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- 高認(高卒認定試験)からでもMARCHを目指せるのだろうか?
そんな不安を抱えている方は少なくありません。
結論から言うと、高認からMARCH合格を目指すことは十分に可能です。ただし、「高認取得」と「大学受験勉強」という2つの課題を同時に進めていく必要があり、行き当たりばったりの勉強では間に合わなくなってしまうのも事実です。
この記事では、高認取得とMARCH合格を両立させるための年間スケジュールの立て方から、高認レベルとMARCHレベルの間にある学力ギャップの埋め方、科目別の具体的なロードマップ、そして塾選びのポイントまで、順を追って解説していきます。
高認からMARCH合格は目指せる?まず知っておくべきこと

高認は、高校を中退した方や不登校を経験した方が、高校卒業と同等以上の学力があることを証明できる試験です。この試験に合格したからといって、大学受験において不利になることは制度上まったくありません。大学入試の出願資格としては、高校卒業者と同じ扱いを受けられます。
とはいえ、「制度上不利がない」ことと「学力的に受かることが楽である」ことはイコールではありません。高認合格をゴールにしてしまうと、そこから先の大学受験で苦しむことになります。
高認合格はあくまでスタート地点であり、そこから逆算した受験勉強をどう組み立てるかが合否を分けます。
高認試験のレベルとMARCH入試のレベルの違い
高認試験は、中学〜高校1年生程度の学習内容から出題される試験です。合格ラインは各科目おおむね40点前後とされており、定員も設けられていません。つまり、基礎的な知識さえ身につけていれば合格できる試験です。
一方でMARCH入試は、単なる知識の暗記だけでなく、その知識を応用して考える力を問う試験です。単純にレベルだけを比較すると、その差は決して小さくありません。
ただし、これは「高認から始めて間に合わない」ことを意味するわけではありません。
重要なのは、「高認レベルで満足するのではなく、そこから逆算した受験勉強が必要」という認識を早い段階で持てるかどうかです。高認は制度上のハンデにはなりませんが、勉強の取り組み方次第で結果は大きく変わります。
高認取得と大学受験勉強を両立する年間スケジュール

高認からMARCHを目指すうえで最も重要なのが、この「両立」の部分です。
高認試験は例年8月と11月の年2回実施され、大学受験は1〜2月に本番を迎えます。この2つの締切から逆算した年間計画を立てられるかどうかが、合否を大きく左右します。
高認試験日から逆算する年間計画の立て方

まず現実的な目安として知っておきたいのが、高認の最初の受験機会である8月時点での状況です。高認試験のレベル自体は中学〜高1程度と決して高くないため、この時点で受験にも使う主要科目(英語・数学・国語など)に余裕を持って合格できていない場合、そのままの現役合格は正直厳しいと言わざるを得ません。
8月の時点で苦戦しているようであれば、無理に現役合格にこだわらず、もう1年かけて仕切り直すという選択肢も現実的に検討すべきです。
また、受験勉強そのものについては、基本的に受験年度の4月には本格的にスタートしていないと間に合わないというのが一つの目安になります。ここで重要になるのが、科目の仕分けです。
- 受験にも使う科目:高認対策と大学受験対策を並行して進められる
- 高認でしか使わない科目(大学入試の受験科目に含まれない科目):4月から受験勉強に集中できるよう、それより前の期間で軽く済ませておく
この仕分けを意識して年間計画を組むことが、限られた時間を最大限に活用するポイントです。
高認科目の一部免除を使って受験勉強の時間を確保する方法
高認には、高校在学中に単位を取得済みの科目や、特定の資格を保持している場合に試験が免除される制度があります。この免除制度をうまく活用できれば、高認対策に割く時間を最小限に抑え、その分を大学受験勉強に多くの時間を回すことができます。
また、高認はすべての科目に一発で合格する必要はなく、複数回に分けて受験できるという仕組み上のメリットもあります。この柔軟さは、受験勉強との両立という文脈で改めて価値のあるポイントです。
高認レベルからMARCHレベルへの学力ギャップの埋め方

ここまで読んで、「本当にMARCHレベルまで学力が届くのか」と感じている人もいるかもしれません。ここからは、「ただやみくもに頑張ればできる」のような精神論ではなく、構造的にまとめていきます。
なぜギャップが生まれるのか
高認試験は「知識の有無」を問う基礎的な試験であるのに対し、MARCH入試は「知識を使って考える力(応用力)」を問う試験です。高認合格者は基礎知識はあっても、応用問題への対応経験・演習量が絶対的に不足していることが多く、このギャップを埋める必要があります。
基礎の抜け漏れを発見してつぶす方法
独学の最大の落とし穴は、「自分では気づいていない苦手」を放置してしまうことです。特に高認取得者は基礎の抜け漏れが科目・分野ごとにばらついていることが多いため、網羅的なテストで穴を洗い出すことが重要になります。
STRUXでは、英語・数学それぞれで全300問という独自開発の「定着度テスト」を用意しており、自学自習だけでは見つけにくい弱点をピンポイントで特定することができます。「わからない」「苦手」を自分自身で正確に把握したうえで、優先順位をつけてつぶしていくことが、遠回りに見えて実は最短ルートになります。
科目別!高認からMARCH合格までのロードマップ

高認レベル(中学〜高1)からのスタートであることを前提に、通常のMARCH受験生向けロードマップよりも基礎段階を厚めに扱いながら、英語・数学・国語・理科・社会の全科目について、学習順序と時期の目安、参考書を紹介していきます。
英語

学習順序は、中学英語の総復習→英単語・英文法→英文解釈→長文読解です。
高認生は英語の基礎が抜けている場合が多いため、最初の3〜4ヶ月は中学〜高校基礎レベルの総復習に充てましょう。通常のMARCH受験生より基礎期間を長めに取るイメージです。
単語は「ターゲット1900」(不安なら「ターゲット1200」から)、文法は「大岩のいちばんはじめの英文法」で全体像を掴んだ後「Vintage」等の網羅系問題集で定着させます。英文解釈は「入門英文解釈の技術70」がおすすめです。単語・文法は入塾後すぐに開始し、英文解釈は単語・文法を1〜2周した段階、長文読解は高3の夏休みまでに始められると理想的です。
数学

学習順序は、教科書レベルの理解→定石理解(青チャート等の網羅系)→問題演習→過去問演習です。
因数分解や二次関数、三角比といった高認レベルの計算・基礎公式は高認対策と並行して触れられるため、受験勉強が本格化する4月からは「定石理解」から本格的にスタートできます。ただし基礎の抜け漏れがあれば、教科書レベルからやり直す判断も必要です。
文系は青チャート(コンパス3を自力で解けることを目標に)、理系は青チャートまたはFocus Goldを軸に、学校傍用問題集(4STEP・サクシード等)と併用します。定石理解は4月の受験勉強本格化と同時に開始し、過去問演習はMARCHレベルであれば11〜12月頃から取り組みましょう。
国語(現代文・古文・漢文)

現代文は「読み方のルール」の習得から、古文・漢文は単語・文法(句法)の暗記から始めます。
古文単語(MARCHレベルで300語程度が目安)や文法(用言の活用→助動詞→助詞・敬語の優先順)は、高認対策と並行して早期に着手できます。漢文は句法暗記が中心で、時間配分としては全体の3〜5%程度、1ヶ月ほどで仕上げられるボリュームです。
参考書は、現代文が「ゼロから覚醒はじめよう現代文」「田村のやさしく語る現代文」、古文が「古文単語315」「富井の古典文法をはじめからていねいに」、漢文が「漢文ヤマのヤマ」です。古文・漢文の基礎暗記は高認対策と同時並行で、現代文の読み方習得は高3の早い時期から取り組み始めるのが理想です。
理科・社会

理科・社会は、志望学部の受験科目のみに絞り込むことがポイントです。社会は「通史理解→単語暗記→問題演習」の3ステップ、理科は「教科書レベルの理解→定石理解・暗記→演習」の順で進めます。
高認対策で触れた基礎知識を土台にしつつ、通史・全範囲の予習はMARCHレベルであれば高2の1〜2月頃から開始し、高3の夏休み前までに終えるのが目安です。参考書は、日本史・世界史が「詳説日本史ノート/詳説世界史ノート」+一問一答から「実力をつける100題」シリーズ、標準問題精講、過去問へ。理科は基礎問題集(セミナー等)から重要問題集へと進めていきます。
なお、高認では全教科をまんべんなく受験する必要がありますが、大学受験ではこの限りではありません。この点は混同しないよう注意しましょう。
STRUXでは、市販の参考書リストをただ渡すのではなく、志望校×現状学力に基づいて一人ひとりに合った参考書を選定しています。特に高認取得者は基礎のばらつきが大きい傾向があるため、こうした個別最適化が力を発揮しやすい部分です。
高認取得者に向いている塾の選び方

高認取得者は、基礎の抜け漏れが人によって大きく異なるという特殊性があります。そのため、画一的なカリキュラムの塾では対応しきれないリスクがあることを知っておく必要があります。
集団授業塾・個別指導塾・学習管理型塾の違い

塾には大きく分けて、授業型・個別指導型・学習管理型の3タイプがあります。集団授業塾は共通カリキュラムで進むため、高認取得者に多い基礎の抜け漏れに対応しづらいというリスクがあります。志望校から逆算した個別カリキュラムを組みつつ、日々の勉強内容まで具体的にチェックしてもらえる、学習管理型かつ個別指導型のハイブリッドが、高認取得者には向いていると言えるでしょう。
塾選びで失敗しないための3つのチェックポイント
塾選びで失敗しないためには、
- 基礎診断・弱点発見の仕組みがあるか(定着度テスト等)
- 年間計画を個別に作成してもらえるか(共通カリキュラムでないか)
- オンライン対応で自分のペースに合わせやすいか
の3点をチェックすることをおすすめします。
「個別指導」を謳う塾であっても、実際にはカリキュラム自体は共通というケースも少なくありません。表面的な言葉だけで判断せず、実際の指導内容まで確認したうえで塾を選ぶことが大切です。
まとめ:高認からのMARCH合格は「正しい計画」があれば狙える
高認からMARCH合格を目指すことは、制度上まったく不利になりません。必要なのは、「高認からは無謀ではないか」という不安に振り回されることではなく、高認取得と受験勉強を両立させる正しい年間計画です。
高認試験日と大学受験日という2つの締切から逆算したスケジュールを組み、自分では気づきにくい基礎の抜け漏れを早い段階で発見し、科目ごとに優先順位をつけて取り組んでいく。この積み重ねが、高認からMARCH合格への最も確実な道筋になります。
「自分一人で年間計画を立てるのは難しい」「基礎のどこが抜けているか自分では分からない」という方は、STRUXの無料の学習相談を活用し、自分に合った学習計画を一緒に組み立てていきましょう。
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