私立大学でも最難関の早稲田大学。第一志望に決めている人も多いのではないでしょうか。
なんとなく「社会が難しいんでしょ?」「勉強頑張らないと合格できないよね」と思っているかもしれませんが、実際にどうやって勉強していくか、合格のためにやるべきことを把握できている人は意外と少ないのも事実です。
この記事では「絶対早稲田大学に合格したい!」と思っているみなさんに、学習塾STRUXの塾長が「合格のためにやるべきこと」「科目別の入試傾向と対策」、そして早稲田大学合格のための塾の活用法をお伝えします。
早稲田大学対策で「まず最初に」やるべきことを塾長が解説!
早稲田大学合格に向けて勉強する時に「とりあえず勉強をスタート」はNG。
勉強時間を伸ばせば必ず合格できる、というほど簡単な試験ではありません。
その一方で、きちんと対策を練ってやるべきことを決めてから勉強していけば、合格にぐんと近づきやすいのも早稲田大学。まずは「早稲田大学合格のために、勉強を始める前にやるべきこと」を、実際に塾でお伝えしている内容も踏まえて見ていきましょう。
勉強を始める前にやるべきことは
- 志望学部を決める
- 配点と目標点を調べる
- 計画を立てる
の3つ。
これができていないと、どれだけ勉強しても成績が伸びなかったり、無駄な勉強をして遠回りになってしまったりします。
それぞれ、なぜ大事なのかと、やるべきことを詳しく見ていきましょう。
早稲田の「どの学部」を受験するかで対策が全然違う!
この記事を読んでいる人の中には、学部はどこであれ「早稲田大学に行きたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。
文系学部はいくつかあるから、何個か受けて合格を狙う、という戦略は大いにありですが、実は同じ早稲田大学でも、学部によって入試の傾向や配点が大きく違うのを知っていますか?
これは、学習塾STRUXが作成している、英語の勉強で問われる能力のバランスをレーダーチャートにしたもの。早稲田大学商学部と早稲田大学人間科学部の能力を見てみると、その違いが一目瞭然です。
早稲田大学商学部の英語は5問すべて長文問題で、文章内で和訳問題や英作文問題が少し出題される程度。
いっぽうの人間科学部では英作文こそ出題されないものの、難易度の高い文法問題が出題されます。
このほか法学部などでは英作文の難易度が上がったり、国際教養学部では英検など外部試験の点数も使われたりと、学部によって入試の傾向が全く異なります。
この傾向の違いを知らないまま「とにかく早稲田を目指したい!」と勉強していても、どの学部にも合格できない、ということになりかねません。
もちろん最終的にはいくつかの学部を受験することもありますが、「早稲田を目指す!」と決めたらまず「どの学部」を目指すかまで決めておきましょう。
学部は興味で決めるのが一番ですが、「どの学部も同じくらい興味があって…」という場合や「興味に関わらず入りやすさで決めたい!」という場合もあるかもしれません。
そういった場合は、興味のない学部・苦手な学部を避けた上で、入試形式を踏まえて決めてもいいかもしれません。
学部ごとの入試難易度・傾向をざっくりまとめたものがこちら。
学部ごとで大きく傾向が変わるのは英語なので、これを基準に決めてもいいですね。
基本的には上のほうが難易度が高いですが、理工学部の英語も難易度が高くなっています。
「総合力」タイプ | 国際教養学部・政治経済学部 |
「長文+英作文」タイプ | 法学部 |
「長文+要約」タイプ | 文学部・文化構想学部 |
「英語長文中心」タイプ | 教育学部・商学部 |
「長文+英文法」タイプ | 社会科学部・人間科学部・理工学部 |
*スポーツ科学部は共通テストのみで、学部個別の英語試験なし
法学部などで英作文の勉強までしていれば他の学部も受験しやすいですが、勉強量は増えることになります。
社会科学部などでも難易度の高い英文法の演習が必要ですが、教育学部など長文中心の学部は併願しやすいはずです。
理由はなんでもいいので、理由を持って1つの学部にとりあえず絞って対策、ということが重要です。
ちなみに「人間科学部」「スポーツ科学部」はキャンパスが異なるため、注意が必要です。
志望する学部まで決めたら入試について調べよう
志望学部が決まれば、入試形式や科目について調べていきます。
調べるべきことは次の項目。
□ 科目(どの科目が選択できるかも要注意)
□ 配点
□ 合格最低点
□ 入試の傾向
特に配点については、対策の優先度を決める上でもポイントになるため要注意です。
配点や科目、最低点が分かれば、
過去3年の合格最低点の平均 × 1.1
を目安に目標点数を設定し、科目毎に何点ずつ取るか目標にします。
早稲田大学の場合、選択した科目で差が出ないように得点調整が行われます。文系で社会を選択する場合は、最低点より10%以上高めに点を取るつもりでいましょう。
入試の傾向を完璧に把握するのは難しいので、これも3年分ほど過去問をチェックし、
□ 英作文が出題されるか
□ 和訳問題が出題されるか
□ 古文・漢文が何問ずつあるか
□ 数学の記述式が何問あるか
など、見てわかる部分を確認しましょう。
勉強スタートの前に受験までの「勉強計画」を立てる
志望校・学部が決まり、入試についても調べることができたら、受験までの計画を立てていきます。
どの科目を優先して勉強するか、どういう参考書を使って勉強するかを、現状の学力と目標点数から決めて行きましょう。
ポイントは、なるべく参考書まで具体的に洗い出しておくこと、そして変更できるように余白を設けておくことです。
具体的な計画は学習塾STRUXの無料体験でも立てることができます。
特に「現状の学力」や「使うべき参考書」は自分で決めにくいので、ぜひ活用してみてください!
学習塾STRUXの早稲田大学科目別入試分析
ここからは、学習塾STRUXが徹底分析した早稲田大学入試の科目毎の特徴をまとめてお伝えします。学部によって傾向は異なりますが、対策や塾選びの際に気をつけたいポイントを中心にまとめましたので、参考にしてみてください。
各章で、学習塾STRUXで作成している「参考書リスト」を、早稲田大学商学部・理工学部の内容を例に紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
英語
早稲田大学の英語は学部により傾向が異なる、ということを先程お伝えしました。
どの学部でも基本的には長文が解けないことには点数は取れません。
早稲田大学の長文は基本的に「短い時間で正確に読む」ことが求められるので、速読のスキルを身につける必要があります。
例えば商学部であれば、90分の試験で長文を5つ読まなければいけません。
文章自体の難易度は高くないのですが、700語前後ある文章を18分で解くとなると時間はギリギリです。
さらに学部によっては単語・熟語の難易度も上がります。時間内にスムーズに読むには、単語の意味がわからず悩んでいる時間はありません。
長文の解き慣れはもちろん、日頃から音読などで前から正確に読む練習をしておくこと、熟語帳まで活用して語彙をなるべくたくさん入れておくことがポイントです。
社会科学部などで出題される文法問題も難易度は高め。以下のような誤文訂正の問題が出題されますが、「誤りがない場合」もあるので難しいところです。正確に文法を理解した上で、過去問を活用して繰り返し練習しましょう。
国語
早稲田大学の国語はどの学部でも基本的に現代文・古文・漢文の構成。
現代文は学部ごとに関連したテーマの問題が多く、特に法学部や文学部は抽象度が非常に高い文章が出題されるため難易度が高くなっています。
ただ、基本は記号問題のため、抽象度の高い文章でもいかに主観を排除して読めるか、選択肢を慎重に吟味できるかで点数は変わってきます。
古文も難易度が高く要注意。学部によっては「歴史物語・歌物語がたいてい交互に出題される」「数年に1回『源氏物語』が出題される」などの傾向があるところもありますが、どの場合も登場人物の関係が複雑で読みづらい文章になっています。
『首都圏難関私大古文演習』などの私立大学向けの古文問題集や他学部の過去問を上手に活用して対策したいところです。
現代文・古文に比べれば漢文は解きやすいですが、問題数が3〜4問と少ないことが多いです。
基本的には現代文・古文も避けることができないと思っておきましょう。
また、文化構想学部などの一部学部では現代文・古文・漢文の融合文が出題されることもあります。難易度が上がるわけではないですが、過去問での対策が必須です。
社会
早稲田大学の社会はどの学部も基本的に記号問題。文章の穴埋めと正誤問題などが融合した形式です。
早稲田大学の社会は「教科書にも載っていないような細かい単語が出題される」と思われている方も多いかもしれません。
事実ではあるのですが、合格のためには「基本的な問題を確実に正解する」ことが何より重要です。
問題の6割以上は基本的な語彙や知識を聞いているので、それらを確実に全問正解できるように練習した上で、難易度の高い単語はそこからの上積みで入試までに詰めていきましょう。
また、単語の難易度が高いとついつい用語集や一問一答ばかりに取り組んでしまいたくなりますが、歴史の流れや政治経済の仕組みなどの理解ができていないと記号問題で正解できません。教科書や資料集、問題集の解説の読み込みも怠らないようにしましょう。
社会は得点調整で点数が低くなることもあるため、合格最低点よりも高めの点数を狙ってください。
数学
早稲田大学入試の個別試験で数学を出題しているのは、2023年時点で
- 教育学部(一部学科)
- 商学部(数学型)
- 社会科学部
- 基幹理工学部
- 創造理工学部
- 先進理工学部
- 人間科学部
で、その他法学部や政治経済学部など共通テストの数学を活用する学部があります。
どの学部も問題の難易度は高く、『青チャート』レベルの問題集にある問題はスムーズに解けるレベルでないと太刀打ちは難しい上、問題数もあり記述問題も多いため時間内に解く能力も必要でしょう。
ただ、特に文系学部では社会との得点調整などが行われることもあり、高得点を狙う必要はないことがほとんど。半分以下の得点でも合格は可能なので「どの問題を確実に正解するか」をきちんと考えて問題を解くことが重要になります。
理科
早稲田大学の理系学部や人間科学部・教育学部の理系受験では理科を活用できます。
一般的な私立大学と異なり「2科目」の選択が必要なことが多いため注意してください。
特に理工学部の理科は物理・化学・生物いずれも高度な思考力・本質的な理解が問われるため、「教科書の公式を丸暗記している」「とりあえずパターンをこなして解法を覚えている」というだけでは正解できない問題ばかり。どういうときにこの公式が使えるのか?この問題は今まで見た問題ではどれに近いのか?などを日頃から考えながら演習することが重要です。
学習塾STRUXの早稲田大学対策
ここまでは、早稲田大学に合格するための勉強法・対策を具体的にお伝えしてきました。
学習塾STRUXでは、早稲田大学合格に特化した勉強計画で皆様の早稲田大学合格をサポートしています。
学習塾STRUXは早稲田合格に向けた勉強計画を徹底管理する塾です
学習塾STRUXは、ただの個別指導塾ではありません。
大学受験合格のためにいちばん大事な自学自習でやることを決めるため、受験から逆算した毎日の勉強計画で学習を管理していく個別指導塾です。
週に1回の「戦略トレーニング」内で1週間の勉強を細かくチェックし、やるべき参考書、ペースや参考書の使い方、生活習慣までアドバイスを行います。
早稲田大学合格のために「あとはこれさえやればOK」という状態にするので、迷いなく勉強に集中することができるのが学習塾STRUXです。
学部と今の実力にあわせた受験までの勉強計画を作成
学習塾STRUXでは、早稲田大学のそれぞれの学部の入試問題を徹底分析。
学部ごとに最短距離で合格点を狙えるように参考書を洗い出すのはもちろん、現状の学力から必要な勉強を決めるので、無駄なく受験勉強に取り組むことができます。
受験までに使える時間は限られています。
手当たりしだいに勉強するのではなく、必要な勉強に絞って取り組んでいくことで、確実に成績を伸ばせます。
週1回の「戦略トレーニング」で毎日の勉強を決定
計画を立てるだけでは、勉強をうまく進めることはできません。
計画通りに進まないのが勉強。
学習塾STRUXでは、毎日の勉強について1週間毎に計画を作成。週に1回の「戦略トレーニング」と呼ばれる面談で、1週間どのくらい勉強できたか、参考書をどう使って、どのくらい身についたかを確認していきます。
早稲田大学の場合は社会など前倒しの勉強が必要になる科目が必ずあるため、受験から逆算した勉強計画にすることで「成績が伸びない!」となることを防ぎます。
受験までの年間計画も必ず月に1回修正。
遅れた分を修正できてこそ計画を立てる意味があるので、必ずその時その時で最適な計画に改善していきます。
勉強法や学部選びのアドバイス、併願のポイントも具体的にお伝えして、次の1週間迷いなく勉強ができるように指導します。
東大・早稲田の担当トレーナーが指導する個別指導塾なので、普段の勉強で出てきたわからない問題や、早稲田大学の過去問も解説可能です。
早稲田大学の抽象的な現代文の問題や難易度の高い数学、英作文の添削なども、個別指導で伸ばすことができます。
毎日の勉強を「Studyplus」でチェックするのでモチベが続く
計画を管理していく「コーチング型」の塾で不安になるのが、毎日の勉強を続けられるか?ということ。
計画を立ててもらうだけで、実行できないのでは?と不安になるかもしれませんが、そこも安心。
学習塾STRUXでは学習管理アプリ「Studyplus」と連携し、勉強時間の記録やチャットでの学習支援を行っています。
授業がない日でもいつでも勉強の相談・質問ができますし、こちらからも勉強の進捗をチェックするので、週の途中でも迷うことなく勉強に専念することができます。
学習塾STRUXで早稲田大学に合格した生徒さんの声
学習塾STRUXの勉強計画で早稲田大学に合格した生徒さんの喜びの声をまとめました。
早稲田大学教育学部に合格!杉山浩人くん
参考書の使い方が分かってなかったんですけど、そこを指導してもらえたことで勉強の仕方が分かるようになったと思います!
一番役立った面談は、やっぱり受験直前期にもらった現役大学生からのアドバイスです。もうすぐ受験なんで一番不安な時期だったんですけど、大学受験を終えたばかりの人のアドバイスはすごい役に立ちました!
早稲田大学人間科学部に合格!Y.Sさん
夏休み明けぐらいから『あ、友達よりも勉強できてるな』って感じがしましたね。夏休みって期間が長いじゃないですか。友達の話を聞くと『勉強計画は立てたけど上手くこなせなかった』って人とか、『計画を立てただけで満足しちゃった』っていう人が結構いたんです。
でも私がそうじゃなかったのは、講師に計画を相談してあとはそれをやればいいだけっていう環境だったので、その面で結構周りと差をつけることができたなと感じましたね。大手よりもこっちのほうが良かったなってすごい思いました。
また、トレーナーの方が早稲田生だから自分の中でモチベーションがすごく上がったっていう部分ですね。『早稲田の大学生活はこんな風だよ』とか『演劇サークルはこんなのがあるよ』とか、そういう話を聞くとモチベーションが上がりました!
まずは学習塾STRUXの無料体験で、早稲田に向けた計画を立てよう
学習塾STRUXの無料体験では、全2回を通して早稲田大学合格に向けた
□ 参考書リスト
□ 年間計画
□ 週間計画
を作成し、プレゼントしています。
現状の学力を模試の成績などをもとにチェックして、現状から希望学部に向けてどのくらい勉強すべきか、どんな勉強をすべきかすべて具体的にわかるので、ぜひ無料体験だけでもご活用ください!
*記事に掲載中の学習塾STRUXプランは執筆時点でのものであり、一部変更となっている可能性がございます。詳しくは料金ページをご覧ください。