に、費用の検討でよく寄せられる5つの質問をまとめました。
医学部専門予備校と一般の個別指導塾はどちらが安い?
名称だけでは決まりません。週の回数、科目数、講師の区分、含まれる支援範囲によって総額が変わるためです。
月謝は一般の個別指導塾のほうが低い傾向にあるものの、面接・小論文対策を別で用意すれば差は縮まります。同じ条件の見積もりを両方から取り、年間総額で比べてください。
現役生は何科目から個別指導を始めるべき?
志望校の配点、現在の得点率、受験までの残り期間によって異なります。全科目を個別授業にする必要はありません。
独学では改善しにくい科目に絞ったうえで、授業を取らない科目も含めた学習計画だけは用意しておきましょう。授業の科目数と計画の対象科目を分けると、費用を抑えたまま抜けを防げます。
浪人生は年間いくら用意すればよい?
一律の金額ではお答えできません。通常授業料に加えて季節講習、管理費、出願対策、交通費や寮費まで含めた年間総額を、候補の塾ごとに算出してください。
オンライン個別指導でも医学部対策はできる?
医学部入試の情報、科目指導、面接・小論文対策、学習管理の4つを提供できる塾であれば、オンラインでも選択肢のひとつです。
ただし、自宅で集中できる環境と安定した通信環境は家庭側で用意する必要があります。質問への回答が届くまでの時間と、勉強時間の共有方法まで確認して判断してください。
途中入塾・退塾時の費用はどうなる?
塾ごとに規定が異なるため、一概には回答できません。
- 日割り計算の有無
- 返金の範囲
- 違約金
- 教材費の扱い
- 分割払いの残額
上記の扱いを書面にまとめてもらい、契約時に受け取っておきましょう。年度の途中から通い始める場合の注意点は、「大学受験の予備校は途中からでも大丈夫!塾を変更・通い始める人向け」の記事にまとめています。
医学部受験の個別指導なら学習塾STRUXもご検討ください
医学部向けの個別指導は、月謝の安さではなく、年間総額と支援範囲を同じ条件でそろえて比べてください。条件さえそろえば、どの塾が合うのかを判断できます。
学習塾STRUXは、週1回110分の戦略トレーニングで志望校から逆算した年間計画と週間計画を作成する、オンラインにも対応した塾です。
1対1の個別指導と学習記録アプリのStudyplusを組み合わせ、受講していない科目も含めて、学習全体を確認しています。詳しいサービス内容は「学習塾STRUXって、どんな塾?」の記事をご覧ください。
まずは、今の学力と志望校の差から、授業を増やすべき科目と自学自習で進められる科目を整理しましょう。無料体験では、必要な学習計画とサポート内容を確認できます。
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。















