*紹介している教材にはプロモーションを含みます
- 「指定校推薦を狙いたいけれど、今の評定じゃ全然足りない……」
- 「行きたい大学の基準に届きそうにないけれど、もう諦めるしかないの?」
高校の推薦入試を考え始めたとき、多くの人が最初にぶつかるのが「評定平均」の壁です。特に校内選考が厳しい指定校推薦では、基準に1歩でも届かなければその時点で出願すらできないケースがほとんど。焦ってしまう気持ちもよく分かります。
しかし、「評定が足りない=大学受験が不合格になる」というわけではありません。今の学年や時期、そしてこれから取るべき行動次第で、まだまだいくらでも選択肢は残されています。
ただし、ここで一つ大事なことを正直にお伝えしなければなりません。
それは、「高3になってから急に推薦を狙っても、手遅れになりやすい」ということです。なぜなら、推薦入試で使われる評定(内申点)は、高校1年生からのコツコツとした積み重ねで決まるものだからです。
だからこそ、この記事ではあなたの今の状況に合わせて、一番効果的な解決策を整理しました。
- 高校1年・2年生の方へ: 今からでもまだ間に合う!評定を劇的に上げるための具体的な方法
- 高校3年生の方へ: 評定が足りない状態からでも逆転を狙える、別の推薦種別や入試方式への切り替え方
自分の時期に合った正しい対処法を知り、一歩を踏み出しましょう。
推薦入試(学校推薦型選抜)で評定が重要な理由

そもそも、なぜ推薦入試においてこれほどまでに評定が重視されるのでしょうか。
「本番の一発勝負」である一般入試とは異なり、学校推薦型選抜は「高校3年間の真面目な取り組み」を評価する入試だからです。
推薦入試の仕組みについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
指定校推薦と公募推薦の違い
ひと口に「推薦入試」と言っても、大きく分けると「指定校推薦」と「公募推薦(学校推薦型選抜)」の2種類があり、それぞれ評定の重みが全く異なります。
まず、指定校推薦は、大学が特定の高校に対して「合格枠」をあらかじめ与える制度です。高校と大学の強い信頼関係で成り立っているため、高校側は「絶対に大学で通用する優秀な生徒」を送り出さなければなりません。
そのため、大学側が設定した評定基準を1ミリでも下回っていると、校内選考の段階で100%落とされるというのが実態です。
一方で、公募推薦(学校推薦型選抜)や総合型選抜(旧AO入試)は、全国のどの高校からでも出願できる制度です。こちらも大学ごとに評定の出願基準が設けられていることが多いですが、指定校推薦ほど一律で厳しいわけではありません。
中には、評定の基準が低めに設定されている大学や、評定そのものは出願要件になく、当日の書類審査、面接、小論文、あるいはプレゼンテーションといった「評定以外の要素」を非常に重く見る大学も数多く存在します。
つまり、「指定校推薦の評定が足りない」からといって、すべての推薦入試のチャンスが消えるわけではないのです。
評定平均の算出方法
推薦入試で使われる「評定平均」は、どのように計算されているか正確に知っていますか?
基本的には、以下の計算式で算出されます。
「高1から高3の1学期(または前期)までに履修した、全科目の評定(5段階評価)の合計 ÷ 全科目数」
ここで重要なポイントは2つあります。
1つ目は、国語や数学、英語といった主要科目だけでなく、音楽、美術、保健体育、技術家庭などの「副教科」もすべて均等に1科目としてカウントされるという点です。
2つ目は、対象となる期間です。高校3年生の1学期までの成績が対象となるため、「高校1・2年生なら、2年後半から必死に頑張ればまだまだ平均を押し上げられる」という希望がある一方で、「高校3年生の秋以降になってからは、どれだけ頑張ってもこれまでの評定を変えることはできない」という厳しい現実があります。
時期によってできる対策が「評定を上げること」なのか「別の入試に切り替えること」なのか、明確に分かれるのはこのためです。
推薦入試で必要な評定の目安(大学別)

では、具体的にどのくらいの評定があれば、どのレベルの大学を狙えるのでしょうか。国公立大学と私立大学に分けて、一般的な目安を見ていきましょう。
大学受験における内申点の重要性については、以下の記事でも詳しく解説しています。
国立大学の評定基準
国立大学の学校推薦型選抜では、非常に高い評定を求められるケースがほとんどです。多くの大学で、調査書の評定段階における最上位である「評定A(平均4.3以上)」が出願基準として設定されています。
旧帝国大学をはじめとする難関国立大学や、医学部・薬学部などの人気学部になると、4.7以上、場合によっては「4.9〜5.0(ほぼオール5)」の生徒たちがライバルになることも珍しくありません。
国立大学の推薦は「評定の壁」が極めて高いため、推薦枠を狙いつつも、共通テストや一般選抜の準備を完全に並行して進めておくことが必須条件となります。
私立大学の評定基準
私立大学の場合、大学の難易度によって基準が大きくグラデーションを成しています。
- 難関私立大学(早慶上理・GMARCH・関関同立など):指定校推薦・公募推薦ともに、基本的には「4.0以上」、できれば「4.3〜4.5以上」がひとつの目安になります。
- 中堅私立大学(日東駒専・産近甲龍など):出願基準は「3.2〜3.8」あたりに設定されていることが多く、日頃の定期テストを人並み以上に頑張っていれば届くラインです。
まずは「現在の自分の評定平均」を算出し、志望校が求めている基準と照らし合わせてみてください。「あと0.2足りない」ということであれば、次の定期テストで各科目の成績をどれだけ上げれば届くのか、逆算して具体的な目標数値を出すことが第一歩になります。
学習塾STRUXでは、独自のデータベースを用いて「志望校合格に必要な参考書リストや勉強時間」を細かく算出するだけでなく、こうした「評定向上に必要な定期テスト対策」も日々の学習計画の中に落とし込んで管理しています。「あとどれくらい頑張れば届くのか分からない」という場合も、現状の数値から綿密な計画を組み立てることが可能です。
評定が足りない場合の対処法①:今から評定を上げる(高1・2向け)

ここからは、具体的な対処法を3つのパターンに分けて解説します。
まず1つ目は、「今から評定を上げて基準に届かせる」という方法です。
※なお、これは【高校1年生・高校2年生限定】の対処法です。もしあなたが今、高校3年生の秋を迎えているのであれば、残念ながら評定向上で間に合わせるのは難しいです。高3の方は、このセクションは読み飛ばして、次の「推薦の種類を変える」や「一般入試への切り替え」を最優先で確認してください。
定期テストで点を取るための具体的な勉強法
高校1・2年生がこれから評定を上げるために、絶対に持ってほしい意識があります。それは、学習塾STRUXが最も大切にしている核心的な主張でもある、「推薦を狙うなら、定期テストは全科目満点を狙うくらいの意識で臨む」ということです。
- 「平均点より少し高ければいいや」
- 「赤点じゃなければいい」
という甘い意識では、ライバルたちに囲まれる校内選考を勝ち抜く評定は作れません。「1点も取りこぼさない」という強い覚悟が、最終的な評定4.5以上に繋がります。
具体的なステップは以下の通りです。
テストの2〜3週間前から計画的に動く
直前の詰め込みでは、副教科まで手が回りません。最低でも3週間前から全科目の試験範囲を把握し、スケジュールを組みましょう。
教科書・ノートの徹底復習 → 問題演習の順で仕上げる
定期テストは「学校で習ったこと」しか出ません。まずは授業のノートやプリントを完璧に理解し、その後、指定されたワークや問題集を「何も見ずに解けるようになるまで」繰り返し解きます。
苦手科目ほど早めに着手する
評定平均は「全科目の平均」です。得意な英語で5を取っても、苦手な数学で2を取ってしまっては意味がありません。足を引っ張る苦手科目にこそ、最初の1週間で多くの時間を割くべきです。
ここで重要なのは、「大学受験の勉強と、学校の定期テスト対策を別々に考えない」ということです。「受験勉強が忙しいから定期テスト対策ができない」と言い訳をしていては、推薦の道は閉ざされます。
STRUXの指導では、学校の宿題や定期テストの勉強も含めて、生徒の「すべての勉強時間」を一つの週間計画としてコーディネートします。日々のやること、科目のバランス、時間を具体化してスケジュールを一本化するため、「受験勉強も定期テスト対策も、どちらも妥協せずにやりきる」ことが可能になります。
学年ごとの定期テスト対策のコツは、以下の記事も参考にしてみてください。
評定以外でアピールできる要素について
評定平均そのものを上げる努力と並行して、書類や面接でプラス評価になる「武器」も集めておきましょう。
- 資格・検定スコア(英検・TOEIC・漢検など):特に実用英語技能検定(英検)の2級や準1級は、多くの大学で「評定基準の緩和」や「加点対象」になります。評定が少し足りなくても、英検を持っていることで出願が認められるケースもあります。
- 部活動・生徒会・課外活動:「ただ所属していた」だけでなく、そこでどんな課題を見つけ、どう行動したかというプロセスが、推薦入試の書類や面接の大きなアピール材料になります。
- 出席日数:アピール要素というよりは「最低限の前提条件」ですが、3年間で欠席日数が10日を超えていると、指定校推薦の校内選考では著しく不利になる、あるいは一発で対象外になるリスクがあります。日頃の体調管理や遅刻・欠席の回避は、評定と同じくらい重要です。
評定が足りない場合の対処法②:推薦の種類を変える

「高3になって指定校推薦の基準に届かないことが確定してしまった……」 という高校3年生の現実的な代替案となるのが、2つ目の対処法である「推薦の種類や、狙う大学の枠を変える」という選択です。
ここで最も重要なのは、「切り替えるなら、早めの決断(遅くとも9月末まで)が命運を分ける」という時間的な緊急感です。
公募推薦(総合型選抜)への切り替え
指定校推薦の枠は諦め、自分の力で挑戦する「公募推薦(学校推薦型選抜)」や「総合型選抜」に切り替えるルートです。
これらの入試方式では、評定平均の基準が指定校推薦よりも低く設定されていることや、場合によっては評定を一切問わないケースもあります。その代わり、志望理由書、面接、小論文などで「どれだけその大学で学びたい熱意があるか」が厳しく見られます。
ただし、注意しなければいけないのは「一般選抜の対策を完全に捨てて、推薦対策だけに専念するのはリスクが高すぎる」という点です。
公募推薦や総合型選抜は倍率が高くなることも多く、確実に受かる保証はありません。推薦の書類を作りながらも、一般入試で使う科目の勉強の手を絶対に止めないことが、受験を成功させる王道です。
実際にSTRUXを利用して、見事に両立させて合格した先輩の事例をご紹介します。
【合格実績】皆川桜さん(上智大学 公募推薦合格)
推薦を受ける他の友達は直前になっても一般の勉強全然してないという人が多かったんですけど、STRUXでは一般の勉強も進めながらだったので、もし公募がダメだったとしても今これだけやってるから大丈夫と安心できた。公募対策と一般の勉強のバランスを伝えてもらって良かった。
このように、「もしものとき」のリスクヘッジをしながら進めることが、精神的な安定と合格への近道になります。
評定が足りない場合の対処法③:一般入試への切り替えを検討する

3つ目の対処法は、最も堅実であり、受験生の王道である「一般入試への切り替え、または並行対策」です。
多くの受験生が陥りがちな失敗パターンとして、「推薦に固執しすぎて、ずるずると時間が経ち、気づけば秋なのに一般入試の勉強が全く進んでいない」というケースがあります。
評定が基準に達しないと分かった、あるいは届く可能性が極めて低いと判明した瞬間に、一般入試を見据えた舵取りを行うことが非常に重要です。
推薦対策と一般対策を両立させる
「推薦も一般も両方対策するなんて、自分器用じゃないし無理だし、どちらかに集中しなきゃいけないのでは?」と誤解していませんか?実は両立することも可能です。むしろ、両方を準備しておくことこそが、受験期における最強のリスクヘッジになります。
高校3年生の定期テストと受験勉強の両立方法については、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
両立を成功させるカギは、やはり「綿密な学習計画」にあります。
例えば、1週間のスケジュールのうち、「月・水・金の夜は推薦用の志望理由書の作成や面接練習に充てる」「それ以外の時間と土日は、一般受験に必要な英語・国語・世界史の参考書学習を進める」といった形で、時間を完全に切り分けて管理するのです。
学習塾STRUXで計画を立て、見事に合格を勝ち取った先輩の事例をもう一人ご紹介します。
【合格実績】杉山浩人さん(早稲田大学 教育学部・公募推薦合格)
学習計画で一般の勉強との両立もばっちり、不安が払拭できた。「どちらか一方」に絞って退路を断つのではなく、週単位の計画で双方をしっかりコントロールすること。これが、評定不足の不安を跳ね除けて第一志望を掴み取るための賢い戦略です。
評定が足りないときによくある疑問(FAQ)

最後に、推薦入試の評定不足に悩む高校生や保護者の方から、よく寄せられる質問にお答えします。
Q. 欠席日数が多いと校内選考に影響する?
A.影響する可能性は十分にあります。
多くの大学や高校の校内選考基準において、「3年間の欠席日数が10日超過は校内選考に影響する可能性がある。」といった条件が実質的に設けられていることが多いです。どれだけ評定平均が高くても、欠席日数が著しく多いと「大学進学後に長続きしないのではないか」とみなされ、校内選考で落とされる原因になります。 ただし、大きな病気や忌引、怪我による入院など、明確でやむを得ない理由がある場合は、診断書などの提出によって配慮してもらえるケースもあります。
Q. 校内選考では評定以外に何が見られる?
A.最も重視されるのは間違いなく「評定平均」ですが、同着のライバルがいた場合や僅差の場合は、以下の要素が合否を分けます。
- 部活動や生徒会活動の実績、ボランティア活動
- 授業態度、提出物の提出状況、普段の生活態度(素行)
- 志望理由書の内容や、面接での受け答えに見る「志望動機の一貫性」
特に指定校推薦は学校の代表を選ぶ選考なので、「普段から先生や周囲に対して誠実に対応しているか」という人間性も間接的に評価されています。
Q. 合格後に評定が下がったら取り消される?
A.「指定校推薦で内定をもらったから、もう勉強しなくていいや」と極端に成績を落とすのは絶対に避けましょう。
実際に、合格内定後(高校3年の後半)に著しく評定を下げたり、赤点を取って卒業が危うくなったり、あるいは重大な校則違反や補導をされたりした場合、大学側から合格を取り消される可能性のある大学は存在します。
また、不誠実な行動は、後輩たちの「来年以降の指定校枠の消滅」に直結します。
合格が決まった後こそ、高校の代表としての誇りを持って、これまで通りの成績を維持し続けましょう。
まとめ
指定校推薦の評定が足りないと感じたとき、大切なのは「ただ落ち込むこと」ではなく、「自分の今の学年に合わせて、すぐに具体的な行動を起こすこと」です。
- 高1・高2生なら:次の定期テストで「全科目満点」を狙う計画を立て、今すぐ日々の勉強時間をコーディネートし直しましょう。
- 高3生なら:タイムリミットを意識し、公募推薦・総合型選抜への移行、あるいは一般入試を見据えた並行対策への学習計画へ速やかに切り替えましょう。
学習塾STRUXでは、あなたの現状の評定や志望校に合わせ、定期テスト対策から一般受験の参考書学習まで、すべての勉強を一本化して管理する「週間計画」を作成しています。
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