2020年度までのセンター試験に代わり、2021年度の入試から大学入試共通テスト(共通テスト)の実施が始まりました。
国公立大学志望の一般選抜では、この共通テストの受験が必須です。
新たに始まったこのテストですが、塾・予備校によってどれくらい対策ができるか違いがあります。
この記事では、共通テスト対策ができる塾・予備校の特徴や選び方について詳しく解説します。
塾・予備校で行われている共通テスト対策は?
塾・予備校ではどんな対策ができるのでしょうか?
塾や予備校で行われている対策としては、共通テスト対策のカリキュラムを組んでいたり、講座を設けていたり、模試が実施されていたりと、内容はさまざま。
このような各予備校の対策をどう活用するのかも含めて解説します。
「共通テスト対策講座」を開講している予備校が多い
多くの予備校で行われているのが「共通テスト対策講座」です。
たとえば河合塾では冬期講習や直前講習という形式で共通テスト対策の講座がありますし、東進ハイスクールでは各教科ごとにレベル別の対策講座が設置されています。
講座では、頻出ポイントを講義形式で解説したり、オリジナル予想問題のテストと解説をしたりする場合が多いです。
これらの共通テスト対策講座の中には、外部生が受講できる授業もあります。
学年別(高2向け・高3向け)や、志望校のレベル別に設定されているので、自分に合った講座を探しましょう。
個別指導では過去問・予想問題を丁寧に解説してくれる
個別指導では、共通テストの過去問や予想問題を解きその解説をする、という形式で試験対策が可能です。
自分が間違えたところや苦手に合わせて授業が進むので、効率的に試験を突破する力が身につきます。
例えば個別指導塾である学習塾STRUXでは、11月頃から徐々に共通テストやセンター試験の過去問を開始。抜けている知識や苦手をどんどん埋めていき、同時に試験の解き方も身につけることができます。
共通テスト模試を実施する予備校もある
大手予備校では「共通テスト模試」を実施しています。
具体的には、河合塾・駿台予備校・東進ハイスクール・代々木ゼミナールなどで実施されており、これらの模試は外部生でも受験可能です。
共通テストは開始したばかりの試験のため過去問が少ないので、大手の模試を受けて試験本番の雰囲気や傾向をうまく把握しながら対策を進めたいですね。
どの模試を受験しようか迷った場合、河合塾と駿台予備校の模試は受けたいところです。
また、東進ハイスクールの共通テスト模試は難易度が高く設定されていますので受験の際の参考にしてください。
申込日の締切などは、各予備校の情報をチェックしましょう。
独学での対策はNG?
共通テスト対策でするべきことは「問題を解くこと」「解説を読んで理解できるようになること」です。
問題を解くだけでもテストに慣れることができ点数は伸びますので、解説を読んで自分で理解できるのなら、独学でもOKです。
ただし、解説を読んでも理解するのに時間がかかったり、解説を読んでも分からないところが多かったりすると、いくら問題を解いても点数は伸びにくいです。
また、そもそも学校の授業についていけないなら独学はおすすめできません。
自分ひとりでは解説の理解に時間がかかったり点数が伸びなかったりということなら、塾や予備校の共通テスト対策講座を利用する方が良いですね。
もし思うように点数が伸びずに直前講座などを受ける場合は、以下の科目に絞って受けましょう。
- 解き方に不安が残る科目
- 勉強しても点数が伸びない科目
直前期は時間が限られているため、不安だからといって全科目を受ける必要はありません。
共通テスト対策に強い塾・予備校選びのポイント
塾には「私大に強い」「特定の大学受験に強い」などそれぞれ特徴があります。
国公立大学を志望している場合、たくさんある予備校の中から「共通テスト対策をしっかりとできる塾・予備校」を選ばなければいけません。
共通テストを含め自分が必要になる対策を見据えて、塾・予備校を賢く選びましょう。
国公立対策が充実しているか?
共通テストが必要になるのは国公立大学の受験であることが多いです。
そのため、国公立大学の受験に強い塾は共通テスト対策も充実していることが多く、自分の受験に必要な対策をしてくれる可能性が高いと言えます。
ただし、一言で国公立に強い塾・予備校と言っても、集団授業・個別指導など形態はいろいろ。
授業形態を問わず、共通テストで必要な科目をバランスよく対策した上で、各大学の個別試験対策もできる塾を選びましょう。
国公立受験に強い予備校の選び方などは、以下の記事で詳しく解説しています。
→国公立 予備校
センター試験と共通テストの違いを分析しているか?
センター試験から共通テストに変わったことで、出題傾向が大きく変わった科目もあれば、そこまで変わっていない科目もあります。
科目ごとの傾向の違いを自分で判断するのは難しいので、センター試験と共通テストの違いを分析した上で対策をしてくれる塾がおすすめです。
塾を選ぶ際は、センター試験との違いを受けて「どのような対策をしているのか?」を塾に聞いてみるのも良いですね。
あるいは共通テストについて積極的に分析を情報発信している塾・予備校も良いです。
学習塾STRUXでは共通テストについて次のような情報発信をしているので、参考にしてみてください。
共通テスト対策講座を実施しているか?
共通テスト対策講座や個別指導で、共通テスト対策の指導が受けられるかを確認しましょう。
共通テストを分析し突破する方法を研究している塾であれば、特別講座が設けられていたり、適切に指導できる先生がいたりします。
しっかりと共通テストに向かって勉強していけるかに注目してみましょう。
科目の勉強バランスまで指示してもらえるか?
共通テストは使う科目数が多いため、各科目のバランスを考えながら勉強する必要があります。
国公立大学の受験ならば、共通テストの他に各大学の個別試験対策もしなければいけません。
しかし「いつから共通テスト対策をして、どれくらいの割合で個別試験の勉強に力を入れるか」という感じで、独学で勉強バランスを考えながら進めるのはとても難しいです。
そのため、各教科・各試験の対策ができるのはもちろんですが、全体の勉強バランスを細かく見てくれるかどうかも塾選びの重要なポイントです。
具体的には、授業内容の他に「自習の進捗を管理してくれるか」「教科を超えた指導をしてくれるか」などに注目してみましょう。
共通テスト特有の科目について質問できるか?
理科基礎(生物基礎・化学基礎・地学基礎・物理基礎)や、倫理・政治・経済といった共通テスト特有の科目の質問対応もしてくれるかも大切なポイントです。
これらの科目は学校で質問がしにくかったり、質問に十分に答えてもらえなかったり、そもそも教育課程が変わったことで教えられない先生もいます。
例え「これらの教科は自分で勉強するから大丈夫!」と思っていても、疑問が出たときにきちんと答えてくれる先生がいるかどうかは重要です。
試験本番までに各科目の不安点を残さないためにも、きちんと質問に対応してくれる予備校であるかを確認しましょう。
STRUXなら、共通テスト分析から対策まで全科目対応している!
学習塾STRUXは、完全個別指導で生徒の志望校をもとにベストな勉強計画を作成し、日々の学習からまるごと指導してくれる塾です。
それぞれに合った勉強計画を作成するので、「共通テストで多くの科目のバランスを考えて勉強する」のも「大学の個別試験との勉強バランスを考える」のも大丈夫。
専任の講師が「いつ・どの勉強を・どれくらいする」まで細かくサポートしてくれます。
実際の演習は個別指導の時間で対応できますし、24時間質問対応可能のアプリ「Studyplus」で自習時の疑問点を解消できます。
演習のゼミでは10月以降に共通テスト対策講座があり、細かい傾向の対策も可能。
塾・予備校での共通テスト対策は学習塾STRUXでまるごとサポートしてもらいましょう!
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。